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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第5日目 ラードを仲良く救う会と燈佳親衛隊の意義をい・ろ・い・ろ・な意味で知らしめよう。
254/503

236槍と投擲

「基本戦術はわかるな?投擲によるエースの援護だ!!各班に別れて、投擲武器の補充と投擲を行え!手持ちの武器が尽きたら、後列と交代して補充に向かうのだ!!まずは、武器を投げることに慣れよ!!そして、投げ方の極意についてはラードを救う会の方たちのアドバイスを聞くのだ!!」

燈佳さんの声が響き渡る。

リーフの声もかなり通るけど、騎士団には何か特殊な発声方法があるのかなぁ…


「止めはきっちり俺が刺す!!足止めしてくれれば十分だからな!まずはオークに当てる事だけ考えてくれ!!」

エースも叫んでる。

さっきから5度目だ…

毎回、大声を張り上げて、がなってるんだから、周知徹底の難しさは、わかっているらしい。


「エースはわかってるけど、燈佳さんは周知徹底の難しさが、理解できていないみたいだね」


「ん?どうしてだ?」

美嶺も見てればわかるよ。


「さっき、燈佳さんが良く通る声で1回話した後は、追加で言ってないだろ?だから、班構成や何やらが段々崩れ出してるよ。それに比べてエースの言ってる内容はきちんと順守されてるだろ?」


「ふむ…ありゃ、騎士団の時のつもりで、采配を振るってるね。違いに気付いてないってことさ」

だれもがセーフみたいにすぐに順応できるわけじゃないからね…


「じゃあ、このままだと危ないのか?」

難しいとこだな…


「今日はエースが今無双してるから、まず被害が出ることはないけど…長期的に見てプラスにはならないなぁ…でも、僕が助言しても燈佳さんはまともに聞かないだろうねぇ」


「では、私が行きましょう。燈佳は、私が言うことならいくらでも聞きますから!!」

リーフ、お帰りなさい。


「お帰りなさい。でもリーフそれはちょっと待って。多分あまりいい結果にはならないからさ…引き続きあなたは、外周部をまわって、殺気でオークの行動を操ってきて欲しいな!」


「ふぅ…またですか?私もそろそろ美孝さんと過ごしたいのですが…」

ダメですな…


「残念ですが、基本的に今日に限っては、それはダメですね…却下です」


「理由をお伺いしても?」

ジト目で見てらっしゃいますが、わかるでしょ?


「僕とリーフが一緒に行動してたら、燈佳さんが不安定になるのが、目に見えてるからでしょ!総大将にも、カリスマを発揮して貰わなきゃいけないのに貶めてどうするんですかい?」


「あぁ…そうでしたね。燈佳は私の事になると、見境がまるで無くなるんでした。」

そうだね。


「だから、リーフが行きたくないなら、リーフが残って、僕が行っても良いけど?どうする?」


「美孝さんと過ごせないなら、ここにいる意味が半減です!っていうか全滅です!!!私が行きます。いや、行かせてください!!」

言うが早いか、リーフの姿は、再度狩り場の方角へとかっ飛んでいく。


「相変わらずの依存度合いだね…」

さもありなん。


「さて、狩り場に目をやってみましょうかねぇ」


 オーク達の波が押し寄せて来ている。

 エースが起こした行動は、まず先頭の行動を挫く為に動き出した。

 具体的には、うちの面子に、燈佳親衛隊の守護を頼み、槍を掴んで駆け出したのだ。


「うおおおおっ!!」

エースが雄叫びをあげて、まばらにいるオークの脳天を、分身して槍を突き刺して片付け、左手に握ってきた短剣4本を、迫り来るオークヘビーの先頭に全力で投擲する。


 重なりあって500頭ほどで、狂乱状態で進軍してきていたオークヘビーとオークラージが、短剣のあまりのスピードによって、段々に串刺しをされていくかのように体を折って吹っ飛んでいく様が見える。

 4本の見えざる槍に胸部を貫かれた様に、短剣を投げつけられたオークが、一列辺り約40頭ずつ膝を折って力尽きた。


「おぉ!瑞木みたいに、貫くことが出来たぞ!!でも、約半数が穴あきでも、ずいぶん元気に殺気にまみれてるなぁ」

エースが嬉しそうに自分の力を確認している。

本気を出せば、倍位は楽勝だと思うけど?


