212燈佳と朱音
「ふはっ!!あぁ!至福の時が去ってしまう…」
リーフのノロケが一段落したらしい。
だから…
何故、リーフの胸に順応してるんだよ?
確かクソ親父のターフの話だと、大増量前に切り落とされた筈だけど…
「燈佳さん、何故、疑問もなくリーフの胸に順応してるのかが…激しく疑問なのですが?」
「あぁ!?お前なんかに…」「と・う・か?」
リーフの瞳が赤く光る姿が幻視させられた!!
殺気が、燈佳さんに集中してる…
一応、修行してそれを手に入れたいと思ってたんだけドナー。
鑑定で見てるとやり方解っちゃったナー。
ポーン。スキル取得【殺気自在初級】
「仲良くしましょうよ…そりゃあ、リーフを燈佳さんから奪った憎き恋敵かもしれませんが、僕は仲良くしたいと思ってますよ?」
「くっ、あくまでも紳士的な対応をしやが…しますね。さっきの質問の答えは、リーフお嬢様のお母様の事を知ってるからだ…ですよ。しかも、お嬢様の胸の除去の手配をしたのは、私に決まっ…私が行ったのです。一目見て、お嬢様だとわかるに決まってます…」
その割りには、さっきはリーフに言われるまでわからなかったようだけどなぁ…
「さっき、リーフを嫁さんとして紹介したときの言葉と一致しませんが?」
「それは…体や知識が気付いた事柄を、心と理性が全力で拒否したからに決まってるだ…でしょう!言わせないで下さい。恥ずかしい!!」
…単なる現実逃避じゃねえか!!
っていうか、理性は止めてやれよ!!
なんのための理性だよ‼
「そうですか…ところで、関係改善の為に何か出来る事はありますか?」
「あるわけねぇ…無いとおもって貰いましょう。別に私も馬鹿じゃないので…いつか、お嬢様が結婚して家庭を持つ事なんてわかっていました。だから、お嬢様の認めた殿方なら、涙を飲んで諦めるつもりでしたよ。しかし、お前…瑞木さんは駄目だ…駄目です。リーフお嬢様1人だけを愛せない奴になど…渡せるわけがない!!即刻、お嬢様と別れろ…れて下さい。話はそれからだこん畜生…です!!」
無理だね!!
「うん、それは無理!!理由はリーフが望んでないから!!」
「あんだと?この野…」「その通りですよ?馬鹿馬鹿しい。いい加減にしないと嫌いに成りますよ?」
「くくっ!!お嬢様もこう言ってるぞ?嫌いになるって!!」
…最初の一言が聞こえなかったみたいだね…
「燈佳!!貴女のことを嫌いになると言ってるのよ!!」
ですよねーっ!
「がっ!!私が嫌われるだと!?何故?」
ふぅ…
「私は、美孝さんの妻として、他の奥さんとも仲良くしたいの!!さっきも散々言ったじゃないの!!」
言ってたね…
言ってた。
「冗談ではないのですか?」
当たり前だ!
「もちろんよ!!そもそも、美孝さん程の人を私一人に拘束できるわけないんだから!そこのところは動かしようがないのよ!!それに…私の体も持たないし…」
最後が恥ずかしげだったのは…
夜の事かな?
そんなにキツかったのかな?
「あれ?リーフ、そんなに辛かった?ゴメンよ?どうしたらいいかな?」
「えっ、いや、あの。違います。違うんです。全然辛くないです。幸せ一杯です…ただ、あの勢いで毎日夜中まで愛されたら…私一人だと、あまりに幸せすぎて正気でいられないと思っただけです…」
幸せだな。
初めての人に、そこまで言って貰える童貞は、稀だと思うし…
「…ありがとう。そんなに満足してくれてるなんて、幸せだな。でも、僕がリーフの負担になる愛し方をしたい訳ないでしょう?」
「いいえ!もっと思いのまま抱いて頂いて構いません!!私の事など気に…」「それは嫌だよ!僕はリーフと仲良くしたいのさ…それとも…そういう趣味なのかな?」
まぁ、どうしてもと望まれない限り、絶対しないけどね。
「ええい!!睦まじさを見せ付けおって!!何て羨ましい!!」
やっぱ、燈佳さんはそういう感想なのね…
「僕は、リーフが望まない限り、別れないよ!そして、リーフから絶対に別れないと言われてるから、再度ここで聞いたりしない!!残念ながら…燈佳さんとは歩みよりも出来ないみたいだね。残念だ…本当に…」
「…待ちなさい。…仲良くするつもりはありませんが、瑞木と反目する理由もありません」
ん?
