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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第4日目 アールの集いを運営するものの気概とは
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219鍵軒燈佳と鍵軒めぐみ

「結論から言いましょう…ナイス判断でした。流石と言っても良い」


「ふふっ!そうでしょう!!あのままじゃ、みんなが萎縮してしまってましたから、きっと良いことなかったですよ」

正にそのとおりだ…

僕が風呂場から出たら、凄い勢いで安堵の息が聞こえてきてたからな…


「まぁ…僕の方では一応、召喚魔法で登場という衝撃的な一撃の冷めやらぬ中で、契約と言う、騙し討ちに近い方法を想定してましたから、正攻法を選んだ燈佳さんには、惜しみ無い拍手を送りましょう」

言いながら、笑顔で拍手を贈った。


 因みに、今は燈佳さんも風呂からあがってホコホコしてる。

 湯上がりの女の子って、何でこんなに良い香りがするのか。

 多分、永遠の謎だ…

 まぁ、手は出しませんがね。


「え?瑞木が正攻法じゃない方法で?それって…説得の難易度と関係してたりしますか?」

ん?

何を今さら…


「何を勘違いしているか知りませんけど…僕は基本的に効率重視の人間なので、いつも、採れる手段の中で、一番効率の良い方法を選んでいますよ?」


「つまり、正攻法は効率的ではないと?」

んー。

どの効率を重視するかで変わるんだよね…


「僕の方法は契約を結ぶという観点では優秀ですが、長期的には問題が起こる場合があり、正攻法は、契約を結べない可能性が高まりますが、長期的には問題が起きにくいんです」


「瑞木が想定した方法だと、どうしても、一定数しこりが残り、逆に正攻法ではそれがないって意味ですか?」

そうだね。


「説明の時も言いましたが、騙し討ちにされたイメージがつきやすいので、運営時に不満が出やすいんですよ」


「あら、そんな方法で進めようとするなんて、ちょっと酷くないですか?」

そうでもない。


「残念ながら、強引な手段で組織をぶん回そうとしなければ、ほぼ問題ないレベルですよ…それに、契約できなかったら、結局は燈佳さんの負担になるわけですが、正攻法は、主人の説得に全てがかかってきます。それを迷わず選択した貴女に惜しみ無い拍手を贈ったつもりですよ?」


「あら、随分な言い方ですね。意地悪っ!でも、趣旨は理解できました。後戻りが出来ないことも…」

もう、最初のグループが入ってきますからね…


 さっき買い入れた元騎士団の寮で、契約の話を行うことにしたため、20人のグループで、料理屋榊から移動して来る第1組が到着した。


「綱芳さん、メルーさん。ありがとう。引き続き2組目をお願いしますね」


「はいっ」「わかりました」

メルーさん達は、安定の案内係だ…

全幅の信頼をしてしまうなぁ。


「さて、燈佳さん。どうぞ…」


「やあ、今晩は諸君。私は鍵軒燈佳、奴隷商人から君達を買い受けたものだ。端的な言い方をすれば、君達の主人ということになる。ここに集まって貰ったのは2つの理由がある。何故かわかるものが居たら挙手をして欲しい」

ずいぶん固い話し方だなぁ。

騎士団当時の話し方かな…


「はい」

1人の女の子が手をあげた。

この状態で返答出来るとはなかなか見所があるな。


「はい。話してみて?」

こんな、優しい声も出せるのかよ…

まぁ、朱音さんやリーフへの口調なんだけどさ…

あんな声音は僕限定でした。

ちぇっ、悔しくなんかないんだからね。

勘違いしないでよね、ふんっ。


「私達の仕事の指示とその期限を言いつけるためです」

むぅ。

こんな夜にですか…

元の雇い主の下での生活が忍ばれるなぁ。

まぁ、そんな時間に契約をしようとしてる僕等には、言われたくないかもしれないけどさ。


「ありがとう。でも、そうではないのだ」

あくまでも優しい口調を崩さない。


「すみません!!間違えてすみません!!罰を与えて頂くのでしょうか!」

そう言ってひざまずいて、衣服を脱ぎ出した。

そこには、酷い鞭の痕が無数に残っている。

前の主人は、この子の事をこう扱ったのだろう…

鬱憤ばらしか。

最低だな…


「服を着るのだ。誰も罰を与えたりしない。安心して良い。ここへは私の話を聞いて貰うためと、私と奴隷契約を交わして貰うために集まって貰ったのだ」

ふむ。


「あれ?ぶたないのですか?」

不思議そうな顔で見上げる顔が痛々しい…

是非、前の主人を地獄に突き落としてやりたい!!


