276サリーさん宅で恵美と玲子さんの共通点を実感する
「で?恵美と2人であたしのところに何しに来たんだい?」
サリーさんが、紅茶を3つテーブルに置きながら、問うてくる。
「ん?恵美から大体の話をしてあると、聞いてましたけど…」
「あぁ…聞いたさ。聞いたとも…随分と荒唐無稽で夢物語みたいな話を!そこで君にベッタリくっついてる恵美にね!!実は、その服穴空きなんじゃないのかい?」
えっと…
この体勢で穴あきだったら、色々ヤバい状態なんですけど?
何せ、いつも通りに、腰に腰を擦り付けた状態で、恵美が抱きついてるからね…
2人とも座ってるから、向い合わせで抱き合ってるんだけどさ…
まぁ、既に十分に人前でする格好ではないですね!
申し訳ないっ!!
「そんなトンでもないことはしないですよ!!人前でするようなことじゃないですから!!って言うか、恵美!サリーさんに失礼だからいい加減に降りてよ!!」
「えぇーっ!?せっかく脱いできたのに、そんなつれないことを言ったら嫌ですよ。サリー姉ちゃんと私の付き合いだもの…大丈夫だよね?」
恵美が後ろを振り向きながら話す。
横着者め…
でさ…
もしもし?
何を脱いできたんですかねぇ…
もしかしなくても、凄く熱い滴りを、ズボン越しに感じ始めてるんだけど?
その原因についての答えなのかぁ…
そうかぁ…
僕のズボンは、考慮の外ですか…
失礼にあたりそうだから、鎧を脱いできたんだけどねぇ!
これじゃあ、下手に恵美を退かすことも出来ないじゃん!!
恵美のでベタベタの状態で、サリーさんにズボンの股間が見えるような状態でフルオープンとか、無理!
どんな羞恥プレイだよ!!
「……そうか…真っ最中ではないわけね。玲子のアホたれよりはマシか…」
は?
えっと?
それは…
「もしかしなくても、武司さんとの初対面の時の話だったりしますか?」
「あぁ、そうだよ…あの時は、普通の食堂で顔合わせでね…彼氏を紹介するって言うから、楽しみにして行ったのに!!ずっと武司の口をふさいでやがるんだよ!!何処が紹介だっつの!!最終的には、喘ぎ声まで出し始めるし!そこで気付いて、2人を引きずって森まで一瞬で駆け抜けたよ!!そのあとは説教!」
遠くを見るようなサリーさんの視線は、疲れを纏っている。
その時の、大変さが胸を通り抜けたのだろう…
はぁ…
玲子さんは極初期からそんな感じだったのか!
人前でしなくなったのは、武司さんの長年の調教、もとい躾の賜物なのかな?
「その店には?」
「迷惑料をテーブルに叩きつけて、飛び出して以来、近付いてないよ…玲子は良く飯食いに行ってるみたいだけど、私はそんな極太な神経してないよ!!」
うわぁ…
何それ!!
怖い!
怖すぎる!!
店の人に気の毒過ぎる。
「あぁもしかして…サリー姉ちゃん。この家の近くの門のとこにある、お好み焼きの店かな?あそこには、父さんが絶対近付かないんだよね!」
恵美…
当たりがついちゃうの?
武司さん、苦労してるなぁ…
「それだよ。全く…店の大将もおおらかだけど…あの時は顔が引きつってたんだけどな…まともに、飯が出てくるのかい…」
大将も可哀想に…
飲食店ですることじゃねぇよ!!
無論、人前でする事自体が間違いだ!!
「あぁ、うちら三姉妹には、普通に笑って対応してくれるけど…うちの母さんには毎回絶対零度の視線だもん。何かあるんだろうと思ってたんだよね!母さんにそんな気合いの入った事するのは、あのおっちゃん位でさ…尊敬してたんだ!!」
笑いながら言う話じゃないと思う。
2回目は叩き出すつもりだったんだろうなぁ…
合掌…
「「はぁ」」
僕とサリーさんとのため息が重なった。
「コイツらと関わるのは大変だろ?」
苦笑いで問われる。
「えぇ…凄く楽しいんですけどね。少なくとも恵美は、一途に僕の事を思ってくれてますし…うぷっ」
恵美の唇が僕の話を中断させた。
瞳に我慢できないと書いてある…
「ストップだよ!いい加減にしないと、退出させるよ?あと、腰の動きも止めなさい。もう、レベルアップしちゃいそうでしょ?こんな人前で…はしたないよ!」
唇を引き剥がして、たしなめる。
そうした途端に、恵美の力が完全に脱力した…
見るとレベルアップして、そのまま気絶したらしい…
もう…
何でこうなるかなぁ!
