308瑞木タクシーと透け透けの衣装の奥さん方
「おっと…随分と賑やかだな。メルルンの魅力からすれば、ある意味当たり前だけど…瑞木、とりあえず俺は、着替えをしてから、このままバーの仕事の方に移行するから、よろしくということで…じゃ、皆さんおやすみなさい」
そう言いながら、綱芳さんが自室に去っていく。
すぐに、賑やかなバーに戻って、メルーさんのフォローに入るはずだ。
「じゃあ、夜道の女性の独り歩きは、危険だから、僕がサリーさんを送ってくるから、お風呂の支度をしておいてよ。みんなで入ろう」
「わかりました。それでは、私が用意致します。美孝さんは、すぐにお戻りになりますよね?」
そのつもりだよ。
「うん、すぐ戻る。…サリーさん、明日は一緒にラード国王のところに朝9時ですから、8時半には合流したいですね」
「おいおい…城にあがるのに、30分前集合か?その時間には、城の前に居るのが当たり前だろ?」
あれ?
「1回目の謁見は、もっとタイトな日程を組んでましたけど?もっと言うなら、明日も、8時半から狩りをして、そのあとで城に行こうかと…」
「…全く!バカだね!そんな失礼を私が許すわけないだろうが!!そんな予定はキャンセルだよ!!」
とは言ってもなぁ…
「オークを燈佳さん達と狩りに行かなきゃいけないんですけど?」
「瑞木以外のメンバーで何とかしな!!」
確定ですか…
まぁ、ごもっともなので仕方ないな…
「明日王様に会いに行くのは、サリーさんと僕、リーフとセーフは確定か…さやかさんも?」
「いや、さやかをギルド関係ってことで連れてく必要は無いよ。頭の私が行けば良いし、それが私の義務だ…まぁ、個人的に嫁さんを紹介したいなら止めないがね」
いや…
それなら…
「いえ、奥さん達の紹介は機会を改めます。今回はギルド関係に絞って話したいので!」
「とすると、狩りに行ける面子に該当するのは朱音に、御影、さやか、恵美、美嶺か?どうだい、瑞木?」
あぁ、美嶺は王様のところに連れていかなきゃね!
「いえ、美嶺は城へ一緒に行きます。理由があるので」
「はいはーい。御影ちゃんは、受付のお仕事があるので、狩りには行けません。もう少し落ち着いてくれないと無理ですね…」
確かに…
「私も店を開けないといけないから、狩りには行きません。あなた、それで良いんでしたよね?」
街道の安全が確保されたんだから、恵美も料理屋を開けたいよね。
恵美に向かって頷いておく。
「ふむ、わかったよ。とすると、朱音とさやかが、狩りの面子だね。2人とも良いんだろ?」
サリーさんはやはりリーダー気質だね。
「いいよ。でもダーリン、燈佳姉さんとの調整は?オークの場所は?何を目的にするの?」
「私も行くのは良いけど…格好が私一人浮くわよ?朱音、私にも燈佳さんを紹介してくれるわよね?」
ありゃ…
「順番に伝えます。悪いけど燈佳さんとの調整はとってないから、そこも含めて朱音さんお願いします。オークの発生場所は、午前5時の時に一緒に案内しますよ。具体的にはオークの塔の近くです。あと、目的は飯の確保なんですよ。燈佳さんと25頭ずつ折半を予定してますね…あと、さやかさんの鎧は、あとで指輪と一緒に渡します」
「よし、これでいいね。じゃあ私は明日8時にここに来るから…9時の登城には一緒に行くよ」
サリーさん、移動には、ほとんどかからないから、すぐなんだけど…
まぁいっか…
余裕がある方が良いもんな。
「承知しましたよ。では、ご自宅までお送りします。背中とお姫様抱っこのどちらがお好みですか?」
「は?何言ってるのさ?」
何って連れていくだけですよ?
