260リーフと燈佳の秘密と新しい仲間
「…飯の前に、元奴隷たちの処遇だけ、決めとかないといけないな…」
「あら、この子達はラードを仲良く救う会に参加するって言っていましたよね?」
言うだけは言ってたね、リーフ。
「ハッキリ言って面倒臭いから、関わりたくないってのが僕の本音なんだよね…誰か何か良いアイデアないかな?」
「…あら!」
「へぇ!」
「ほぅ!!」
「まぁな…」
「珍しい事もあるな!!」
上から、リーフ、恵美、朱音さん、セーフ、美嶺の順での反応だ…
「美嶺、実は珍しくは無いと思うよ?あまり口には出さない。だけど、僕も面倒臭いものは面倒臭いから、普通にそう感じる事もあるし、口にも出るよ…」
「つまり、口に出るくらいに、尋常じゃなく面倒臭い案件なんだな?俺にはわからんが…」
美嶺、その通りだよ!
「今、遮音ドームを作って、その中で話してるので、彼女達には聞こえないから話すけど…彼女たちは生きるつもりが、ほぼ皆無なんだ。そんな気持ちの人を仲間にするのは本当に大変なんだよ…」
「はぁ!?」
恵美が声をあげた。
「今は死ぬつもりも無いようだけどね…つまり、みんなと違って骨の髄まで奴隷として底辺の扱いを受けた子達なんだよ。彼女らは…」
「そうさね。長年奴隷として、性的なオモチャにされてた子達ばかりだからね…熊江だっけ?姉のお熊には悪いが、可愛らしすぎる…男の劣情を誘う顔さ。被虐をうけちまう仕草もあって、前の持ち主にも、複数人で恒常的にきつく犯されてる。だから、クロガネに処分されるほど、体にガタが来てたんだよ…他の12人も含めて、歩けなかったんだから…」
そう言う意味では完全に被害者だけどな…
「鬱になりそうな解説をありがとう、セーフ。そう、死から甦るときに体の欠損や障害、病気なんかも根こそぎ治ったから、今は綺麗なもんだけどね…」
「勇者魔法ってすごいのですね…障害や病気すら克服させるなんて!」
リーフにも使えるようになってるよ…
「まぁ、そうだね。2日間は安静にしないと、再度の死がまってるけどね…因みに、全員が再度純潔を手に入れてるよ」
「「は?純潔?」」
驚きすぎだから!
特に朱音さん!!
「いわゆる処女膜って言われる部分も再生するに決まってるでしょ?」
「あら…じゃあ、今回の騒動に巻き込まれなかった、燈佳とエースも大変ですね…あの子は自分で貫いてしまっていますから、慣れていると思って、大分気楽に行為にのぞんでいるはずですし…」
…居なかったのは、やはりそう言う理由だよね。
別に責める気もないけどね…
仲良くするのは良いことだからさ。
でも…
「凄く気になったんだけどさ…何故、その情報をリーフが知っているの?通常は秘匿されてると思うんだけど…」
「あぁ…それなら、その時、私のところにあの子が直接来たからです。いわゆる思いを遂げに…その時既に、双頭の道具で、自ら貫いていましたから。知っているのは当然ですね。私の部屋に裸で涙と血を流しながら来ましたから、相当思い詰めていたんでしょうね…」
えっと……
何故、その話を微笑みながら出来るのかな?
言っては何なんですが…
それ…
押し倒される寸前ですよね?
「無事…だったんですか?」
「美孝さんと会うまで処女でしたよ?その日は燈佳が私のベッドに泊まっていきましたけれどね」
は?
「どうやって?あの人が踏み留まれたんですか?無理な気がして仕方ないですよ?」
「さすがに、それは他の人には言えませんね…念話でお伝えします」
そうだよね…
「えぶっ!!」
伝わってきた念話に、そんな言葉が漏れてしまった。
アグレッシブ過ぎるだろう!!
