275玲子とサリーの戦雷捕物帖
「とりあえず、ギルド長の事を思い出して貰って良いかな?」
「あぁ…ギルドで買い取りの時に、いきなり話に割り込んできた感じの悪い男性ですね。私は好きにはなれません」
そうそう、そいつだよ、リーフ。
「あのバカですか?出来れば記憶から掘り起こしたくないんですが…」
恵美は、かなり濃い知り合いなのか…
既に嫌われてるし。
「2人とも面識があるんだね。リーフは僕と一緒にギルドで会ってるわけだけど、恵美は別件で何か知ってるのかな?」
「あなた…私としては、奴とは全く良い思い出が無いんです…うちの母とサリーさんが、いつもアイツの尻拭いばかりさせられてましたからね。戦鬼と雷神のコンビと2人が呼ばれてた頃の話です」
ん?
戦鬼は聞いたことあるけど…
雷神のサリーさんは初耳かな?
いや、御影の話に出て来た時に少しだけ聞いたよな。
多分、玲子さんに近い感じの人だった気がする。
「ということは…玲子さんって、ギルド職員だったの?」
「いや、ギルド職員だったのはサリーさんだけなんですよ!昔馴染みだったんで、良く2人でつるんで、事件の解決をしていたんです」
事件の解決?
どっかの名探偵かよ!
「聞いた限りでは、ギルドからの依頼をこなしたようには聞こえないけどさ…何があったのかな?」
「サリーさんは…良い人なんですよ!ギルド長があまりにも自己中心的ですから、本来ギルドが、裁量をきかせて衛兵や諜報部と連携して進めるべき事案を、当時は全部放り出してましてねーっ!」
つまりは…
「義憤に駆られたサリーさんが、玲子さんを巻き込んで事件を解決して回ってたから、戦鬼と雷神のコンビの評判が凄いことになったわけかな?」
「そういう側面はありますね…ただし、戦鬼と雷神のコンビは、既に悪名が轟いてたんで、その悪名が、良い方に塗り変わっていった感じですかねぇ…」
ふむ、ならばサリーさんは、今の状況をどう思ってるのかな?
「サリーさんは、今も職員を続けてるの?」
「いえ…最後の事件の時に、ギルドに大きな損害が出ちゃいまして…サリーさん、クビになっちゃったんですよ」
あらら!
「じゃあ、失意の内に辞めていったのかな?」
「いいえ!!実は、衛兵や諜報部が動いていれば、もっと被害額が少なかった事が証明されまして…以来、そういう事件は、すぐにその2つの機関が、連携して動く事になりましたので、サリーさんとしては、満足だったみたいです」
えっと…
「それって…ギルドの体質改善はできなかったけど。外の組織が、率先して動くようになったから、実害が取り除かれただけだよね?」
「全くその通りですよ!だから、うちの母が大層怒りましてね…サリーさんの家に怒鳴り込んでます」
何故にサリーさんの家?
玲子さん、そこは、ギルドに行って、ギルド長を血祭りにあげましょうよ!!
「サリーさんの家では、何があったのかな?」
「泣かれちゃったみたいです。既にクビになった私には何も出来ないし、今後は弱い子達が泣かなくても済むようになった。それに、あの自分だけがポッカリと浮いた職場に、愛想が尽きた。と」
やはり、今のさやかさん状態か…
「それで、玲子さんは気勢を削がれて、諦めたのか…」
「いえ!そのあと、ギルドにも乗り込んで、大暴れの末、出入り禁止になりました…」
はぁ!!
戦鬼の名に恥じない行動をしてらっしゃる!!
