304秘書っぽい人の正体と唐突に始まった羞恥プレイ
「何か?物音がしましたが?何事ですか?」
さっきの秘書っぽい人が現れた。
既にその手には、書類が無いので、既に処理を終えている様子だ。
高い事務処理能力を持っているらしい。
「いやぁ、飯田諜報長官さんの依頼で、お届け物を1つしたところなんですよ…無事に予定の場所に、届けられたようなので…お試しとしては成功です。これで僕らの用事は済みましたから、お暇しますよ…」
「……私の名は財前フルーレと申します…飯田の秘書兼護衛を拝命しております。今、この場に依頼を出したという飯田の姿が無いのですが?行き先について…質問と、詰問と、拷問の。いずれでお答え頂けますか?」
あら…
職務に忠実ですね。
ある意味当たり前だけど…
「質問で十分ですよ?隠す必要も一切ない。お届け物は、飯田さん本人です。お届け先は、ランバー公爵の邸宅ですよ。飯田さんにお願いされての事ですから…怒られる筋合いの話ではありませんよね?」
嘘は言っていない、はずだ…
「…そう、なのですか。わかりました…飯田に直接確認をとらせて頂きます。失礼な口を聞きまして、申し訳ありません…」
まぁ…
半強制的にやったことだけど、一応納得はさせたしな…
言いたくはないが、悪いのはあんたの上司だ。
「謝罪は結構ですよ…そうそう、秘書のフルーレさんなら、隣の部屋の改修工事の見通しがわかったりしますか?」
「…それは、明日には完了の予定ですが…そこの改修工事の予定を知っている貴方は一体……最高機密なんですけど?」
なら…
返答をもう少し考えたらどうなのさ…
ま、良いけどね。
「その改修工事を指示した人間と言えば、理解して貰える?」
「えっ?英雄!?こんな華奢な!?嘘ですよね?」
諜報機関の人間が何言ってるの…
まぁ、僕に直接あった人はあんまり居ないけどさ…
「フルーレさん?ここにいるメンバーの強さは折り紙付きだよね?知ってるでしょ?でも、代表して話してるのは僕なんだよ?つまり…そういう事なんだけど…まぁ、信じて貰う意味もないけどさ…」
「はい…雷神に…戦鬼の娘と息子?元騎士団長!?4席まで!!隠密特化の御影さんに、美嶺ちゃん…あぁ…そうですね。私がバカでした!貴方が瑞木美孝さまですね!!」
様は止めろ!!
「様付けはしないで下さい。むず痒い!じゃあ、そう言うことで、お暇します。悪しからず」
「瑞木さん!!待って下さい。飯田から言伝てを預かっていますから、聞いてください!」
心底めんどいんだけど…
「さっき、飯田さんとは散々話しましたよ?これ以上、聞く必要のある言伝てがあるとは、思えませんけど…」
「瑞木さんのお帰りの際に自分が居なかったら、必ず伝えろと、指示を受けています!!聞いて頂かなければ困ります!!」
はぁ?
フルーレさんの目には、僕がとんでもなくひ弱に見えてるみたいだね…
僕なら機嫌の悪い英雄の相手なんかしたくないけどなぁ。
あれ?
足が震えてるね…
単なる真面目な人か。
それなら、無下にはしたくないな。
「まぁ…いいや。手短に頼みます!」
「はいっ!!……この伝言を聞いていると言う事は、私は既にこの世を去っているか、トイレで踏ん張っているかだ…ナンダコレ?」
失笑という奴だろ?
っていうか…
言伝てだよな?
何で伝える本人がナンダコレとか言ってるの?
