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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第4日目 アールの集いを運営するものの気概とは
233/503

216報酬の減額と美嶺を認めた飯田諜報長官

 飯田諜報長官のオフィスには、サクッと2分程で到着した。

 奴隷商人の館が町外れだったから、中心地のオフィスには少し時間がかかったな…


「で?入室の許可証は?」

更に部屋の前でこの兄ちゃんに引っ掛かったわけだ…


「昨日、重要案件として直接ラード王様より、指示を受けていましてね…特にそういった物は所持していません」


「ふぅ…此処が何処かわかってるなら、当然の事を言ってることがわかるはずですよね?通せませんよ?」

わかるけどさ…

仕方ないでしょ?

王様が何もくれなかったんだからさ!


「仰ることがわからないとは言いませんから、申し訳ないですが、瑞木美孝が話したいと言っていると飯田さんに伝えて頂けませんか?」


「是非ともお願い致します!!」

リーフが必死で懇願してくれた…

…ある意味必死すぎる。


「ま、まさか!?貴女は騎士団長のリーフ様?何で?」

えっ?

気付いて無かったんかい…

君って諜報機関所属だよな?

まぁ、いいや。


「そう言うのは良いですから。早いとこ確認をお願いします!!」


「えっ?あっ…はい。ただいま確認して参ります!!」

そう告げた職員が駆け出していった。

慣れてない感じだね。

この前の兄ちゃんは、もっとこなれた動きだったし…


「あぁ…新人さんなんだね…」


「おぉ!瑞木夫妻!!昨日の今日でいらっしゃるとは…どうしましたか?」

…どうしましたか?

じゃねぇよ!!


「あの新人の対応法を見てたんですよね?影ながら…」


「何の事でしょう?」

涼しい顔をしやがって!

アンタが僕の来訪に気付かないわけないだろうが!!

どうせ、新人の接客レベルの確認に僕らを利用しやがっただけだよな…


「緊急でお話ししたいことがあるんですけど…お時間頂けますよね?」


「無理だと申し上げたら?」

あぁん?

冗談に付き合う暇はない!!


「残念です。本人にお会いしてお伝えするしか無いわけですね…ではお暇すると致しましょう」


「…本人というのは?まさか…」

1人しかいないよな!!


「貴方はラード国王の代理人、だよね?行くよ、リーフ」

なんなら、召喚魔法で今ここに喚び寄せたっていいんだけどな…


「失礼致しました。万難を廃してお話を伺いましょう!!」

笑ってないで、言葉遊びはもう少し暇な時だけにして欲しいな!


「用件は簡単です。獲物を持ってきただけですから…」


「っ!!それは…例の獲物ですね。本当に失礼致しました!!最低でも1週間の期間を必要としていると判断しておりました」

だからって遊ぶなよ!!


「それは、残念でしたね…お陰で少しイライラしましたよ?」


「おぉ、怖い!早急に対応しますので、どうかご容赦を…」


「対応の種類によりますね!!状況によっては、先程の冗談が、冗談では済まなくなりますよ?急いでいるんです!!」


「まずは、お話を伺いましょう!!執務室は此方です!!どうぞ…」

話の逸らしかたは上手いよな…

執務室まで通された。

飯田氏の顔には先程の笑みは微塵も浮かんでいない。


「一応の確認ですが…人払いと盗聴は、完璧でしょうね?」


「はい。先の騎士団の寮と同程度の信頼は置いて頂けます!ラードの存亡がかかっておりますので…」

なら、いいか…


「例の件、2頭を討ち取り、1頭を無力化しました!証拠を確認したければ、相応の場所に案内して貰いたい…」


「!!3頭とも!?わかりました…こちらへどうぞ!!」

案内された執務室の隣は、不自然なほど広く、何もない空間だった。


「ここに出せと言う指示として受け取るが…相違無いですか?」


「結構です。存分にどうぞ!!」

ふむ…


「わかってないようなので…聞くぞ?血に対する防御はどう固めている?」


「血の対応ですか!?特に何も?」

あぁ、知らない情報か…


「貸し、2つめだな…」


「と、申しますと?」


「このまま出すと、飯田さんが明日辺り死ぬってことだね…」


「意味不明すぎて、借りを計上できませんね…」

ピンと来るものはなかったらしい…


「多量のギガントタイプの血には、同族を召喚する力がある…このままだと、ここで発生したゴブリンとコボルトに囲まれる心配があるんだけど?それでも、このまま置く?」


「…そういう意味でしたか!借りを2つ計上して3つとさせて頂きます!!長年、ギガントタイプの発生後には、同種の発生率が高くなっている謎の回答も頂きましたから!!」

良くわかってるね…

流石だよ。


「と言うことは……どうしたい?」


「その血による影響の下限値をも、ご存じの様子ですが?」

言葉尻から捕まえるか…


「実験して確かめたんでね…でも、只と言うわけにはいかないですね」


「ふむ。いかほどのお支払が必要ですか?」

金は要らんな…


「実は、僕の金に群がるハイエナに苦慮してましてね…今日も1匹駆除しましたが。そいつらが、減るような噂を流して欲しいんですよ」


「ほう、具体的には?」

ふむ…

僕のシナリオが優れているとも限らないんだよな…


「とりあえず、僕は守銭奴で、仲間を集めた理由は、金のため…金にならない奴隷を買う気は無い。相場の把握に努めてる。って辺りをクロガネに叩き込んで放っておきましたよ?」


「クロガネが、生き残った奴隷を安く買い漁ってたのは、把握していましたが…繋ぎ合わせると、奴隷の命を使って、身代金を要求して来たから突っぱねた。といったところですか?」

間違ってないけど…


「まぁ…その先を聞きたいなら、情報統制に、尽力して頂きたいんだけど?」


「先がある?どんな対応ですか?先程の依頼をお受けしますので…もちろん、情報統制にも尽力しますよ?」

まぁ、いいか…


「別の人物に、安く買い叩かせて、奴隷達を保護したんだよ…」


「…準備期間は?」

ん?

