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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第4日目 アールの集いを運営するものの気概とは
235/503

218お熊さんと牛江さん

「しかし、何か急いでたけど…どうしたんだ?」

飯田諜報長官の執務室を後にした途端に美嶺にたずねられた。


「簡単だよ。向こうで問題が起きてるから、大きくなる前に帰って、なんとか収めたいのさ」


「「え?」」

美嶺とリーフの目が見開かれて丸くなる。


「だから…悪いけど、2人で帰ってきて!僕は最速で帰るから!!じゃあもう行くよ」


「わかった」「私達もすぐ行きます!!」

ん。

気合いを入れるのはいいけど…


「くれぐれも事故には気を付けてね」

告げた後、最速で料理屋榊の風呂場まで駆け抜けた。


「お前っ!!恩人をどこにやった!?」

熊の獣人が叫んでいる…


「し、知らない知らない!!あたいと話してたら、急に姿が無くなったんだ!あたいは何も知らないよ!!」

両手をそれぞれ犬と猫の獣人に拘束され、ひざまづかされた牛の獣人が悲痛な叫びをあげている。


「惚けるな!!恩人の側にいたお前が何かしたに決まってる!早く返せ!!」

熊の獣人の振り上げられた右手が、下ろされようとした時に、風呂場に到着できた。

そのまま、右手を掴んで止める。


「はい、そこまでですよ…雇い主が…燈佳さんが急に消えて不安なのはわかりますが、折角助かった命を喧嘩なんかで無くしちゃ駄目です…」

にっこり笑って伝えると、熊の獣人のお熊さんは、明らかに狼狽の色を濃くした!


「す、スポンサー様!!どうしてここに!?」

今にもひれ伏さんばかりの勢いだ…

犬子さんと猫子さんは既にひれ伏している。

おいっ!!

なんだ?

その呼称!!

スポンサー様って…

切実に止めて欲しいです。

とりあえず、お熊さんの手を離すと、お熊さんが即ひれ伏した。


「助けてくだざい!!あだい何も知らないよ!!」

牛江さんには後ろからは、抱き付かれました…

ここは風呂場…

当然、全裸である!!

まぁ、いつもの鎧に阻まれてますけどね。

ついでに、我関せずや遠巻きに見てる子達も女性で、かつ裸だ…

非常に居心地が悪い!!

でも、伝えないと場が収まらないのは明白だね…


「君達の恩人は無事だよ!!大丈夫!!君達の今日からの寝床であり、拠点を確保するために、交渉に行っただけですよ!!しかも、その交渉は成功しました!!今日から自分たちの布団で寝られますよ!!」


「は?」「寝床?」「布団?」「自分たち?」

誰一人意味がわからないらしい。

望外の事態が起きてるということかな?


「スポンサー様、交渉が終わったなら何故、恩人は戻ってこないんですか?私達が捨てられたからじゃないんですか!?」

お熊さん…

不安なんだねぇ。


「違いますよ!大丈夫!!今、君達の家の鍵を貰ってから帰って来ますからね。少しだけ時間がかかるんですよ。そもそも、燈佳さんと君達は一蓮托生だから、君達が頑張らなきゃ、燈佳さんが困っちゃいますけど…例え困っても、捨てるなんてあり得ませんよ。怖そうに見えるけど、根本の部分では、あの人は優しいですからね」


「じゃあ、またすぐに恩人に会えるんですね?」

ひれ伏したままで、お熊さんが安心した…


「あと2分位かな…お熊さん、顔をあげてよ。普通にしてくれていいさ。僕は、君達の仲間にはならないけど、友達になれたら嬉しいんだ…」


「そんな勿体ないお言葉!奴隷に対して、お掛け頂くなんて!!恐れおおいことでございます!!今にも気絶しそうです…」

言葉のとおり、緊張しすぎたのか、ひれ伏している股の間から、流れ出ているものが見えている…

あぁ。


「ゴメンよ…怖がらせるつもりはなかったんだけどなぁ…」


「ねぇ…恩人はなんで消えたの?あたいの目の前から忽然と消えたんだ。あたいの話の途中でさ…居なくなった後にお湯がこう…トプンって」

居なくなった空間をお湯が埋めたんだね…

もう!

