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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第5日目 ラードを仲良く救う会と燈佳親衛隊の意義をい・ろ・い・ろ・な意味で知らしめよう。
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277現ギルド長と新ギルド長

「というわけで、さやかさんと、このラードを、餓死していく子供達を救いたいという気持ちが強すぎた僕は…さっきお話しした勇者になるための話をさやかさんにしないまま、話を進めてしまったんですよ。そして、勇者の詳細については、くれぐれも他言無用で!!」


「うっさいね!!このサリーさんが、一旦請け負った事を反故にすると疑うのかい!!」

パリパリッと乾いた音が響いて、放電による小さな明かりが、辺りでチカチカと瞬き始めた…

こんな美人を怒らせるのは趣味じゃない…


「再確認だけですよ…疑うなんてとんでもない。しかし、気に障ったのでしたら申し訳ありません」


「それなら、不問にしてやろう。しかし、未だに信じられないね…勇者にあんな簡単な方法でなれちまうなんてさ…下手したら君のいう通りに、レスト全体が不穏な空気に叩き落とされかねない!」

簡単じゃないですけどね…


「あの…ここに、大失敗の上、えらいことになった人間がいるんですけど?」


「当たり前だろ?性奴隷みたいな、勇者の代名詞になってくれなんて言って、成功すると思ってる方が愚かだよ!!」

まぁ…

そうでしょうね…


「でも…未だに僕は、初めて、さやかさんに伝えるとしたら、似たような方法で伝えるしかない気もしてますけどね…」


「ん?わかってるじゃないか!さやかに変に隠し事するなんて馬鹿のすることさ」

ええい!!

どっちだよ!!


「何が正しいんです?」


「正直に言うという方向は悪くない…でも、話を上手く纏めて説明しなければ、理解は難しい。まぁ、今の君なら難しくないか…」

って事は…

あの時点では、どうがんばっても力量が足りずに、振られたのかよ!

痛えな…


「はぁ…」


「……しかし、何か勘違いしてるねえ、君は。そもそも、初めて伝える時に、どうすれば良いかなんて、いま聞いてどうする気なんだい?」

え?

そりゃ…


「もちろん、さやかさんと今後、話をするときの参考にしようと思ってますけど?当たり前じゃないですか?」


「バカだねぇ!君は!!そりゃ何かい?時間を巻き戻す魔法でも使えるってのかい?」

え?


「使えるわけないですが?」


「だったら!!性奴隷になってくれと既に伝えたさやかに、何を言うつもりなんだい…少なくとも、知らなかった時の事を考えて、得られる何かがあるとは思えないよ!!」

うっ!!

確かにその通りだ!!


「えっと…延々それを考えてた僕は…」


「バカだねぇ…バカ以外の何者でもないねぇ!不毛すぎるだろうよ」

はぅっ!!

僕の胸にザクザクッと見えない刃物が刺さってる!

イタタタタタ…


「えっと…ということは、僕から性奴隷としてパートナーになって欲しいと、言われて泣いてしまったさやかさんが、僕の事を見直して、普通に話してくれてることを考慮して話さなきゃいけないわけですね?」


「あったり前だろ!!言われる前に気づけってんだよ!全く…こんなバカ者に惚れたさやかが不憫だよ…」

は?

今なんて?


「惚れ?」


「は?まだ気付いてないのかい…君なぁ、本気で泣けるほどの事を言われた相手に、笑顔で話せるって事に、他の理由があると思ってんのかい?」

えっと…


「女性の演技力は、半端無いと聞きましたよ?」


「……君なぁ。さやかが、それ位の演技力なら…既に全てが積んでるっていうのと同意義なんだが?」

そうですよ…


「積んでるかもしれないとは言いません。積んでいると思っています!でも、さやかさんと約束したんですよ!!もう一度キチンと説明するって!!だから、話を聞いて貰うまでは…」


「あん?そりゃ義務感で話をするってこ…」「違います!!さやかさんが好きだからですよ!!結局は…それだけなんです!あの笑顔の隣に居たいんですよ…」


「ふん!君みたいな奴が、嫁さんを何人も持ってることの方が、なんとなく不思議だけどな…」

それは、僕が一番不思議なんだよな…


「それについては、色々なことが、一気に起きましてね…さやかさんを含めて良いなら、5人の奥さんを迎える予定です…状況によっては、もう一人増えるかもしれませんが…」


「さやかと恵美の他に?3人!?」

視線が痛い…


「最初に交際を申し込んだセーフと、最初に結婚したリーフと、ほぼ無理矢理依存させちゃった朱音さんに、僕の身勝手で命を助けて、娘になった美嶺の4人ですね…」


「詳しく!!」

サリーさんの目が座っている…

まぁ…

当たり前か。


「……ということがありましてね。僕としても、宙ぶらりんにしたまま、放り出せませんでした。なの…」「君なぁ…逆に何で、その状況で2人にしか、手出ししてないんだよ!!リーフとの結婚はともかく、他の結婚なんて、する必要もないじゃないか!!虎丸以外の男でそんな奴がいるなんて!」

何を言うつもりなんだ?


「どういう意味です?」


「面倒くさい結婚なんてしなくても、女なんて抱き放題だろ?飽きたら別れりゃいい!!それを、その中でも特に面倒くさい女ばかりと結婚する?バカじゃないのか?」

まぁ…

バカでしょうね。


「場当たり的な付き合いの何が楽しいんですか?体だけの繋がりなんて要りません。もっと言うなら、性的快楽だけを求めるなら、自分でしますよ?僕は愛し愛されたいと思って、命をかけて今この場所にいる!!バカで結構ですよ!!ゴミを崇める気など起きませんからね!!」


「ふん!そういう怒り方をするならまあ仕方ないか!ギリギリで認めてやろう!!」

あの…


「何を?」


「さやかとの事を応援してやろうってんだよ!!」

え?