「背中に背負ってか、抱っこしてか、どちらにしても、僕がサリーさんを運びますから。その方が断然早いんで!」
「そこまで言うなら、背負って貰おうかね…でも疲れたら言うんだよ?」
あぁ…
身体能力は見せてなかったっけ…
「大丈夫です。サリーさんなら、羽根のように軽くしか感じませんから、はい、背中に来てください」
「また…お世辞は要らないってんだよ…身長の割りに筋肉のせいで重いんだよ。私は!」
確かに、がっしりしてらっしゃるものね…
まぁ、関係ないんだけどね。
背中にサリーさんを背負うと、ふわりと、鼻をくすぐるような、甘い香りが流れてくる。
大人だなぁ…
「じゃあ、しっかり掴まってくださいね。速度は抑え気味で行きますけど…危ないですから」
「はいよ」
その声を聞いて、夜道を走りだす。
範囲観測で、危険なものや歩いている人の行動を把握しながらの移動なので、特に危険もなく、1分もかからずにサリーさんの家に着いた。
「着きましたから、降りてくださいね?」
「もう?景色が飛ぶように流れたけど…もう?」
サリーさんの左足を支えている手を放して、屈みながら、そのまま、地面にサリーさんの左足をつけると、実感したように、その足に力が入る。
「乗り心地はどうでしたか?」
「走ったんだろ?静かすぎるし、速すぎるよ!魔法なのかい?」
いいえ…
「純粋に肉体の機能しか使っていませんよ。因みに、1秒でここまで来れたりしますが、サリーさんが負荷で死んじゃいます」
「サラッと恐ろしいことを…」
事実だもの…
「事実なんですよ。じゃ、おやすみなさい。また明日」
「おう。おやすみ」
サリーさんの家をお暇した次の瞬間には、自宅が見えてきた。
「ただいま…」
「おかえりなさい…」
セーフと御影が迎えてくれた。
「あれ?他のみんなは?」
「準備中だとさ…」
何を?
「あぁ、お風呂?」
「違うよ…風呂なら沸いてるからね…」
なんだろ?
「そっか。御影は着替えや荷物は?取りに行ってきたのか?」
「いいえ、私はこの鞄の中身だけですから、特には…」
少ないなぁ。
意図的に減らしてるんだね…
「まぁ、ここが御影の家になったんだから、部屋とかにも荷物を置いて良いからな」
「はい…ところで、私はみんなの後に入れば良いんですよね?」
ん?
「いや、御影が嫌ならそれで良いが、みんなで入れば良いんじゃないか?家族なんだから僕は気にしないぞ?良かったら体も洗ってやろうか?」
「ぶふっ!!何言ってらっしゃるんですか?15才の御影ちゃんにそんなこと言うなんてセクハラですよ?」
いつもなら、乗ってくるくせに…
「美嶺も洗ってやってるから、声をかけただけだよ。別に嫌ならそれでいい。勝手に洗ってくれ」
「いえ、慎んで洗っていただきます。セクハラ上等です。色々な開発もバッチ来いですよ?」
しねえよ?
開発なんて…
「するわけがない。さっさと風呂に行くぞ?」
「はーい」
御影と2人で風呂場に行くと、そこには、透け透けの衣装に身を包んだ嫁さん達が居た。
こっちの世界にもあるんだなぁ…
「脱がせろってことね?」
頷かれたので、一人一人、下着姿にしてから、それも脱がして、風呂場へ入れていく。
「興奮しましたか?」
直球だな、御影。
既に御影は服を脱いで裸だ。
少し恥じらいを持てよ。
「悪いけど全然。個人的には衣装で興奮する性質を持ち合わせてないみたいだ…中身の方が好きだし」
「私の裸は?」
聞かなくてもわかるだろ?
「極上のスタイルであることは認識するけど、妹に欲情する感性を持ち合わせていない。綺麗だよ御影」
「絶対振り向かせてあげますからね」
無理だろ?
「どうやって?」
「決まっています。根性でです!!」
御影なら、あり得るかもなぁ…
諦めてくれた方が建設的なんだけどな。
瑞木美孝18才
レベル479(106)
体力値111万(1320)=14億
魔力値111万(1320)=14億
力111万(1320)=14億
知力111万(1320)=14億
俊敏さ111万(1320)=14億
器用さ111万(1320)=14億
幸運値111万(1320)=14億
魅力1110万(1320)=140億
風10万(1320)=1億
水8万(1320)=1億
火6万(1320)=7800万
土8万(1320)=1億
光4万(1320)=5800万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法・思考圧縮上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ、さやか
相性
綱芳(3552)さやか(14,3)恵美(17,2)武司(1178)玲子(816)朱音(16,6)メルー(6448)道緒(2892)直(3123)メアリー(2911)燕(2914)レモン(3066)流々(2732)里乃(3004)リーフ(30,4)奈美枝(961)御影(13,8)ユリア(3465)枩李花(2879)霞(2882)ミサ(4091)岬(4463)潤(2883)雨音(2943)美嶺(8392)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(29)サリー(555)他42名(平均2239)元奴隷12名(平均35)
天河(3321)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1887)
精霊:風(27,9)水(29,6)火(20,5)土(38,7)光(14,4)闇(18,2)
愛奴隷
リーフ・恵美・さやか
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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