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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第5日目 ラードを仲良く救う会と燈佳親衛隊の意義をい・ろ・い・ろ・な意味で知らしめよう。
325/503

305見抜くということ

「つまり、建築を仕事にするには、資格がいるってことなのか」


「その通りですね…自己所有の建物を自分自身でいじくる分には、何のお咎めもありませんが、依頼を受けて増改築を請け負うには、資格が必要になります」

え?


「それって…片手落ちじゃないの?今回の話も、僕がいじくってから渡せば、問題なくなるってことだよな?」


「その通りですよ。まぁ、その辺りには色々ありましてね。結構、自分で色々なところを直しちゃう人が多いので、規制出来なかったみたいですね…あと、改築後の建物を完成品として買い入れる場合は、問題は少ないと判断されてますね」

アメリカの日曜大工みたいなイメージか…

そして、もっと言うなら、別の方向でも抜け道があるよな…

御影が敢えて言わないのはなんでだろ?


「実際、変な業者に変な改築をされても、泣き寝入りするしかなさそうだもんな。むぅ…ということは、今のまま、要望を聞いて、僕の所有物として改築し、不動産として、売却するという方策かぁ。まぁ、やることは同じだが…」


「御影…やっちゃった時のペナルティはなんだい?」

そう言えばそっか…

ありがと、セーフ。


「結構重いですよ?罰金とラードからの追放ですから」

追放は、重いな…

重い。


「あれ…それぞれの物件を繋げちゃったら…所有権ってどうなるんだ?どこを改築しても違反なのか?」


「うーん。完全に単独の所有権を主張できる部分は、大丈夫ですが、共用部分は引っ掛かる可能性大ですね。止めといた方が無難でしょう」

ってことは所有権を移転する前の一発勝負かよ…

嫌だなぁ…


「その資格を手に入れるのは?難しいのか?」


「簡単なはずですよ?必要書類を提出して、試験を突破するだけです…瑞木さんなら鼻唄混じりで資格を取れるでしょうから、そっちの方が簡単に問題が解決しますよ。キチンと資格を取られたらどうですか?」

は?


「それなら、なんで、そんな重い罰を設けてるんだ?」


「そりゃ、下手したら死人が出ますからね…適当に作ったベランダに出たら、床が抜けて落ちたとか。恐ろしくないですか?罰が重くて当然です」

あぁ…

なるほどね。

ある意味当たり前だな。

簡単に資格が取れるんだから、無資格でやったら、重い罰が待ってるわけか…


「でも、みんなそのことを知ってるのかな?」


「残念ながら、そういった方向で犯罪を犯す奴等の識字率はほぼ0ですからね…」

そっか…

知ってても、何ともならないと…

そういう人たちは、大手の下請けとして使い潰されるわけだな!

主に、仕事のない冒険者とかさ…


「なら、サリーさん、ギルドでこういうのも含めて資格を取るための講座を開いて貰えないかな?」


「はぁ?良いけどさ…講師は誰がやるんだい?」

まぁ…


「御影と僕がやりますよ。御影もこの資格を持ってるんだろ?」


「なら、好きにしな!」

よしっ!


「瑞木さん、いつからバレました?」

ヤッパリかよ。


「ありがとうございます。サリーさん。んで、気付いたのは、難易度を聞いた時だ。簡単だなんて、受けたことがなきゃ即答できないよな?」


「そっかーっ!でも、私はそっちの講座を受け持つ余裕はないですよ?」

ありゃ?


「何でだよ?僕と一緒に講師じゃ不足か?」


「まことに残念ながら、その隣で別の講座を受け持たないといけないです。具体的には文字の講座ですが…」

あぁ…

美嶺達に開設してる奴か。


「そうだよなぁ…最初は僕の方の講座も、読めないし書けない奴等ばかりだろうから、開設自体が不可能かな…よしっ!僕もそっちに回ることにするよ!!」


「あら、それは嬉しいですね…ついでに、休憩も同じ布団でとりましょうね」

……コイツもぶれないなぁ…


「御影…さすがに同じ座布団じゃあ、2人座るのは無理があるぞ?」


「ん?いえいえ、大丈夫ですよ!私は上に乗りますから…」

ちっ!

すぐに返せるとは…

中々やるな!


「ホントの兄妹みたいだな…」


「いえいえ、ホントの兄妹での対面座位は、さすがにアウトだと思いますけれど?」

なっ!?


「なんだって?」


「対面座位ですよ!対面座位!!」

よくもまぁ…

こんなに下ネタばかりを仕込めるもんだなぁ…


「あのな…言っとくぞ?わかってるんだからな?また煙に巻こうとしてるだろ!」


「何の事です?私は真剣に座布団の上の情事について語っておりましたが?」

確かにそっちも真剣かもしれないけどな…


「さっきの話の結論の事だ!!僕の物件を貸す形で運営すれば…何の問題もなかったよな?あくまでも法的にはさ!」


「あ…そっちまでバレてましたか…恥ずかしいなぁ!御影ちゃん大失敗です…」

何言ってんだよ。

みんなの心配をしてくれたんだろうが!!


「今の僕の知識で改築なんてやったら、強度計算なんて出来ないからな。大地の精霊が整合をとってくれても多分ヤバイ!下手すりゃ、怪我人や死人が出るところだった!!それをやんわり止めてくれただろ?」


「そんな…瑞木さんの力なら、そんなことは万に一つも起こらないはずです。私のしたことは、単なるお節介ですよ…」

何故?

どうして、頑なに拒むのだろう?


