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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第6日目 学校編?いえいえ、資格を取ってギルドという名の学校建設からです。
356/503

336ラード騎士団第3席という地位だった男の罪

「まず、自己の奴隷化が、今回の飢饉に与えた影響は3つありますが、初めに目立って解りやすい理由をあげましょう」


「瓦解した騎士団そのものの事か?」

ですね。


「はい、朋久さんもご存知の話ですね。自己の奴隷化による効果は、その人物が規範にしたい偶像のカリスマを基点としています。つまり、ラード騎士団はリーフのカリスマによって形成されていました」


「そういうカラクリであることは…一般には浸透しておらんがな。確かにそうだ」

あれ?


「教本とかに載ってると思ってましたよ。まぁそれは置いておいて、さっきのリーフのカリスマですが、通常、全員が同一人物を偶像崇拝出来るわけがありません。しかし、リーフの能力値の高さによって、かなりの人数が自己の奴隷化をなしとげました」


「でも、それが、騎士団が一気に瓦解した原因でもありますよね…」

確かに…

リーフの知識どおりの事が起きていれば、だけどね。


「リーフの言では、自らが情けない行動をとったから、その時点で自己の奴隷化が解けたと言っています。たしかに、調べる術もないので、その通りになっている可能性もあるんです。そして、簡単に解けてしまうなら、それが自己の奴隷化の大きな弱点であることは否めないです」


「確かにな…前線指揮官がカリスマを維持するために、最前線に居らねばならないにも関わらず、負けることを許されない…指揮官の強さ頼みだ。まぁ、その為に指揮官になる者には相応の実力をつけてもらう訳だがな」

そうですよ。


「ええ、指揮官への比重が高過ぎる組織です。指揮官が自らのカリスマを汚すことによって力を失う訳ですから。そして、別の方面から見ると、カリスマをわけ合っていないと説明がつかない事もあります。現在まで奴隷化が解けていない者もいますから」


「別のカリスマを見つけていた…と言うことか?」

さぁ…


「中には、リーフのカリスマを信じ続けた者もいたでしょう…と言うか。戦死者の多くはそうだったと予想します。何故なら、3席に従って死んでいますからね。そして、それは簡単に自己の奴隷化が解けなかったとしても大きな弱点を内包するという理由にもなる訳ですね」


「それは…どういう意味ですか?」

リーフ…

君には辛い予想になるだろう。


「それに答えるには前提を確認する必要があります。3席はバカですが、無能ではなかったはずです。違いますか?」


「え?えぇ…特に部下の能力を把握するのには長けていまし…た」

そうだよ…


「リーフ…君は死ねなかったから、皆の自己の奴隷化が解けたと言ってたけど、君のとった行動は、そんなに皆が幻滅するものじゃない。幻滅したものはごく少数。むしろ、尊敬していた団員を奮起させたはずだ…」


「その奮起した団員を、利用できるとあのバカが考えるという構図が目に浮かんだぞ!」

そういうことだね…


「しかも、自己の奴隷化の怖いところは、カリスマ本人の思想に引き摺られる事です。つまり、団員はリーフと同じように、騎士として戦って、華々しく散る事に憧れていた。これは、扇動するものにとってはこの上ない利点であり、弱点ですよね?」


「えっ!!」

リーフが青ざめる。


「全くの同一人物の様になることは不可能ですが、扇動された者がカリスマの思想に引き摺られる事は間違いない…」


「なんという…しかし、逃亡後に自己の奴隷化が解けた半数近くは?その者達はどう説明するのだ?」

それがね…


「3席に責任を押し付けたくない部分ではありますが、黒いゴブリンから与えられた死の恐怖がベットリと心に着いたせいでしょう…ヤツと戦って鑑定してわかりましたが、はっきりいって、あの黒いゴブリンの強さは、リーフと比べても隔絶しすぎていましたから」


「つまり…今残っている再起できない団員は…」

そう…


「僕を黒いゴブリンを倒した英雄にした時点で、復帰は絶望的でしょうね。自己の奴隷化を用いてという意味では…」


「そこを考えるなら、リーフをその位置に据えるしかなかったということか…」

でも…


「もしも…私がそれを受け入れるとお思いだとしたら、乙女の覚悟をなめてらっしゃいますね…」

あっ、結構本気で怒ってるな…


「すまん、リーフ、単なる思考の言語化だ。するつもりなど無い。しかし、事態は自己の奴隷化のお陰で、随分振り回されてるな…確かに、ラードは自己の奴隷化によって、確かに窮地に追い込まれたのだな」

わかって頂けたようですね。


「まぁ、他にもあと2つ理由があるんですけどね…2つ目は、3席が自己の奴隷化の暴走状態だったと思われることです」


「暴走?」

この言葉だけで朋久さんにわかるわけないんだけどね…


「暁の露出王の時に出てきたバカ王の様な状態ですか?」

あぁ…

そうそう!

近い近い!!

かなり近い!


「リーフはわかったみたいですが、おそらく、3席は自己の奴隷化によって力を手に入れる際に、自らが理想とする自分の中の都合の良い騎士像を元にしたんです…」


「理想とする騎士だと?3席のあの状態がか!?」

そうなんですよ…


「それこそが、やっちゃうと周りに一番迷惑が発生するパターンのようでして…前にどこぞの王がこのパターンになったときは、幼馴染みの勇者が全力で止めようとしていたにも関わらず、万単位の犠牲者が出たそうですよ」


「それが…さっき言っていた。あの有名な暁の露出王の一件だというのか?」

その通りですね…


「暁の露出王と同時期に、自国の国民とかを殺戮しまくった王が居たでしょう?」


「あぁ…居たな。あれか…」

まぁ、それのせいで、木暮さんがブチギレたんだけどね…


瑞木美孝18才

レベル497(106)

体力値119万(1320)=15億

魔力値119万(1320)=15億

力120万(1320)=15億

知力119万(1320)=15億

俊敏さ119万(1320)=15億

器用さ119万(1320)=15億

幸運値119万(1320)=15億

魅力1190万(1320)=150億

風10万(1320)=1億

水9万(1320)=1億

火6万(1320)=8100万

土9万(1320)=1億

光4万(1320)=6100万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

交渉・範囲観測信頼級

召喚魔法・思考圧縮上級

解体・身体強化・風・催眠魔法・殺気自在中級

回復・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731

リーフ、恵美、セーフ、さやか

相性

綱芳(4084)さやか(16,0)恵美(18,4)武司(1180)玲子(816)朱音(18,0)メルー(6998)道緒(3005)直(3239)メアリー(3100)燕(3021)レモン(3176)流々(2869)里乃(3108)リーフ(32,5)奈美枝(961)御影(15,3)ユリア(3572)枩李花(3012)霞(3066)ミサ(4221)岬(4666)潤(3001)雨音(3063)美嶺(11,1)牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(165)サリー(741)他42名(平均2319)元奴隷12名(平均102)

天河(3591)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1205)他23名平均(1892)

精霊:風(28,8)水(30,5)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(18,8)

愛奴隷

リーフ・恵美・さやか

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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楽しんで頂ければ幸いです。

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