283有給休暇があたえられたさやかと丸投げ
「遅いなぁ…何があったのかなぁ」
「あん?範囲観測はどうしたんだい?見てみな…さやかに釘を刺しておいて良かったよ…」
あのね!!
「セーフ!僕は、目の前にと言うか、まぶたの上にリーフのすいかが鎮座してるわけだよ!範囲観測で見ないと、周りの視界が0になっている僕にどうしろっていうのさ?さやかさんを確認出来るほどのリソースなんて無いよ‼」
「あぁ…そうだったねぇ。位置も大体決まって、みんなして、寝に入ってるから、身動きもとれないしね…悪かったよ!」
全く…
確かに僕は幸せものだってわかってるけどさ…
極端にすぎるよね!
「訊問されてるの?」
「まぁ、質問だね…かなり、プライベートな事まで根掘り葉掘り聞こうとしてるみたいで…瑞木の話は、遥か彼方前に終わってるよ…」
あん?
なら、今なにしてんの?
「なんで帰ってこないのさ?」
「うちの面子の全員の情報を確認してるからだよ…ご丁寧に、情報端末から呼び出せる情報は、打ち出して手持ち資料にして、確認しながらのお話だよ…あぁ、もちろん、さやかからは資料は見えないね。っていうか、世間話に紛れ込ませて聞いていく話術は、既に芸術の域だ。なぁんて才能の無駄遣いをしてるんだろうね…」
うぇ…
80人以上のデータの確認だと?
そりゃ時間もかかるだろうけどさ…
何を聞いてるのさ?
「何を目的にしてやがるんだろう?」
「瑞木の戦力確認だろうね…さやかにプライベートな内容も含めて、知ってることがないか、一人一人確認していってるよ…うちの面子は、さやかとは、ほとんど接点がないのに、ご苦労さんだねぇ!」
ってことは、さやかさんに口止めしてなかったら、僕の情報だけでなく、色々聞かれて話してた可能性があるわけね…
「危ないところだったねぇ…でも、知ったからって、なにか出来るとも思えないけど…」
「まぁね。さやかも、そろそろ帰りたいと言い出したよ。だけど…明日、特別な加算有給を出すから、後10分とか言ってるねぇ…さやかも仕方なく折れたよ…」
加算有給?
「加算有給って何さ?」
「あぁ…通常の有給に、16時間分の残業代を加算して、休ませる事が出来るんだよ。ギルド長権限でね…ただし、普通は魔物の大氾濫とかで、過重出勤が続いた場合に使われる有給だけどね…だって、通常の給料の3倍が休んでいるのに支払われるんだから」
って事は…
「僕って、魔物の大氾濫級の厄災認定がなされてると言うことか?」
「まぁ…正確に実力を把握できれば、そう認定されてもおかしかないけどね…大氾濫を止めてるし」
その通りだけどさ…
「僕を認定なんて…した上でやってんの?」
「バカなことを!鑑定の所有者自体が珍し過ぎるうえに、瑞木を厄災認定する根拠がないだろ?そもそも、鑑定できる人間が居たら、あいつが刃向ってくるとは思えないよ。流石に自分の命をギルドの規程との天秤にかけたりしないはずさ。瑞木に殺されたくは無いだろうからね」
だよねぇ…
まぁ、殺したりしないけどさ…
あんな奴の業を背負うのはお断りだ。
「普通に考えれば…職権濫用じゃないの?」
「うーん、グレーな部分だね…その項目には、ギルド長の裁量で、許可できるって記載があるからね。職権濫用とまでは言えないかな…」
くそっ!
ギリギリのラインを踏み越えないのか!
「やっぱり、最強の事務職じゃねえか!!全てを把握して、突っ込み処を消してるな!能力の無駄遣いばかりしやがって!!クソが…もっと皆の幸せの為に使えってんだ!」
「まぁ…それはそれとして…気付いてるかい?」
何に?
「セーフが可愛いって事なら、出会った瞬間から全力全開で気付いているけど?」
「バカだねえ!恥ずかしいじゃないか…もぅ…」
空中で身悶えしながら、クルクル回るセーフ…
最高です!!
「触れられるなら、即、抱いちゃう位可愛いよ!」
「やー…ダメだよぉ。そういう事言って、困らすんじゃないよ。バカだねぇ…」
凄く色っぽいバカだねぇを頂きました。
ありがとうございます!!
「うん。可愛いよ…」
「って違う違う!そうじゃなくて、さやかの事さ」
さやかさんが何さ?