 致命傷になったのは、1列80頭あたりの約半数。

 合計160頭を致死に至らせている計算だ。

 全体で考えれば、まだ、この近辺にいる340頭位が、殺気だった視線を送ってくる。


 そこへ500頭という数に圧倒され、戦場を見つめて固まっていた味方からの援護投擲が始まった。

 3本ほど、エースに当たる軌道だったが、全く気にする様子もなくかわす。

 一番先頭にいた10頭が、投擲の数の圧力に耐えきれずに胸から腹にかけて投擲された武器を無数に生やして絶命した。

 そして、この事実により、燈佳親衛隊から盛大な歓声と、拍手が巻き起こった。


「戦闘中なんだがなぁ…でも、初めて敵を倒せたら、嬉しくて仕方なくなるからな…早めに援護に戻ってくれるといいが」

ほぼ止んでしまった援護投擲の中、槍を器用に使って、一瞬で10頭の首に風穴を開けながら、エースが呟く。


 次の瞬間、まだ、無傷な奴等が160頭いる事がわかっているので、分身でもするかなと考えていたエースの背後から、投擲の雨が再開された。

 指示がうまく遵守されていないことに気付いた燈佳によって、何度も繰り返して指導され、途切れることなく一定間隔で投擲されてくる武器は、オークの体に次々と突き刺さる。

 そして、突き刺さった武器の痛みは、オークの注意を散漫にして隙を生む。

 隙を作ったオークは、エースの槍によって、次々に首あるいは胸を1突きされ、次々と命を断ち切られて転がっていった。


「よし!!これで、この波は終了だな!!」

合計500頭のほとんどを槍の餌食にしてエースが叫ぶ。

槍を一回転させて、穂先から、血を飛ばしながらエースが一息ついた。


「取り敢えずは、形になったね」


「あぁ、燈佳も指示の仕方を改めたことだし…結構いい形になったんじゃないかい?」

何とかね…

でも、他の人のフォローって自分でやるのの何倍も疲れるよ…

昨日も一昨日も、きっちりこのフォローをやり遂げていたエースってすげえよな。


瑞木美孝18才

レベル440(92)

体力値96万(1090)=10億

魔力値96万(1090)=10億

力96万(1090)=10億

知力96万(1090)=10億

俊敏さ96万(1090)=10億

器用さ96万(1090)=10億

幸運値96万(1090)=10億

魅力960万(1090)=100億

風9万(1090)=1億

水7万(1090)=8560万

火5万(1090)=5920万

土8万(1090)=8810万

光4万(1090)=4440万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在中級

回復・風・火・転移魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲495、打撃174、短剣731

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2673)さやか(3712)恵美(12,4)武司(1178)玲子(816)朱音(11,8)メルー(4345)道緒(2385)直(2588)メアリー(2512)燕(2493)レモン(2535)流々(2341)里乃(2442)リーフ(24,1)奈美枝(961)御影(8488)ユリア(2887)枩李花(2385)霞(2493)ミサ(3582)岬(3702)潤(2301)雨音(2513)美嶺(3325)牛江(480)お熊(56)他42名(平均1946)

天河(2665)春臣(1501)君里(2156)秋虎(2193)アーサー(519)太陽(652)七海(498)エース(2483)朋久(1003)他23名平均(1826)

精霊:風(24,6)水(27,2)火(18,1)土(36,6)光(13,8)闇(17,1)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

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楽しんでいただければ幸いです。

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