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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第5日目 ラードを仲良く救う会と燈佳親衛隊の意義をい・ろ・い・ろ・な意味で知らしめよう。
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232パラライズオークの殲滅と美嶺のファーストキス

「恵美さん、今、何頭狩ったかわかるか?どうも、範囲観測で数えるのが苦手なんだ…とりあえず、波が一段落したことは知覚できるんだがな…」

エースが恵美に聞いている。

確かに慣れが必要なんだよね…

こう、全体をフワッと掴む感じで、数把握を念じるとわかるみたいな…

口では上手く説明できない…


「私が収納に突っ込んだのが、108頭ね。さっき314頭を斬り倒したから、422頭を倒してるよ。って言うか。もう少し、急所を狙いなよ!最初の108頭は半分位、私が止めを刺したんだから、しっかりやってよ」

なんか、最初に会った時を思い出すな。

丁寧語は普段使わないんだよな…


「すまねえな。さっきは燈佳さんが気になっちまって、集中できてなかった」

一番まずいパターンに、はまり込んでたか。


「目は覚めたか?」

ニカッと笑いながら、からかう。

良い笑顔だ…


「当たり前だ!!あのキスで気合いを入れなかったら、俺に明日の朝日を見る資格はない!!後、3300頭全てぶっ倒すつもりで行くぜ!!」

そうだな…

現在のオーク総数は約3500頭だからな。


「なぁ…瑞木…エースの奴なんで、全部を倒すって言わないんだ?差し引きが合わんぞ?」

ん?

それはな、美嶺…


「毒持ちのオークは、僕が200頭駆逐する予定だからだよ!それに美嶺に100頭抜きをするって約束したじゃないか!!」


「おぉ!!俺との約束を覚えていてくれたのか?忘れられたかと思って、少し寂しかったが、杞憂のようだな。良かったぞ!!」

すまんな。


「僕が美嶺との約束を忘れることも、違えることも無いぞ。だが、不安にさせたみたいだな。ゴメンよ。許してくれ!!」


「ふふっ!!謝るなよ瑞木。瑞木は、全く悪くないじゃないか!少し俺が知らなかっただけだ。気にするなよ…さぁ、エースの方にも大群が迫ってるが…すぐそこに固まってる奴等が瑞木の言う毒持ちのオークじゃないのか?」

美嶺…

お父さんは頑張るからね!!


「ありがとう。奴等は正にパラライズオークだな。リーフの近くには、ポイズンオークが固まってる…さっき放った殺気ではない衝撃が、こいつらの恐怖心を煽って、仲間と合流させたらしい!」


「なんか、あまり見たことない奴等だな…って言うか。なんで、こんなに見分けにくいんだ…?」

見分けにくい?


「もしかして、個体認識をしてたりするか?」


「あん?そりゃするだろ?瑞木は出来ないのか?」

無理だ!!


「悪いが、オークの個体認識は不可能だ。美嶺も徐々に出来なくなると予想するぞ?」


「そっかー、確かにさっき範囲観測で、見ていても見分け辛かったもんなぁ…やっぱり俺って、オークから逸脱したんだな…でも、どうってこと無いと思ってたのに、こんなにも寂寥感に包まれるなんてな」

