261熊江の提案と瑞木の怒り
「ところで、先程小声で、親衛隊長と燈佳オーナーの行方について、話しておいででしたが…2人はデートに行っていますよ?ただし、買い物に出掛けているだけなので…色っぽい展開にはならないかと…」
あぁ…
わかってるから心配しなくて良いよ…
「ありがとう。お熊さん、僕もさっきは衝撃が強すぎて、そのまま流しちゃったけど。エースが燈佳さんに無茶なことをさせるわけないから大丈夫だよ…」
「え?何故ですか?あの子なら、愛するものを手に入れたら、躊躇などするわけ無いですよ?」
いや、それは違うから!
リーフの時限定だから!
「夜這いまでかけられたリーフに言うのは、とても心苦しいけど…燈佳さんの基本的な性格は恥ずかしがり屋だよ。そして、まだ安静にしてないといけない期間中だから!」
「信じられません…私の知るあの子は何時でも堂々としているか、目がぐるぐるしてましたよ?」
それだけでも、二面性がある証拠だよね…
「リーフの事限定で、欲望のタガが外れるんじゃないかな…後、仕事中は気を張って、演技をするように頑張ってたみたいだよ…」
「リーフお嬢様…」
あっ…
朱音さんの目が怖い…
「えっと…どうしたのですか?朱音」
さすがのリーフも、鬼気を感じ取ったらしい。
「どうした、じゃないよ!!だったら、お姉ちゃんの初めてとか、残念な夜這いとか、話す必要なかったじゃない!!お姉ちゃんに大恥をかかせて、何か恨みでもあるの?」
夜這いとかされた時点で、恨まれても仕方ないような気もするけど…
「朱音さん、リーフに悪気は無いと思うよ?」
「知ってるよ。そういう人だからね!!だからこそ言ってるの!!お嬢様が恥ずかしくないことでも、他人には恥ずかしいと思うことが多々あるの!!勝手に変な情報を広めないで!!」
ん?
あぁ、再発防止のためか…
「え?私のさっきの話で恥ずかしい要素がありましたか?」
まぁ…
リーフは性的な話に関しては、ほぼフルオープンだからね…
「普通は、エッチ関係の話は大体恥ずかしいの!!お嬢様が自分の事を話すのは、自己責任だけど!お姉ちゃんに関わる事を、無計画にもらして良いわけない!!自重してよ!!」
まぁ、燈佳さんの事だと気合いが違うね。
「そうだね…リーフは恥ずかしさを感じる内容が、他の人と大分ズレてるから、気を付けないといけないな。命に関わる話なら、また別だけどね…」
「ええと…美孝さん。エッチな事すると赤ちゃんが生まれますよね?命に関わる事ではないんですか?」
そうだよ?
そうだけどさ!!
「命の危機に関わる事を指しているんだよ!!後は、さっき心配したみたいに、怪我する可能性がある時だね…」
「そして、さっきの話は、お嬢様がダーリンの話をキチンと聞いていれば、要らない話だったから私が怒ってるの!!後で私に耳打ちしてくれれば、7時迄には二人にちゃんと伝えといたよ!!」
まぁ…
身内のあの話を、あの場で暴露された朱音さんは、居たたまれないのが普通だよね…
「そうだね、悪気は無くても、嫌な思いをする人が居るかどうかは別問題だからね…朱音さんも爆乳魔獣の件があるから…気を付けてよ?」
「うっ…それを言われると辛いね…お嬢様と2人で反省と言うことで!」
そうして下さい。
「はい、ごめんなさい。あまり自信はありませんが、気を付けます!」
一応は納得して貰えたかな…
「さて、恵美が飯の支度に行ったけど、現状の確認だけしておこうか…」
「おう、その方が良いな…この姉ちゃん達も、いきなり甦って戸惑っているはずだしな…」
美嶺は…
いや、美嶺も不安だったろうね…
「まず、僕らは、ラードを仲良く救う会の主要メンバーだね。というのは、発起人は僕で、その嫁さんや婚約者ばかりがこの場にいるからさ…そして、これがセーフ。なんでも知ってる僕の奥さんだ!!」
と、概略とセーフの紹介を済ませる。
いつも通りに、急に見えるようになったセーフは、ビックリされた。
その後に、他のメンバーと今までについて、大まかに伝える。
「つまり、私達は現状では、ほぼ役立たずのお荷物ですか…」
熊江さんが呟いた。
「現状の認識が正確に出来るのは、素晴らしい事だね。わかっているなら、今後の努力に期待できるということで良いかな?」
「私達は、体を使い前のご主人様を喜ばせてきました。瑞木様はそれを求めないんですか?」
要らないなぁ…
「僕には魅力一杯の嫁さんが3人も居るんでね。必要ないよ。それに、君達のような無気力な子を抱きたいとも、そもそも思えない。人形で性欲処理をするのは嫌だね。僕は愛し、愛されたいから、体をつなぐんだから!!」
「お気に障りましたか?」
非常に障ったね。
「そうだよ。今の僕の一番嫌いな言葉だ…愛の無いエッチをしようなんて言わないでくれ!」
「んー、では私たちを手放してはいかがでしょう?高値で売れますよね?」
何か恨みでもあるのか?
