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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第5日目 ラードを仲良く救う会と燈佳親衛隊の意義をい・ろ・い・ろ・な意味で知らしめよう。
317/503

297りりーさんの失恋と寮の改築

「明日の予定を伝えるよ?今日はこのまま、自由時間だからね…明日は、朝8時半にオーク狩り、そのあと、僕は王様に会ってきます。みんなはその間に、護衛の仕事をする面子と、狩りを続ける面子、ギルドを手伝う面子に分けてもらうよ…あと、会を抜けるかどうかも考えてみてね…今日で、ラードを救う道筋はついたからさ。あとね、明日のオーク狩りの後、昼御飯の時に祝いの宴をするよ。そのあとは自由時間の予定かな」

寮で留守番をしていた2人に予定を告げた。

エースに失恋したりりーさんと、僕を好きだと宣言しているクリストファー君だ。

人選に多少の違和感を感じるのは、僕だけだろうか?


「ん、了解だけど…朝飯の時間は、いつも通りだよね?出発が普段より遅いから、その分後ろ倒し?」

あぁ、どうだろ?

考えてなかったな…


「りりーさん、ちょっと待ってね?恵美に確認するわ……ん、そうだね。いつもの時間で用意するって、明日から料理屋を開けるから、最悪、食いっぱぐれは無いってさ」


「そうか…そりゃありがたいわね…そう言えば、今回みたいな門番は、ローテーションで回せばいいの?」

そうだよなぁ…


「ん…その前にごめんよ。ご飯の話は、帰ってきた子達にも伝えてね。まだ、伝わってないはずだから…で、門番はそうだね。ローテーションを組んで貰いたいな。ただし、今後は僕等は護衛メインのパーティーになるから、門番専属のメンバーを考えた方が良いかもね…その辺りは、みんなで話し合って欲しいな…勿論、僕が混ざった方が良ければ、呼んでくれれば話に入るよ!!」


「そっか…寮には瑞木様は住まないもんね…」

うっ!!

様は止めて欲しい…


「様は止めてよ。りりーさん、僕の方が年下だよ?呼ばれ慣れてないから嫌だよ。あと、揉めそうなら、話し合いにはいくらでも参加するよ?」


「様はダメなの?実質的に私達のご主人様なのに?女の子で、瑞木様に夜伽を命じられたら、喜ばない子は居ないよ?」

あのさ…


「それって、りりーさん以外はって話だよね?」


「私も勿論喜んで行くよ?何で私が除外されてるのよ?」

喜んで?

ご冗談を…


「そんな…そんな泣きそうな顔で、言っても説得力がないよ?辛かったよね…梅宮りりーさん…ある意味では僕のせいだって知ってるからさ。泣きたいなら、胸くらいは貸すよ?」


「何言ってるのよ…何言ってくれてるのよ。何で、そんなこと言うのよ!」

りりーさんの端正な顔が歪んで、目からは、涙が溢れ出した…

我慢してたんだね…


「ゴメンね…エースの事が好きだったんだよね。ヒーリングブロウの事を、エースから聞いたんだ…」


「うぅ…うえぇぇえん。瑞木の馬鹿ぁ!エースさんの事煽るから!!もう、エースさんと暮らせないのよ!!好きだったのに!!大好きだったのに!!あのまま…あのまま放っておいてくれたら!私に振り向いてくれたかもしれないじゃない!!何で燈佳さんなんて、エースさんの憧れの人と橋渡しなんかしてんのよ!!私の夢……もう、絶対!!かないっこないじゃないのよぉおおおおおおお!!」

