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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第5日目 ラードを仲良く救う会と燈佳親衛隊の意義をい・ろ・い・ろ・な意味で知らしめよう。
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250御影という才能

「よお!!御影!!随分と盛況な様だな。調子はどうだ?」


「やっと帰ってきたんですか?ものすごく…おっそいです!そもそも、なんで私と秋虎達のところに行く話から、恵美さんやリーフさんが美人だって話に流れていくんですか?思わず、その脳髄の色を見てみたくなりましたよ!!」

ほほぅ…

範囲観測で見ていたくせに、その言葉が出てくるなんて…

貴様、上級者だな?

あの甘々な展開を見ていて心折れていないって事だものな。

凄いや、御影!


「っていうかさ、何で話の内容まで把握済みなんだよ?意味がわからねぇ!!」


「ふふふっ…御影ちゃんの愛に不可能は無いのですよ!」

えぇい!


「少しは真面目に答えろや!!」


「わかりましたよ…っていうか、帰ってきて、家のこの有り様を見ても、全く動じないのは凄いと言えば良いのか…鈍いと言えば良いのか…」

おい!


「今はそれよりも大事な話だ。話す気が有るのか無いのか、ハッキリしやがれ!有るなら、今言え、無いなら!!」


「な…無いなら?」

完全にわかっててやってるよな?

確実に突っ込み待ちだろ?


「こうなるに決まっている!!」


「ですよね〜。イタタタタタタタタッ。話すから止めてくださいーっ!!」

何時ものように、コメカミへ両拳が唸る。

なぜ学習しないんだコイツは!?

いや、学習したからこその対応なのかもしれんが…

身体を張る理由がわからねぇよ!


「話せ!!早く!疾く!速く!!」


「簡単ですよ。読唇術を会得しただけですから!凄いでしょ?誉めてください。誉めて誉めて!!」

うわぁ…

マジか…

それ、ヤバイ奴じゃん!!


「御影、ちょっと耳を貸せ!!」


「え?私は耳弱いんですよ?あんまり乱暴にしちゃダメですからね?」

お前にそんなことを求めていないってのに!!

何故ネタを振らずに話せないんだ?

耳に近付けて小声で話す。


「今の話の事だ!!絶対に漏らすな!!さもないと、死ぬことになるぞ…」


「え?こんなところで、お漏らしなんかしませんよ?それとも、そういう趣味だったんですか?……まさか!私からそんな臭いがするとでも?もしそうなら、私、私……死にます!!」

馬鹿者…


「真面目に話を聞け…大事な話だぞ?」


「わかっていますよ…それを知っているのは、瑞木さんだけです。耳を貸して下さい」

急に真顔になりやがった…

何を考えてやがるのか…

仕方ないから耳を貸す。


「実は、私は読唇術の後発組なんですよ…うちの面子の女の子はほとんど持ってます。何故なら、リーフさんが色々と言ってますから、興味津々なんです…わかりますよね?だから、今さらではありますが、危なくて仕方ないので、お伝えした次第ですよ……瑞木さんのお耳ーっ…」

