201お風呂でまったりと疲れをほぐして
「気持ちいいな…風呂って奴は、生まれて1日経ってないけど、こんなに気持ち良いものだったとは…最高だな」
美嶺がぷっかりと湯船に浮いている。
筋肉質だから浮くはずないのになぁ…
あっ、先のクルンと丸まった尻尾が、高速回転してる…
さながら、白鳥の脚のごとく。
…何が君をそこまで駆り立てるんだろうな?
「美嶺…こっちにおいで。尻尾が疲れちゃうだろ?普通にもたれ掛かって良いよ?」
「ん?瑞木…それは俺に、そこにいる皆を排除して、場所を勝ち取れと言ってるのか?恨まれるのはゴメン被るぞ?俺はこのまま、コイツらと戯れておるよ」
そう言いながら、精霊達を指差す。
風呂に入る時に紹介した6人の精霊達と浮かびながら色んな話をしているらしい…
「そうか…湯あたりをしない内にあがるんだぞ?一応見てるつもりだけど…精霊達の話はいつまでも終わらないからな…」
「ん、わかった。適当に切り上げてあがるよ…続きは部屋ですればいいだろ?」
この言葉に精霊達が色めき立った。
口々に祝福を授けようとしている。
闇の精霊だけ、言い淀んでたけど…
すぐに顔がほころんだ。
そう、美嶺には心清きものの称号があるのだ…
「良かったな…ニース。良い話し相手が出来たじゃないか」
と独り言を呟くと、周りから視線が集中する。
「私にも意識を向けてください…」
後ろから抱き付いているリーフだ。
「あなた?取り敢えず元気なことはわかりましたが、その手を退けませんか?」
前から抱きつく恵美さんだ。
いえ、あなたへの警戒は解けませんよ?
さっき、理性を無くして僕のこと襲いそうになったじゃないっすか…
「瑞木さん、この手で色々触ってもいいんだけど?寧ろなんで触らない?ほら!」
右手を離してくれない朱音さんだ。
貴女も元々積極的な方でしたね…
そういうことを自分からすると理性が飛びそうだからしません!
「真打ち、御影参上!!左腕は貰った!!あれ?あれ、あれ!?無いんですが?はっ、股間をガードするために使用中?仕方ありません…肩にでもすがり付きましょう!」
ただでさえ混雑してるのに、お前まで来るんかい!?
肩に胸を押し付けるんじゃない!!
でも、いつもよりは、言動がマシだなぁっていう感想は、不法侵入者に対して思うことではないよな…
「あぁ、心地良いねぇ…瑞木の体温とあいまって極楽だよ…」
1人だけで、辺りの喧騒を完全無視してる女神がいらっしゃる。
触れられないという特性を最大限活かして、僕の体温やお湯だけでなく、周りにいる、奥さん達の体温まで味わい尽くしてご満悦である…
なんかズルいよな…
「…取り敢えず、御影?美嶺が遠慮したそこに、いつまでも胸を押し付けるのを止めて貰おう!って言うかなんで入り込んでんだ?寮へ行けよ!!」
「それは、美嶺ちゃんと遊ぶ約束をしたからです。だから、お風呂から出たらちゃんと消えますから…あわよくば、この場で繰り広げられている酒池肉林の宴に混ざろうと思いましたが…まぁ、瑞木さんに限ってそんなことは微塵も起こらないって事も承知しています。要は無理ゲーチャレンジです」
バカだな。
放っておくに限る。
「はぁ…ニース!」
「何かしら?忙しいのに」
すまんな。
美嶺との会話を邪魔して。
「風呂の後も美嶺と話す時に、美嶺に悪影響が出ないように、御影との会話を見張って欲しい!」
「…わかったわ。過保護ね」
サンクス。
「ありがとう。よろしく」
「朱音さん…どうしてもと言うのなら、触ってあげても良いですが…お薦めはしませんよ?約束は約束ですから結婚するまでは触るだけです…5日間ずっと火照った体をもて余すつもりですか?」
「…まだ、童貞の癖に。そういう事を何で気負い無く言えるのさ!!まぁ瑞木さんの場合は技術に裏打ちされてそうで、真実なんだろうなって思わされちゃうけどさ…」
こういうところで、自信無いような態度をとると、良いこと無いからね。
「どうでしょうね。経験はないですよ?」
「止めとくよ。折角だから、女の子扱いのままで、初夜は迎えたい…火照った体なんて…追い詰められて、抱かれるために何でもするだろうそんな私を、可愛いと言って貰える自信がないからね…美嶺、おいで、一緒に体を洗おう!!」
離れて、美嶺と体を洗いに行く後ろ姿が、艶かしかった。
既に発情しかけてる様子なのに押さえ込める精神力は、真面目さから来てるよね…
「おう!!洗いっこしようぜ!」
美嶺も精霊達を引き連れて大乗り気だった。
尻尾をピコピコさせながらついていく。
「んで、前後の2人はあと少しなんだから…ゆっくり暖まってから寝室でしましょうよ?まずは、体を3人で洗いませんか?」
「ふへ?」「ガード固いわね、ん?」
リーフは半分眠りかけだし、恵美さんは諦め悪いなぁ…
「体を、3人で、洗いませんか?聞こえましたか?」
「はいっ!!」「そうね!」
というわけで、洗浄開始。
まぁ、市場で見つけたヘチマに、中々ものが良い石鹸を見つけたので、泡立てて各所を擦るだけだけどね…
と思っていた時期もありました。
2人の覚悟を侮っていたということでしょう…
「…2人とも…良くやりますね。確かに眼福ですし気持ち良いですけど…」
「私、前の担当が良かったのに…」
「ダメです。貴女に任せると事故を装って契りを交わしちゃいそうですから!!」
リーフもガードに余念がない。
そう、つまり2人の体で洗われてるのです…
にゅるにゅるでフニフニでごく一部、ザラっとした感触…
普通に気持ち良いに決まっている!!