「なんで、初耳のように驚いてるんですか?」
「いや、言伝てそのものは、魔法で私自身に封じられてるものですから…内容を知っているのは、入れ込んだ本人だけなんです。だから、余りにバカな内容にビックリしたんですよ…」
データの再生機器みたいな位置付けかよ…
「恨むなら、貴方の上司を恨んでくださいね…多分、馬鹿なことが八割と予想しましたから…あと、いちいち疑問に思わずに喋りきることをお薦めします」
「は?はぁ…人の上司を随分軽くディスってくれますね…付き合いは、私の方が圧倒的に長いんですけど?そういう方向の悪ふざけは聞いたこと無いんですが?」
知らんがな…
「どっちが素なのかなんて知りませんよ!さっさと話さないんなら帰りますよ?僕は、この可愛い奥さんと初夜なんですから!!」
「ぬぅ…わかりました。いきます!!…このリア充め!!奥さんとの情事が楽しみなんだろう?私とこのフルーレも、後で楽しんじゃうもんねーっ!どうだ!!羨ましかろう!!この子はこう見えて、布団の中でも真面目なんだぞ?どれ位、真面目かと言うとな…私が冗談で、騎乗位では、指で両胸の先を潰せと言えば、毎回必ず実行するくらい真面目だ!!フルーレ、あれは、もう止めて良いからな?最近跡になって取れないと気にしていただろ?そこも可愛いけどな…って!!中身が何にもないじゃない!!というより、なぜ私が、飯田とこんなに肉体関係を持ってることに!?違いますよ?こんな事実はありません!!」『一回しか!!』
顔を深紅に染めて怒ってらっしゃる…
可愛いね、趣味じゃないけど…
そして、まぁ…
無いだろうねって…
一回あるんかい!
もう好きにしてよ…
「わかったから…先を進めて下さいよ!それとも、もう伝言は終わりなんですか?」
「何が悔しいって、さっきの瑞木さんの言葉通りになったのが、一番悔しいんですけどね!!いきます。……お遊びはここまでにしましょうか…残念ながら、私は、羞恥で真っ赤になっている私の可愛いフルーレを見られないしね。因みに、私は妻に先立たれてるので、弱味にはならないですよ?さて、瑞木さんの逆鱗に触れた私に、思うところもあるでしょうに、最後まで聞いて頂いてありがとうございます。今後、我々は護衛という名の監視を、皆さんに行います。これは、指示を出している貴族が、痛い目をみるまでは続けなくてはなりません!!そこで、私達の命の危険をなるべく遠ざけた状態で、上級貴族に見せしめになるように、ぶっ飛ばして貰えるとありがたいですね…奴が、理解すればこんな馬鹿すぎる仕事を止められますから。無理を言って申し訳ありません!!」
ふむ…
実質的に…
飯田さんの掌から脱出出来てなかったっぽいかな…
まぁいいや…
「その依頼は、既に実行済みだね…今後も、監視を差し向けるなら、同じ目に遭うから、気を付けてと、飯田さんにお伝えくださいませ」
「あっ、はい…そう言えば…飯田に告白したら、叶うと思いますか?」
さぁ…
知らんがな!
初対面の僕に聞くことかよ!
「えっ?この仕打ちを受けて、なお、そんな言葉が出てくるの?フルーレさん、大丈夫?なんなの?マゾなの?」
「ふむ、やっぱりそう思いますよね…嫌われてるのかなぁ…」
いや、逆に何故貴女の方がゾッコンなのかわからないんですが?
「嫌われてはいないんじゃないですか?もし嫌ってたら、こんなに明け透けに可愛いなんて言えないもん。あくまで僕はですが…っていうか。僕だけが知っていた本性をさらけ出したって事じゃないのかな?」
「そうですか?なら!頑張ってみます!!ありがとうございます!!」
良いけどさ…
「幸せになれるかは別問題な気がしますよ?」
「良いんですよ。飯田と一緒に居られるなら、私が勝手に幸せなんですから!誰かに幸せにして貰う必要はありませんよ?」
その気概は尊敬するけどさ…
「残念臭がします。もう凄い勢いで!後で後悔しないように気を付けた方が良いでしょう…」
「ふふっ!そこにいらっしゃる女性達からは、同じようなオーラを感じますけどね…」
ふむ…
確かにうちの嫁さん達にも通じる感触だよな…
特にリーフ!