「あれ?ギルド長が、未だにピンピンしてるのは何でかな?あの人なら、道連れに再起不能にしそうだし…ステータス的には楽勝な感じだけど?」
「アイツ、狡いんですよ!!あの時も、全然表に出てこないで、話す事はないの一点張り。いい加減に、母さんがキレて、職員の胸ぐらを掴んだ瞬間に、手配していた衛兵が現れて、詰め所に連行、出入り禁止になりましたからね」
それって、サリーさんの…
「サリーさんのもぎ取った衛兵と諜報部の連携が、逆手に利用されてるってことだよね?」
「その通りです。その後も、規則となったその連携に関する運用については、完璧みたいで…かなりの効果があったみたいですね!!イラっとしますけど!!」
そりゃね…
「完全にサリーさんが、生け贄になってるじゃないか!酷い話だ!!」
「サリーさんとしては、そこの部分は改善された点だから、気にしてないみたいです。でも、さやか姉さんが、ギルドに入るって話になった時は、ギルド長に関する注意事項を伝えてましたね…」
上手く、付き合っていくためのマニュアル的な話か…
能力としては、悪くない感じだものね。
好きにはなれないけどさ!!
「あぁ…さやかさんは、ギルド長と比較的仲良く仕事してたものね…確か、そんなに悪い人じゃないとも言ってたし…」
「ええ、ギルド内部とその利益にしか目が向かないらしいですね…個人的には、聞いていてイラっとしますけど!!」
まぁ、僕もそう思ってるけどね…
「サリーさんは今何を?」
「うちの母と同じで、専業主婦です…取り敢えず、命をかけて仕事に打ち込むのは、一旦見切りをつけて、全身全霊をもって旦那と子供を愛すんだって言ってましたよ!」
そうか…
「何年前の話だい?」
「7年前ですね。御影の事件が8年前ですから、その1年後かな?」
それなら、目があるかな…
「サリーさんは、もう一度ギルドで、働くつもりって無いのかな?」
「何をたくらんでるんですか?確かに、ちょうど子供さん達は、一昨年全員が成人してますから、時期としては悪くないと思いますが…」
話し合いの余地はあるのか…
「ちょっとした改革を考えてるんだよ…その為に、ギルド長について、説明しようと思ったんだけど、その手間が省けたよ。ありがとう。そして、そういう状況ならさ、僕としては今から、サリーさんに会ってみたいな!その後、朋久さんにも会いたい!!」
「それなら、サリーさんに話をつけてくるけど…詳しい話をしてもらえますよね?」
そうだね、恵美。
「私も飯田諜報長官に話をしにいきますけど…私の報告も終わってますから、ある程度は、こちら側の意図について話をしないとセッティングは難しいですよ?」
リーフ、わかっているよ…
「勿論だよ。話は簡単だ。ラード王国に、冒険者ギルドをもう1つ立ち上げたいんだ!!」
「はぁ?」「何故?」
2人とも驚愕に、目が見開かれてるね…
詳しく話をしようじゃないか!!
休憩は、もう少し延長が必要になりそうだけどね…
瑞木美孝18才
レベル474(105)
体力値109万(1220)=13億
魔力値109万(1220)=13億
力109万(1220)=13億
知力109万(1220)=13億
俊敏さ109万(1220)=13億
器用さ109万(1220)=13億
幸運値109万(1220)=13億
魅力1100万(1220)=130億
風10万(1220)=1億
水8万(1220)=1億
火5万(1220)=7100万
土8万(1220)=1億
光4万(1220)=5300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(3134)さやか(3712)恵美(14,7)武司(1178)玲子(816)朱音(14,2)メルー(5450)道緒(2563)直(2726)メアリー(2654)燕(2662)レモン(2714)流々(2421)里乃(2633)リーフ(27,4)奈美枝(961)御影(9628)ユリア(3112)枩李花(2513)霞(2528)ミサ(3741)岬(3900)潤(2511)雨音(2640)美嶺(7011)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(28)他42名(平均2137)元奴隷12名(平均31)
天河(3223)春臣(1542)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(556)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1851)
精霊:風(26,7)水(27,8)火(18,4)土(37,2)光(13,8)闇(17,9)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。