286空の彼方まで飛んだセーフとリーフ
「ただいま。お待たせしました」
男子トイレの扉を開けて、セーフと2人でみんなの待つ査定会場に入る。
すると…
さやかさん以外は、みんなが、セーフから視線をそらしていった。
そして、一番離れた場所で、朱音さんに羽交い締めにされる爆乳婬獣さんの姿が見える…
ご丁寧に、口には猿轡がされている。
あぁ、やっぱりか…
「ふぅ…」
セーフがため息をついたので、ふとセーフの表情を見た瞬間に察してしまった。
セーフは大事なことに気づいていない。
そして、さっきの事でいっぱいいっぱいで気づく気配もない。
これはヤバイ…
「セーフ、わからないだろうから、とりあえず聞いてね。……大丈夫だから!!セーフの事が僕は大好きだから!!あまり気にしないで早く帰ってきてね!くれぐれも早く帰ってきて!!」
「えぇっ?いきなり何を言っているんだい?それがここに戻って私に開口一番でする話なのかい?まぁ嬉しいけどさ…」
言っとかないと、気にしすぎて帰ってこないかもしれないじゃん!
頬を薄ピンクに染めて、身悶えるセーフに、一瞬皆の視線が集まり、憐れみの視線に変わって再度外された。
うん、男子トイレに乱入させなかっただけでも、随分気を使ってくれてるよな…
ありがとう、みんな。
「朱音さん…ありがとう。放して良いですよ?どうせ、いつまでもそのままにしとくわけにもいきませんし、リーフは言うまで止まらないんでしょ?」
「え?いいの?今放すと間違いなく、セーフのとこ行っちゃうよ?大丈夫?恥ずかしくてセーフが逃げ出しても知らないよ?」
予想通りか…
「じゃあ、リーフに忠告を1つだけ…」
「はいよ!それまでは、捕まえとくから任せてよ」
朱音さん…
ホントに真面目だよね。
苦労するはずだよ…
忠告のためにリーフのところに一足飛びに駆け寄る。
「リーフ、君の賛辞はセーフには拷問なんだよ。だから、5分だけだよ?それ以上の賛辞は、教育的指導として、強制終了だから!!わかった?」
リーフがコクンと頷き、僕が近付いたことによって、セーフも近寄ってきた。
潮時か…
朱音さんを視線で促す。
「セーフ、リーフお嬢様が話があるって!!」
そう言いながら、羽交い締めを止めると、リーフが一瞬で猿轡を取り外した。
「話?」
セーフは未だに、気付けていない。
多分さっきの事が、あまりにショックだったんだろう…
普段なら気付くと思うけどなぁ。
自分が範囲観測阻害の外で僕を誘惑してたことにね…
「セーフさん!!さっきの誘惑は最高でした!!表情や仕草も美しかったです!!あの卑猥な格好すらも目を離せない艶やかさがありました!しかし、残念ながら、瑞木さんの表情は、確認できませんでしたので…どんな表情で、瑞木さんに見つめられたか教えてください!!」
ですよねーっ。
君達が僕の観察をしないわけ無いもんね…
「み…瑞木?範囲観測阻害って…」
リーフの方から、こちらに振り向くセーフの声が震えている。
「もともと、僕の体を隠す最低限度しか、使ってなかったよ?そして、セーフが来たからって広げるわけにいかないじゃない…エッチなことする予定じゃないんだからさ。まぁ、広げたとしても、何かしていたことはバレバレになるんだけどね」
「じゃあ…さっきの私は?」
そこにいるリーフが答えだよね…
「多分…いや、絶対に興味ある子達全員で範囲観測されてるね」
「だから、皆が視線をそらして?い、いやぁああああ!!それってーっ!!ダメェエエエエ!!」
そう言いながら、セーフが打ち上がった。
建物をすり抜けて、飛行でカッ飛んで逃げていく。
そして、それを追う影が1つ見える。
もちろん、リーフが質問の答えをねだりに行ったわけだ…
「リーフ…あと4分だからね?ちゃんと戻ってくるんだよ!!」
念話で、リーフに釘を刺しておいた。
でも、どこまで守れるかなぁ。
こと、性的な話になるとリーフは見境が無くなるからね…
「はーい」
という、良い返事が念話から返ってきた。
「さて、僕らは宿に帰りましょうか…さやかさんともお話がありますし、褒賞金の分配もしないとね…」
「あなた、そろそろ、早めのごはんでも良いくらいですよ?」
恵美、君はぶれない人ですなぁ…
「そうだね…お風呂の前にご飯の方が良いかな…お願いできる?」
「もちろん、喜んで!!」
良い笑顔だ。
「恵美、私も良いかな?」
さやかさん…
「さやか姉さん…姉さんだけご飯を出さないなんて、私がそんな薄情な事をすると思うの?」
あっ、結構ガチに怒ってるな…
「もちろん、そんなことないわよ…でも、忙しそうだから…お願いだけ、しとこうと思って!!」
まぁ、そうだけど。
「あのね!結婚するんでしょ?ここにいる仲間とも家族みたいなものになるんだから!!変な気遣いしないの!!」
だよね…
「さやかさん、ラードを仲良く救う会の一員にもなってくれるんでしょ?」
「ええ、どんな話を聞こうとも喜んで!!」
良かった…
「ありがとう、さあ行きましょうか…」
「あの2人は?」
え?
