251闇の精霊との筆談
「どうしました、瑞木?もう、狩りは完了ですか?その割りには一人で浮かない顔で戻ってくるなんて…何かが起きた。そういう事ですね?」
あまり話したことがなかったけど…
君里は参謀みたいな話し方をするなぁ。
「そうだよ。残念ながら正解だね…あれ?秋虎の姿が見えないけど、どうかした?」
「あぁ、それは、さっき賊を捕まえたんで、衛兵に引き渡しに行ったんですよ」
なるほど。
それで衛兵の詰所に高速移動してるわけか…
元々追ってないと、範囲観測でも追い切れないこともあるからなぁ…
「そっか…タイミングがあまり良くないね…」
「いや、タイミングはむしろ絶妙ですよ?さっきまで、瑞木が言ってたハイエナどもが、ここに次々押し寄せてましたからね」
次々か…
「やっぱりね…その事でヤバい話がわかったから来たんだよ…」
「危険な奴らが来るという事ですね?」
うん。
「来る奴等の中に暗殺を目論んでる奴等も居るから気を付けて欲しいんだ…」
「やはり、そうでしたか…これを見てください。忍び込んできた奴等が、所持していたものです。無臭の毒に、時限式の爆弾に、洗脳用の魔法道具まである」
完全に泥棒の道具じゃないね…
「来やがったハイエナは、何人だった?背後関係は洗えたのかな?」
「トータルでは、138人です。基本的には単独の犯行ばかりで、大半が盗人ですね…まぁ、うちの面子は美人揃いですから、そっち系です。そういう奴等は表で、犯行内容を明示して、さらしておきました」
アレね。
死ぬよりはマシだろうね…
通行人に酷い事されてたが、自業自得と反省してもらおう。
「反省できるまではあのままでいいと思うよ。グッジョブ!それで?金品狙いや、暗殺目的はどう判断したのさ?」
「あぁ、それは全員を闇の精霊に判別をして貰ってますよ…洗脳に近い事をしても良いですけど、俺は、人の心の闇なんて知りたくないので…」
まぁ、その気持ちはわかるな。
「とすると、背後関係は洗えてないか…」
「いえ、ちゃんと書き出してありますよ?来た順なんで、纏まってはいないですが…ちゃんと闇の精霊のニースちゃんが手書きしてくれてますから…」
…精霊に手書きさせてるのかよ…
「何で聞き取りじゃないのかな?」
「あぁ、何か話す文字数制限があるみたいで、話し難そうだったんで、書いてくれる?って聞いたら、嬉々として書いてましたよ?」
そういうことか…
「その後ニースは?」
「あぁ…筆談を交えてお喋りしました。見ます?」
そうだね。
「ありがとう」
「これですよ。彼女、話し言葉は短く話しますけど、筆談では、凄い勢いで書き連ねてくんですよね…」
うん…
これはダメだねぇ。
悪い癖が前面に押し出されて、凄すぎる文書量だ…
やはり、制限解除は限定的にするべきだね。
「ニースの姿が見えないけど?」
「筆談に使える紙を使いきったので、帰りましたよ?」
使いきるなよ…
「取り敢えず、引き続き警戒を続けてよ。今日はまだ、帰って来れそうにないからね。あと、これは紙の補充ね。ニースにあまり、紙の無駄使いしないように言っといて。この紙の半分は筆談で使って良いからさ」
「瑞木は、ニースちゃんに甘いんですね…これ、半分でも、今見せた量の3倍は優にあるじゃないですか!」
そうだよ。
「もちろん、君里の付き合える範囲内で付き合ってくれればいいよ…僕としては、友達を探して長年さ迷ってた女の子の力になりたいだけだからね…」
「どういう意味です?」
君里が知るよしもない話なので詳しく話した。
「…と言うわけで、つい最近まで、ニースには友達が居なかったんだよ」
「自業自得ですね」
切って捨てられた!?
「その通りだね…」
「ですが、ニースが感じた寂しさは本物ですし、悪気も無いようですから、出来る範囲内で話に付き合う位は良いですよ…」
嬉しいな。
「そう言ってくれて嬉しいよ!」
「まぁ、秋虎もニースちゃんの話を楽しみにしてますしね…」
照れくさそうに笑っている。
「ありがとう。さて、そろそろ行くよ。現在までのリストは貰っていくよ?」
「承知しました。気を付けて行ってきて下さい」
そうだね。
「君里と秋虎も気を付けて」
自宅に戻ると、朱音さんと御影が何か言い合っていた。
「だから!それは止めときましょうよ。もし行くなら、せめて瑞木さんが戻ってからにして下さい!」
御影がいつになく真剣だ…
「どうしたの?」
「あぁ!!良いところに!朱音さんを止めてくださいよ。すぐに仕返しに行くって聞かないんですから!!」
仕返しって何だろう?
「朱音さん詳しく話してからにして下さい!!」
「わかったよ。勝手に動くと迷惑がかかるから、一旦ここまで戻ってきたんだからな…実は、姉さんの寮も襲われてた。もぬけの殻だったから、帰ってきたって話が、吊っていたハイエナの1人から出てきたんだよ!!すぐさま、全員を衛兵に引き渡して、すっ飛んで戻ってきたんだ」
最悪だ!!
もう、燈佳親衛隊の寮の場所が知れ渡ってるのかよ!!
「朱音さん、すぐに燈佳さんの寮に行きます!!しっかり掴まってください!!」
「へ?寮に?」
驚く朱音さんを無視して、お姫さま抱っこで抱え上げて、突っ走る。
死人が出るかもしれない!
早く、早く辿り着かなければ!!
瑞木美孝18才
レベル474(92)
体力値109万(1090)=11億
魔力値109万(1090)=11億
力109万(1090)=11億
知力109万(1090)=11億
俊敏さ109万(1090)=11億
器用さ109万(1090)=11億
幸運値109万(1090)=11億
魅力1100万(1090)=120億
風10万(1090)=1億
水8万(1090)=9200万
火5万(1090)=6400万
土8万(1090)=9500万
光4万(1090)=4800万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在中級
回復・風・火・転移魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(2673)さやか(3712)恵美(13,2)武司(1178)玲子(816)朱音(12,3)メルー(4345)道緒(2385)直(2588)メアリー(2512)燕(2493)レモン(2535)流々(2341)里乃(2442)リーフ(24,3)奈美枝(961)御影(8868)ユリア(2887)枩李花(2385)霞(2493)ミサ(3582)岬(3702)潤(2301)雨音(2513)美嶺(4892)牛江(490)お熊(56)スラー(169)他42名(平均1946)
天河(2665)春臣(1501)君里(2243)秋虎(2193)アーサー(519)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1826)
精霊:風(25,2)水(27,2)火(18,1)土(36,9)光(13,8)闇(17,3)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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