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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第5日目 ラードを仲良く救う会と燈佳親衛隊の意義をい・ろ・い・ろ・な意味で知らしめよう。
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265御影の授業と2つのラブレター

「ふむ、まずは読み書きから教えねばなりませんね…瑞木さん、彼女達が使って良い紙と書くものを頂けますか?」

あぁ…

奴隷に教育を施す奴はいないか…

しかし、御影ってこういう部分は、ちゃんとしてるのに…

どうして、たまに暴走するんだろうな。


「はい、紙とペンだ…足りなくなったら言ってくれれば良い」

御影に人数分のペンと紙束を渡した。


「じゃあ、仕事へは是非、勉強風景を見てから、行って下さいね。さぁ皆さん、知ってる文字を書いて下さい」

まぁ、時間的にも最初位は見てても問題ない。


「私はひらがななら書けますよ?」

「私は全然…」

「私も知らない…」

「俺も知らないな!!」

ん?

今、聞き覚えのある野太い声が…


「美嶺?一緒に習うのか?」


「おう!!瑞木の名前を書きたくはないか?と御影に誘われたぞ!!是非とも書きたいからな!参加する事にしたんだ!!」

そうか…

素晴らしいな!


「うん。知らないことを学ぶのは大事な事だな。素晴らしい!!良いことだよ!頑張るんだぞ?」


「もちろん!!瑞木と俺の名前を書いて、ハートマークで囲うんだ!!」

微笑ましいな。

楽しそうなところに水を指して悪いんだけど…


「そうか。完成したら是非見せておくれ…あとな、2つ約束して欲しい…」


「2つな、わかったぞ。上手に書いてやるからな!楽しみにしててくれ!」

簡単な話だよ。


「うん。楽しみにしておくよ。でだ、僕は美嶺の保護者だからね。1つは、別行動をとる時は、教えておいておくれ。美嶺が急に居なくなったら心配になるよ」


「おぉ!そうだな。俺も、瑞木が急に居なくなったら心配だ…わかった!!」

わかれば良い。


「あと1つは、キチンとそれ以外の文字も覚えようって話だよ」


「…それは、あまり興味が持てなさそうだな…」

やっぱり…

目的が目的だからな…


「あら、美嶺は瑞木さんへの思いの丈を、手紙にして送りたくないの?」

御影?

唐突に何を言い出すんだ?


「え?そんなことも出来るのか?俺が瑞木をどれだけ好きなのかも、書けたりするのか?」

うーん、どうだろうな…


「その辺りは、日々のたゆまぬ努力が必要ですけどね…ここに瑞木さんへの私の思いを綴った手紙が2通あります!キチンと勉強すれば、こうしてお渡しすることも出来るんですよ!!そうすれば、言葉で伝えようとしても遮られる愛の言葉も、最後まで読んで貰えるんですよ!!ね?瑞木さん!!はいっ!」

満面の笑みで、2通の手紙を渡された…

こいつ…

それが真の狙いか!

ここで、僕が読まなかったり、無下に扱ったら、美嶺も悲しむじゃねえか。

他のお嬢さんも、興味津々だし…

モチベーションを保つためにも、ここは真剣に読む以外の選択肢が無くなってやがる!!

御影…

恐ろしい子…


「わかった…受け取ろう。手紙は思いの結晶だからな…ちゃんと読もう」


「感激です!!そちらの青い封筒から読んでください!赤いのは後で良いです」

順番があるのか…

まぁいいけど。


「ふむ、整った綺麗な字だな…凄く読みやすい…」


「ありがとうございます。でも、出来れば中身を誉めて欲しいのですが…」

はいはい…

その手紙には、御影の僕への恋慕が所狭しと並んでいた。


「読んでみてわかったが…本気なんだな。最初のように、プライドを満たすための行動では無いわけか…」


「はい!!」『何処までもご一緒したいんです!!あなたの心が手に入るなら、他には何も要りません』

真っ直ぐに目があったので、超鑑定の効果で御影の心の声も聞こえてくる。

確定か…


「あの時言った、御影の性格が嫌だという発言は取り消そう。話も今後は聞くだけは聞いてやっても良いぞ?」


「あぁ…やった!!思いが通じたんですね!!」

まだ、単なるスタートラインだけどな…


「おぉ…」

美嶺や、お嬢さん方からため息と、羨望がこぼれた。


「赤い方は、何が書いてあるんだ?早速読んでみよう…」


「えっ?あっ…それは…出来れば夜読んで…あ、開けちゃった。あの…その」

急に御影がしどろもどろになり始めた…

今更、何を恥ずかしがるんだ?