「あぁ、今、成層圏の下部辺りにいるんで、もう帰ってくると思いますよ?待ちましょうか…」
「成層圏?」
わからない様子ですね。
「空のとっても高いところです。寒いんですよ。とてもね」
「なんで、そんなところに?」
まぁ…
「ちょっと恥ずかしいことがあったみたいで、セーフが空に逃げたんですよ…」
「それをリーフさんが追いかけたと…」
そうです。
「端的に言えば…そうなりますね」
「楽しそうですね!!」
リーフは間違いなく楽しいだろうけど…
「セーフにとっては、たまったもんじゃないでしょうけどね…」
「あら…残念」
何をしようとしてたんですか?
「あっ!!やっと帰ってきましたね。でも、思ったより早かったな…」
2人ともが、超高度からの落下に自身で加速しているから凄い速度で落下してきている。
ふむ、さすがに途中で制動をかけたか…
あの速度で地面にぶつかったら、セーフやリーフは無事でも、ちょっと大きめの穴が開いちゃうもんなぁ。
一応の理性があるようで良かったよ。
「「寒いっ!!」」
2人してガタガタ震えてる。
あの加速をしてたら、空気との摩擦でかなり熱くなりそうだけど…
時間的に短かったからかな?
「仕方ないなぁ。セーフは僕と重なって体温で温まって!リーフはこっちに来て!みんな、リーフに抱きついて!!体温を分け与えてあげてよ」
「あぁ…」「暖かいです」
2人の顔色が良くなってきた。
「全く、2人ともこれで懲りてよね」
「わかったよ」「でも、こうして暖めて頂けるなら悪くないかもしれません」
あのね…
「リーフ…そんなに、お仕置きが必要なのかな?岬ちゃん…来てくれる?」
「ん?次は貫通させればいいの?」
君もノリノリか!
「えっ、いやです。岬ちゃんのは痛いだけで、嬉しくないですから…お仕置きはお断りします!!許して下さいっ!!」
もう…
元々、嬉しいお仕置きってなんだよ!
「なら反省してね…」
「「はーい」」
2人分の返事が聞こえたので、家路につくことにした。
瑞木美孝18才
レベル474(105)
体力値109万(1220)=13億
魔力値109万(1220)=13億
力109万(1220)=13億
知力109万(1220)=13億
俊敏さ109万(1220)=13億
器用さ109万(1220)=13億
幸運値109万(1220)=13億
魅力1100万(1220)=130億
風10万(1220)=1億
水8万(1220)=1億
火5万(1220)=7100万
土8万(1220)=1億
光4万(1220)=5300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(3198)さやか(8675)恵美(16,2)武司(1178)玲子(816)朱音(14,9)メルー(5752)道緒(2864)直(3081)メアリー(2875)燕(2885)レモン(3006)流々(2695)里乃(2938)リーフ(28,8)奈美枝(961)御影(9628)ユリア(3405)枩李花(2848)霞(2853)ミサ(4059)岬(4426)潤(2861)雨音(2911)美嶺(7011)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(28)サリー(99)他42名(平均2201)元奴隷12名(平均31)
天河(3295)春臣(1575)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1861)
精霊:風(26,7)水(27,9)火(18,4)土(37,2)光(13,8)闇(17,9)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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