「確かにね…セーフはどう思う?」
「私に聞くのかい?瑞木に触れられないこの私に?ふぅ…別に良いだろ…人様の迷惑になるわけじゃなし。このマゾ女も、われ鍋を見つけたってことだろ?精々いじめて貰えば幸せになれるってんだから、ほうっておきな!!」
われ鍋にとじ蓋か…
まぁ、その程度で良いのかもしれないね…
「フルーレさんの事は良いんだよ…僕らの事さ。というか、僕の価値だけどね…みんなに好いて貰えるほどの価値があるのかな?」
「ある!!俺が保証しよう!!瑞木が瑞木でありさえすれば…離してなどやらんよ。俺の側に居てくれ!!」
美嶺に告白されてしまった…
「ありがとうな、美嶺…少なくとも、ずっと家族でいることだけは確約するよ…」
「ちぇっ…折角の据え膳を無下にするなよ…」
ダメだね。
「僕は君のお父さんだからダメだよ?」
「相変わらず固いな…まぁ…俺だけじゃなく、ここにいるのは瑞木の事は離さないと顔に書いてある奴ばかりだからな…お相手を頑張ってくれ!」
やっぱりか…
「美孝さん」「あなた」「ダーリン」「美孝君」「瑞木さん」
後ろからリーフ、左手には恵美、右手は朱音さん、正面からさやかさんに抱き締められた。
御影は…
寂しそうに佇んでるし…
仕方ないなぁ…
「さやかさん…少しだけよけてあげて下さいね。御影…来いよ」
「私も良いんですか?」
さやかさんが僕の左胸に、御影が僕の右胸に顔を寄せる。
「お前は僕の妹みたいなもんだからな…」
「それなら俺は、娘だからここだな!!」
もしもし?
美嶺…
そこは股間なんだが!!
「良かったねぇ、瑞木…ここにいる娘は全員、瑞木にイカれてるってさ。瑞木が瑞木でありさえすれば…それで良いんじゃないかい?」
みんな幸せそうな笑みだしね…
「まぁ…少なくとも僕は幸せであることは間違いないね…」
「こんなに幸せそうなら、もう何も言うことは無いよ…さやかも恵美も幸せになるがいいさ…」
サリーさん…
「さて、幸せな瑞木、風呂屋兼俺とメルルンの自宅用の建物の所有権なんだが…どうするよ?」
そうだなぁ。
「綱芳さんとしては?どうしたいですか?」
「リフォームするのが前提で、なおかつ、それを瑞木に任せる予定だからさ…ハッキリ言ってどっちでも良いさ…どっちにしても対価は払うけどな!」
払う気があるなら…
「買い取りで良いでしょう?改装は別料金で貰いますよ…御影、改装するのに法規制は無いよな?」
「んーっ!今の話の方向だと、まずい事になりそうですねえ…無許可の建設業を営むことになりますよ?」
あら…
じゃあ、新ギルドに建物を売ったらダメって感じか?
建物のぶち抜きがしたくて、物件を買い漁ったんだけどなぁ…
まぁ…
まずは詳しく聞こうか。
瑞木美孝18才
レベル479(106)
体力値111万(1320)=14億
魔力値111万(1320)=14億
力111万(1320)=14億
知力111万(1320)=14億
俊敏さ111万(1320)=14億
器用さ111万(1320)=14億
幸運値111万(1320)=14億
魅力1110万(1320)=140億
風10万(1320)=1億
水8万(1320)=1億
火6万(1320)=7800万
土8万(1320)=1億
光4万(1320)=5800万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法・思考圧縮上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ、さやか
相性
綱芳(3483)さやか(14,2)恵美(17,0)武司(1178)玲子(816)朱音(16,4)メルー(6448)道緒(2892)直(3123)メアリー(2911)燕(2914)レモン(3066)流々(2732)里乃(3004)リーフ(30,2)奈美枝(961)御影(11,7)ユリア(3465)枩李花(2879)霞(2882)ミサ(4091)岬(4463)潤(2883)雨音(2943)美嶺(7668)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(29)サリー(512)他42名(平均2239)元奴隷12名(平均35)
天河(3321)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1887)
精霊:風(27,9)水(29,6)火(20,5)土(38,7)光(14,4)闇(18,2)
愛奴隷
リーフ・恵美・さやか
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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