207真の勇者と愛奴隷誕生の瞬間
「…太陽、七海、怖くないの?」
怖いだろうね…
「怖いさ!決まってらぁ!!」「でも、奈美恵を失うことの方が怖いに決まってるのさ…」
相性値は相変わらず1000で変化がないけど…
鑑定で見てると、揺らいで見える。
きっと、意思の力で何かしらの影響を及ぼしてる感じに見えるなぁ…
「では、折角なので手早くいきますよ?勇者奈美枝と太陽、七海の性奴隷契約書よ。姿を見せよ!!」
いつもの様に、空中にビスッと音がして、契約書が縫い止められた。
内容は…
読み難いなぁ。
全てがひらがなで書いてある…
「解除の条件は?」
太陽さん、待ってよ。
「えっと、今読んでます。というか、読み上げるから聞いて下さい。全部ひらがなだから、判読しにくいんですよ!」
「聞こう!!」
いきますよ。
「なみえは、たいようとひつみのしゅじんで、ふたりはせいどれいとして、ずっといっしょにいることをちかいます。なみえは、ふたりにいつくしみとあいを、ふたりは、なみえにちゅうせいとあいをあたえます。しがさんにんをわかっても、このちかいはまもられます。でも、さんにんではなしあってかんけいをおわらせることはできることとします」
「つまり…3人で話し合って同意できれば、契約の解消が可能なんだな?」
そうだね…
比較的簡単で良かったね。
「はい、同意さえ為されればそれで、解消可能ですね…」
「ははっ!!では、早速解消して結び直そう。早い方が良い!!圭子が起きないうちに!」「おう、そうだな…それが良い!!」
圭子ちゃんは、さっき寝ちゃったんだよね。
2人は良い笑顔で話し合っている。
さっきまでの悲壮感は、微塵も無くなった。
「…嫌なの!!…私には同意できないの!!…この絆を解消したら、今のこの気持ちが霧散するかもしれないのよ!?…太陽も、七海も何でそんなに楽しげに笑っていられるの?」
奈美枝さんは不安で一杯のようだ。
涙を目に一杯溜めて、絞り出すように言葉を紡ぐ。
「なぁに、大丈夫さ、根拠は今の奈美枝のその不安、そのものだよ!!何故不安なんだい?」
そうだね…
「…そんなの決まってるの!!…もし、あなた達が離れていってしまったら!…私の人生は、終了のお知らせなの!!…圭子を含めた4人での人生以外を歩みたくないの!!」
涙が溢れて、頬を伝う。
奈美枝さんの小動物チックな可愛らしい顔が、涙と鼻水と汗に彩られて、残念なほど歪んでしまった。
しかし、太陽さんはその顔にキスをし、涙を全てなめとって、抱き締めながら伝える。
「大丈夫!!今のこの気持ちは偽物なんかであるもんか!!さっきの契約のとおり、死が3人を別ても、俺達は一緒だったんだぜ!奈美枝のその気持ちも、俺達の熱い気持ちも嘘なんかであるもんか!!確信するぜ!」
実際に亡くなった七海さんを甦らせてるしね。
「…太陽」
奈美枝さんが呟く…
「そんなに不安なら、3人でしながら契約を解除するかい?僕ら2人で、奈美枝を快楽に泣かせながら、契約解除してもいいよ?さすがに別室を借りて圭子が寝てる隙を、狙うしかないけどね…」
七海さん…
貴方だけは真面目だと信じていたのに…
…っていうか、真面目だからこそか。
全力で、目的を果たすために手段を選んでいないだけだ…
「…七海がそんなこと言い出すなんて。…私がお願いしても、聞き入れてくれたことなんて過去数回しか無いのに!…それほどまでなのね!!」
やっぱりですか…
予想どおりの真面目さだ。
「どうする?」
七海さんが優しく笑いかける…
「…じゃあ、約束して!!…すぐに再契約して、今夜は3人で過ごすって!!」
ふむ、泣きそうな顔がセクシーだな。
「いいぜ」「責任はとらなきゃね」
2人も同意する。
「…性奴隷契約を解除するの。…2人とも同意するの」
厳かに告げられた。
「わかった」「同意しよう」
2人が同意した瞬間、空中に留められていた性奴隷契約書は、ボロボロと崩れて塵のように風に舞い、消えていった。
「…えっと…何なのかしら…この狂おしくなるほど熱い思いは。2人に対して沸き上がる強い安心感!!」
「奈美枝も感じてるのか…」
「3人ともみたいだね」
そうだろうね。
だって…
3人の相性値は、それぞれ5万を超えているからね。
「さて、性奴隷契約を結ぶってことで良いですか?」
「そうねぇ…こんなに安心なら契約なんて結ばなくても…」「ダメだ!!」「駄目だね!」
速攻で2人からストップがかかる。