「危ないの?」
「瑞木が危ないね!!」
は?
「ハッキリ言いなよ…」
「明日が有給休暇のさやかは、なんの憂いもなく、今日、瑞木の事を心置きなく、じっくり味わえるんだろ?」
それか…
別にいいんじゃない?
心に余裕があるのは良いことだ。
「悪いけど、大したことが起こるとは、思えないよ?」
「ほっほう…じゃあ明日の朝日は、眠らないで拝むんだね!好きにするが良いさ!!」
は?
「もしもし?何を眠らずに拝むって?」
「朝日だよ!あ・さ・ひ!!」
完徹?
マジで!?
「本気なの?」
「知らないけどね…でも、明日は有給休暇と聞いたときの、さやかの瞳はマジな狩人の目だったよ?」
そんなバカな…
「僕は獲物って事かぁ…」
「さらに…リーフと恵美をどうするつもりなのか、聞きたいねぇ」
どうするも何も…
「特には考えてないけど?」
「つまり…あれだけ瑞木の事が大好きで大好きで仕方ない2人を、何も考えずに放っておくと?」
うっ…
「放っておくとどうなると思う?」
「…瑞木、そういうのを何て言うか知ってるかい?」
知らないです…
「残念ながら…」
「そうかい。ま・る・な・げって言うのさ!!瑞木と瑞木自身の嫁の事なんだよ?自分で考えるのが、あったり前さ!!私に放り投げるなんて怠慢だね!!」
確かに妖精様の仰る通りです。
「だよね…何となくはわかっていたよ…ゴメン。でもさ。ハーレムなんて持った事無かったから、どうすればいいかなんて、想像もつかないんだけど…ネット検索とかで参考になる話知らない?」
「全く…そんなもん、見ず知らずの、どっかのハーレムが参考になんて、なるもんかい!!よーく考えな!瑞木の嫁は誰なんだい?」
そりゃさ…
「セーフに、リーフ、恵美とさやかさんだね。予定をあげるなら、朱音さんと美嶺を足して6人だよね」
「そうさ。そこに、瑞木を加えた7人のハーレムだよ。似たような何かがあると思えるのかい?思い付いたとして、私達の意思を無視して、何かするってのかい?何が出来ると思うんだい!!」
あぁ…
そうか。
さっき、リーフと恵美を放っておくと言うのかって、セーフが言ってくれたけど、セーフが抜けてるじゃん!
「つまり、今日の事は、セーフと僕を含めた5人で、話し合ってから決めるべきだよね!」
「やっと気付けたのかい。バカだねぇ…そう、一番怖いのはお互いの気持ちが、すれ違って誤解が生まれることさ!恥ずかしくても、面倒臭くても、相談して話し合うことだけは、疎かにしたらダメだよ!!」
だよね…
さやかさんとも、何も話さずに雪崩れ込んだら、マジに完徹があり得るからな…
「わかったよ、セーフ。ゴメンね…触れられないんだから、一番寂しかったのは、セーフだもんな」
「な、なに言ってんだい!!寂しいなんて、これっぽっちも思ってないよ!!」
そっぽを向いて、口を尖らす。
相変わらず可愛いな…
「今後は気を付けるよ」
今回のことでも、死人が出るかもしれないからね…
腹上死とか…
僕の腹上死とか。
僕が明日の朝日を拝めずに腹上死とか!
瑞木美孝18才
レベル474(105)
体力値109万(1220)=13億
魔力値109万(1220)=13億
力109万(1220)=13億
知力109万(1220)=13億
俊敏さ109万(1220)=13億
器用さ109万(1220)=13億
幸運値109万(1220)=13億
魅力1100万(1220)=130億
風10万(1220)=1億
水8万(1220)=1億
火5万(1220)=7100万
土8万(1220)=1億
光4万(1220)=5300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(3193)さやか(7816)恵美(16,0)武司(1178)玲子(816)朱音(14,6)メルー(5691)道緒(2804)直(3021)メアリー(2815)燕(2825)レモン(2946)流々(2635)里乃(2878)リーフ(28,4)奈美枝(961)御影(9628)ユリア(3345)枩李花(2788)霞(2793)ミサ(3999)岬(4275)潤(2801)雨音(2851)美嶺(7011)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(28)サリー(99)他42名(平均2181)元奴隷12名(平均31)
天河(3290)春臣(1575)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1861)
精霊:風(26,7)水(27,8)火(18,4)土(37,2)光(13,8)闇(17,9)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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