269ナイトハルト家の当主とその性癖
「さて…そろそろ離しましょうよ…メルーさん」
「いやぁ…お話なら、このままでも出来ますよ!だから、このままで…ね?」
メルーさん…
「ダメですよ!このままそんな事されてたら、僕が色んな意味で耐えきれなくなりますから!!」
「まぁ…瑞木も既に18だしな…」
そうだよ、天河!!
「一応大人の男なんで、ずっと頭をポンポン、撫で撫でされたら恥ずかしいんです!!しかも、さっきから胸が頬に当たってるし…いい加減に止めてくださいよ!!」
「あれ?当たるほどあったか?」
綱芳さん、そういうことは、もっとこう、讃えるように言おうよ!
「メルーさんのキュートな指先で、頬をつつかれている様な感触がするんですよ!!」
「ふむ…それはまた、楽しそうだな!」
おいっ!!
「発言に気を付けろよ?天河!!亜利砂さんの視線がきつくなり過ぎてレーザービームの様なんだが?」
「れーざーびーむってなんだ?まぁいい…そんな事よりぃ、亜利砂も俺にやってくれよ!!」
こいつ…
そう言えば、メルーさんの発言が、全く無いけど…
あっ!!
何か恍惚としてるし!
「ちょっと綱芳さん!!メルーさんを止めて下さいよ!」
「うん…メルルン…綺麗だ…」
おいーっ!!
この状況下でその感想はダメだろう?
「瑞木…もう良いから、さっさと話の続きをするんじゃ!そうしないと、天河達のスイッチまで入りかねん…瑞木にはコイツらを力ずくで振りほどいたり出来んじゃろ?」
そうだけどさ…
「この2人は放っとくの?」
「どうせ、こやつ等は聞こえとって無視しとるんじゃよ…」
は?
「どういう意…」「何で言っちゃうかなぁ!!」「実はこれ結構恥ずかしいんですよ?」
メルーさんと、綱芳さんが急に正気に戻った?
「演技だったの?」
「違いますよ!意図的に、聞こえない振りをしていただけです」
だから何故?
「何のために?」
「はぁ…瑞木の顔から影がだんだん消えていってたからだよ…折角、元気な瑞木になると思ったのに、ひい祖父さんどういう事だよ?」
ため息までつかなくていいだろ?
でも、僕も男ってことか…
「あのな…そういう慰め方は、嫁さんに任せとくもんじゃ。家庭内不和を招きたいわけでもなかろう?それで理解できるな?」
「あ…恵美とリーフさん…しまった!!」
おいっ!!
「忘れてたの?あの2人は絶対僕の事見てるよ?」
「範囲観測だよな…あぁ、後で恵美やリーフさんに怒られる…」
当たり前です。
「メルーさんもわかったら離れてよ…」
「嫌です!!もう怒られることは確定ですから、話が終わるまでは瑞木さんを癒し続けます!!」
この人、開き直っちゃったよ…
「……もういいや…続きを話そうっと…つまり、奴隷商が、食料として処分した奴隷が居ることがわかったので助けたところまで話したよね?」
「その後、奴隷商にも対処したんじゃよな?」
えぇ、すっごく嫌な感じだったけどね…
「そう、ほぼ無力化してきた。その後、甦った奴隷である熊江さん達から聞いた情報が重要なんだけど…奴隷達を定期的に買って、ぶっ壊す事を至上の喜びとするクズが居ることがわかったんだ!!他の聞いた例では、壊れてしまう事はあっても、一応、故意に壊してはいなかった…まぁ、だからと言って容認も出来ないけどさ」
「もしかして、そのクズはナイトハルト家の奴等か?」
何でそれを?
「その通りだよ。でも、何でそれをアーサーが知ってるのさ?」
「昔から有名な一族でな…もちろん、全員がそういう趣味という訳ではないが…金回りが良いからな、昔にもよく奴隷を買い漁って、壊して払い下げる事をしていた奴がいたんじゃよ…法が許す方法でな」
最低だよ!!
