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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第4日目 アールの集いを運営するものの気概とは
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196殺気と子煩悩と大惨事

「遅え!!瑞木が全部荷物抱えてるんだから、遅えとその分仕事が止まるってわかるだろ?」

はい…

珍しく、天河がキレている。

まず、荷馬車の準備開始と…


「一体何をしていたんだい?」

セーフからも視線が刺さる。

収納から必要な物資を取り出して山積みにしましょう。


「何故…あなたより随分遅く出た私が…先に着いているんですか?」

えっと…

範囲観測で知ってますよね?

駆け抜けていく貴女を僕が気付いてますから。

それをあえて聞いてくるんですね。

さすが恵美さんです…


「お待たせして申し訳ありません…理由は言わずもがなだと思いますが。父と子の語らいをしていました。ごめんなさい。準備は整えましたので、作業を開始してくださいませ」

みんなが、仕方ないなぁと、苦笑いで作業を進めてくれた。


「美孝さん?その理由だと…美孝さんが完全に悪くなってしまいますが…よろしいのですか?」

リーフ、まぁそうですね。


「事前に、ギガントオークの呪いを把握していたことを、美嶺に伝えてなかった僕の落ち度ですから…僕が悪いというのは当然の帰結ですよ。特に美嶺は純粋に僕らを、心配して呪いを教えてくれたんですから、感謝こそすれ落ち度なんて全くありません」


「あれ?そんな事話してたの?私が見たのは…リーフがあなたの頬にキスをして、美嶺を撫でてデレッとしてるとこだけだったんだけど…」

ほほぅ…


「恵美さん…何か興味深い話が聞こえてきましたね…美嶺のせいで遅くなったとお思いでしたか?」


「えっ…笑顔が怖いよ?あなた…そんな顔も出来るのね!惚れ直しちゃう…でも、いつもの優しい笑顔の方がもっと好きですよ?」

せっかく、全体像を知った上での突っ込みかと思ったのに…


「まぁ、良いですよ…恵美さんが言ってくれたお陰で、みんなのガス抜きが出来ましたから…それにさっきも話した通り、本質的に悪いのは僕だからね」

笑みから凄みを取り去って伝えると、恵美さんがヘタリこんだ。


「あぁ…ビックリした。あなたって、絶対子煩悩確定ですね。間違いないです!!」

はぁ?


「何がですか?」


「普段は、あなたって狩りの時ですら温厚ですけど…たまに凄い殺気を放つんですよ!特に今回怒ったのって完全に美嶺のことで怒ってますよね?ほかの時も殺気が放たれたのは子供がらみだと思いますよ?」

狩りでは、確かに僕って常に平静を保ってるよね…

苗床にされかけた時は、かなり焦ったけどさ。


「そうだっけ?」


「そうだっけ?じゃありませんよ…昨日もリーフのお父さんにキレた時の殺気は凄かったでしょ?」

ん?


「そうかな?あまり意識してないけど…皆を侮辱されたときは確かにキレたな!」


「そう、あの時も怖かったけど…その日の夜に放たれた殺気は更に凄かったんですよ?なんせ、私が寝室でしっかり感じ取れる位の凄い奴でしたから!!」

夜?


「あぁ、バカ親父が呑んだくれた時か…確かにあの時も、子供の未来を考えてたけどな…」


「やっぱり…私はあの時も、あまりの恐怖で下着を再起不能にしちゃったんです…」

再起不能って…

何ですか?


「再起…」「待って下さい。私はあの時もと言いました!!つまり!!」

今も、ですか…


「収納に録な下着は入ってませんよ?」


「はい…それでも助かります…後ですね。多分、同じことを思ってる子が何人か居ます」

わかりました。


「何とかしましょう…」

って言うか。

下手したら、収納でのクリーニングを実施した方が早そうだよな…


「あと、出来れば…クリーニングは恥ずかしすぎるので…止めて貰いたいんです…」

おぉ…

あの恵美さんが、恥じらってる…

とは言っても…

どうすっかなぁ。


「わかりました…今から下着を買ってきます。枚数は二百もあれば良いですよね?」


「はい…」

消え入りそうな声だった。


「その前に…大地の精霊と水の精霊よ…力を貸したまえ。水瓶に水を満たし、更衣室を造り上げよ」

5人が着替えるスペースが、出来上がっていく。


「これは?」


「戻ってくるまでに、脱げるように更衣室を用意したよ?恵美さんなら、精霊にお願いできるから、部屋だけで良いかもだけど…他に何人か居るよね?洗い場と水瓶と廃棄用の容器も作っておいたから、見てみて足りないようなら、適当に追加をお願いします。じゃ、いってきます」

