306瑞木の激怒と妹認定
「3人とも!!とりあえず放せ!!話はそれからだ!!緊急事態だからな!!」
念話で、嫁さん3人に通告する。
「え?」
「何ですか?」
「何か?」
分かってねーのかよ!!
取り敢えず、リーフと恵美とさやかさんが放してくれたので、左手と体幹部が自由になった。
自由になった左手で、御影の唇から逃れる。
僕の99%の力を持つ人間3人に取り押さえられたら、3人を無傷のままで、無理矢理抜け出すなんて不可能だよ!!
「御影、お返しはお仕舞いだ。長々とディープキスしやがって、言っとくが、上がってた御影の株は暴落だからな!僕の嫌がることだって分かってたろうが!!っと、そんなことより!!美嶺!!」
「んあ?」
何で恍惚としてるんだ?
「美嶺!!そこに正座!!」
「おう!!」
ちょこんと、オーク足で正座をする。
蹄とか可愛いが、言うべき事は言わなければ!
僕自身も美嶺の前に正座する。
「お父さんの股間をいじくり倒すんじゃない!!そう言うことに興味津々なのはわかっているが!まだ早いと口酸っぱく言っているだろう!!」
「だって…瑞木が珍しく隙だらけだったから…チャンスだと思って…」
どんなチャンスだよ!
「美嶺…それはチャンスじゃないぞ?美嶺は大好きだって言われながら、殴りかかられたら嬉しいのかい?」
「何言ってるんだ?殴られて嬉しいのなんて…あそこでプルプルしてるフルーレ位のもんじゃないのか?俺は嫌だぞ?」
ナチュラルにフルーレさんをディスるな!
そっち方向じゃないかもしれないじゃないか!!
「美嶺がさっき僕にしたのは、そういうことだ!性の暴力と言って良い!!わかるかい?美嶺…僕はね…嫌だったと言っているんだよ?」
「…そう……なのか?俺はさっき瑞木に嫌われたのか?」
違う!
「そうじゃない!美嶺が僕の意志を無視した事をするから、すごく嫌だったと言っているんだよ!!君にはまだ早すぎる!さっきみたいな事を美嶺みたいな少女がしてはダメだよ!!」
「つまり…気持ち良くなかったのか…」
ちっがーう!!
「話を聞きなさい!まだ早いと言ってるの!!美嶺の年齢も!僕と美嶺の関係性も!!成熟が足りないよ!!美嶺が僕と男と女として、心を通じあわせてからやってくれ!!今の僕はね…美嶺を保護対象としてしか見れないし!こういう行為を意に反してされるとさ…大きく距離を置かないといけなくなるよ!!」
「つまり…俺は、瑞木と一緒に居られなくなるかもしれないのか?」
そうだね。
「悲しくて仕方ないけど、そうなるね…例えば、美嶺が成人するまでは、もう会わないことも必要かもしれない…」
「そんな!!…嫌だぞ!!瑞木と会えないなんて!!何でもするから!そんなこと言わないでくれ!!」
それならさ…
「じゃあ、今回は許してあげる…でも、2度目はないよ?また、こんなことしたら、その時は本気で、さっき言ったことを実行するからね?わかった…かな?」
「わかった…ごめんなさい…」
膝に置いた美嶺の両手がプルプル震えてる。
会えなくなる恐怖に苛まれているみたいだ…
涙が溢れては落ちている。
「分かれば良いんだよ?今まで通りなんだから…そんなに構えなくて良い。ほら、泣かなくて大丈夫だよ…」
「ありがとう」
収納から取り出した暖かい濡れタオルで、涙と、さっきまでのよだれまみれの顔を拭っていく。
拭った後は、立たせて頭を撫でながら抱き締める。
さて、と。
「次は、君らだよ…奥さん…綺麗な連携だったね…何でこんなことしたのか。是非とも聞かせてくれるよね?」
「あの…」
リーフがおずおずと手をあげる。
「はい、リーフ。何かな?」
「私たち、御影の手紙を読んで…その…恋の手伝いが出来ればなぁ、と思っていたんです…思いの外早くチャンスが来たので…ビックリしましたけど」
ほほぅ…
「つまり、今回の事は、御影に対する援助だったわけだね?恵美と朱音さんも同じかい?」
「はい…」「うん、そうだね」
「じゃあ、全くの逆効果だと言っておくよ…援助にはならなかったね。だって僕自身は君たちとするキスとは、比べ物にならないような、嫌なキスを味わったから…」
「そんな…」
あのさ…
「良く考えてくれよ…意に反して、羽交い締めにされて無理矢理されたキスが、良い思い出になるんだったら、僕はどんなマゾ野郎なのさ!!」
「あっ…」
今気づいてどうすんの?
やる前に気付こうよ!
基本基本!
「そして、さやかさん?正直に答えようか…ちょっとだけ……御影を遠ざける後ろ暗い考えに…染まったよね?」
「なんでわかるの…」
やっぱりね…
「焦らしすぎだったよね。そこはごめんなさい。でも、僕の我が儘だけど、御影にも優しくしてやって欲しい…僕はね、御影の事も好きなんだよ…妹としてね」
「はぁ?」
悪いね…
「やっぱりさ…相当の事がない限り、御影は妹としてしか見れそうにないんだよね…さっき完全に自覚した。妹とのキスは凄く嫌だったんだ」
「つまり…恋愛対象にしないと言うのね?」
まぁね。
「さやかさん、正確には恋愛対象に出来ないと言うべきだろうね…僕は器用な方じゃないんで。もう少し、期間を置けば違う感じになったかもしれないけど…今は、完全にお馬鹿な妹にしか見えない!!」
「えっと、私…もしかして盛大にやらかしましたか?」
うん。
そうだよ御影。
「今後の可能性を自分で踏みにじったな…御影…自業自得って何回か言ったけどさ…今回も見事にハマったなぁ」
「私、なんで、こんなに空回ってるんですかねぇ…」
さぁ…
運命の名の元にじゃないの?
「瑞木…」
セーフ…
「何も言わないでくれると嬉しい…」
「そうかい…」
フルーレさんに、建築業の資格試験の日程を訪ねると、怒りながら詳細を教えてくれたので、そのまま諜報長官の部屋を退出した。
瑞木美孝18才
レベル479(106)
体力値111万(1320)=14億
魔力値111万(1320)=14億
力111万(1320)=14億
知力111万(1320)=14億
俊敏さ111万(1320)=14億
器用さ111万(1320)=14億
幸運値111万(1320)=14億
魅力1110万(1320)=140億
風10万(1320)=1億
水8万(1320)=1億
火6万(1320)=7800万
土8万(1320)=1億
光4万(1320)=5800万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法・思考圧縮上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ、さやか
相性
綱芳(3522)さやか(14,1)恵美(17,1)武司(1178)玲子(816)朱音(16,5)メルー(6448)道緒(2892)直(3123)メアリー(2911)燕(2914)レモン(3066)流々(2732)里乃(3004)リーフ(30,3)奈美枝(961)御影(13,1)ユリア(3465)枩李花(2879)霞(2882)ミサ(4091)岬(4463)潤(2883)雨音(2943)美嶺(8211)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(29)サリー(512)他42名(平均2239)元奴隷12名(平均35)
天河(3321)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1887)
精霊:風(27,9)水(29,6)火(20,5)土(38,7)光(14,4)闇(18,2)
愛奴隷
リーフ・恵美・さやか
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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