「現在の当主もそうらしくてね。定期的に奴隷商人から、生け贄として、奴隷が連れていかれてたんだ。その内の1人を甦らせてるから間違いない!」
「可哀想にのぅ…」
それだけじゃなくてね…
「更に、完全な逆恨みだし、奴隷商人からの情報でそうなったんだけど…そのナイトハルト家の馬鹿は、僕の事を憎んで、狙ってるんだよ!!」
「燈佳親衛隊の件か…逆恨みも良いところじゃな!!」
スゲェ。
これだけの情報で、そこまでたどり着くんだ…
「そうなんだ…例の燈佳さんが、奴隷を買い占めた形になった時に、在庫が尽きてて…ちょうど、ナイトハルトからお呼びのかかった奴隷商人が、悔し紛れに僕が買い占めたから、売れる奴隷はありませんと伝えた訳だね…まぁ、確かに恨まれることをしたのは、実質的に僕だけどさ…」
「逆上して、ナイトハルトからの刺客が放たれた。ということか…」
知ったことかって感じだけどね…
「そうして放たれた暗殺者が、そこに捕まってるわけだね。因みに隣の暗殺者君は、奴隷商人からの奴だから…どうしようかなって感じ。あと、僕の自宅や寮にも送り込まれたから、返り討ちにして衛兵に引き渡してある」
「それなら、そこの奴とまとめて衛兵に引き渡したらどうじゃ?ナイトハルトの奴にも結構な打撃を与えられるはずじゃぞ?」
ん?
「具体的には?」
「暗殺未遂なら、罰金と当主の処刑位までは行くんじゃないか?瑞木なら口を割らせることくらい簡単じゃろ」
ほう…
「さすがは厳しいラードの法制度、そこまで行くなら、そうしても良いかな…」
「ただし、死ぬのは影武者じゃろうな…そして、本人は顔を変えて、隠居といったところじゃのぅ…」
まて!
「それじゃダメだ!!犠牲者が増え続けるじゃないか!!」
「だが、当主から降りれば、その数は激減するんじゃぞ?」
嫌だね!!
「僕は、あの子達の話をほんの少し聞いただけさ…でも、良かった思い出を聞いたとき、普通なら辛いと思うことを、嬉々として話すんだ。楽しげにだよ?どんだけ辛い人生を歩いてきたのかわかるよね?」
「確かに、最底辺の奴隷は人として扱われんからな…惨いことじゃ」
嫌なんだよ!
そんな子が増えるのは!!
たった一人でもね。
僕はそれを変えられる可能性を持っているんだから!!
「僕はその当主を壊す…性癖か何か知らないが…絶対に許さない!!」
「死ぬ危険と全面抗争になる危険があるが…それでも行くのか?」
させないさ…
「それを防ぐ為に、1人じゃなく信頼できる仲間と行くんだからね!!」
「ならば…どうするかを、事前に説明しておく必要があるということか…」
その為に、聞いて貰ってんだよ。
さっきまで頭がパニクってて、適当な事言ってたけどね…
「はい!!さて、メルーさん。離れてね…細かい話をするからさ…」
「はいっ!!」
メルーさんが笑顔で離れる。
しかし、生き急いでたか…
確かに天河が言う通りだったかもな。
どっちかっていうと、死に急いでた感じだけど…
いかん!
みんなの命を預かる身で、そんなことやってたら、まずいじゃないか…
これからは、心にダメージを負ったときは、回復を優先するべきかもな…
パラダイスに埋没するとかさ!!
瑞木美孝18才
レベル474(105)
体力値109万(1220)=13億
魔力値109万(1220)=13億
力109万(1220)=13億
知力109万(1220)=13億
俊敏さ109万(1220)=13億
器用さ109万(1220)=13億
幸運値109万(1220)=13億
魅力1100万(1220)=130億
風10万(1220)=1億
水8万(1220)=1億
火5万(1220)=7100万
土8万(1220)=1億
光4万(1220)=5300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(3002)さやか(3712)恵美(14,2)武司(1178)玲子(816)朱音(14,2)メルー(5258)道緒(2563)直(2726)メアリー(2654)燕(2662)レモン(2714)流々(2421)里乃(2633)リーフ(26,9)奈美枝(961)御影(9628)ユリア(3112)枩李花(2513)霞(2528)ミサ(3741)岬(3900)潤(2511)雨音(2640)美嶺(7011)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(28)他42名(平均2132)元奴隷12名(平均31)
天河(3111)春臣(1542)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(545)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1851)
精霊:風(26,4)水(27,8)火(18,4)土(36,9)光(13,8)闇(17,9)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。