それって…

気にするとこか?


「20分かな…」


「……恐ろしい。レスポンスが尋常じゃない!!ええと…奴が買い漁ったのが………」

ぶつぶつ口の中で検討してる…


「諜報長官!!早くしてくださいますか?私達急いでいるんです」

リーフが普通に急かしてる…

不謹慎なんだろうけど、少し嬉しいな。


「っと。大変失礼しました!交渉人としての質の差がこれ程とは思いませんでしたので…それで、先程のお話頂いた噂の内容となるわけですか。なるほど…」

新人さんは、まだまだ使え無さそうみたいだしね…

後進の指導に苦慮してる感じだね。


「で、専門家の意見としては?」


「方向としてはベストでしょうね…ただし、仲間が居なかったと言う話は、現状を顧みるに信じがたいですが…仕方ありませんね。しっかり頑張ります」

よろしく。


「呪いが発生する血の量は、20リットルが下限ですね」


「20リットル…結構な量ですが、ギガントタイプの大きさを考えると…対策は必要ですか。わかりました。一旦ここで出してください。確認後、引き続き収納ポケットで保管してください。その間に対応します!!」

そうなるよね…


「良いでしょう…血抜きはしてありますからね。解体しなければ、事故は起きないでしょうしね…ではいきますよ!」

ギガントタイプ3種を順に出していく…

オークだけは足を1本だが、その他は全身を収納から取り出した。


「コボルトは、血の臭いで同族を呼び寄せる性質があり、ゴブリンは1分辺りレベルが1上がりました。オークは超強力な回復力を持っていました」


「ふむ、血の滴りもあまり無いので、ホントに解体しなければ、影響は出ないかもしれませんね…」

まぁな。


「では、確認は完了で良いですか?」


「いえ、わかってますよね?オークはどうしたんですか?超回復がどの程度かわかりませんが…足を切り落としただけで絶命するとは思えませんね」

当然か…


「わかりました。ゴブリンとコボルトに関しては、良いですよね?」


「はい」


「良かった。で、オークとは意思の疎通が出来たので、殺すに忍びなかったんです」


「まさか!!生かしてあるのですか!?何処に!?どうやって!?」

ここにこうやって。


「この子が、元ギガントオークだった瑞木美嶺です…養女にします。そして、家族として面倒を見ることにしました!!」


「…その話を信じろと?見た目は単なる可愛らしい豚の獣人の女の子にしかみえません!」

ふむ!


「ならば、討伐の報酬は結構です。ただし、この子を普通の獣人として扱うことを約束してください…あと、ギガントオークは居なくなりましたから。安心してください」


「ぬぅ!!短い付き合いですが、貴方がこういう場で嘘をつく人ではないと知ってますけどね…報酬は無理です!現地は安全確認してからの話になりますね」

十分だ…


「もちろんそれで良いですよ。では、挨拶しなさい。美嶺」


「おう。俺が瑞木美嶺だ。元ギガントオークでもある。瑞木の嫁を目指して奮闘中だ。よろしくな」

奮闘だけ余計だけどな…


「…前言撤回。報酬の件は変えられませんが、私個人としては完全に信じました。すごい声ですね。美嶺ちゃん、ヨロシクね」

ギガントの時と同じ野太い声だからな…


「おう!!」

美嶺は元気でよろしい!


「納得頂けて良かった。ところで、ラード王国の安定のために、お願いしたいことがあるんですよ!!聞いて下さい!!」


「何の話ですか?」

ラード王から聞いてるかな?


「狩りの組織を、僕の他にもう1つ立ちあげたいんですよ!!協力してください!」


「…借りが随分溜まってますからね…前向きにお聞きできると思いますが、まずは、お話を聞きましょう!!」

さすがに、空手形は発行しないね。

そういう部分は尊敬できるね…


瑞木美孝18才

レベル427(92)

体力値91万(1090)=10億

魔力値91万(1090)=10億

力91万(1090)=10億

知力91万(1090)=10億

俊敏さ91万(1090)=10億

器用さ91万(1090)=10億

幸運値91万(1090)=10億

魅力910万(1090)=99億

風9万(1090)=1億

水7万(1090)=8290万

火5万(1090)=5750万

土7万(1090)=8530万

光4万(1090)=4300万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法中級

回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法・殺気自在初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2573)さやか(3712)恵美(10,7)武司(1178)玲子(816)朱音(11,3)メルー(4036)道緒(2315)直(2514)メアリー(2429)燕(2398)レモン(2463)流々(2267)里乃(2373)リーフ(19,5)奈美枝(961)御影(8006)ユリア(2804)枩李花(2311)霞(2412)ミサ(3499)岬(3612)潤(2211)雨音(2399)美嶺(1154)他42名(平均1926)

天河(2598)春臣(1431)君里(2076)秋虎(2061)アーサー(509)太陽(652)七海(498)エース(2146)朋久(1003)他23名平均(1781)

精霊:風(24,0)水(26,9)火(17,8)土(32,9)光(13,5)闇(16,8)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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楽しんで頂けると幸いです。

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