211美嶺と朱音の秘密
「全く…黙って聞いてりゃあ、朱音も馬鹿らしいことで悩んだもんだねぇ…」
セーフ…
それは言ったらダメでしょ?
「…朱音さんは真面目な上に、僕みたいに自己評価低めな人なんだから…自信が持てなかったんでしょ?」
「その割りには人の話を聞かないところがあるだろ?しかも、要は瑞木に愛してるかを聞いときゃ悩む必要もなかったんだよ…」
確かに聞かれれば、僕の性格上普通に答えてたよなぁ…
でも…
「…無理なのよ?…信じられるわけないの。…さっき色々聞いてわかったけど。…瑞木って性欲を我慢する性能が異常に高すぎなのよ」
やっぱり…
「うん!私に1週間たっても心変わりしなかったら、結婚を考えるって言いながら、私に対しては特に欲情する様子もないし…先に恵美と結婚しちゃうし!私…待たされたよ!?なんで?」
不安になるよね。
「それについては、説明させて欲しい。1つは朱音さんとは出会いが特殊すぎて、朱音さんの気持ちが一時の気の迷いの可能性が大きいと思ってるんですよ。あと、恵美からは、リーフに出会う前から求婚されてまして…さやかさんも含めて、一番最後に出会ったのはリーフなんですよ」
「つまり、リーフ様を呼びに行った私が、4番目か…」
その通り…
「まぁ、リーフとは速攻結婚してるじゃんと言う突っ込みは甘んじて受けるしかありませんがね…」
「なぁ、俺も疑問を抱えたんだが…おかしくないか?瑞木って、朱音の事を大好きだ。愛してるって言ってたよな?その話で行くと、1週間後に朱音に振られるかもしれないという話だぞ?」
美嶺…
的確な突っ込みだね。
「その通りだ!!朱音さんに愛想を尽かされるかもしれないんだ!振られたら美嶺も慰めてくれよ!」
「ん?やはりそうなのか?喜んで慰めてやろう」
耳がピコピコしてるな…
可愛い我が娘よ…
「…舐めてるの?」
「私の信用って無いなぁ」
いや、誤解があるかな?
「待ちな…瑞木の言ってることも間違いじゃ無いんだよ…朱音には、重圧がかかりすぎてたんだ」
そうさ…
「…どういう事か、詳しく話せないの?」
朱音さん次第だね…
「私が体を売ってた事が関係してる?」
あぁ、言っても良いって事なんだね。
「そう、それも理由の1つだよ。理由を挙げてみようか…」
あぁ…
セーフ、スマンね。
「…そんなに一杯あるの?」
あるんですよ…
「1、リーフのお守り。2、体を売ってた事。3、性病の恐怖。4、お金の管理。5、食料の管理。6、仲間達を慰めて叱咤激励。7、日々死んでいく仲間をリーフに知らせずに処理。8、燈佳が居なくなった不安。9、空腹。10、先の見えない不安。11、能天気なリーフってところか…朱音は寄り合い所帯の要をせざるを得ない状態だったからね」
確実なのは、これ位だね…
「…なかなか厳しい状態だったのね」
しかも、続きがあるんですよ…
「その重圧をすべて、瑞木が取り除いたんだ!燈佳の事すら、復活までの道筋をつけちまった…」
実行に移す事が出来たのは今日でしたけどね…
「…はぁ?…良くそんな事できたのね…それじゃあ…」
メッチャ気合いを入れましたからね…
「あぁ…朱音には、瑞木が神様みたいに見えただろうね…」
魔法にかかっちゃったかもしれないんだ…
「ん?神様っていうか、ダーリンは私の全てだよ?」
…そういう反応が、不味いんだよ…
依存ですらなく幻想を追いかける事になりかねないからね…
「…確かに、それだけの事をやらかしてると、冷却期間を置いた方がいいの。でも、1つ問題があるのよね?」
そうです…
「燈佳さんの事もあって、今現在も、絶賛加熱中なんですよね!!期限まであと5日で落ち着けるかなぁ…」
「…これは、醒めるという期待をかけることを諦めた方が良いかもしれないの。…魔法から醒めたときは、確かに酔ってた自分を殴りたくなるかもしれないけど。…瑞木にならきっと幻滅はしないと思うの!!…そして、もしかしたら醒めない魔法にかかり続けられるかもしれないのよ!!」
買い被りすぎです。
僕にそこまでの人間的魅力が備わってるとは思えないよ!
