表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第4日目 アールの集いを運営するものの気概とは
226/503

209燈佳の人となり(要するにリーフ依存)

「恵美、何かお腹に貯まるものをお願いできるかい?取り敢えず、スープとハンバーグを渡すけど…どれくらいお腹が減ってるかわからないからさ…」


「はい、あなた…では、そのまま皆の食事も作り始めますね?」

あぁ、飯の時間が迫っているんだったね…


「よろしくね。肉はさっき渡した分で足りそうかな?」


「問題ないです…では、開始しますね…」

凛々しい顔でエプロンと三角巾をつける恵美。

僕はと言えば、手にハンバーグ入りのスープを器に入れて用意した。


「それは良かった。…では、鍵軒燈佳さん、僕は瑞木美孝と言います。こちらをどうぞ召し上がってください…」


「確かにお腹は空いておりますが…貴方は一体何者ですか?お会いしたことはないはずでは?なぜ私の名を知っているのです?ここは何処ですか?どういう経緯で此処に居るのかわからないのですが、事情を説明できる人は居ますか?あぁ…申し遅れました。私は鍵軒燈佳、ラード王国騎士団の副団長を拝命しております…」

矢継ぎ早に質問責めにあった…

まぁ…

起きたばかりだというのに、良く動く頭脳と口をお持ちの様子だ。


「僕の肩書きは…仲良くラードを救う会の会長をしてますね。あと、このリーフとそこに居る恵美とセーフの夫をやってます。未来の鍵軒朱音さんの夫でもありますね…こんなとこでしょうか。因みにここは、僕たちの家ですよ?お腹が減ってるのでしょう?食べながらであればいくらでも質問にお答えしますよ?」


「…聞き捨てならない言葉が聞こえました!!リーフの夫って!まさか、相手は御厨リーフ様などという戯れ言は言わないでしょうね!?」

目がいきなり血走った。

鼻息も荒く、語気も強い。

どう考えても暴走一歩手前という感じだ…

しかも…

あれだけ話したのに、反応はピンポイントでそこかよ…

朱音さんの事はいいのかよ!!


「まずは、落ち着きませんか?もうすぐ朱音さんも来ますよ?」


「黙りなさい!質問に返答しなさいよ!!何よりもそれが重要なの!!言わないなら力ずくになるわよ!!」

熱い息を吐き出しての脅しに移行した…

これはアレだね。

朱音さんはシスコンだけど、この人はリーフコンなんだね!

本当に姉妹だ…

本質的な部分では似てるよね…


「答えは一目瞭然ですよ?見ればわかるでしょう。この人が僕の奥さんですよ!!リーフです。可愛いでしょう?」


「ええ!!すっごく可愛い!!私のお嬢様の様に凛々しく、力強いその勇姿は見ていて惚れ惚れします!唯一の違いは髪の毛色ですが、この美しい白髪も素晴らしい!!お持ち帰りしたいくらいです!!まぁ笑顔が少しだけだらしないところも、良いアクセントです。良いご趣味ですね…お友達になれそうですよ!!」

胸の事には一切触れないのは何故なのかな?

…あと、他人の奥さんにそんな感想を抱く女性とは、残念ながらあまりお近づきになりたくないなぁ。


「燈佳?私ですよ?わ・た・し!」

リーフが困惑しながら、声をかける…

ある意味では当然だ。


「え?まさか…」

笑顔のままピタリと止まる燈佳さん。


「私です!元騎士団長のリーフですよ?燈佳がジャイアントオークメイジに倒されてしまった時は、目の前が真っ暗になったけど…元気な貴女にまた会えて嬉しいわ!!」

いつもの笑顔で、親しげにリーフが声をかけると…

ピシッと笑顔に亀裂を入れつつ、燈佳さんが返答した。


「えっと…リーフお嬢様?御厨リーフお嬢様な、の…です、か?しかも、やっ…ぱり、私、が…アイツに…のどを貫…かれたのは、夢では…ない…のですか…」

息も絶え絶えになりながら、言葉を紡ぐ…


「何を言っているのよ!?私は私に決まっているじゃないの?でも、御厨リーフは旧姓ね。今は瑞木リーフよ?この美孝さんに私の全てを捧げたの!!最高に幸せよ!!」

リーフのノロケが始まった…

結構な破壊力じゃなかろうか…


「捧げた?全て?こんの男に!?ふぅ…何…故?その…髪は…如何され…たのです?」

一瞬燃え上がった後、白く燃え尽きて、目に生気がない燈佳さんの口から振り絞るように疑問の言葉が綴られる…


「あぁ!!この髪?覚えているみたいだから話が早いわね!あのオークを倒した直後に、更に手ごわい黒いゴブリンに会ったのよ!私も右足を持って行かれてしまったの!余りにも酷い絶望を感じたせいかしら?紫の髪から色が抜けてしまったのよ…」

