表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第5日目 ラードを仲良く救う会と燈佳親衛隊の意義をい・ろ・い・ろ・な意味で知らしめよう。
282/503

264ラードの奴隷制度と抜けない風習

「さてと、これで、奴隷契約は済んだわけだけど…気分はどうだい?」


「変わらないです」

「特に何も…」

「私は…何か、そうですね。耳が良くなった感じがします。あと、何か体が軽いですね」

ふむ、熊江さんは獣人だからね…

そういったところは、敏感に反応するよね…


「端的に言って、君たちは元の力に10倍の補正をしてくれる恩恵を手に入れたわけだ…君達は大体レベル10だから、既にベテランの冒険者レベルの身体能力を手に入れている訳だね…」


「レベル10…ですか?でも私達は一度も働いたことはありません…何故そんなにレベルが上がっているのでしょうか?」

御影と同じ理由だ…

仕事として認識していると、少しずつ経験値が貯まっていくからな…


「それは、君達が膨大な苦痛に耐えた証だ…その部分は誇って良い…」

つまり、それだけの回数弄ばれたと考えて差し支えない。

その数は軽く2千回以上……

その事だけでも、言っていて気分が沈んでくる!

でも、それも過ぎ去ってしまった事だ…


「ま、取り敢えず、これで当座はチンピラに絡まれても、負ける事は、まぁ無くなったね」


「え?」

「そんなに?」

「ですか?」

ベテランの冒険者と言ったでしょ?


「能力的にはね…基本値の10に、レベルで上がった10を足して、20だから…10倍すると、200になるでしょ?これは数値的には、歴戦の戦士と変わらないからね」


「つまり、私達だけでもオークを狩れるって事ですか?」

ん?

あの話を覚えていたね。


「道具さえ揃えれば、直ぐにでも可能だね…君達13人が一斉にかかれば、素手でも可能なはずだ…」


「じゃあ、私達のご飯は自分達で用意すれば良いのですね?」

いや…

いきなり、明後日の方向に走り出さないで!!


「待て!!そうじゃないよ!!自給自足しろとか言ってない!!油断しなくても怪我をするレベルだし、そもそも、獲物を狩り尽くしたから、行っても無駄だ!!求めているのは別の事だよ」


「では、何をしろと?」

ふぅ…

話を聞いて欲しい。


「まずは話を聞いてくれ!うちの仲間は、見た通り揃いの鎧を着ているだろう?これを支給するから着てくれ。そして、奴隷スキルを使って身体強化のスキルも渡す。これで力と俊敏さ、器用さが上がるから…そのスキルをキチンと使って自分のものにしてね…」


「えぇと…つまり、ほかの方と同等に扱って頂くことになりますが?」

当たり前だろ?

さっきも伝えたけどな…


「そうだと言っている!そもそも、うちの仲間は全員さっきの奴隷契約を結んでいるよ!!これもさっき言ったけどな!安全に狩りをしてレベルアップすればいいんだよ」


「…それが……あなたの奴隷に対する普通の対応だと、言われるのですか?」

そうだよ…


「僕では奴隷全体の扱いを変えられないけど、僕が仲間をどう扱うかは、法に縛られないでしょ?」


「まぁ、実際には、奴隷を手に入れるまでの必要書類的には、バッチリ法に縛られますけどね…後は、月毎の提出書類的にも!」

御影…

混ぜっ返さなくても良いだろ?


「貴様……何故、ここでそれを言う…」


「もちろん、この子達に、使えるようになって貰う為ですよ?自分達の経過報告書類や、奴隷税の納付に関する申請は、自分自身で作れるようになって貰わないと!瑞木さんの負担を増やす結果になりますからね!!」

あぁ、ごもっとも…


「そちらの方は、御影さんですね?あなたも自分で、申請をしているんですか?」

してないよな?


「ふむ、現状を確認して、認識を新たにする考え方は良いでしょう。今後もその考え方を保って生活してください。瑞木さんすらあやふやな、奴隷というものに関する法的な必要事項というものについて、教えて差し上げましょう!!因みにさっきの質問に対する答えは、申請していません…必要がないので…ですね」

うーん、長くなりそうだな…


「御影、三行でまとめて話せ!!」


「え?せっかく、35時間に渡る奴隷制度とその沿革、さらに現状の法制度について、瑞木さんのみ布団の中でも特別講義を挟みつつ、話そうと思っていたんですが?」

長いよ!!

更に、特別講義は要らないっての!!