「まぁ…それはそれとして。その時点から1週間たっても、僕の事が好きなら結婚しようと言ったわけですよ。ご理解頂けましたか?」
「…理解はしたの」
「私は今から結婚でも問題ないけどね…」
止めときなさいよ…
後悔先に立たずって言うでしょ?
「んーっ。でも、俺は朱音が、瑞木を嫌いになんかならないと思うぞ?」
自信満々だね?
「美嶺、何でだい?」
「だって、さっきの話は、現実の瑞木とのギャップを感じて、幻滅するって事だろ?」
現実を見ちゃうと嫌になるからね。
「そうだよ…」
「だったら、朱音の奴、瑞木の現実の駄目な部分こそが凄く好きみたいだから、関係ないんじゃないか?」
は?
「どういう意味だい?」
「さっきも、寝たふりしながら、瑞木の駄目そうなところをあげて、でも好きって言いながら達してたぞ?匂いからすると、それっていつもの事みたいだったから…」
ん?
んんん?
「朱音さん?美嶺と遊んでたんでは?」
「も、ももも、もちろん、遊んでた!遊んでたに決まってるじゃない!!隙をみてオナニーなんてしてない!!っていうか、美嶺が寝ちゃったから一緒に、寝てたんだよ?」
…語るに落ちるって奴ですね…
「教育上よろしくないので、これからは、1人の時だけにして下さいね?」
「はい…うわっ!恥ずかし…ネタまでばらされるなんて…」
美嶺の超感覚を甘く見ましたね…
「朱音…そこで、でも良いネタが増えたけどとか言ってていいのか?」
…上級者過ぎない?
「あの?」
「だって!!ダーリンに叱られるのって、ビクビクしちゃうくらい感じちゃうんだもの!」
はいはい…
「つまり、こうして欲しいんですね?」
と言いながら、両方の頬をつまみ上げる。
ムニョッと引っ張られて朱音さんの顔が伸びる。
「ひひゃいひひゃい。ひかうの。たひばちゅは嬉しくなひの!こほはとひへんで叱って欲ひいの!!」
ふむ…
「反省したなら止めてあげますよ?なんならご褒美もいりますか?」
「わはりまひた。こべんははい。ごぼうびはひひでふ。ふはりひひのとぎに」
ん。
「さて、あっちも一段落みたいですから、話に行きましょうか?」
「はいっ!!へへっ!姉ちゃんとお話だー。嬉しいなぁ…」
その顔が見れるなら、僕も頑張った甲斐があるってもんですな!
良い笑顔だ…
瑞木美孝18才
レベル427(92)
体力値91万(1090)=10億
魔力値91万(1090)=10億
力91万(1090)=10億
知力91万(1090)=10億
俊敏さ91万(1090)=10億
器用さ91万(1090)=10億
幸運値91万(1090)=10億
魅力910万(1090)=99億
風9万(1090)=1億
水7万(1090)=8290万
火5万(1090)=5750万
土7万(1090)=8530万
光4万(1090)=4300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(2523)さやか(3662)恵美(10,5)武司(1178)玲子(816)朱音(10,6)メルー(3922)道緒(2193)直(2413)メアリー(2321)燕(2295)レモン(2346)流々(2172)里乃(2268)リーフ(18,8)奈美枝(851)御影(7922)ユリア(2701)枩李花(2210)霞(2312)ミサ(3389)岬(3516)潤(2113)雨音(2294)美嶺(839)他42名(平均1851)
天河(2492)春臣(1431)君里(1972)秋虎(1952)アーサー(509)太陽(587)七海(428)エース(2041)朋久(1003)他23名平均(1700)
精霊:風(24,0)水(26,9)火(17,8)土(32,9)光(13,5)闇(16,8)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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