「嫌だね。そんなはした金で、君らを売るなんて、僕は認めない!!」
「…?1人辺り100万ラードを下回らないはずですが?」
嫌な気分にさせるのが上手いな…
1人当たり2000万円か。
「はした金だね!!その程度の金で品性を切り売りする気が僕にはない。熊江…君は何故、その提案をするんだ?」
「私達が瑞木様に利益を与える最大限の方法が、今の話だからです。体を望んで貰えたなら、別ですが…そうでないなら、この会に私達は何らプラスになりません。ならば、売却されるのが、最上の方法…」「馬鹿なことを言うな!!最低最悪の提案だ!!」
「ですが、先程利益のために努力しろと…」
違うね!
「違う。役立たずのお荷物だから、今後の努力に期待すると言った…売り払われた君に努力が出来るのか?その努力が僕らに伝わるのか?確かに言い方が悪かったかもしれない…でも、仲間に入れって言ってるのに、自分自身を切り売りして…いや、売り払う人は仲間なんかじゃないでしょう?」
「…今はまだ役立たずでも置いて頂けると言うことですか?」
はぁ…
「役立たずだから置かないとか、役に立つから置くとかそういう話じゃないんだ。君らはもうすでに僕らの仲間になって、一緒に生活していくの!!それは決定事項!力が足りないから、今後のために努力しろと言っている!!」
「あなたに何の見返りもありませんが?」
「だから?偽善だとでも?そもそもからして、君らを甦らせたのも、僕の勝手でお節介しただけさ。その後をほっ放り出すのは嫌なんだよ!!素直に、甘えるべきところは甘えてくれ!!そんな全てを諦めたような目で、周りを見るな!!君は人間だ!!人間になって良いんだ!!」
「まぁ、気楽に行こう。ダーリンも、力が入りすぎだよ。先は長いんだから、息切れしちゃうよ…」
そうだね…
「私は、私は…」
熊江さんの瞳に、少しだけ光が見えたような気がした。
「仕方ないなぁ。まずは、仲間と笑い合うことから始めてよ…君らを売らないって事は確定なんだから…」
一応は全員が頷いてくれた。
瑞木美孝18才
レベル474(92)
体力値109万(1090)=11億
魔力値109万(1090)=11億
力109万(1090)=11億
知力109万(1090)=11億
俊敏さ109万(1090)=11億
器用さ109万(1090)=11億
幸運値109万(1090)=11億
魅力1100万(1090)=120億
風10万(1090)=1億
水8万(1090)=9200万
火5万(1090)=6400万
土8万(1090)=9500万
光4万(1090)=4800万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(2673)さやか(3712)恵美(13,9)武司(1178)玲子(816)朱音(13,7)メルー(4345)道緒(2385)直(2588)メアリー(2512)燕(2493)レモン(2535)流々(2341)里乃(2442)リーフ(25,9)奈美枝(961)御影(8868)ユリア(2887)枩李花(2385)霞(2493)ミサ(3582)岬(3702)潤(2301)雨音(2513)美嶺(6158)牛江(605)お熊(69)スラー(169)他42名(平均1946)
天河(2665)春臣(1501)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(519)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1826)
精霊:風(26,4)水(27,8)火(18,4)土(36,9)光(13,8)闇(17,9)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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