「幸せそうな寝顔でした…」
まぁ…
燈佳さんなら喜びそうだけど…
さすがは騎士団長を務めたリーフの精神力は違いますね…
「リーフが、気にしてないなら良いですよ…話を本題に戻します。つまり、元奴隷の子達は、生きる意志が薄弱なんですよ…さすがの僕も意志を持っていない人形のような人をお相手するのは苦痛なんです」
「その割りには、ダーリンにキスを断られて、非難ごうごうだったじゃない!まだ、完全に無くなった訳じゃないんじゃない?」
確かにそうだね…
「確かに、あの時は生気にみなぎった顔をしていましたね…」
「要するに、生きる気力の無い人形を、仲間に引き入れるのが嫌なんでしょ?だったら売り払えば良い!全員が器量良し!しかも処女!!高値がつくことは折り紙付き。優しそうな奴限定で売り払えば、アイツらも幸せになるんじゃないの?」
朱音さん…
わざとそんなこと言わなくて良いですよ…
「例え本人がそう望んでも、僕がそれを拒絶するって知ってて言ってますよね?」
「ダーリンなら、そう言ってくれると信じてた!」
信頼が重いんだけどね…
「相性値は低いし、高経験値の獲物も居ないし、無気力に近い美形のお嬢さん方ばかりだし、暗殺者その他に狙われてて、危険も多いけど…僕と奴隷契約を結んで貰う。そして、本人に生活出来るだけの基盤と、狩りが出来る実力と、生きる意思をしっかり持って貰う事を目標にしたいと思います!!」
「つまり、みんなで手伝えと言うことですね?」
うん。
「僕だけでは無理だからね、恵美」
「道を説いてやるかねぇ」
頼りにしてるよ、セーフ。
「後でお嬢さん方に紹介するね…」
「戦闘は任せてね」
まずは強くなるために、そこからだね。
「朱音さんの指揮に入れば安心だからさ」
「美孝さんの魅力は私が伝えます!!」
待て!
「リーフ、お嬢さん方の相性値が低いのは、僕が無気力な人に魅力を感じないからだよ。向こうの数値は高い、まずは色んな話をして、楽しみを増やしてあげてよ!」
「俺も一緒に遊べば良いんだよな?」
そうだね。
「でも、2日間は安静にしないとだぞ?美嶺」
「ということで、みんなに異存はないですね…私は飯の支度に戻ります!!」
恵美さんが店に戻っていく…
「遮音解除。君たちの処遇が決まった!僕たちの仲間になることだ!!言っとくが奴隷じゃないから!!そこんところを間違えないように!!」
「え?」
わからない様子だ…
「自分で考えて、自分の人生を生きていくということだよ!!すぐにわからなくても良いさ…まずは、仲間という枠組みのなかで、色んな話を聞くことだよ…」
「良いんですか?」
呟くように、口が動く…
「勿論だよ?」
「人間になって良いんですか?」
あぁ…
「勿論だよ!!」
「…少しだけ、怖いです」
そうか…
「大丈夫、少しずつでいい…」
14人の瞳に涙が光った。
瑞木美孝18才
レベル474(92)
体力値109万(1090)=11億
魔力値109万(1090)=11億
力109万(1090)=11億
知力109万(1090)=11億
俊敏さ109万(1090)=11億
器用さ109万(1090)=11億
幸運値109万(1090)=11億
魅力1100万(1090)=120億
風10万(1090)=1億
水8万(1090)=9200万
火5万(1090)=6400万
土8万(1090)=9500万
光4万(1090)=4800万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在・思考圧縮中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(2673)さやか(3712)恵美(13,9)武司(1178)玲子(816)朱音(13,6)メルー(4345)道緒(2385)直(2588)メアリー(2512)燕(2493)レモン(2535)流々(2341)里乃(2442)リーフ(25,8)奈美枝(961)御影(8868)ユリア(2887)枩李花(2385)霞(2493)ミサ(3582)岬(3702)潤(2301)雨音(2513)美嶺(5966)牛江(605)お熊(65)スラー(169)他42名(平均1946)
天河(2665)春臣(1501)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(519)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1826)
精霊:風(26,4)水(27,8)火(18,4)土(36,9)光(13,8)闇(17,9)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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