206お願いが3つと質問2つと依頼の品の引渡しが1つ
「お待たせしました。我が家へようこそ!というか、お招きしたのに長時間に渡り、席を外してしまいまして申し訳ないです…」
「…固いの、固すぎるの!…遠慮なんて無用なのよ!!…サッサと話を進めるのよ!!」
一刀両断だ…
「ありがとうございます。では、早速話を始めます。お疲れのところお越し頂いたのは、お願いが3つと、質問が2つ、依頼の品の引渡しが1件あるからです。まずは…依頼の品から」
「…依頼の品って言うと、例の全身鎧なの?」
その通り。
「はい。お望みの品が、ミスリル級の素材で、速さ2倍の加護のついた全身鎧ですよね?」
「…如何にもその通りなの。現在は魅力値の2倍になる全身鎧を所有しているはずなの」
僕が収納に預かってるからね…
「実はあの後、状況が変わりまして、ご注文の品は用意できていますが…別のより良い品をお渡ししたいと思います」
「…具体的にはなんなの?」
貴女の求めるものですね…
「こちらです。素材はオリハルコンと同等の強度を持ち、加護は速さを2倍に引き上げるだけでなく、回復力500倍の補正がついています。色は青白色の下地に、緑白色が一部入る形で…」「…素晴らしいわ!!是非!こちらでお願いするの!!」
おう!
「待って下さい。説明が途中ですよ…実は回復力の加護のせいらしいんですが、この鎧を着けると、女性の胸が、授乳期の大きさになってしまうという副作用があります。どうしま…」「…絶対にこれが欲しいの!!」
目が座ってらっしゃる…
「承知しました。では、こちらの3組をお納め下さい」
「…ありがとうなの。…最高の逸品なのよ。…お代は3組で1億ラードね?」
待ってください。
二十億円とか…
勘弁しろ!!
「いや…そんなつもりでは無いですよ?」
「…馬鹿なことを言わないで欲しいの!!…最低価格なんだから!!…貰ってもらわないとこっちが困るのよ!!…関係性を…崩したくないのよね?」
ぬぅ…
「わかりましたよ…少し納得いかないですが、頂戴します…」
「…わかれば良いのよ。はいこれ!!良い買い物をしたわ!!」
ギルドカードにしっかり1億ラード増えてる…
あれ?
「差額の8500万ラードですよね?1億ラード入りましたよ?」
「…何言ってるの?…本来は一式で4000万ラードなんだから、500万ラードをおまけして貰って3つで1億の支払いなのよ?」
あら…
ぐうの音も出ないな…
「ありがたく頂戴します。では、質問に移りましょう。少々不躾な質問になりますので、圭子ちゃんの耳を塞いでください」
七海さんが塞いでくれた…
「1つは愛奴隷をご存知かどうかです。もう1つは勇者の女性は、例のレベルアップの時に、上昇の方法って2種類ありますよね?」
「…確かに、答えにくい質問なの。…愛奴隷に関しては初耳なの。…方法については1つは絶頂を迎える事、もう1つはパートナーの射精を体内に受け入れる事なの…」
流石に少し恥ずかしそうだ…
「しかも、その絶頂はパートナーから与えられたものでないとダメですよね?」
「…自分でしてみたことがあるけど、上がらなかったの。…他の人に関しては、知らないのよ。…した事ないのよ」
だよね。
ハーレムなんて、持ってるわけないよな。
この性格だからね…
「ありがとうございます。予測と一致しました。特に違いはないようです。これで安心して提案出来ます…」
「何が?」
そう、結構重要な話だ。
「実は今日、僕らは勇者に覚醒しました」
「…そうなのよね」「そりゃな」「感じでわかる」
勇者の先輩にはわかるらしい。
「まぁ、実績を積むまで、公表は控えたいと思います。それはそれとして、重要な事があるんです」
「いきなりなんだい?」
セーフにもまだ話してないからね…
「僕のパートナー2人ともが性奴隷としてではなく、愛奴隷として、登録されました…」
「愛奴隷って何なんだい?」
僕も初耳だったのだよ。
「簡単に説明するなら、性奴隷の1つ上の存在ですね。因みに僕の称号も真の勇者だそうです」
「…何が言いたいのか、ハッキリさせて欲しいの!!」
怒るよね…
「怒るのもわかりますが、伊達や酔狂で言ってる訳じゃない事はわかってくださいね?」
「話を進めな!!」
はい。
「今の良好な関係を続けるために、皆さんに愛奴隷と、真の勇者になって欲しいんですよ」
「「はぁ?何故?」」
まだ、説明不足だ…