さっきの手紙だけで、そうとう羞恥心は刺激されてるだろうに…


「御影…これは凄いな!これを全部僕にして欲しいのか?」


「……はい…」

消え入りそうな声だった。

御影とは思えないくらい、縮こまっている。

まぁ…

恥ずかしいよね…

内容は完全に18禁でした。

御影の欲望とも言えるものが、グツグツと煮えたぎり、濃縮され表現されていた…

さっきからの、残念な部分は、これを書いたことによって、行動にピンクの要素が多大に含まれた結果のようだ…


「御影も知っての通り、僕は嫁さん達以外の人と、そういう関係になるつもりがないよ。だから、この気持ちに応えることは出来ないな…」


「そうですよね!!わかってましたよ!!瑞木さんは堅物ですから…伝えられただけでも、かなり満足なんです!!」

強がりが痛々しいなぁ…


「ただ、出会った当初の様に御影の性格を嫌って、邪険にするつもりもない。前は可能性0だったけど、御影をお嫁さんにする可能性は無い訳じゃないかな…」


「それって?」

まぁ。


「普通の女の子扱いをすることにするよ…邪険にもしない。変な事すれば、お仕置きはするけどね」


「はぁああ!!やったーっ!!」

喜びすぎだよ…


「御影…他の子と同じスタートラインに立っただけだよね?」


「そうですよ?しかし、他の人には小さな一歩でも、私にとっては大きな一歩なんですよ!!」

まぁ…

0に何をかけても0だからな…


「あまり、調子に乗らないようにね」


「ふふふっ!!これで、私の下唇は瑞木さんのものですよ!!」

まぁ…

そっちなら、考えてやらんこともない…


「どうだろう…その道程は長そうな気がするぞ?」


「へ?」

御影が辺りを見渡すと、既に全員が、御影の手本を見ながら僕の名前を練習している。

でも、上手く書けている子は皆無だ。


「この分だとすぐの上達は難しいでしょ?」


「何をおっしゃるんですか…瑞木さんは一番得難いものって何かご存じでしょう?…人の気持ちです!」

僕自身の気持ちすらも自由にはならないからね…


「つまり?」


「これだけのモチベーションを得られれば、直ぐですよ…ご協力ありがとうございます」

わかっていた事だけど…

なんか悔しいな!

普段の残念さからすると、ギャップが激し過ぎるからだよなぁ。


「まぁ、2つとも気持ちがこもった良い手紙だったよ。大事にしまっておく…」


「え?」

御影がそう言いながら、顔を赤くする。


「どうした?」


「すぐに処分されてしまうものと思いました…」

肩を震わせながら、感動している。


「は?僕も心を込めて送ってくれたものを無下にしたりしないぞ?まぁ、収納ポケットが無かったら、処分するしかなかったが…」


「え?でも、それ…リーフさんや恵美さんとも、通じてるって言ってませんでしたか?」

あのな…


「今現在も、ここで仲間全体で見ているこの状況で、何を言っているのかな?変に隠す方が、よっぽど不和の原因になるよ!!」


「読ませては貰うけど、笑ったりしないよ」

「読んでも良いですよね?私も笑いませんよ?」

と、恵美とリーフが言うと…


「恥ずかしいんですけど…」

と、御影が縮こまる…


「だって…」「ねぇ」

「「私達も、手紙が書きたいもの」」

と2人が返し、御影が折れた。


「まぁ…既に僕は嫁さんがいるんだから、手紙を出したい人は、僕宛じゃなくて嫁さん達を含めて、手紙を出して欲しいな…嫁さん達と喧嘩をして欲しくないからね。万が一結婚する事になった時に変な話は嫌だからね…」

そこまで言ったのに、そのあとドッサリと手紙が届くことになった…

皆がレターセットを買いに行ったからだ。

うちの面子は、僕の事が好きな子が多いなぁと実感させられる…

良いことなんだろうけどね。


瑞木美孝18才

レベル474(105)

体力値109万(1220)=13億

魔力値109万(1220)=13億

力109万(1220)=13億

知力109万(1220)=13億

俊敏さ109万(1220)=13億

器用さ109万(1220)=13億

幸運値109万(1220)=13億

魅力1100万(1220)=130億

風10万(1220)=1億

水8万(1220)=1億

火5万(1220)=7100万

土8万(1220)=1億

光4万(1220)=5300万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級

回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2696)さやか(3712)恵美(14,2)武司(1178)玲子(816)朱音(14,2)メルー(4555)道緒(2563)直(2726)メアリー(2654)燕(2662)レモン(2714)流々(2421)里乃(2633)リーフ(26,9)奈美枝(961)御影(9628)ユリア(3112)枩李花(2513)霞(2528)ミサ(3741)岬(3900)潤(2511)雨音(2640)美嶺(7011)牛江(605)お熊(75)スラー(169)熊江(28)他42名(平均2114)元奴隷12名(平均31)

天河(2851)春臣(1542)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(519)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1851)

精霊:風(26,4)水(27,8)火(18,4)土(36,9)光(13,8)闇(17,9)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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楽しんで頂ければ幸いです。

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