「いいや…いくら精霊が万能だって言っても、基礎知識無しで建物をいじるのはまずい。全然大丈夫にはほど遠いさ!みんなを気遣ってくれて、そして、助けてくれてありがとう!!さすが御影だ!!」


「すまないね、私が瑞木を煽ったせいで…ありがとな」

「御影さん、びっくりしました。ありがとうございます。未来に生まれるであろう子供たちのためにもなりますよね…」

「御影、おまえやっぱり頭良いよな?しかも、今回はダーリンを助けるなんて、ありがとよ!」

「散々色々と言われてたのにねぇ。ありがと」

「窓口に来るときもそれ位のクオリティを所望しとくわ。ありがとう。助かりました…」

「俺にはわかってたぜ。御影がすげー奴だってな…ありがと、大好きだぜ!!」

「メルルンが怪我をするかもと思ったら、背筋が寒くなるな。ありがとな、後で一杯奢らせてくれよ」

「新ギルド長としては、建物不備なんて話になったらやってられないからね…助かったよ、ありがとう!」

セーフ、リーフ、朱音さん、恵美、さやかさん、美嶺、綱芳さん、サリーさんの順だ。


「も、もう…そんなにおだてても何も出ないですよ?御影ちゃんは、ぞんな…うっ、うあぁ…」

涙が、御影の頬を伝い始めた。

声は、涙で濁点が入り、不明瞭になっていく。

御影が泣いていた。

いつも、笑顔で道化のような発言をする女の子は消えていた。


「そっか…こんな風にみんなに感謝されるのは、初めてだったよな…ある意味で自業自得でもあるけど…感謝されるってどうだ?思ってた以上に嬉しくないか?」


「ばいっ!」

鼻水まみれで、僕の右胸に顔を押し付けつつ、元気な返事が御影から帰ってくる。

涙と鼻水で僕のシャツが中々凄いことになっていた。


「しかし、さっきはなんで怒ってたんだ?」


「えっ?だって、雷神のお姉さんに、徳は隠れて積むとな、きっと何倍にもなって帰ってくるんだぞって言われたのを思い出して、実践してるんですよ?公表されたら隠れて積んだことにならないじゃないですか!!」

それ、いつ聞いたのさ…


「雷神のお姐さん?こう言っとりますが…何か伝えることがありませんか?」


「えっ?まさか…あの、玲子と…悪乗りした?嘘っ!!あっ!!御影、あのな…その考え方は尊いけどな…やり過ぎない方が良いかな…うん。そして、一緒に聞いた、いくつかのセリフは全部忘れて!!お願いっ!!この通り!!」

サリーさん…

あんたら一体何言ったんだよ…

っていうか、前の御影の突き抜けっぷりを考えて、推して知るべしなんだろうなぁ…

土下座までするってどういう事だよ!!


「わ…私の理想が!!」

御影も…

既に壊れてたろうが…

折角笑って無くなった涙を目の端に溜めるんじゃないよ!

律儀に拾い集めても、仕方ないだろ?


「諦めとけってば…なんかすまんな…要らんことを言ったみたいだ」


「せめて何か良いことが欲しいです!!」

仕方ない奴だなぁ…


「顔をあげろよ…」


「えっ?」

驚きながらあげられた額に、しゃがみながら、キスをしてやる。


「どうかな?」


「どうして口じゃないんですか?」

おいっ!


「嫌なら返してくれ」


「お返しですか?喜んで!!」

と言いながら、背伸びをして御影の唇が迫ってきている。

さすがにこれはまずいなぁと思いつつ、避けようとしたんだけど…

さっきからずっと身体中の各所にしがみついたままの、嫁さん達が、いっせいに僕の動きを封じ始めた!

何を考えているんだよ、何を!

後ろからはリーフが、僕の頭を胸で挟んだ上で下へ押し下げ。

朱音さんと恵美は両手を封じ、さやかさんに至っては、首に腕をかけて、下方向に向かって固定。

美嶺、表現できないことを、股間にするな!!


「「「今よ!!」」」

今よじゃねーよ…


「はい、あーんですよ!!」

と言われながら、御影に唇を奪われていると。


「いい加減に、お前ら帰れよ!!」

そこに、フルーレさんの突っ込みが飛んできた…

すみませんね!

もう少しだけ時間下さい。


瑞木美孝18才

レベル479(106)

体力値111万(1320)=14億

魔力値111万(1320)=14億

力111万(1320)=14億

知力111万(1320)=14億

俊敏さ111万(1320)=14億

器用さ111万(1320)=14億

幸運値111万(1320)=14億

魅力1110万(1320)=140億

風10万(1320)=1億

水8万(1320)=1億

火6万(1320)=7800万

土8万(1320)=1億

光4万(1320)=5800万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法・思考圧縮上級

解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在中級

回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731

リーフ、恵美、セーフ、さやか

相性

綱芳(3522)さやか(14,1)恵美(17,1)武司(1178)玲子(816)朱音(16,5)メルー(6448)道緒(2892)直(3123)メアリー(2911)燕(2914)レモン(3066)流々(2732)里乃(3004)リーフ(30,3)奈美枝(961)御影(12,9)ユリア(3465)枩李花(2879)霞(2882)ミサ(4091)岬(4463)潤(2883)雨音(2943)美嶺(7921)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(29)サリー(512)他42名(平均2239)元奴隷12名(平均35)

天河(3321)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1887)

精霊:風(27,9)水(29,6)火(20,5)土(38,7)光(14,4)闇(18,2)

愛奴隷

リーフ・恵美・さやか

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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楽しんで頂ければ幸いです。

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