僕の胸に思い切り飛び込んで来たりりーさんは、そのまま両手で僕の胸に向かって、ドンッドンッと握った拳を打ち付ける。

うちの面子以外なら、死に至る両手のハンマーで、胸を叩かれながら…

りりーさんの、もう、どうしようもない胸の内を僕は聞いた。


「ゴメンね。エースの胸の内も、りりーさんの胸の内も、その時は知らなかったんだ…」


「そうよ…知らなかったことも知ってるわ!当たり前よね!でも!!なら、何故…こんなに、優しくしてくれるのよ!!さっきだって、あぁそう、で流せば良いじゃない!!」

嫌だよ…


「僕は…恋人じゃなくても、仲間が悲しむのは嫌だよ。泣いているなら、慰めたい!!その涙を止められるなら、止めてあげたいんだ…」


「あぁ…本当にお人好し…でも、じゃあ!!リーフや恵美を泣かせて悦ばせたテクニックで、私を抱いて慰めて!!抱き潰して全てを忘れさせてよ!!快楽の海の中に沈めてよ!!私の心も体もドロドロに溶かして!!あなたというご主人様の中に食いちぎって飲み込んでよ!!私を…私以外の何かに堕として使い潰してよ!!」

あぁ…

目の焦点があってない。

それほどに、逃げ出したいんだね…


「ダメだよ…そんなことはしない」


「ふふっ…やっぱり?何故なんて聞く必要もないわよね?」

わかってて言ってるものね…

さっきのも演技を含んだ本気だったのか。


「言っておきましょうか?たとえ、言葉通りにしてもりりーさんは救われませんから!!」


「ダメよ。そんな優しい嘘…それなら、試して貰うわよ?違うわよね?言いなさい…」

ふぅ…

あえて傷付きたい…

そういうことですか。


「僕には愛する奥さん達が居ますから!!愛していないりりーさんを抱くことは出来ません!僕の体を、エースを忘れるためのだしにしないで下さい!!抱かれたいなら少なくとも、僕を好きになってから、その言葉を口にして下さいね」


「ええ…そうね…瑞木はそうでなくちゃ…私達の大事なご主人様は、そうやってエッチで真面目にいて欲しいわ…」

もう…

何で自分自身を傷付けるんだろうね。


「なるべく努力しますよ…」


「あぁ…そうそう…瑞木。私は会を抜ける気は無いよ!!これまでどおり、働きながら、新しい恋を探すわ…って言うか、抜けたいなんていう面子がいると思ってるの?」

さあ…


「わかりませんが…抜けるにしろ抜けないにしろ、一度は本当に真剣に考えてから結論を出してもらいたかっただけですからね。どちらでも良いんです」


「そっか…まぁいいわ」

さてと…


「りりーさん、クリストファー、風呂場に案内してください。今回の目的は少し湯船を直しに来たんです」


「取り敢えず、風呂は1つしかないよ?精霊魔法が使えないから、どうしようかってところかな…僕らと女の子と時間帯で交代で入っているんだよ」

ありゃ…


「まず、奴隷スキルで、各々に精霊魔法の初級を授けるますよ。禁止事項は知ってますよね?」


「魔法が終わったら、感謝をささげて、頼み事は、一回に1つだけって奴だよね?」

その通り。


「そうだよ、クリストファー、威力の心配は要らない。みんなの強さなら、補正なんて無くても問題にならないからね…」


「「わかった…」」

そう言って、スキルを受けとる2人。

でも、やっぱり、会の一部の面子の実力の底上げはした方が良いかなぁ。

あえて言うなら、新しい奴隷の子達だけど…


「よしっ…風呂は、広さは足りてますね。だから、真ん中に仕切りを通した形に、変更しますよ!」


「え?それじゃあ、更衣室とかは?」

もちろん、そっちも弄るさ…


「大丈夫です。行くよ、大地の精霊!まずは、部屋の補強!!そして、仕切り壁の設置、後は、湿気のは排出機構も設置だ!!光の精霊は灯りを2つ頂戴」


「瑞木。委細承知だが、入り口の扉も二枚にしないと、入れない構造になるぞ」

ん?

確かに!


「それも追加して欲しいな!!よろしく頼むよ!」


「了解だ!」

頷いて大地の精霊の姿が消える。


 そして、全ての壁や床に大地の精霊によるコーティングが施されていく…

 材質は元々が、木で出来ていた風呂場は、明るい水色に統一された壁や床に姿を変えている。

 場所的に寮の中央に設置されているため、明るさが周りに広がるようなイメージだ!