「まず、君と契約しようか。君の名前は?」

そうだね。

一番大事だ…

けど…

その子はかなり特殊だね。


「私の名前?おいって呼ばれていました…他の名前で呼ばれたこと無いから、多分おい……です」

真実、名前の欄が、おいなのだ。

この子の前の主人は、僕のぶち殺すリストに名前を載せておこう…


「では、私が新しい名前を贈っても良いか?」

是非!!


「嬉しい!!なんて呼んでいただけますか?」

笑顔が輝いて見える…


「鍵軒めぐみではどうだ?」

最高だよ!!


「私を?家族にして頂けるのですか?そんな!畏れ多い!!」


「嫌なのか?」


「いえ、凄く嬉しいです!でも、私は奴隷ですよ?良いのでしょうか?」


「良い。主人の私が言うのだから文句はないだろう?」


「はい…めぐみ…私の名前。鍵軒めぐみ…私の家族…」

静かに涙を溢し始めた…


「私は、君に私と共に働いて貰いたいと思っている。衣類の用意や1日3食の食事、この寮で部屋も用意した。私と奴隷契約をして共に仲間となって戦ってはくれないか?奴隷契約を結んでくれれば、公的な奴隷の身分から一般市民にすることも考えている!!」


「はい!!喜んで!!」

笑顔で答えるめぐみ…

最初の契約が成立した。

というか、名前を渡した時点で決定だったけどな…


「私達も?」「まさか…」

口々に信じられない声をあげる奴隷達に、燈佳さんが声をかける。


「全員に同じ契約をして貰いたいが!!受け入れて貰えるだろうか!?」

良く通る、凛とした声だ。


「是非」「喜んで」「お願い致します」

次々に同意していく。

契約ラッシュだ…


「ありがとう。みんな、これから宜しくな」

契約後に挨拶する燈佳さんも涙ぐんでいた。


「さぁ、まだ先は長いですよ?これを着けておいてください。魅力値を抑える指輪です。今ので1万近くまであがりましたから…危険です」


「どういうもの?」

知りたいよね…


「魅力値を高めすぎると、周りの人が狂うんですよ。その予防措置です。さぁ頑張りましょう」


「危ないですね。まぁ頑張りましょう…」

と言いながら、全員と話をして、次々と契約を成立させて、瞬く間にほぼ全ての仲間達と契約が終わった…

ほぼと表現した理由は…


「ダメですね…」


 最後のグループにいた2人が、どうしても契約できなかったのだ。


瑞木美孝18才

レベル427(92)

体力値91万(1090)=10億

魔力値91万(1090)=10億

力91万(1090)=10億

知力91万(1090)=10億

俊敏さ91万(1090)=10億

器用さ91万(1090)=10億

幸運値91万(1090)=10億

魅力910万(1090)=99億

風9万(1090)=1億

水7万(1090)=8290万

火5万(1090)=5750万

土7万(1090)=8530万

光4万(1090)=4300万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法中級

回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法・殺気自在初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2595)さやか(3712)恵美(10,7)武司(1178)玲子(816)朱音(11,3)メルー(4068)道緒(2315)直(2514)メアリー(2429)燕(2398)レモン(2463)流々(2267)里乃(2373)リーフ(19,7)奈美枝(961)御影(8006)ユリア(2804)枩李花(2311)霞(2412)ミサ(3499)岬(3612)潤(2211)雨音(2399)美嶺(1232)牛江(325)他42名(平均1926)

天河(2598)春臣(1431)君里(2076)秋虎(2061)アーサー(509)太陽(652)七海(498)エース(2146)朋久(1003)他23名平均(1781)

精霊:風(24,0)水(26,9)火(17,8)土(32,9)光(13,5)闇(16,8)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

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