こういうことが起きるから、風呂はダメだって言ったのにな…

食堂ならまだ、ビックリしにくいのにさ…


「牛江さんは、召喚魔法って知ってる?」


「スポンサー様!!あたいの名前を呼んでくれるのか!?凄い嬉しいな。召喚魔法って、お伽噺に出てくる魔法だよ」

名前くらい…

とは、考えちゃ駄目だよな…

みんなの命名自体がこの上無く適当だし!!


「その魔法で燈佳さんを、交渉場所に僕が喚んだんだよ…」


「だから、急に消えたの!びっくりだね…どうやって帰ってくるの?」

召喚しますよ…


「僕がまた喚ぶんだよ。さて、そろそろ2分になるから…約束の時間になったら呼ぶからね。少しだけ待って」


「はーい。じゃあ、その間ここを使う?」

…股間を指すんじゃありません!!

そう言うことに君たちを使う気無いから。


「牛江さん。貴女はまだ17才で成人前でしょ?はしたないから止めな…」「大丈夫だよ?10才前からしてるから。でも…あたいのじゃあスポンサー様が汚れちゃうか…ごめんなさい。失礼な事を申しました」

10才前?

汚れる?

誰だよ!!

そんなことしやがった奴は!!

こんなこと言わせるように仕込んだ奴は!!

ぶち殺すぞ!!


「牛江さん…君は十分魅力的だけど、僕には奥さんが居てね。愛してるから、牛江さんと遊んだり出来ないんだよ。ごめんね。気持ちだけありがたく貰っておくから…」

自然と涙が溢れて、止まらなかった。


「何?何で泣いてるの?あたい?何か失礼な事をしましたか?」

慌てなくていい…


「これからは、体を売らなくて良い生活を燈佳さんがさせてくれるから!大丈夫だよ…」


「ん?スポンサー様、同情してくれたんだ…でも、あたいの日常だから…あんまり気にしなくて良いんだよ?それに生きてるだけで、随分とありがたいからね…今回は本当に死んだと思ったもの」

駄目だ!

そんなことを言わないで欲しい。

僕はこの子達に、普通の幸せをあげたい…

牛江さんを強く抱き寄せる。

契約を頑張るしかないね!!


「時間だよ。元副騎士団長鍵軒燈佳よ、今ここに現れよ!!」


「はい、ただいま…って、瑞木、何やってるわけ?風呂場で牛江ちゃんと抱き合って!駄目よ!?リーフお嬢様に不義理を働いたら、死を覚悟なさい」

うっさい!

アンタの尻拭いだよ!!


「燈佳さんが急に消えたから、パニックが起きる一歩手前だったんだよ!!それをなんとか、僕が止めたんじゃないか!!感謝されても、蔑まれる謂れは無いですよ!!」


「…それは、大変に失礼な事を言いました。ごめんなさい。許してください!」

きちんと頭を下げたね。

非を認められるのは、良いことですな。


「さぁ、みんな、燈佳さんが帰ってきましたよ?安心しましたか?」


「「はい」」

唱和された。


「じゃあ、契約に移りましょう」


「はい、ローブ。お風呂に入ってからで良いでしょ。鍵も一緒に保管しておいて下さい。よろしく」

って、ごく自然に脱ぐなよ…

こう、恥じらいというものをだね。


瑞木美孝18才

レベル427(92)

体力値91万(1090)=10億

魔力値91万(1090)=10億

力91万(1090)=10億

知力91万(1090)=10億

俊敏さ91万(1090)=10億

器用さ91万(1090)=10億

幸運値91万(1090)=10億

魅力910万(1090)=99億

風9万(1090)=1億

水7万(1090)=8290万

火5万(1090)=5750万

土7万(1090)=8530万

光4万(1090)=4300万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法中級

回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法・殺気自在初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2573)さやか(3712)恵美(10,7)武司(1178)玲子(816)朱音(11,3)メルー(4036)道緒(2315)直(2514)メアリー(2429)燕(2398)レモン(2463)流々(2267)里乃(2373)リーフ(19,7)奈美枝(961)御影(8006)ユリア(2804)枩李花(2311)霞(2412)ミサ(3499)岬(3612)潤(2211)雨音(2399)美嶺(1232)牛江(215)他42名(平均1926)

天河(2598)春臣(1431)君里(2076)秋虎(2061)アーサー(509)太陽(652)七海(498)エース(2146)朋久(1003)他23名平均(1781)

精霊:風(24,0)水(26,9)火(17,8)土(32,9)光(13,5)闇(16,8)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

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楽しんで頂けると幸いです。

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