伝えるだけ伝えて、さっさと出掛ける。

最高速度で、ラード市街まで駆け抜け、服屋で女性用の下着を各サイズ50枚、計200枚を買い入れる。

一応男物も50枚ほど選んでおいた。


「お客様…一体何に使うんですか?」

店員さんに普通聞かないであろう使用目的を聞かれる。

まぁ、僕は男だし、昨日も大量に買ってるからね…


「僕は、従業員が多い店を経営していてね…こういうものは一括で買った方がお得でしょ?」


「…わかりました。お包みしますか?」

一瞬で猜疑心に満ちた顔をされた…


「いや…すぐ使いたいから、袋に一括で入れてくれて構わない」


「っ!?承知しました…ではこちらです…」

途端に笑顔になる。

1つ1つ包むのが嫌だっただけですか…


「ん、ありがとう。また来るよ…」


「はい…是非お待ちしております!」

まぁ、今日はあなた1人ですものね…


「ただいま帰りました。サイズ違いを4種類渡しますから、着れる奴を着てください。不要なサイズは再度この窓口に戻して下さい。」


「…速過ぎです。私、まだ洗えてませんけど…」

買い入れ込みで、5分ほどしか時間が経過してないから…

恵美さんは、確認途中だったらしい。


「速い方が良いかと思って…」


「その速度で初めから到着してれば、こんなこと必要なかったんですけど?」

そうかもしれないけど…


「美嶺が速度に耐えきれないよ…って言うか。他の誰でも一緒だね。多分死んじゃうからさ…」


「はい…失礼しました。特に問題ないので、着替えますね。さっき、声をかけておいたので、みんなも順番に来ます」

ん?


「そんなに?」


「女の子は、リーフと美嶺以外は全員ですよ?」

……マジで?


「何かゴメン…水の精霊に水瓶の水が減ったら足すようにお願いしとくよ…」


「殺気を放つ対象を限定して貰えるとありがたいですね」

かなり、切実な顔をしてらっしゃった…


「わかりました。……セーフ、僕、大幅にやらかしてたんだね…」


「そうだね…仕方ないさ。美嶺を守ろうと思うこと自体は良いことなんだからね…今後は加減を覚えな!」


「うん、何処かで修行しなきゃね…」


「そうだね…」

因みに、更衣室は出来が良かったのでそのまま、仮拠点に置くことになった。

廃棄用の容器は、中身の処分に困ったので、一旦収納に入れて、中身を選り分け、液肥として草原に例のものをまいた後、下着だけ一括で、メルーさんに渡しておいた。


「えっと…わかり…ました。何とか…なると思います…いえ、致します」

渡した時の顔がなんとなく恍惚に揺れていた気がするのは、気のせいです。

是非気のせいだと思いたいんです!!


「よーし、これで、ギルドへの最後の便だな。…瑞木、いつまでも、死んだ魚の目をしてるんじゃねえよ…仕事の早さが変わらないのは流石だけどな」

天河が声をかけてくる。


「だってさ…なんか、さっきの事があってから……僕を見る女性の視線が妙に、艶っぽいのは何でなんだろうな…」


「あん?そんなん知らんわ…でも、楓加達も瑞木の事見直したみたいだぞ?あんな殺気を放てるなんて、ただの優男じゃない。とか言ってたな…」

はぁ…


「瑞木はワイルドさに欠けてたからね…見直した子が多いんじゃないかい?」

だとしても…


「見直した理由が変態チック過ぎると思うのは僕だけですか?間違いなく、何かの扉を開けちゃった人が何人か居そうで怖いんだよ…」


「自業自得だね…次からは気を付けな」

あの…

今回は?


瑞木美孝18才

レベル421(92)

体力値89万(910)=8億

魔力値89万(910)=8億

力89万(910)=8億

知力89万(910)=8億

俊敏さ89万(910)=8億

器用さ89万(910)=8億

幸運値89万(910)=8億

魅力890万(910)=81億

風8万(910)=8070万

水7万(910)=6810万

火5万(910)=4730万

土7万(910)=7010万

光4万(910)=3540万

称号

貧乳も大好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、探求者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法中級

回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2464)さやか(2797)恵美(6863)武司(692)玲子(55)朱音(8033)メルー(3596)道緒(2133)直(2355)メアリー(2262)燕(2193)レモン(2252)流々(2110)里乃(2206)リーフ(14,8)奈美枝(203)御影(5962)ユリア(2631)枩李花(2150)霞(2263)ミサ(3326)岬(3456)潤(2053)雨音(2234)美嶺(3528)他42名(平均1803)

天河(2422)春臣(1431)君里(1932)秋虎(1912)アーサー(493)太陽(79)七海(71)エース(1981)朋久(1003)他23名平均(1660)

精霊:風(23,4)水(25,2)火(16,4)土(32,3)光(13,2)闇(15,9)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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楽しんで頂ければ幸いです。

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