「仲の良いことで…しかし…この子が玲子にここまでそっくりだと…この先が心配だよ!」
激しく同意しますよ!!
「まぁ、一応、他人の前ではこんなことしないように言ってますんで、我慢してるみたいですけどね…サリーさんを、ホントの家族だと思っている証拠かな?」
「ふふっ…ホントの家族か…そう言って貰えると嬉しいねぇ…勇者志望君!!」
ん?
何で、そこで気合いを溜め込んでらっしゃるんですか?
「えっと…初対面ですよね?なんで敵意満載なんですか?」
「落ち込んでるさやかの相談に乗ったと言ったら…理解できるかい?」
あぁ…
なるほど…
「玲子さんから、細かい経緯を聞いてらっしゃる?なのに、僕が恵美を嫁として連れてくれば、混乱しますよね?何にしても、恵美が意識をある段階で、声を荒げないのは流石です!!」
「煙にまこうったって、そうはいかないよ!!」
うーん。
僕ってサリーさんにとってどういう立ち位置なのかな?
とりあえず、説明してみるか。
「まず、さやかさんに愛の告白をしたのは、間違いありません…嫁についても、3人います。恵美とリーフの2人とは肉体関係もある。そして、さやかさんとは、仲直りをしました。今後については、これからですが…話し合うための前提条件はクリアしました。…今言えるのは、そんなとこですが…何が知りたいですか?」
「立て板に水を流すように良く動く口だねぇ!!あたしが知りたいのはただ1つ!!どういう了見で、あたし達の大事な家族に近付いたかだ!!」
家族か…
「ふむ…それは、恵美とさやかさんの事ですか?」
「バカ言うな!!武司も、玲子も、綱芳もだよ!!榊家のバカどもに何をしようっていうのか、それを聞かせな!!こら!ニヤついてんじゃないよ!!」
ふふっ。
思わずにやけた…
サリーさんは、間違いなく好い人だ!
信頼したくなっちゃうな!
「最初の原因は偶然ですよ。外から門扉を通ろうと、武司さんに声をかけて、色々教わっただけです。ギルドで、さやかさんに会い、綱芳さんの宿に泊まり、恵美さんのご飯を食べ、さやかさんに振られた後、玲子さんに釘を刺されましたよ?だからまぁ、本当に自分で近付いたのはさやかさんに心ひかれた件位でしょうか…」
「なんで、それでさやかじゃなく、恵美が嫁になってるんだい!!」
まぁ…
「それは、私が瑞木さんに一目惚れしたからよ!!大好きなの!!せまってせまって、さやか姉さんの話が保留だからって言われても、裸で抱き付いて!!それでも手を出さない瑞木さんに、告白して、今は無理だって言われて…それでも諦めなかった私の勝利よ!!私は今最高に幸せなの!!」
気絶していた恵美が、高らかに宣言した。
「ありがとう、恵美…でも、よだれは拭こうね。あと、腰の動きは、止めなさいと言ったでしょうが…また、気絶しちゃうよ?」
「あはっ、あははははははっ!あの2人に勝るとも劣らない、いい感じのバカップルだね…悪気がないことだけはわかったよ!!話を聞こうじゃないか!!まずはさやかの件について詳しく聞いてからだがね!他の話は!」
サリーさんが、真面目に話をしてくれる気になったらしい。
まぁ…
すぐに不機嫌になるかもしれないけどね…
「よろしくお願いいたします」
瑞木美孝18才
レベル474(105)
体力値109万(1220)=13億
魔力値109万(1220)=13億
力109万(1220)=13億
知力109万(1220)=13億
俊敏さ109万(1220)=13億
器用さ109万(1220)=13億
幸運値109万(1220)=13億
魅力1100万(1220)=130億
風10万(1220)=1億
水8万(1220)=1億
火5万(1220)=7100万
土8万(1220)=1億
光4万(1220)=5300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(3134)さやか(3712)恵美(15,3)武司(1178)玲子(816)朱音(14,2)メルー(5450)道緒(2563)直(2726)メアリー(2654)燕(2662)レモン(2714)流々(2421)里乃(2633)リーフ(27,4)奈美枝(961)御影(9628)ユリア(3112)枩李花(2513)霞(2528)ミサ(3741)岬(3900)潤(2511)雨音(2640)美嶺(7011)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(28)他42名(平均2137)元奴隷12名(平均31)
天河(3223)春臣(1542)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1851)
精霊:風(26,7)水(27,8)火(18,4)土(37,2)光(13,8)闇(17,9)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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