204奈美枝と瑞木の実力差
「…大したこと無いって…謙遜のつもりなら、ちょっと違う気がするのよ?」
あれ?
珍しく怒ってらっしゃる?
「何か不味い事を言いましたか?」
「…私の観察力を侮っているのか、真に自己評価が辛いのかは知らないのよ?…だけど、瑞木、昨日とは比べ物にならない実力なの!!」
力入ってんなぁ…
「ん?えぇ、随分レベルアップをしましたんで…それなりには強くなったと思いますよ?数値上ではザッと奈美枝さんの10倍見当ですね」
「…やっぱりなの!!…そんな状態で、よくもまぁ、大したこと無いなんて台詞を吐けるもんなのよ?」
どうしたんだろう?
「待って下さい。いきなり怒ってらっしゃいますが、どうかしましたか?僕としては、狩りの腕は兎も角として、人間的な成長は残念ながら微々たるものだと思ってまして…真実、大した人間ではないのですけど?」
「…謙遜では、ないのね…わかったのよ。…ごめんなさいなの。…少し興奮したのよ…」
あぁ、ビックリした。
「えっと…何故、興奮したか、伺ってもいいですか?」
「…簡単な話なの。…私達は、これでも最強の勇者と呼ばれてるのよ?…その称号を簡単に脅かされたら、心安らかではいられないのよ。…わかるでしょう?」
あぁ…
そういうことですか。
「しかも、当の僕は自分で大したこと無いとか言ってますしね…知らない事とは言え失礼しました。でも、僕の場合は、仲…」「瑞木、ダメだよ。状況を考えて発言しないと!!」
セーフ?
ん?
あっ、そうだね…
友達が居ないって言ってた奈美枝さんに言う話じゃないな。
いかんいかん。
地雷を踏み抜くところだった…
「失礼しました。お話ししたいこともありますから、宿へご一緒頂けませんか?お風呂を用意したいと思ってまして…」
「…こちらこそ、ごめんなさいなの。…私達も結構狡いと言われる強さだから、1日で軽く追い越されたことにビックリしちゃったの。…許してくれるならお言葉に甘えたいの。…実は結構無茶したからヘトヘトなのよ」
気にしてませんよ。
「ご理解頂けたなら、それで十分ですよ。気にしないで下さい。あと、ここの門扉を守る。榊武司さんと言う中心人物にあたる人が居ましてね。ラードで活動されると言うことなので、紹介できるといいんですけど…」
「…けど、どうしたの?」
真っ最中だよな…
「恵美、なんとかなるかな?」
「っていうか、あなたが呼べば来ますよ?母さんが、さっきからこちらの様子を伺ってるようですから」
マジで?
範囲観測で見ればわかったかもしれないけど…
僕には夫婦の営みを覗く趣味はありません。
「ありがとう。恵美、助かったよ。呼びますね。武司さーん!少しだけ来て下さい!」
「いいえ。お役に立てて嬉しいです」
身を捩って喜ばれた…
初々しくて良いよね。
「あぁ!?瑞木、まだ居やがったのか?どうした?何か問題があったか?」
武司さんが玲子さんを背負いながら現れた。
本当に仲が良いなぁ…
「いえ、問題ではないですが、先日お話しした勇者奈美枝さんが到着なさったので、紹介したいんですよ…お楽しみのところ、恐縮です」
「お、お楽しみとか言うなよ!!…お前…後で玲子が凄いことになっちまうだろうが…止めろよ…」
あっ!
顔色が次第に青くなっていく…
ごめんなさい。
さっさと話を進めます。
「こちらが勇者の葛城奈美枝さんと葛城太陽さんですよ。奈美枝さん、この人が榊武司さんです」
「…葛城奈美枝なの。…ラードに住むことになるの。…よろしくなの」
いつにも増して声が小さめだ…
「ん、俺はこの門扉を守る榊武司。背中のは榊玲子。嫁さんだ。こんな格好ですまんな。今日は非番なんだ。っていうか。玲子がお前さんに対して威嚇してるのは、俺に手を出すなって事だけだから、敵意とは違うからな?」
確かに、背中の玲子さんから殺気に近いものが放たれている…
「…ん。無い乳を好きな男は貴重なの。…気持ちはわからなくもないの。…でも、私にも旦那が2人いるから十分満足してるの。…盗ったりしないの。…殺気を静めるのよ」
僕を含めて、無い乳好きは希少ですか。
そうですか。
「ふん、こいつは敵わないねぇ。参ったよ。ま、私の武司に手を出したら…覚悟してもらうけどね」
牽制に余念がありませんな…
「いい加減にしましょうよ…皆さん、家族を大事にしてるってわかりましたよね?今後ともよろしくってことで、お暇しますよ?」
「おう!またな」「さらばだ」
言いながら既に、玲子さんが、唇を奪っていた。
さっきのお楽しみ発言が効いているらしい。
武司さん、ごめんなさい。
「…また来るのよ」「じゃな」
詰所に去る武司さんの背中に、声がかかる。
武司さんが手だけ降って返事を返していた。
「さて、積もる話は風呂のあとでしましょうね」
「…そう、後なのね?場所はどこなの?」
「僕が泊まっている宿へ行きますよ?今は僕の所有物件ですけどね」
「…なら、七海と圭子も呼んで良いの?」
もちろん。
「もちろんです。なんなら、召喚も可能ですが?」
「…それは止めとくのよ。…ギルドの裏なら大した距離でもないのよ…」
自分で歩くことも大事だよね…
「わかりました。七海さんの宿もご存じなんですね?では、合流後にお越しください。お風呂を用意しておきます」
「…了解なの。…でもそれなら一緒に入るのよね?」
え?
「嫁さん達とご一緒されますか?」
「…違うのよ。…もともと混み入った話なのよね?…じれったいから皆で入るの!!」
僕もですか?
「僕もですか?」
「…当たり前なの!!一番情報を持っている瑞木が、来なくてどうするの?」
えっと…
「裸で良いんですか?」
「…普通そうじゃないの?」
まぁ…
「ごめんなさい。一緒に入るのはやぶさかではないんですが…色々と魅力的過ぎるものが見えてしまいそうなので…別々に入って、部屋で話しましょうよ」
「…もしかして、原因は私の裸なの?…全然魅力の欠片もないと思うのだけど。…瑞木には違うのね?」
「すみません。大好物です!!」
瑞木美孝18才
レベル427(92)
体力値91万(1090)=10億
魔力値91万(1090)=10億
力91万(1090)=10億
知力91万(1090)=10億
俊敏さ91万(1090)=10億
器用さ91万(1090)=10億
幸運値91万(1090)=10億
魅力910万(1090)=99億
風9万(1090)=1億
水7万(1090)=8290万
火5万(1090)=5750万
土7万(1090)=8530万
光4万(1090)=4300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(2523)さやか(3662)恵美(8986)武司(1178)玲子(816)朱音(8881)メルー(3922)道緒(2193)直(2413)メアリー(2321)燕(2295)レモン(2346)流々(2172)里乃(2268)リーフ(17,8)奈美枝(452)御影(7922)ユリア(2701)枩李花(2210)霞(2312)ミサ(3389)岬(3516)潤(2113)雨音(2294)美嶺(701)他42名(平均1851)
天河(2492)春臣(1431)君里(1972)秋虎(1952)アーサー(509)太陽(208)七海(71)エース(2041)朋久(1003)他23名平均(1700)
精霊:風(24,0)水(26,1)火(16,7)土(32,9)光(13,5)闇(16,8)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
設定
細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。