「聞こえなかったか?三行でまとめろと言ってるぞ?」


「はい…一般的に、奴隷として扱われるものは、国への登録が必要で、登録料と月例定期報告と年間の奴隷税がかかります。もちろん、私の様に登録していない場合は必要ありません!!」

まぁ、そんなとこか…


「…何故私たちには奴隷登録が必要だったんですか?」

君たちは奴隷商が登録していたからね…


「国民の命と、奴隷そのものを守るためですよ?ぶっちゃけ、奴隷商の様なイカれた奴には通用しませんが…」

ふむ。


「つまり、登録しない状態で、奴隷を奴隷として扱うと…捕まるのか。更に、登録した奴隷について様子を定期報告をさせることで、ひどい仕打ちをさせなくする。さらに、個別に税をかけることにより、奴隷自体の資産価値を吊り上げ、大事に扱おうとさせるんだな?」


「概ね正解です…でも、残念ながらそのストッパーがうまく機能していないんですけどね」

やはりか…


「今までの奴隷の扱いが、色濃く残っているんだな?」


「ご名答!!ラードにはぶっ飛んだ金持ちが少なくないですから!!大貴族の払い下げも問題ですね…そんな奴等が買った奴隷の扱いは酷いものも多いです。報告にも嘘は書いていませんが、抑止力になり得てませんね。それはそれは酷い内容の書類が審査機関に届くらしく、確認する仕事の人は大抵病んで職場を去るそうです…」

それって…

完全にダメな方向だよな…

クソが!!


「しかし、うちは本当の意味での奴隷だらけだけど…申請しなくて良いのかな?」


「一般的な奴隷としての扱いを、いつ誰がしてるんですか?瑞木さんにする気がないのに、申請するなんて、お金の無駄です!!あれは、一般的な奴隷を欲する奴のみがすれば良いんですよ!!」

そういう意味か…

いわゆる強制労働的な事をさせない限り関係ない制度なんだな…


「それなら、要らないな…今後も考えを変える気なんて無いからね…」


「ということで、既に登録があるこの子達には、今後は必要な事をなるべく自分達でしてもらいましょう」

その考えは悪くないけど…


「奴隷登録の破棄は出来るのか?」


「出来ますが、大変ですよ?監査官が1ヶ月つくことになりますからね?」

ふむ、大掛かりだね…


「できる範囲で破棄する方向で頑張ってみてくれるか?」


「仕方ないですね…頑張りますよ…報酬は……キスでどうです?」

頼むよ…

報酬は前渡ししてやるからさ。


「ほらよ」


「あーっ。やけに素直に話に乗っかると思ったら!おでこなんて!駄目でしょう?」

知らないな。


「キスはキスだ。前渡したんだから、しっかり頑張ってくれよ…」


「頑張ります!頑張りますから!!成功の暁には唇にも、してもらいますからね!!」

はいはい。


「その時はいいぞ」


「約束ですからね!下の唇にキスですから!」

おい!!


「わかった。下唇な!…さて、と言うわけで、取り敢えずは、ここで、御影に色々習って、必要な事を身に付けてよ。そしたら、狩りにも一緒に行こうね。ただし卑猥な事は学ばないと言う方向でよろしく!!」


「はい…頑張ります」

頑張ってね。

因みに奴隷契約は、呆気ないほどの二つ返事だったよ…

仰せのままにだってさ…

全員の契約が合計3分で済みました。

この12人の奴隷さんは本当に従順なんだね…

自分の未来なんだから、もう少し真剣に考えてもいいと思うんだけどな。


「瑞木さん?違いますよ?下唇じゃないで…」「そこまでだ!この大馬鹿者め…」

いつものこめかみへのグリグリは、いつも通りの効果を御影に及ぼした。

折角、見直そうとしてたのに。

どうして、御影って残念な方向に自ら走っていくのかなぁ…


瑞木美孝18才

レベル474(105)

体力値109万(1220)=13億

魔力値109万(1220)=13億

力109万(1220)=13億

知力109万(1220)=13億

俊敏さ109万(1220)=13億

器用さ109万(1220)=13億

幸運値109万(1220)=13億

魅力1100万(1220)=130億

風10万(1220)=1億

水8万(1220)=1億

火5万(1220)=7100万

土8万(1220)=1億

光4万(1220)=5300万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級

回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2673)さやか(3712)恵美(14,1)武司(1178)玲子(816)朱音(14,1)メルー(4345)道緒(2385)直(2588)メアリー(2512)燕(2493)レモン(2535)流々(2341)里乃(2442)リーフ(26,7)奈美枝(961)御影(9236)ユリア(2887)枩李花(2385)霞(2493)ミサ(3582)岬(3702)潤(2301)雨音(2513)美嶺(6862)牛江(605)お熊(71)スラー(169)熊江(22)他42名(平均1950)元奴隷12名(平均6)

天河(2788)春臣(1501)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(519)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1826)

精霊:風(26,4)水(27,8)火(18,4)土(36,9)光(13,8)闇(17,9)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他57人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