「どういう意味ですか?」
「リーフお嬢様の事に限っては、私の心が全てを拒否しますが!!それ以外のことについては、結構盛大に感謝してるのですよ…まずは、私を甦らせて下さってありがとうございます」
おっ!
まともな話もできるんだね…
「いえ…朱音さんの為に頑張っただけですから…」
「朱音の為に?あぁ…結婚する予定とか言ってましたね?その為だけに頑張ったと?」
だけ、じゃあないかな。
「リーフも望んでたから。朱音さんのためだけ、じゃあないです。でも…僕にとっては、朱音さんの涙を止めてあげるのが、目的の第一ですよ」
「なんとも気障ったらしい台詞ですね…まぁ良いです。ねぇ朱音。おいで…」
視界に入ってたのかい…
ずっと僕の隣で元気な燈佳さんの姿にニマニマしてた朱音さんが呼ばれた。
「朱音…よく頑張りましたね…私がお願いしたリーフお嬢様を守れっていう言い付けを、良く守り通しました。討伐でも、解任後の生活でも、良くやりました。泣きたくなったことも投げ出したかったこともあったでしょうに…流石、私の自慢の妹です!!あなたのおかげで、私の女神にまた会うことが出来ましたよ。ありがとう!!」
燈佳さんが、涙を流しながら、朱音さんの頭を撫でる。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん…お姉ちゃん!!また、逢えた!!良かった…」
撫でられて、心底幸せそうな笑みを浮かべる朱音さんを見て、胸が熱くなった。
この瞬間のために、苦行に耐えきったんだものなぁ。
「…でもね?この瑞木とお嬢様を引き合わせたのはどうなの?もう少しマシな奴はいなかったわけ?」
涙を拭いもせずに、なんて失礼な事言ってやがるんだよ!
「「「いない!!」」」
なんか、結構色んな処から否定の言葉が飛んできた…
外に逃げた面子からも聞こえてきている。
ちゃっかり聞いてるのかよ…
「あら…そう?そうねぇ…まぁ理性で考えれば…貴方の未来の旦那だものね…婚約おめでとう。中々の拾い物をしたじゃないの。そう簡単に転がってない逸材よ?」
石ころ扱いかぁ…
まぁ、良いけどさ。
「ダーリンは私の全てだよ!!ダーリンになら身も心も魂すらすり潰されても構わない!!」
いやいや、しませんよ?
そんな恐ろしいこと…
「何よ?私以外に何の興味もなかったアンタにそこまで言わせるの?凄いじゃない!」
わかってて、その突き放した対応を続けて来たんですか?
ある意味正しいけどさ…
「お姉ちゃんでも、ダーリンに何かしたら、許さないからね?」
うん、ありがと。
「これはこれは…凄まじいな…本物だね。瑞木さん、ラードを救って貰って本当に感謝してる。ありがとう。そして、私の親友と私の妹を立ち直らせてくれてありがとう!!でもな…私の宝物を2つも掻っ攫ってくんだから!!きちんと幸せにしなかったら、消滅させるからな!!」
えらく物騒な宣言をされてしまった…
瑞木美孝18才
レベル427(92)
体力値91万(1090)=10億
魔力値91万(1090)=10億
力91万(1090)=10億
知力91万(1090)=10億
俊敏さ91万(1090)=10億
器用さ91万(1090)=10億
幸運値91万(1090)=10億
魅力910万(1090)=99億
風9万(1090)=1億
水7万(1090)=8290万
火5万(1090)=5750万
土7万(1090)=8530万
光4万(1090)=4300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法・殺気自在初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(2523)さやか(3662)恵美(10,5)武司(1178)玲子(816)朱音(10,9)メルー(3922)道緒(2193)直(2413)メアリー(2321)燕(2295)レモン(2346)流々(2172)里乃(2268)リーフ(19,0)奈美枝(881)御影(7922)ユリア(2701)枩李花(2210)霞(2312)ミサ(3389)岬(3516)潤(2113)雨音(2294)美嶺(839)他42名(平均1851)
天河(2492)春臣(1431)君里(1972)秋虎(1952)アーサー(509)太陽(602)七海(448)エース(2041)朋久(1003)他23名平均(1700)
精霊:風(24,0)水(26,9)火(17,8)土(32,9)光(13,5)闇(16,8)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
設定
細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。