「あのな、勇者として仕事をしてる俺達には、どうしたって仕事が割り振られるんだぜ!今までの200分の1の力で引き受けられるわけないぞ!?」
確かにその通りだね…
「さらに、勇者を止めたって、他人にはわからないから、迫害は続くよ…今の僕らでも弱くは無いけど、特に僕は強くない事がわかる!!圭子を守るためにも強さは必須だ!!」
因みにレベルは、奈美枝さんが一番高くて、次に太陽さん、大きく引き離されて、七海さんだ。
その差は、そのまま絶頂の回数なんだろう…
やっぱり、この仕組みだと女性の方が優先的に上がるよなぁ。
「…ふふっ。…2人とも私の性奴隷から解放してあげようと思ったのに、解放に微塵も未練なんかないのね」
明るく微笑みながら、奈美枝さんが告げる。
「当たり前だろ?」「君の隣は天国だよ?」
良い笑顔だ…
「…じゃあ2人とも私の性奴隷になって、今までみたいに楽しく、今まで以上に明るく暮らしましょうなの!!」
力強く告げられたその言葉は、2人の旦那からの更に力強い声で、応答される。
「「喜んで!!」」
2人が応答した瞬間、眩い光が辺りを真っ白に染め上げてから、新たな性奴隷契約書が作成され、丸まって見えなくなった…
「契約完了おめでとうございます!!」
「…ありがとうなの。…これが真の勇者?…特に変化が感じられないの…」
まぁね…
「主に愛奴隷になった人の方に重点的に効果が発生してますからね…念話はどうですか?」
「…ん?そういえばそうなのね。2人も愛奴隷になって、どう?」
「中々スゲーな。一気に力が上がったし…念話もなかなか面白い。内緒話が出来るしな…」
「愛奴隷同士でもできるんだよね…連携には便利だよな」
新しい力って楽しいよね…
僕は慌ただしく、武司さん達に会いに行ったから無理だったけど…
色々試せると楽しい。
「因みに僕から奈美枝さんへの念話は可能なのかな?」
と言いつつやってみる。
「…瑞木。可愛いなんて言われたら照れるの!!」
しまった。
太陽さんと七海さんだけでなく、セーフとリーフと恵美からも視線が突き刺さった。
視線で射殺されそうだ。
「じゃあ…」
燈佳さんの甦生要件の充足と身体の譲り受けが成功した事を報告してみた。
「…早かったのね」
では、早速甦らせようと言って貰えた。
ありがたいな…
「では、念話も繋がるようですから、問題ないですね…朱音さんを呼びましょう」
「相当焦れてるだろうね…」
うん。
「朱音さん最大の希望だからね…」
今はそれだけに意識の9割を割いていると言っても過言ではないからな…
「まぁ、大丈夫。真の勇者奈美枝がついているから、大船にのったつもりで居れるね」
セーフが、顎を撫でながらつぶやく。
君はどこを目指しているんだろうね…
「…そうもいかないのよ?」
えっ?
瑞木美孝18才
レベル427(92)
体力値91万(1090)=10億
魔力値91万(1090)=10億
力91万(1090)=10億
知力91万(1090)=10億
俊敏さ91万(1090)=10億
器用さ91万(1090)=10億
幸運値91万(1090)=10億
魅力910万(1090)=99億
風9万(1090)=1億
水7万(1090)=8290万
火5万(1090)=5750万
土7万(1090)=8530万
光4万(1090)=4300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(2523)さやか(3662)恵美(10,2)武司(1178)玲子(816)朱音(8881)メルー(3922)道緒(2193)直(2413)メアリー(2321)燕(2295)レモン(2346)流々(2172)里乃(2268)リーフ(18,5)奈美枝(596)御影(7922)ユリア(2701)枩李花(2210)霞(2312)ミサ(3389)岬(3516)潤(2113)雨音(2294)美嶺(701)他42名(平均1851)
天河(2492)春臣(1431)君里(1972)秋虎(1952)アーサー(509)太陽(362)七海(269)エース(2041)朋久(1003)他23名平均(1700)
精霊:風(24,0)水(26,9)火(17,8)土(32,9)光(13,5)闇(16,8)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
設定
細かい数値を簡略化表示
楽しんでいただければ幸いです。