278ギルド長への提案と予想通りの返答
「あぁん?まだ、確かめてないだと!?ざけんな!!」
という、サリーさんのもっともなお叱りを受け、一旦、サリーさんに別れを告げてギルドにやって来た。
「結果が99.9%わかっていても……そう、拒絶されるのがわかっていながらも、確認のために行動するっていうのは…心に結構くるものがあるねぇ…」
「まぁまぁ…総勢8人で来たんだから…向こうも無下にはしないだろ?」
なに言ってんだよ!!
天河!!
「無下にするに決まってるから、気が重いんだろ?」
「元騎士団長のリーフ様は?」
メルーさん、関係ねぇですよ。
「戦鬼の息子と娘がいるけど?」
亜理砂、関係ないさ!
「騎士団も戦鬼も全く関係ないね…考慮の外だよ」
「ラウール伯爵家の、令嬢と娘婿とメイドさんがいるけど?」
綱芳さん、権力者にも媚びないんです。
「権力者も、ギルドの規程の前には関係ないんですよ…」
「ある意味最強の事務職なわけなんですね。あなた…」
そうさ…
「柔軟性と人間性を兼ね備えてくれれば、これほど頼りになる事務職もいないんだけどね。だから、外から埋めて枯らすって言ってるわけだよ。恵美…これで、本気で多面的に物事見て変わってくれたなら、すごく信頼が置けるのにな。残念だよ…」
「ならば、既に方向は固まったわけですね!!潔く玉砕して、計画通りに行動するのみでしょう!!傷ついたならば、私と恵美さんがいくらでも、癒しますから!!」
リーフ…
まぁ、それしかないとわかっていても、気が重いなぁ…
「とりあえず、さやかさんのところに行っててよ…僕はギルド長に話してくるからさ…僕が呼んで出てくればだけどね…」
「「はーい」」
みんなの同意の声をきき、ギルドの窓口に向かった。
因みに、さやかさんは、獲物の受け入れカウンターで、内容の確認中だ…
「すみません。相談があってお邪魔したんですが、お願いできますか?」
「はい、どういったご用件ですか?融資の借り入れ相談は、別窓口なのであちらに行ってくださいね!」
マニュアル通りの対応がなされた。
「実は、狩りをしていたら、ここの町の冒険者の集団に後をつけられ、獲物の横取りを画策されたんですよ!コイツらに対して、ギルドとしてのペナルティを科して欲しいんですが!!」
「出来ません!窃盗未遂が立証出来るなら、衛兵に引き渡してください!!それ以外はギルドの範疇の外ですので、相談には乗れません」
即答された…
予想通りか…
「そんなことをしたら、40人以上の冒険者が処刑されて、死んでしまうんですよ!!何故、相談に乗れないかお聞きしたいのですが?」
「簡単です。当ギルドには、そういう場合に関する規程がありませんから、裁けません。そもそも、冒険者は自己責任で活動していますから!!お帰りはあちらです!」
おい!
勝手に話を切るな!!
「まだ聞きたいことの途中です。裁量権と規程の作成の権限をギルド長が持ってますよね?何故使わないんです?」
「お話しすることはありません。お帰りください」
心底嫌そうだ。
僕も嫌だけどさ!
「ふむ…冒険者ギルドに所属している正規の会員からの真摯な質問に、受付が返答を拒否するんですね?何故ですか?」
「返答マニュアルに無いからです」
それは、答えになってないな!!
マニュアルに有ろうがなかろうが、返答するべきことはあるだろう?
「裁量権を持っているギルド長に直接質問がしたいですね。取り次いで貰えますよね?」
「えっ?出来ませんよ?」
この期に及んで?
規程に違反しないのが、君らの生き様だろうに…
「ギルドの規程に、それを拒む権利はないと、うたってありますよ?規程違反をするんですか?」
「へ?あっ…本当だ…ギルド長に申し伝えてまいります。少々お待ち下さい」
大事な大事な規程位、隅々まで読んでおいて欲しいな…
残念ながら、君らにはそれ位しか出来ないんだから…
「言った話は正確に伝えてくださいね…」
「お待たせしてすみません。ギルド長からの返答は『君への返答は、考慮するに値しないだ』とのことでした。お引き取りください…」
全く予想を裏切らないとはね…
「確かに規程には、窓口職員は、内容をギルド長に伝える義務はあるけど、ギルド長が窓口に出る義務はないですからね…」
「は?わかっていたと言うのですか?」
予想通りの反応だよ…
「まぁ、そうですよ。1つだけ、伝言を残して帰るとしましょう…メモの用意をして下さい」
「えっ?わかりました。どうぞ…」
貴女は仕事として伝えなきゃいけないんだからね…
「構成員である冒険者の命を軽んずると、手痛いしっぺ返しを食らう事になります。折角の能力が高いのに残念ですよと伝えてください」
「ホントにこれを伝えるんですか?」
複雑な顔だ…
「ええ。返答は求めませんので、伝えて頂くだけで結構です」
「承りました。お帰りはあちらです」
まぁ、すぐ近くで聞き耳をたてて聞いてるだろうから、伝わってるだろうけどさ…
「後悔することになるだろうね…」
僕の呟きは、口の中だけで消えていった。
さて、後は説得をしなきゃいけないな…
その前に申請書か。
たしか、用紙はギルドでも貰えるよな…
ま、敵に情報を渡す気は無いけどな。
ゆっくりとした破滅を受け入れると良いさ。
ラードを真綿で絞め殺す害虫に慈悲をかける訳にはいかないからね。
瑞木美孝18才
レベル474(105)
体力値109万(1220)=13億
魔力値109万(1220)=13億
力109万(1220)=13億
知力109万(1220)=13億
俊敏さ109万(1220)=13億
器用さ109万(1220)=13億
幸運値109万(1220)=13億
魅力1100万(1220)=130億
風10万(1220)=1億
水8万(1220)=1億
火5万(1220)=7100万
土8万(1220)=1億
光4万(1220)=5300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(3150)さやか(3712)恵美(15,6)武司(1178)玲子(816)朱音(14,2)メルー(5471)道緒(2563)直(2726)メアリー(2654)燕(2662)レモン(2714)流々(2421)里乃(2633)リーフ(27,5)奈美枝(961)御影(9628)ユリア(3112)枩李花(2513)霞(2528)ミサ(3741)岬(3900)潤(2511)雨音(2640)美嶺(7011)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(28)サリー(99)他42名(平均2138)元奴隷12名(平均31)
天河(3242)春臣(1542)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1851)
精霊:風(26,7)水(27,8)火(18,4)土(37,2)光(13,8)闇(17,9)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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