「うん、全体的に建物を大地の精霊の魔力を帯びた土が覆って硬質化したね。簡単には壊れないし、カビ防止機能もついて、水色に発色までする優れものだよ!」


「うわぁ…凄いなぁ」

クリストファーが呟く。


「大地の精霊、ありがとう。後は、湯船を2つだな…大地の精霊!炎と水の精霊も…よろしく頼む!水の加護は2倍ね」


「わかったでござる」「任せてーっ」

3人は張り切って湯船を作りはじめ…

一瞬で完成した。

黒地に青のサファイヤが輝く、土の加護がついた湯船が…


「あれ?水の加護をお願いしたけど…」


「すまん…改築のせいで属性が変わっていたらしい…水の加護ではなく、土の加護がついてしまった」

そう言うことか…

風呂場だから、普通なら水の加護だもんね。


「取り敢えず、この湯船は仕舞うから、水の加護をつけられるところに行こう!!」


「それなら、いつもの、風呂場が良いだろうな…」

自宅か…

そう思いながら、湯船をし舞い込む。


「ちょっと行ってきますよ」


「待ってる」

クリストファー…

なんか違わないか?

恋人気分を醸し出すのは止めてくれ…



「さて、作った瞬間にし舞い込むから、対応はよろしくね」

さやかさんの香りが色濃く残る自宅の風呂場で、再度の湯船作成を開始する。


「承知」「行くでござる」「いっくよーっ」

いつものように、頑張ってくれている精霊達を見ながら、真剣な表情に思わず笑みを溢してしまう。

ありがたいことだな…


「完成した。影響が出る前に収納を!!」

大地の精霊が叫び、青白色の湯船を収納し終わる。


「ありがとうみんな!!」

そう言って、寮に戻った。



「大地の精霊!設置の補助を頼むよ!」


「応!!」

しっかりと、固定されて、設置完了と…

予定の3倍ほど時間がかかったな…

仕方ないけど…

さやかさんを待たせてしまった…


「完了だね。ありがとうみんな…」


「お安いご用だ…」「力になれて嬉しいでござる」「またねーっ」

精霊達が笑顔で帰っていった。

良いなぁ。

癒されるよ…


「じゃあ、入っていかれますか?お背中を流しますよ?ついでに、僕も味わって頂いても…良いですよ?」

クリストファー…

止めろよ…

僕にはそういう趣味ないっていったろ?


「もう帰るよ。クリストファー、前の時にお断りだって言っただろ?止めてくれ」


「そうよ、私を差し置いて、男なんかに手出ししないわよ!」

りりーさんもよそうよ。

別の恋を探すって言ってたじゃない…

おぅ…

2人していがみ合いを始めてるし…


「じゃ…僕はご飯に行きます。範囲観測で周りは確認してますよね?怪しい奴が近寄ってきてます。気付いてますか?」

僕は、2人の意識が、近寄ってくる不埒ものに向くのを確認してから、自宅への道へと足を踏み出した。

あの様子だと、9割うちの寮には来ないだろうけどね。


瑞木美孝18才

レベル479(106)

体力値111万(1320)=14億

魔力値111万(1320)=14億

力111万(1320)=14億

知力111万(1320)=14億

俊敏さ111万(1320)=14億

器用さ111万(1320)=14億

幸運値111万(1320)=14億

魅力1110万(1320)=140億

風10万(1320)=1億

水8万(1320)=1億

火6万(1320)=7800万

土8万(1320)=1億

光4万(1320)=5800万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級

回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731

リーフ、恵美、セーフ、さやか

相性

綱芳(3399)さやか(12,5)恵美(16,8)武司(1178)玲子(816)朱音(15,9)メルー(6448)道緒(2892)直(3123)メアリー(2911)燕(2914)レモン(3066)流々(2732)里乃(3004)リーフ(29,6)奈美枝(961)御影(10,7)ユリア(3465)枩李花(2879)霞(2882)ミサ(4091)岬(4463)潤(2883)雨音(2943)美嶺(7156)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(29)サリー(99)他42名(平均2231)元奴隷12名(平均35)

天河(3321)春臣(1575)君里(2295)秋虎(2251)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1887)

精霊:風(27,3)水(29,6)火(20,5)土(38,7)光(14,4)闇(18,2)

愛奴隷

リーフ・恵美・さやか

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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楽しんで頂ければ幸いです。

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