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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第2日目 初デートは頑張って楽しかったけれど…
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18罪悪感とデートの行方

 朝、眠い目を擦りながら起きていくと、既に恵美さんが食事の支度を終えたようだった。


「昨日は夜遅くまで何かやってたみたいだけど、よく起きれるね」

アラームの効果だよ。


「気合で起きてきたんですよ。今日は綱芳さんと出掛けなきゃいけないですからね」


「まぁ、気張って稼いできなよ」

頑張るかな。


「うん、出来る範囲で頑張りますね。もう飯は食えますか?」


「当たり前さ、約束の六時に用意しといたよ。もう3分過ぎてるから出来るだけ早く食ってくれ」

と言って用意した朝食を恵美さんが並べ終えた。


「さすがですね。いただきます」


「食いながらで良いから聞いてよ。これが昼飯。バスケットに入れといたよ。中身はパンに肉や卵とかを味付けして挟んである。血塗れじゃなきゃ片手で掴めるはずさ」

サンドイッチだね。


「飲み物が見当たりませんが?」


「飲み物は好みが別れるからね用意してないよ。自分で好きなのを買ってよ」

露天で買ってみるか。


「わかりました」


「お代は900ラードだ。ただしバスケットは別料金。壊したり使えなくしたら、千ラード貰うからね」

バスケットが2つ置かれた。


「1つは綱芳さんのですよね。じゃあ、大銀貨一枚でお釣りを貰っても良いですか?」


「あぁ、ついでに兄貴に渡しといてよ。はい、おつりの大銅貨一枚」

おぉ、用意万端ですか。


「もちろん、良いですよ。ごちそうさま、非常に美味しかった。夕飯も楽しみにしてますね」


「毎度」

うんなかなかいい感じだね。


 なお、アラームは寝る前に設定を弄っていて見つけ、起床時間を設定すると、けたたましく頭の中だけに響いた。

 因みに一緒に時計も使い始めている。


「綱芳さんは?」


「表で待ってるよ。すぐ出発出来ると思うよ」


「ありがとう、待たせちゃってますか?」


「いや、あれは久し振りの鍛練で時間を忘れてるだけだと思うから、気にしなくて良い」


「じゃ、行ってきます」

バスケットを二つ掴んで歩き出す。


「ま、無事に肉を持って帰ってきなよ」


「コボルト肉を楽しみにしててください」


 店の前で鍛練に夢中になっていた綱芳さんと合流し、並んで歩き出す。


「まずはギルドに寄りますよ」


「ん?ついでに依頼でも受けるんですか?」

良い提案だ。


「それも良いんですが、今日はかなり大きな狩りになりますから、ギルド側にも伝えておこうと思ってます」

さやかさんにも用事があるし。


「そうですか。では自分は荷馬車をギルドに回しましょう」

とバスケットを抱えて歩き出す。


「その方が早そうですね。ありがとうございます」


「ではまたギルドで」


「はい」


 別れて3分ほどでギルドに到着。

 時計は六時十分だ。


 そこへ、怒りを顕にしたさやかさんの声が聞こえてきた。

 しかも僕の名前が呼ばれてる。


「僕がどうかしましたか?何かご迷惑なことでも?」


「いいえ。あなたの責任ではないわ。原因の一端ではあるけど。気にする類いの話ではないわね」

びっくりしてるな。

目が一杯に見開かれてる。


「詳しく聞いても差し支えないですか?」


「昨日のオーク肉に走った連中が、日中に依頼を達しきれなくて夜中に現れた。それだけよ」

アイツラか。


「それで夜勤のさやかさんに迷惑がかかったんですね」


「あくまでもお馬鹿な連中のせい。貴方じゃないわ。そんな顔しないで」

いや奴等を許せそうにないな。


「ありがとうございます。実はお願いがあってお邪魔したんですが、そんな状態では難しいですね」


「気にしないでと言ったでしょ。私に出来ることなら悪いようにはしないわ」

良い人だなぁ。

仕方ない。

さやかさんに免じて、今回は不問にしてやろう。


「実はデートのお誘いに近いんですが、似て非なるものでしょう。僕と森まで行って、不届きものを捕まえるのに協力して下さい。戦うのも捕まえるのも僕がやりますから」


「私を誘ったのはどうしてかな?」

あれ、顔が赤い…

どうかしたのかな。


「一番信頼出来る方にお願いしたつもりです。それにデートは、可愛らしい女性と行きたいでしょう。たとえ振りでも」


「可愛らしい!?」

ずいぶん食い気味でしたね?


「今日の午後3時にギルドに迎えに来ますので、ご一緒頂けますか?」


「喜んで…」

ポヤっとしてる。


「ありがとうございます。では、行き先と目的が危険なので、冒険者の時の防具を着けてきて頂きたいんですが」


「森だから鎧ね…」

大丈夫かな。


「報酬は大金貨一枚でいかがです?」


「報酬?報酬ってなんの?」 

あれ?


「デート中に不届きものが現れたら、僕が叩きのめします。正当防衛だと証明してもらわないといけないので…付き合って貰うんです」


「まぁ、変わったところに気を使うのね。別に要らないわ。」

えぇ?

無報酬ですか。


「でも…」


「良いのよ。恋人が不届きものを叩きのめしましたって言うのは当たり前じゃない」

おぅ、鼻血出そう。

これは頑張らざるを得ない。

っていうか、頑張らなくても体の芯から勝手に力が湧いてきちゃうよ‼


「わかりました。じゃあ、午後3時にということで。仮眠しておいて下さいね」


「ええ」

可愛らしい笑顔だ。


「あと、今日は倒したモンスターをガンガン運んで来ますので買い取りを予定しておいてください」


「働き者ねえ」


 そこに綱芳さんが荷馬車に乗ってやってきた。


「さやか。元気か?まぁほぼ毎日宿であってるがな」


瑞木美孝18才

レベル6(1)

体力値105(1)=105

魔力値105(1)=105

力206(1)=206

知力105(1)=105

俊敏さ105(1)=105

器用さ105(1)=105

幸運値107(1)=107

魅力105(1)=105

称号

貧乳好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人

スキル

鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、レベルリセット、緊急避難、スキルリセット、収納ポケット、レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正、範囲観測初級、叱咤激励、槍レベル3、剣レベル2、投擲レベル5、打撃レベル1、解体・交渉中級、短剣レベル4、召喚魔法・精霊魔法・回復魔法・・催眠魔法・風魔法初級、降霊術

相性

綱芳(50)さやか(201)

奴隷

なし

設定

一部非表示

楽しんで頂けましたか?また明日18時にお会いできれば幸いです

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