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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第5日目 ラードを仲良く救う会と燈佳親衛隊の意義をい・ろ・い・ろ・な意味で知らしめよう。
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242真紅の槍と必殺技デュアルパンチ

「大分、時間ロスだな。その割りにレベルも上がらないけどさ…」


「ついでに言えば、さっきのやり取りの時に、リーフ、恵美やセーフが来なかったのもビックリだよな。あいつらって、いつも瑞木の事を見てるだろ?」

ん?

確かにそうだよな…

そう考えるとおかしい。

リーフと話してみるか…


「リーフ、さっき僕が会った人物…というか。相手について、なにか感想があるかい?」

と、念話を送ってみる。


「ん?さっきですか?美嶺と美孝さんが話している姿しか見えませんでしたよ?美嶺に対して何を今更。他には誰も居なかったじゃないですか…」

あぁ、そうか…

あの言葉は僕ら以外には読めなかったのか。


「そうか…それなら良いんだ。何でもないよ…」

と、念話で返す。

後で直接会って話した方が良いよね。


「どうだった?」

むう…


「さっきの白銀の文字は、僕ら以外の目に留まらないようになってたみたいだね…」


「へぇ。ある意味何でもありだな…あのスライム。範囲観測を誤魔化すなんて、最強なんじゃないか?」

そうなんだよ。

僕にも勝てるかどうか…


「スラーは、僕と同じ位強かったからな…仲間たちとの関係も良好みたいだし…普通にレベルが3万を越えてれば、強くて当たり前か…」


「ん?一万倍だと、単純計算では3億にしかならんが…何故瑞木に匹敵できるんだ?」

1レベルで1の上昇だとそうだね。


「仲間との交流を積極的にしているようでね…スラーとの相性値が、100を超えてる仲間が一杯居たよ」


「瑞木と同じように相性値ドーピングか…」

待て!

なんだその人聞きの悪いネーミング!?


「美嶺、相性値の恩恵とかさ…そういう表現にしようよ…ドーピングなんて後ろ暗い言い方は嫌だよ」


「ん?まぁ、別に悪いことして相性値を上げた訳じゃないものな…」

どうも、言葉選びが偽悪的だよな…


「美嶺は、言葉が与える影響と言うものに思いを巡らせて欲しいな…何の気なしに口から出た言葉が、この世界全体に影響を及ぼす可能性を忘れちゃダメだよ?」


「んー。それはな、瑞木。今、壮大なブーメランを放った気がするのは…気のせいということで良かったか?」

うっ!!


「確かに、さっきのスラーとのやり取りは、僕とスラーとの戦い一歩手前と言う意味では、いつの間にやら世界の命運を、賭けていたかもしれんけれども!!」


「あぁ、2人が本気で戦ったら、星が割れるかもしれんからな…結果的に、言葉で回避されたんだがな…でも、瑞木に自覚がなかった事自体は、大問題なんだろう?」

あぅ!!

刺さる、刺さる。

言葉が刺さるぅ!!


「気を付けるよ…」


「俺も気を付けるとしよう」

良い笑顔だね…

お父さんは、かわいい娘には敵いませんよ…


「さて、エースは…と。」


「ん?苦戦してるな…どうしたんだ?おぉ…あいつら、戦術を練ってきてるのか!あんなの初めて見たぞ!!」

確かに…


「拙いものだが…結構有効だな…っていうか。エースが、相手と武器との相性に気づいてないのが一番の要因だけどな…慌ててるのか?」


「と言うと?」

話すより見た方が早いぞ?


「飛ばすから、しっかり掴まれよ?」


「ん。了解だ…」

と言う声の聞こえた次の瞬間に、エースの隣に移動を完了した。


「よう、苦戦してるな。これを使えよ!」


「瑞木!!なんだって言うんだコイツら!!切っても切っても、俺の攻撃が丸で効かないみたいなんだよ!!援護は効くみたいだけど、残ってるヒーラーが回復してやがって致命傷にならないしよ!!」

視野が狭くなってるなぁ…


「わかったから…とりあえず、今渡した武器で攻撃してみな!話は後だ」


「あぁ!?くそっ。こうか?」

と突き出した普通の鍛造の槍が、ファイアオークの喉笛を切り裂いて、絶命に追い込む。

槍を手にしたエースは、一瞬怪訝な顔を浮かべてから、間を待たずに次の1手に移行する。

すなわち、前面で守勢の核を担っていたファイアオークの、心臓を次々に突き刺し、その命を奪っていった。

苦戦から一転しての大攻勢に、燈佳親衛隊のみんなから歓声が上がる。


「ふむ、今のでかなりの相性値が上がったね。怪我の功名か?」


「うっさいわ!!怪我をせずにやり遂げたかったぞ!!なんで、いきなり俺の攻撃が効くようになったんだ?さっきの槍が原因って訳でもないだろ?」

団体さんとのお相手をすぐに片付けて、エースが聞いてくる。

これで小休憩が出来るな。

属性の団体さんがまだまだ来ることになってるからな…


「気付いてないのかよ!正に槍が原因だよ!!さっき渡したのは鉄の槍だ」


「槍が?何故だ?」

忘れてやがる!!