「まず、問題点をあげます。僕は仲間やその他の人と良好な人間関係を築いています。具体的には、相性値が千を超えている人が何十人もいるわけです。つまり、このままだと、奈美枝さん達も同じ事になるでしょう…」
「…私達の相性値は千で固定なの。…不仲にはならなくとも、瑞木が愛しくて仕方なくなるとか。…確かに重大な亀裂の原因になりかねないのね」
気付いていただけましたね…
「ふん。俺たちの関係を壊さないためか…で?愛奴隷にはどうやったらなれるんだ?そもそも、愛奴隷ってなんだ?」
実際になる太陽さんには不安の方が大きいよね…
「はい、性奴隷契約の条件を相性値が千を超えた状態で満たすだけです。僕の場合は、性交渉が発動のキーとなりましたけどね。性奴隷との違いは主に3つ、相性値の上限の撤廃とあるじの力の99%の使用が可能になり、近距離での念話の使用が出来るようになりましたよ」
「…でもそれは…もう無理なのよ?契約済みの内容をどうしろと言うのよ?」
無理ではないのだ…
「大丈夫ですよ!!契約をもう一度結び直す方法も考えてきましたから!」
「…本気なの!?」
もちろんだ。
「簡単ですよ?1度性奴隷契約を破棄して、再度結び直せば良いんですよ!!」
「奴隷契約を破棄?出来るのか?そんなこと…」
ふははははっ!
「僕にかかれば、すぐに解除要件をご提示できますよ?」
「…待って!…待って欲しいの!!…解除したら、私達の相性値はどうなっちゃうの?」
わからない。
「そう、その点についてはやってみないとわかりません。でも、見かけ上の相性値が今は千だったとしても…奈美枝さん達の繋がりは、それ以上だと僕は思いますよ?」
「…そんなの怖いの!!」
そりゃそうだね。
「そうですね…まぁ、そもそもが、相性値が上がったからって、亀裂なんて入らないかもしれないので…これは、老婆心からお伝えした話でもあるんですよ。不安を抱えて無理にするような事でも無いでしょうね…」
「待て!!今だ!!今した方が絶対良い!!」「そうだね…このままってのは危険すぎるよ…圭子のためにも…」
ん?
「何故ですか?」
「あのな…こいつを見れば何が起こるかは明白だ!!この姉ちゃんだよ!!昨日に比べて、瑞木を見る目が全然違うんだぞ?昨日ですら、極度に依存しかねない面構えだったのに、今日はもう蕩けきった顔を無理矢理我慢してるってありありとわかるんだぞ!!たったの一日で、だ!!」
リーフを指しながら、指摘された…
「えっと…幸せです!!」
リーフ…
「だから、俺たちが歯止めになれなけりゃどっちにしろ時間の問題さ…圭子からすら心が離れたら我慢できる自信がない!!」
「「再契約でもなんでも早くさせろ!!」」
太陽さんと七海さんの声が高く響いた…
瑞木美孝18才
レベル427(92)
体力値91万(1090)=10億
魔力値91万(1090)=10億
力91万(1090)=10億
知力91万(1090)=10億
俊敏さ91万(1090)=10億
器用さ91万(1090)=10億
幸運値91万(1090)=10億
魅力910万(1090)=99億
風9万(1090)=1億
水7万(1090)=8290万
火5万(1090)=5750万
土7万(1090)=8530万
光4万(1090)=4300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(2523)さやか(3662)恵美(10,1)武司(1178)玲子(816)朱音(8881)メルー(3922)道緒(2193)直(2413)メアリー(2321)燕(2295)レモン(2346)流々(2172)里乃(2268)リーフ(18,4)奈美枝(552)御影(7922)ユリア(2701)枩李花(2210)霞(2312)ミサ(3389)岬(3516)潤(2113)雨音(2294)美嶺(701)他42名(平均1851)
天河(2492)春臣(1431)君里(1972)秋虎(1952)アーサー(509)太陽(258)七海(121)エース(2041)朋久(1003)他23名平均(1700)
精霊:風(24,0)水(26,9)火(17,8)土(32,9)光(13,5)闇(16,8)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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