でもね…


「悪いけど、それは僕ら人間の側に美嶺が近づいてくれてることになるから、僕は嬉しいな!!」


「…そうか。そうだな。そういう考え方もありだよな…今の俺はオークじゃないんだから…」

そこの部分は悩んで自分で結論を出して貰うしかないな…


「すぐに結論を出す話じゃないだろ?悩めば良いさ…ただ、あの集団は狩らせて貰うけどな!準備は良いかい?」


「そうだな!!準備は端から万端だ!!しっかり掴まってるぞ…存分にやってくれ!」

僕の背中で美嶺が話す。

首に回した細い腕に、しっかりと力がこもっている事を確認して、僕はパラライズオークに向かって走り出した。


「美嶺の耐えられる最高速度で行くからな?」


「わかった。頑張るよ!」

さっき、エースが見せた分身など、僕にとっては児戯に等しい位簡単だけど、美嶺が背中にいるから出来ないんだよね…


「まずは投擲だな…」


 5つの短剣を右手に出し、横凪ぎに短剣を5つ投擲する。

 外周で、警戒していた5頭の心臓に正確に吸い込まれた短剣は、その命の泉を破壊に追い込み、5頭の膝を折らせた。


「まずは5頭、美嶺、衝撃は問題ないな?」


「ん?全然問題ないな。今、いつ投げたのかも知覚できないほど滑らかな動きだったぞ?」

ならば、連続投擲も可能だな…


「じゃあ、次は続けて行くからな?気を付けてな!」

 言うが早いか、投擲開始。

 右手で5つ、左手で5つ、合計10本の短剣が飛んでいき、外周のパラライズオークの命を手折る。

 返す刀の様に、払った両手に再度短剣を収納からセットする。

 僕の両手が、横凪ぎに振るわれる度に、10頭ずつ膝を折るパラライズオーク。

 相手が異変に気付いて騒ぎ出したのは、残り5頭になってからだった。

 既にパラライズオーク達の死体は、95頭にも及んでいる。


「なんだ?やっと異変に気付いたのか?迂闊な奴等よ」

一応、技術の勝利なんだけどな…


「そう言ってやるなよ…短剣の着弾音もほぼしないように、気を使って投げたんだから…最初は、座り込んだとしか見えなかったはずだしね」


「ふむ…瑞木の暗殺術が一枚どころか百枚位上手だったってことか」

そうそう…


「逆に、死ぬ前によく気づいたなって、称賛したいところだな…まぁ、粗品として、短剣を心臓に直接プレゼントしに行く位しか、してやれないけどな…美嶺、行くよ?」


「了解」

右足で踏み込む。

一気に加速して、パラライズオークの懐に飛び込みながら、心臓に短剣の刃をつき入れ、そのまま、少し後ろに向かって押しやると、草はらにガサリと音を立てて、死体が転がった。

残り4頭が、倒れた様子に目を奪われるその瞬間に、背後から、短剣を脳天に2つずつ突き刺す。


「あれ?心臓じゃないのか?」

理由があってな…


「コイツら4頭は互いに、お互いの姿を確認して、見張ってたんだ。だから、その中に入り込むリスクを避けて、脳天にぶち込んだわけだよ」


「ほほぅ!だが、なぜ2本も?」

むむっ!!


「それはな、コイツらの体液には、麻痺成分があってな。なるべく血を撒き散らしたくないんだ。すると、刺した短剣をコジって組織を破壊するのは悪手だ。そして、前に脳天に短剣を刺した場合は、一本では絶命しなかったことが有ったのだよ」


「だから、2本か…よくわかった!!」

さて、これで約束達成だね。


「美嶺、これで100頭抜きを達成したぞ?満足して貰えたかな?」


「うん?あぁ…そうだな!!さすが瑞木だ!!あの100頭抜きを一瞬で片付けるとは!!あまりの事に放心してしまったぞ!!」

戸惑いの後に、満面の笑顔を浮かべている。


「さて、いつまでもこうしてはいられない。ポイズンオークを狩りに行かないとね。他の集団のコントロールもやらなきゃな…」


「素早く他事の心配か、相変わらず心配性だな。まぁ、その辺りは、長としての務めだろうがな。瑞木、こっちを向け!!」

やることは多いからね…

んで、何さ?


「どうした?」


「なぁ、瑞木、俺を抱く気は無いんだよな?」

何を今更。


「その結論を変える気は無いぞ」


「わかった。でも、唇位は寄越して貰うぞ!!」

そう言うと、振り向いている僕の唇に、美嶺の唇が重なった。

ぶっちゃけかわす事は可能だけど、さすがにそれは野暮に過ぎるだろう…

軽く触れた唇は、すぐに離れていった。


「満足かな?」


「うん!思ってたより、キスって衝撃的なんだな。軽く触れただけなのに!!ある意味で、燈佳の凄さを知ったぞ!ファーストキスで俺にはあれは出来ん!」

夢中になってたからなぁ…


「そうだな…なんとなく、リーフに繋がるものを感じるけどな」


「どういう意味なんだ?」

簡単だよ…


「僕の初めてはリーフで、リーフも初めてだったと思うけど…散々に蹂躙されたからね。似てるだろ?」


「……なんだ?その精神的な双子は!!ある意味で羨ましい!!」

まぁ、似てるよね。

2人とも、依存しだすと一直線なところとか…


「人それぞれだよ…さぁ、パラライズオークを収納して、次はポイズンオークだ!!」


「今のでレベルが、ドカッと上がったから、限界値が随分上がったぞ!!だから、遠慮しないで、動いて良いぞ!!」

と言う美嶺に…


「じゃあ、背中から降りて、見ていて貰うからね」

と伝えると…

普通に泣かれました。


「待って、すぐ横で、すぐ倒すから、その間だけだよ!!」


「それなら許してやる!!」

機嫌も治ったし、待ってろよ!!

ポイズンオーク!!


瑞木美孝18才

レベル436(92)

体力値94万(1090)=10億

魔力値94万(1090)=10億

力94万(1090)=10億

知力94万(1090)=10億

俊敏さ94万(1090)=10億

器用さ94万(1090)=10億

幸運値94万(1090)=10億

魅力940万(1090)=100億

風9万(1090)=1億

水7万(1090)=8470万

火5万(1090)=5870万

土8万(1090)=8720万

光4万(1090)=4400万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法・殺気自在中級

回復・風・火・転移魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲505、打撃174、短剣731

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2663)さやか(3712)恵美(12,4)武司(1178)玲子(816)朱音(11,7)メルー(4325)道緒(2365)直(2568)メアリー(2492)燕(2473)レモン(2515)流々(2321)里乃(2422)リーフ(23,9)奈美枝(961)御影(8468)ユリア(2867)枩李花(2365)霞(2473)ミサ(3562)岬(3682)潤(2281)雨音(2493)美嶺(2638)牛江(480)お熊(56)他42名(平均1936)

天河(2645)春臣(1481)君里(2156)秋虎(2193)アーサー(516)太陽(652)七海(498)エース(2346)朋久(1003)他23名平均(1821)

精霊:風(24,6)水(27,2)火(18,1)土(36,6)光(13,8)闇(17,1)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

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楽しんで頂ければ幸いです。

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