324死んでも死ねない、それが神というものらしい
「えっと……木暮さん…死んで貰うじゃなくて、死ねなくなるんですか?」
「そう!」
なら、やっぱり供物とは違うよなぁ…
「死ななくなるじゃなくて、死ねなくなるだと凄くネガティブに聞こえますが?」
「仕方ないじゃない…意味は同じでも、先人としての率直な意見だもの!」
ふぅ…
確定だね…
予想通りに、前提条件みたいだ!
「つまり…セーフを抱きたければ神になれってことですか?」
「違うな…」
って、違うんかい!?
「じゃあ…意味深な台詞の数々は何なんですか!!何が言いたいかハッキリしてくださいよ!」
「うん、説明するとね…レストを救った後、セーフは元の普通の神に戻る予定なんだ…ここまでは良いかい?」
まぁ…
「今が特殊ってことは知ってますよ?」
「その後に、セーフと君とが結ばれても、特に永遠に瑞木君が神となることはない。セーフと離縁すれば神でなくなるから万事解決だ…」
あぁん?
「未来永劫、離縁なんぞするわけ無いからさ…その話の前提だと僕は永遠に神だよ!!」
「これは、条件の話をしている訳だから、事実として、どうなるかは関係ないんだよ…そんなに突っ掛かってこないでくれるかな。説明が進まないでしょう」
あまり、楽しいシミュレーションではないな…
黙っていようか。
「……で?今、抱いたら何がどうなるわけですかねぇ?」
「多重にかけられた御祓の力が、瑞木君の体の中に移動して、癒着を起こし定着するため、瑞木君自身が神となるのさ。更に御祓の力は、セーフの中に舞い戻って、力をより強く定着させる。つまり、婚姻関係を解除しても、関係なく神のままだ。つまりは、死ぬ方法が無くなるというわけだね…」
それって…
「つまり、セーフもまた、永遠に、今の状態のままになるってことで、僕以外には触れられなくなるということだよな?自らの子供にすら!!そんなんお断りだ!!」
「ん?よく気づいたね…確かにその通りだよ…」
軽いなぁ…
衝撃的な事実だとおもうんだけど?
「つまり、結論として、セーフを抱いたら僕が神となり、セーフは御祓をした状態の神となり永遠に存在するわけか…ところで、僕の他の妻や子供はどうなるんだよ!!」
「当然、奥さん達は神になった後の瑞木君と体を繋いだ時点で神の仲間入りだよ…子供たちは生まれながらにして神だね。まぁ、奥さん達は君と離縁したり、セーフと離縁すれば死ねるけど…」
さらっといったけど…
すげえ重要じゃねえか。
そして、生と死っていうのが、木暮さんの中での最重要ファクターってのがわかった!
「セーフ…セーフは何といってるんだ?」
「瑞木に、そんな業を背負わせたくなあ…とは思ってるさ…」
うわ!
急にセーフの声になった!?
「セーフ、話せなかったんじゃないの?」
「木暮が、直接話せって…」
まぁ…
「重要なことだからな…それで?僕はセーフの不幸を容認できない!!僕とセーフの子供や、リーフ達との子供に触れられなくなるなんて…嫌だろう?」
「そうだね。嫌だ…でも、瑞木と触れあえるなら…他の事は我慢できそうだけど…でも、瑞木を失う恐怖には勝てそうにないから、きっと瑞木をどこかに閉じ込めたくて仕方なくなると思うよ!!」
そっか。
愛が重い。
まぁ、僕はどこにも行かないと思うけどね。
「前に神でも死ぬときは死ぬって言ってたもんね…神通力がある位の差しかないんだっけ?」
「そうなんだよ…瑞木の場合は地の能力があり得ない位に強化されてるから、極々少ないとはいえ、死ぬ可能性はあるんだ!もし、死んじまったら、もう二度と同じ瑞木には会えない!!」
ん?
同じ瑞木には?
「同じ瑞木にはって…別の僕には会えるみたいに聞こえるよ?」
「あぁ…神は死ぬとね…同じ記憶を持った個体が、世界中の何処かに生まれるんだ…それは、1メートル離れた地面かもしれないし、遥か彼方…星の裏側かもしれないけどね…」
復活する感じか…
「記憶が同じなら、僕と全く同じじゃないの?」
「人間として生まれるとは限らないんだ…しかも、同じ記憶があっても、同一の人格が形成されるとも限らない!!というか、死の直前までの記憶があるんだ…同じになるわけがない…」
……あくまで、別の僕になってるね。
同一の何かが補完されるから、存在として死なないだけで…
今ここにいる僕は死んでるじゃん。
人間として生まれたなら、超高性能なクローンか?