「結構ですよ…別に困ってませんから要りません。それよりも、事前にお話した件を請けて貰える方が嬉しいです!!」


「な…このサリーの申し出を断りやがるとか…くっ!なかなかやる!!」

いや…

現時点で、して貰えることがあるとは思えないよ!!


「では、本題に移って良いですか?」


「よく考えろ?このあたしの助力なんだぞ!惜しいと思わないのか!!」

涙目だ…

受け入れないと…

延々続きそうだよな。


「わかりました…新ギルド長職共々よろしくお願いします!!」


「おう!!私に任せとけ!!現ギルド長なんて…ってなんで、そんなもんを引き受けることになった?」

何を今さら…


「現ギルド長の害は、サリーさんも知っている通り、ラードを蝕んでいます。そして、あれを自己の奴隷化の呪縛から解き放つのは無理でしょうし…」


「つまり、体質改善の見込めない古い組織を、叩き潰す新しい組織が必要で…その御輿にあたしを担ぎたいというのか?」

ちがうな…


「違います!!」


「違う…のか?」

ええ…


「叩き潰す必要はありません。ただ、あれに静かに退場して貰うだけですよ!!」


「退場して貰う!?」


「ギルドってどうやって成り立ってるかご存じですか?」


「は?依頼から手に入る手数料と、魔物の討伐数に対する手数料、後はラード王国からの助成金だ!!」

流石元ギルド職員です!


「今のギルドって、それを受け取るに相応しい組織でしょうか?」


「今現在、ギルドは1つしか無いんだから、受け取るのが当たり前だろ?」

そうではなくて!!


「その資格があるかどうかです!!あれが……現ギルド長が運営するギルドに、それだけの価値があるかという話ですよ!!」


「つまり、それだけの価値があるギルドを新規に立ち上げて、現ギルドを枯れるように追い込めっていうのか?」

正解ですね!!


「お見込みの通りです」


「待てよ!!そんなこと不可能だろうが!!そもそも、ギルドを2つ作るってところがネックになるぞ!!」

なりませんよ?


「ラードの法をご存じ無いみたいですね…規程では、ギルドの設置に関しては、ラード国王が申請を審査して認可するとしかうたってません。つまり、冒険者ギルドが複数あっても問題ありません!!ギルド長も同様です!!」


「でも、既得の補助金…あぁ、それもラード国王の認可か?」

そのとおり。


「ラード国王なら、キチンと説得すれば、話を聞いてくれますから!」


「しかし…何故新しく組織を立ち上げる?どう考えても今のギルド長の首をすげ替えた方が早かろう?」

無理だね…


「人材がいません!!サリーさんもご存じでしょう?現ギルド長の再生産品ばかりです!!おんなじだ!!さやかさん以外はね!!」


「就職して1年のさやかにギルド長何て無理か!!くそっ!!」

更に言えばね…


「あの組織は、自己の奴隷化の方法が確立され過ぎてて…もう無理なんですよ!!一度解体しないと、再生できないところまで来ちゃってます!!」


「いわゆる最適化の害がそこまでだとは…そこを疑ったことがなかったあたしの落ち度でもあるな…」

気にしないで下さい。


「その責を負うべきは、現ギルド長とラード国王でしょう?長として上に立っている人間の責務だと思いますよ?」


「つまり、今後はあたしにも、その責を負えと言ってるわけだな?中々言ってくれるじゃねぇか!!わかった!!腹をくくろう!!」

助かります!!


「そう言って頂けて嬉しいです。ありがとうございます!!」


「しかし…あたし1人でそんな組織を立ち上げても、回せやしないぞ?」

あぁ…


「それについては、多分大丈夫です!うちの面子から、希望者を募りますし…当座の下働きも確保してますから!っていうか、コイツらを殺すのが忍びないと思ったのが、出発点なんですけどね?」


「あぁ…あの捕まえたハイエナをそう使うわけですか…やっぱりあなたは優しいのね…」

恵美…

起きてたのか。

因みに、気絶した恵美は、僕の上からサリーさんに退かされて、僕の膝枕で眠っていた。

例の濡れ具合は、最高潮だったので、説明の前に顔から火が出そうなほど恥ずかしかったけど、サリーさんは慣れたものだった。

何でそんなに慣れたのかは、聞けなかったけれど…


瑞木美孝18才

レベル474(105)

体力値109万(1220)=13億

魔力値109万(1220)=13億

力109万(1220)=13億

知力109万(1220)=13億

俊敏さ109万(1220)=13億

器用さ109万(1220)=13億

幸運値109万(1220)=13億

魅力1100万(1220)=130億

風10万(1220)=1億

水8万(1220)=1億

火5万(1220)=7100万

土8万(1220)=1億

光4万(1220)=5300万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級

回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(3134)さやか(3712)恵美(15,5)武司(1178)玲子(816)朱音(14,2)メルー(5450)道緒(2563)直(2726)メアリー(2654)燕(2662)レモン(2714)流々(2421)里乃(2633)リーフ(27,4)奈美枝(961)御影(9628)ユリア(3112)枩李花(2513)霞(2528)ミサ(3741)岬(3900)潤(2511)雨音(2640)美嶺(7011)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(28)サリー(99)他42名(平均2137)元奴隷12名(平均31)

天河(3223)春臣(1542)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1851)

精霊:風(26,7)水(27,8)火(18,4)土(37,2)光(13,8)闇(17,9)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

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