「リーフの背中も洗ってあげるからね…」
と言いつつ、素手で背中側を全て擦る。
「あっ!!そこは…自分でします!」
と言っていたが、既に事後だ…
にゅるんと2人の間から抜け出して、今度は恵美さんを素手でくまなく洗ってあげる。
「いやっ!!恥ずかしいよ」
とか、言われたが、その時点で僕が触れていない場所は既にない。
範囲観測で汚れを把握してから開始したので、洗い残しもないな…
「リーフ、おいで…」
「はい。なんですか?」
屈託がないなぁ…
「ほら、こうすると恵美さんですら恥ずかしがるんだよ?こんな姿は僕だけのもの。ほかの誰にも見せてあげない」
「あれ!?範囲観測が!?効かなくなっちゃいました!!お風呂の中だけ見えません!!」
驚いてるね…
「ガードが完成したのさ…さぁ、体も洗えたところだし…リーフの可愛いしぐさを余すところ無く見て、味わい尽くして、さらに僕の体温を感じて貰おうかな?」
「…はい…でも1つだけ…やっぱり、初めては怖いんですね。急に足が震えてきました!!ギュッと抱き締めて頂けませんか?」
良いでしょう…
「恵美さんも…体を流して出ますよ?」
「は、はいっ!!あなたぁ…愛しています!」
水の精霊に洗い流しをお願いする。
「うん、行こうか…」
そして、風呂場を後にした僕らは、予定していたことを実行に移した。
予定外の目映い光が二度、寝室を包んだこと以外は、特に問題なく。
2人には初めてを堪能して貰えたらしい…
僕?
聞かなくてもわかるだろ?
残念可愛くて僕の事を好きなリーフと、理性的に見えて、本性は野獣な恵美さんだよ?
最高の時間だったに決まっている!!
ちょっと興奮しすぎて、一度、2人が気絶しちゃったけど…
すぐに、次を求められたから、まぁ大丈夫なんだろう…
こうして、僕は勇者の力も手にいれた。
瑞木美孝18才
レベル427(92)
体力値91万(1090)=10億
魔力値91万(1090)=10億
力91万(1090)=10億
知力91万(1090)=10億
俊敏さ91万(1090)=10億
器用さ91万(1090)=10億
幸運値91万(1090)=10億
魅力910万(1090)=99億
風9万(1090)=1億
水7万(1090)=8290万
火5万(1090)=5750万
土7万(1090)=8530万
光4万(1090)=4300万
称号
貧乳も大好き、心清き者、地母神の養い子、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、子煩悩、性の探求者、真の勇者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術・精霊魔法蕩涎級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮初級
武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(2523)さやか(3662)恵美(7871)武司(692)玲子(55)朱音(8861)メルー(3922)道緒(2193)直(2413)メアリー(2321)燕(2295)レモン(2346)流々(2172)里乃(2268)リーフ(16,7)奈美枝(203)御影(7922)ユリア(2701)枩李花(2210)霞(2312)ミサ(3389)岬(3516)潤(2113)雨音(2294)美嶺(701)他42名(平均1851)
天河(2492)春臣(1431)君里(1972)秋虎(1952)アーサー(509)太陽(79)七海(71)エース(2041)朋久(1003)他23名平均(1700)
精霊:風(24,0)水(25,8)火(16,7)土(32,9)光(13,5)闇(16,8)
愛奴隷
リーフ・恵美
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・御影・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
設定
細かい数値を簡略化表示
楽しんで頂ければ幸いです。