330サリーさんと大量の図面
「一体…これは何の騒ぎなんだい?」
サリーさんが現れた。
「ん?おはようさん、サリー…瑞木達も支度は済んでるから、もう出立は出来るよ?」
ん?
セーフがサリーさんに挨拶してるな…
あれ、もうそんな時間なのか?
上手く思考が繋がらないな…
「おう、セーフ、おはよう。中々凄い状態だけど…何事なんだい?」
とりあえず、終えなければ…
「……あ、あぁ…勉強の残骸だね」
残骸か…
夢の残骸と言うべきかな…
「これが?随分と豪気な紙の使い方をしてるね…ん?これが勉強?一体何を勉強してるんだい!!建物の設計と外観図じゃないか!?」
そうだよ?
「おはようございます。サリーさん。ちょっとリーフと2人で、この家とギルドの家屋を試しで検討してみたんですよ…」
「はぁ?そしたら、止まらなくなったとでも言う気かい?」
ご名答!
「お見込みの通りです」
「ん?あら、サリーさん、おはようございます」
「サリー姉さん。おはよ」
「サ、サリーさん…おはようございますっ!!」
「よぅ、良い朝だな。サリー」
「「おはようございます…」」
リーフを皮切りに、恵美と御影、美嶺、熊江さんたちの順で、挨拶する。
御影は、珍しく緊張してるなぁ。
「おぅ、みんなもおはようさん!!恵美以外はみんな勉強中なのかい?凄いな」
確かにそうだよな…
「み、御影ちゃん達は、基本的にラブレター作成を目標に勉強していますよ?」
そうだね…
「ふふっ、良いことさ。恋は人をやる気にさせるからね。宛先は私も知ってる奴かい?」
……目の前に居ますね。
残念ながら!
「それならば、もっちろん、瑞木さんですよ!!」
御影は、昨日も書いたのになぁ…
「……それは15人全員って認識で良いのかい?」
あ…
サリーさんの笑顔が固まった。
「もちろんです!私達みんなの憧れですから!!」
御影…
空気を読まないか?
「瑞木…私は、アンタから少し話が聞きたいんだが…かまやしないよねぇ?」
あぁ…
パリパリと音を立てて、放電が…
「ええ、構いません。何を怒ってらっしゃるかの、理由は想像がつきます」
「ほほぅ?なら…覚悟は完了かい!!」
いいえ…
チリチリと火花まで散らさないで欲しいんだけど。
「ハーレムを増やす予定はありません!!」
「あぁん?このハートの目をした15人を、どうする気なんだい!!」
ガッと捕まれた腕から、一瞬パチッとはぜる音が聞こえ、チクッとした痛みと同時に這い上るように痺れが広がってくる。
「どうもしませんよ。事前に好意をあらわにすることは止めませんが、基本的に受け入れられませんと、全員に伝えてありますから」
「いっさい慌てないんだね…なら、まぁ信じてやるけど。何でまたそんな罪作りなことをしてんだい?」
僕が雇い主だからですよ。
「雇い主の僕が、思いを口にするなと言えば、多分、表立って宣言することはなくなりますが…それぞれの思いは燻り続けます。それでは苦しいと思っただけですよ。僕への思いを口にすることが出来れば、少なくとも溜め込んで傷付く事だけはないでしょう?」
「だからと言って、嫁の前でラブレターを書かせるかね…恵美!!あんたは納得してるのかい?」
大丈夫だと思うけど?
「ん?私も仕込みの合間に書いてるわよ?ラブレター!」
満面の笑みで返答してるし。
「あんた…それで良いのかい?」
サリーさんは盛大な呆れ顔だ。
「最初からこうだもん。気にする意味がわからないわ!私も告白を断られてるからね。裸で迫ったのに躱されたのよ?奥さんを増やす相談をされることはあっても、浮気を心配することは無いと思ってるの!!」
恵美からの告白も保留にしたからね。
恵美にとっては、これが普通かな…
「……納得はいかないけど、恵美が良いって言うならいいさ…」
放された腕を見ると。
サリーさんに掴まれてた跡が、くっきりとついてる…
「結構、誠実な対応をしてるはずですけどね?」
「誠実だから良いってもんでもないだろ?私の感性と相容れないものがあるのは仕方ないじゃないか。ふぅ……しかし…この散乱した机の上を片付けな!!ここは店で客を入れるんだろ?」
確かに!
収納に、全部放り込んで整理しよう。
「はいっ!」
「どうでも良いけど、この散らかり様は何でこんなことになったんだい?」
大したことないけどな…
「とにかく、出発しましょう。話は道すがらで話しますよ?」
「わかったよ!じゃ、みんな行こうかね」
サリーさんの号令で、登城予定の4人が動き出す。
「行ってきます!!」
「いってらっしゃい!」
恵美達の柔らかい声が、心地よく響いた。
「はぁ?じゃあ、瑞木は建築の資格の勉強が済んだって話なのかい?」
僕だけでなく、リーフもね。
「はい、御影に確認して貰って講座用の資料も作り終えたので、リーフと2人で、遊びで、構造計算しながらデザインをおこしていたんですよ」
「楽しかったです!!」
まぁ、構造計算したら無理があるデザインばかりだったけどね。
既存の工法と材料では…
「というわけで、こんな感じのギルド本部はいかがですか?気に入ったものがあるかどうか見て頂けます?」
「あのね…気が早すぎやしないかい?まだ認可前だよ?」
収納から図面を取り出そうとして、サリーさんに止められた。
あぁ…
そうだった!
図面作成が楽しすぎてすっかりのめり込み過ぎてたな。
瑞木美孝18才
レベル497(106)
体力値119万(1320)=15億
魔力値119万(1320)=15億
力120万(1320)=15億
知力119万(1320)=15億
俊敏さ119万(1320)=15億
器用さ119万(1320)=15億
幸運値119万(1320)=15億
魅力1190万(1320)=150億
風10万(1320)=1億
水9万(1320)=1億
火6万(1320)=8100万
土9万(1320)=1億
光4万(1320)=6100万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
交渉・範囲観測信頼級
召喚魔法・思考圧縮上級
解体・身体強化・風・催眠魔法・殺気自在中級
回復・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ、さやか
相性
綱芳(4084)さやか(16,0)恵美(18,4)武司(1180)玲子(816)朱音(18,0)メルー(6998)道緒(3005)直(3239)メアリー(3100)燕(3021)レモン(3176)流々(2869)里乃(3108)リーフ(32,0)奈美枝(961)御影(15,3)ユリア(3572)枩李花(3012)霞(3066)ミサ(4221)岬(4666)潤(3001)雨音(3063)美嶺(10,6)牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(165)サリー(598)他42名(平均2319)元奴隷12名(平均102)
天河(3591)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1892)
精霊:風(28,8)水(30,5)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(18,8)
愛奴隷
リーフ・恵美・さやか
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。