「真紅の槍を渡す時に説明しただろうが…忘れんなよ!!効かなかった真紅の槍には属性が着いてるんだよ!!火の属性がな!!」


「あっ!!」

あっ、じゃねえよ!!


「思い出したか?火の属性のせいで、火の属性の奴には攻撃が効かないから気を付けろって散々言ったよな!!」


「そういうときは、殴れだったな…っていうか。あんなん殴れるか!!体表が燃えてたっつうの!!」

バカだな…


「エースのその手にあるのは、何だったんだ?言ってみなよ?」


「籠手だな…しかも、水の加護がある奴だよな」

その通りだ!!


「そう、そして、その籠手はわざわざ殴りやすく設計してあるんだぞ。ついでに言えば火ごときでダメージなんぞ食らわないさ」


「なんか…説明の重きを置かれてる場所に疑問が残るが、自信のほどはわかったよ!そして、忘れててすまんな。助けてくれてありがとう!!」

小手の設計については前世の趣味だ。

許してくれ…


「さて…来るぞ?」


「槍をありがとうよ。返すよ。とりあえず、現れたあいつを殴ってみるぜ!」

言うが早いか。

かっ飛んでいってウィンドオークの頭を殴り付ける。

ジャンプした後、横に回転を加えて殴り付けたその右手は、ウィンドオークの頭蓋を軽々と割り砕き、衝撃でひしゃげた頭を地面に叩き付けた。


「中々、様になってるじゃないか!!」


「そうか?実は今ので、槍よりも自分の性に合ってる気がしたんだよな…」

え?

マジ?


「あの…倒すならなるべくグロくない方法でやってくれるか?素材を売らないといけないんだよ…」


「仕方ねえな…右手で殴って、左の槍で止めといくか…」

不満そうだけど…

いきなり、拳闘士に目覚めないで欲しい。

とりあえず、燈佳を女神と崇めたりしないでね。

もし、黄道13星座と戦い始めたら、無理矢理止めるから!

それはダメ、絶対!!


「それも水の加護があるから、水の属性が着いてるのを忘れるなよ?」


「わかってるよ。ウォーターオークを見つけたら、左手一本で殺るから大丈夫だ!!」

いきなり勇ましくなったのは気のせいか?


「あっ!!エースの奴、必殺技を手に入れたみたいだな」

美嶺、よく見てるなぁ


「なになに?必殺技は…デュアルパンチ?任意の場所に己の拳を発生することが出来る?右パンチと同時に、同等の左パンチを放つことによって、衝撃の逃げ場を封じることが出来ると言う話か…」


「ん?念願の必殺技か!!でも、任意の場所に発生させれられるなら、使い方的にはこっちのほうが楽だろーに」

と言いながら、また来たウィンドオークの頭を、真上に発生させた拳で、上から下へはたき落とした。


「何する気だよ?」


「こうして、無防備になった奴等を槍で刺してやれば…」

ウィンドオークが、何が起きたかもわからずに絶命した。

少し可哀想な気もする。


「完全に隙だらけだな…」


「まぁ、完全に死角から攻撃できるからな…でも、これで…俺は右の拳を使う必要も無くなったわけか」

えっと…


「悲しそうにしてるけど…考案したのは……エースだよな?」


「その通りだが…割りきれないものを…感じるんだよなぁ。何でだろ?」

まぁ…


「卑怯臭いからじゃないか?」

あぁ…

美嶺、何故言うのさ?

せっかく明言を避けてたのに…


「だよな。ピンチになるまでは封印しとこう…」

はぅっ!!

笑顔で言うのかい…

それで済むのかよ!

悩んで損したよ…

まぁ、何にしてもこれで滞ってた狩りが再開されるから、停滞状況が改善するなぁ…


瑞木美孝18才

レベル441(92)

体力値96万(1090)=10億

魔力値96万(1090)=10億

力96万(1090)=10億

知力96万(1090)=10億

俊敏さ96万(1090)=10億

器用さ96万(1090)=10億

幸運値96万(1090)=10億

魅力960万(1090)=100億

風9万(1090)=1億

水7万(1090)=8600万

火5万(1090)=5960万

土8万(1090)=8850万

光4万(1090)=4470万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在中級

回復・風・火・転移魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2673)さやか(3712)恵美(12,4)武司(1178)玲子(816)朱音(11,8)メルー(4345)道緒(2385)直(2588)メアリー(2512)燕(2493)レモン(2535)流々(2341)里乃(2442)リーフ(24,2)奈美枝(961)御影(8488)ユリア(2887)枩李花(2385)霞(2493)ミサ(3582)岬(3702)潤(2301)雨音(2513)美嶺(3922)牛江(490)お熊(56)スラー(169)他42名(平均1946)

天河(2665)春臣(1501)君里(2156)秋虎(2193)アーサー(519)太陽(652)七海(498)エース(2956)朋久(1003)他23名平均(1826)

精霊:風(24,6)水(27,2)火(18,1)土(36,6)光(13,8)闇(17,1)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

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楽しんで頂ければ幸いです。

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