リーフの笑顔は変わらない。

既に終わった事のようだ。


「なぜ笑っていられるのですか?では…まさか…元騎士団長という不穏な言葉は?」

口から言葉とともに霊体が抜け出てきそうな表情のまま燈佳さんが話す。


「ええ、解任されたわ。騎士団を壊滅させるという被害を出してしまったし…当然でしょう?というより命での償いが当たり前だと思った位よ?幸いにも生き長らえて、美孝さんに会えたわ。幸運よねぇ。でも、もう半年前の事よ?ラードもあと少しで救われるんだし…笑顔にならないわけがないでしょう?しかも、そのお陰で私は美孝さんという最高の人と結婚できたから、私に限れば幸せなのよ!!」

流石に声のトーンは落ちたが、笑顔はそのままだ…

って言うか最後の一言は要らないと思うぞ?

聞く人が聞けば、怒りださないかな?


「…わかりました。…私のお嬢様はもう…居ないのですね…でも、別の方向で幸せになったのはわかりました。納得は出来ませんが、理解はしましょう。そして、ご飯を頂きます!!」

目に生気が宿る。

器は素直に受け取ってもらえた。


「持ち直したようですね?」


「瑞木さん。なぜ私の名を知っているのですか?」

ん?


「リーフや朱音さんに聞いたんですよ」


「ここは何処ですか?」


「ラード王国のギルドの裏手にある料理屋榊ですよ。僕が所有している家ですね」


「どういう経緯で此処に居るのかわからないのですが?」


「かいつまんで話すと、ご記憶にあるように貴女は魔物に殺されました。その戦いでリーフも右足を失い、騎士団は三席のせいで壊滅、リーフは騎士団長の任を解かれ、朱音さんと2人で苦労していたので、僕が嫁にしました。仇の魔物も昨日討ち取りましたよ。ラード復興の道筋が見えたので、王様から許しを無理矢理もぎとり、城で保管されていた貴女の遺体を譲り受けて、今さっきやっと甦生に成功したところです…」


「何!?お前!!まさか勇者か!?困ってるリーフお嬢様を、無理矢理性奴隷にしやがったのか!?答えろ、おいっ!!」

この流れで、そこに真っ先に行き着くとは…

ある意味凄いね…

と、考えた瞬間、風と化して燈佳さんの口を塞ぎに行った影を辛うじて視認する事に成功した。


瑞木美孝18才

レベル427(92)

体力値91万(1090)=10億

魔力値91万(1090)=10億

力91万(1090)=10億

知力91万(1090)=10億

俊敏さ91万(1090)=10億

器用さ91万(1090)=10億

幸運値91万(1090)=10億

魅力910万(1090)=99億

風9万(1090)=1億

水7万(1090)=8290万

火5万(1090)=5750万

土7万(1090)=8530万

光4万(1090)=4300万

称号

貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法中級

回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮・勇者魔法初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2523)さやか(3662)恵美(10,4)武司(1178)玲子(816)朱音(8881)メルー(3922)道緒(2193)直(2413)メアリー(2321)燕(2295)レモン(2346)流々(2172)里乃(2268)リーフ(18,7)奈美枝(763)御影(7922)ユリア(2701)枩李花(2210)霞(2312)ミサ(3389)岬(3516)潤(2113)雨音(2294)美嶺(701)他42名(平均1851)

天河(2492)春臣(1431)君里(1972)秋虎(1952)アーサー(509)太陽(516)七海(355)エース(2041)朋久(1003)他23名平均(1700)

精霊:風(24,0)水(26,9)火(17,8)土(32,9)光(13,5)闇(16,8)

愛奴隷

リーフ・恵美

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