と言いつつ右耳を、くわえられたところで、朱音さんが引き剥がしにかかってくれた。


「御影?いい加減にしな…張り倒すよ?」

呟く朱音さんの背中が震えている。

結構マジに怒ってるね。


「既に張り倒してから言わないで下さい!!あぁ、痛かった!!」

自分に回復魔法をかけながら、御影が起き上がる。

右頬に、でっかい手形がついている。

容赦無いなぁ…


「朱音さん…とりあえず、そこにある犯罪者の塊を、衛兵に引き渡してきて貰えませんか?御影は受付で動けませんし、僕はその間に寮の方に足を伸ばしてきます」


「承知したよ。ダーリン。でも、受付は私でも良さそうだけど?」


「駄目ですね…残念ながら受付能力に関しては、御影の方が上ですから…しかも、身体能力では朱音さんに軍配が上がる。今の配置は合理性から見ても変えられませんよ?」


「ダーリンが言うのなら仕方ないね…わかったよ」

わかってくれたらしい…


「あぁ、朱音さん、ありがとうございます。そいつらの罪状は、全員殺人未遂で、現行犯です。私が断ったら激昂して、得物を抜きやがった馬鹿野郎どもです」

やっぱり、ヤバい奴ばかりだったんだな…


「わかった。衛兵に引き渡してくる。でも、何て言って断ったのかだけ言ってくれないと、渡しにくいからさ」

あぁ、本人じゃないとこっち方向で邪魔くさいな…


「あぁ、すべからく丁寧語ですらなく、我が傘下に入れと言いやがったんで…失せろ馬鹿って言ったらキレました」

それは…

女の子相手に光り物を出した時点で、問答無用で死すべしだが…

上役の指示だったろうからな。

少しだけ同情したくなった。


「わかった。じゃあ、いってくるよダーリン。すぐ帰るからダーリンも寄り道したらダメだからね?」

承知した。


「気を付けて。でも、通行人に聞かれたら、なるべく細かく、原因と結果を話してやって下さい。ラードを仲良く救う会の副会長朱音って名乗るのを忘れないで下さいね?」


「もちろんだよ!」

と言いながら、大地の精霊を呼び出し、殺人未遂犯を拘束してる鎖を、作り出した長い棒にロックして持ち上げた。

精霊へのお礼も忘れない。


 35人が一度に運ばれていく様は、圧巻の一言では表せない位の威圧感と、笑いを辺りに振り撒いていた。

 多分、結構な人間が事の顛末と、あの35人の恐怖に歪んだ悲鳴を聞くんだろうね…

 噂が広まって、ここに来ても無駄だってわかってくれれば、無駄な血が流れなくて済むんだけどなぁ。

 まぁ、別アプローチが来ないとは限らないんだけどね…


「さて、さっきの続きを話しましょうか?」

ったく、真面目なのか、不真面目なのかわからない奴だな…


「範囲観測と読唇術の組み合わせが、最悪の力を持ってるのはわかるな?」


「勿論ですよ?権力者が放っておくわけがない!!このままだと多分、私達は全員、諜報員として使い潰される…でも、ラードを仲良く救う会が、最強の戦闘機関でもあれば、おいそれとは手出しできませんよね?」

だからか…


「わざと怒らせたんだよな?」


「アイツ等には、キツい言い方をして、激昂して貰いました。まぁ、あっちの言い分は、変わらないですから、遠からず全面戦争です。早いか遅いかですから、良いでしょう?別に…」

そうだけどさ…


「まぁな。しかし少しだけ、御影が味方で良かったなと思ったよ…」


「えぇーっ!!少しだけですか?一杯思ってくださいよ!!」

駄目だな…


「そう思うには、普段の御影の素行が悪すぎる…そう言うことは残念さの濃度をもう少し薄めてから言うんだな!!」


「くぅ!!結構頑張ってると思いますけどね…」

自業自得だから仕方ないな…


「耳にかぶりついてくる御影が悪いっての!!しかし、そんなことはどうでも良いけど、ますます、うちの面子を会から卒業させてあげられなくなるなぁ…」


「あっ、酷いです!!どうでも良いとか!傷付きますよ!!でも、卒業したいと思ってる面子なんて皆無だから…実質的には、そっちの方がどうでも良いと思いますよ?」

えっ?


「あの…一応奴隷契約なんだけど?」


「うちの面子で、瑞木さんに奴隷扱いされた子なんて居ないですよね?こんなに給料が良くて、社会福祉が充実してる職場なんて、この世界をすみずみまで見渡したってある訳無いってみんな知ってますよ?口先だけの奴隷契約を気にする奴なんて居やしませんよ!!」

そっか…


「ダメだねぇ…そんなことを言ってると、後悔するかもしれないよ?」


「しないと思いますよ。そもそも、どんな後悔をすると言うんです?」

どんな、か…


「僕の後継者がアホだったりするかもしれない…」


「そうですか。では私めに、いの一番で後継者を生ませるために、私と布団の中でも仲良くしましょう!!さぁ!さぁ速く!!据え膳ですよ?どうぞ召し上がれ!!」

わかってて言ってるな…


「はいはい、仮定からしてあまり意味がないですよ…」


「そうですね。面子は瑞木さんより年嵩が多いし、よく言って同年代に近い括りですからね…後継者から受ける影響なんて、凄く少ないですよ?」

そうだなぁ…


「悪かったよ。でも、今のは言い過ぎとしても、僕ごときをあまり信用しすぎるのは、止めて欲しいんだけどな」


「少なくとも、私は瑞木さんに騙されるのなら、別に良いですよ!」

良かないわ!!


「ふぅ…因みにパーティー参加希望者は?」


「あぁ…200人程度ですね…まぁ、矛盾がある場合は容赦なく突っ込みを入れて追い払いましたけどね…ラード最高の冒険者パーティーである。月影の剣まで来てますから。この国のギルドに登録している大部分が参加希望をしてそうですね」

多すぎるな…


「仕方ないな…基本的に不合格としよう。まぁ、どちらにしても、一段落してからだけどね。さて、僕は寮の方に足を伸ばしてきます。朱音さんの相手はよろしくね!!」

言いながら、外へ出た。

さぁ、秋虎たちに会いに行こう。


瑞木美孝18才

レベル474(92)

体力値109万(1090)=11億

魔力値109万(1090)=11億

力109万(1090)=11億

知力109万(1090)=11億

俊敏さ109万(1090)=11億

器用さ109万(1090)=11億

幸運値109万(1090)=11億

魅力1100万(1090)=120億

風10万(1090)=1億

水8万(1090)=9200万

火5万(1090)=6400万

土8万(1090)=9500万

光4万(1090)=4800万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在中級

回復・風・火・転移魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2673)さやか(3712)恵美(13,2)武司(1178)玲子(816)朱音(12,2)メルー(4345)道緒(2385)直(2588)メアリー(2512)燕(2493)レモン(2535)流々(2341)里乃(2442)リーフ(24,3)奈美枝(961)御影(8832)ユリア(2887)枩李花(2385)霞(2493)ミサ(3582)岬(3702)潤(2301)雨音(2513)美嶺(4892)牛江(490)お熊(56)スラー(169)他42名(平均1946)

天河(2665)春臣(1501)君里(2156)秋虎(2193)アーサー(519)太陽(652)七海(498)エース(3398)朋久(1003)他23名平均(1826)

精霊:風(25,2)水(27,2)火(18,1)土(36,9)光(13,8)闇(17,1)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

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楽しんで頂ければ幸いです。

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