でも、骨格とかは産みの親に準拠するっぽいから、クローンとも違うか…
「確かにそれは恐ろしい…そして、木暮さんの言った死ねないって言葉の意味が、少しわかった気がするよ…」
「あぁ…あとね。木暮の奴の説明が、片手落ちのところがあってね。恐怖心を煽るためか知らないが…さっきの説明には、重要な部分で足りない点が二つあるんだ」
確かにな…
「供物の内容が1つだよな?後1つは?」
「今すぐに瑞木は私を抱けない。抱くことは不可能だってことさ!」
はぁ?
「さっき散々契りを交わしたらとか、神としてとか、言ってたじゃない?あれは、全く関係無いと申されるか!!」
「何怒ってるんだい…単にリスクの高い方から説明されただけで、説明の重要さに変わりは無いだろ?」
あぁ…
有頂天になって、何も考えずに突っ走っていくことも、十分にあり得る話だ。
「つまり、供物が足りないと…そういう話かな?」
「そうさ、今の供物の量だと、1日1秒間しか、私は実体を保てない。だから、瑞木には私は抱けないだろう?」
そうだねぇ…
「さっきの話を聞いて、そもそも、抱く気になれるわけないけど…その短時間でのエッチは…お互いに全く楽しくないだろうね」
「でもね…キスや、抱き締めるって話ならどうだい?」
少し物足りないけど…
無理もなさそうだよね?
「お互いに思考圧縮のスキルを使えば、セーフも満足できるんじゃない?」
「なっ!私だけなのかい?瑞木は?」
慌ててるねぇ…
残念ながら、逆立ち継続中なので、顔は無表情だけど、声だけは可愛らしく、焦りの色を写し出している…
「ふふっ…冗談だよ。僕もセーフに触れたいと思ってるんだから…」
「全く…私1人が瑞木を求めて濡らしていたみたいに聞こえるじゃないか」
えーと…
「何を?」
「えっ……ま、枕っ!」
最近、セーフの涙を見た覚えがないけどなぁ…
「まぁ、そういうことにしとこうか…」
「…瑞木……意地悪だねぇ…」
うっ…
相変わらず逆立ち中は無表情だけど、声だけで十分魅力的だ…
「拗ねてるセーフが可愛過ぎる!あんまり、そういう仕草を見せてくれると、何も考えずに、突っ走ってしまいたくなるから、止めて欲しいな…」
「ふふっ…私だけじゃないじゃないか。瑞木…」
わざわざ、自虐に走ってまで、証明することじゃないと思うなぁ…
「はい、そうだね。僕もセーフの温もりに餓えてますよ。ところで、供物って何なのさ?供えた覚えが無いんだけどさ?」
「ん?あぁ…まだ言ってなかったね。レストを自己の奴隷化から解放することだってさ…その割合だとさ」
え?
割合?
何となく不穏なんだけど…
「それって100%にならないと、クリアにならないとか…そんな鬼のような事は言わないよね?」
「ん?ゲームでコンプリートを目指すようなもんじゃないのかい?」
いや…
いやいや!!
1%辺り何万人いると思ってるのさ!!
無理だから!
普通に不可能だから!!
瑞木美孝18才
レベル497(106)
体力値119万(1320)=15億
魔力値119万(1320)=15億
力120万(1320)=15億
知力119万(1320)=15億
俊敏さ119万(1320)=15億
器用さ119万(1320)=15億
幸運値119万(1320)=15億
魅力1190万(1320)=150億
風10万(1320)=1億
水9万(1320)=1億
火6万(1320)=8100万
土9万(1320)=1億
光4万(1320)=6100万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
交渉・範囲観測信頼級
召喚魔法・思考圧縮上級
解体・身体強化・風・催眠魔法・殺気自在中級
回復・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣589、投擲495、打撃205、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ、さやか
相性
綱芳(3904)さやか(15,7)恵美(17,9)武司(1180)玲子(816)朱音(17,8)メルー(6749)道緒(2892)直(3123)メアリー(2911)燕(2914)レモン(3066)流々(2732)里乃(3004)リーフ(31,7)奈美枝(961)御影(15,0)ユリア(3465)枩李花(2879)霞(2882)ミサ(4091)岬(4463)潤(2883)雨音(2943)美嶺(10,3)牛江(605)お熊(75)スラー(781)熊江(101)サリー(555)他42名(平均2239)元奴隷12名(平均59)
天河(3321)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1887)
精霊:風(28,8)水(30,5)火(21,1)土(39,3)光(15,0)闇(18,8)
愛奴隷
リーフ・恵美・さやか
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
設定
細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。