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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第4日目 アールの集いを運営するものの気概とは
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193仲間の意味するところと死を覚悟した美嶺

「オークって奴は…全くもって何やってやがるんだ!!」

思わず叫んでしまった。

美嶺と性奴隷契約を結ぶつもりもないのに結んでしまった後、無理矢理平静を取り戻して、美嶺の言う仲間について確認したらわかったことがあった。


「…種族特性と言うには余りにもあんまりだよ!!」

セーフが嘆きの言葉と共に深い溜め息をつく。


「えっ!!俺って何か不味いこと言ったか?」

焦って美嶺が聞いてくるが、君の責任じゃない。

君は何も悪くないよ。


「美嶺は何も悪くないよ。心配はいらない。ビックリさせたね。ごめん!!美嶺の事は僕たちで守るから!大丈夫さ」

大丈夫とわかっていても、話しながら思わず美嶺を抱き締める。

キョトンとしながら、されるがままになってる美嶺は、庇護欲をバシバシ刺激した。


「瑞木、美嶺の事が可愛がりたいのはわかったから、いい加減にしな…」

わかったけどさ…

美嶺の言うオークの仲間についてわかったことを話してみよう。



 美嶺の話では、オークは基本的に男ばかりが生まれる特性がある。

 その対比は、1対1万らしいから、美嶺が相当珍しい存在だとわかるだろう。

 必然的に女は男達が取り合う形になる。

 美嶺曰く、「俺みたいなギガントオークは更に少ないから、滅茶苦茶希少なんだぜ」とのこと。

 実際には、男は戦いで、すぐ死んでしまうらしく、女を取り合う事自体に参加する幸運を掴める奴は1%未満なんだそうな。

 つまり、1人の女に100人程度の割当てって事になる。

 ここまではオークの男は、大変だなぁで終わる話だ…


 問題はここからだ。

 オークは、仲間同士で女を実際に奪い合うのだ…

 それも、力による勝ち抜き戦とかなら、まだ良いが、当然違う。

 歴戦の男100人の中に、仲間の女は裸で放り込まれる。

 餓えた男に裸の女、結果は見えている。

 散々慰みものにされて、息も絶え絶えの日々が、妊娠するまで続くらしい。

 最悪なのは、1日に何度も犯されても、その100人の中に子供を妊娠出来る言わば適合者が居なかった場合、女は次の仲間画待つ部屋に放り込まれる事になる。


 そう、オークは妊娠効率も実は低めなのだ。

 しかし、1つのつがいからは、数億という子供が生まれるという。

 つまり、妊娠効率が非常に良い組合せになると、爆発的に繁殖する種族特性を持っているので、そのペアでつがいになるわけだ。

 要するに、仲間の中からつがいになる男を探すのが、オークの女の宿命ということになる。

 でもなぜ、妊娠させた男とペアになれるのか疑問だったので聞いてみたら、オークの妊娠及び出産は、受精後数秒で終了するらしい。

 生命の神秘と言うよりも、魔法にしか聞こえなくて少し怖い。

 でも、その苦行を回避する方法が無いわけではなく、それがいち早く相手を見つけてつがいになってしまうことだった。

 さっき、悲しそうにしていたのは、僕とつがいになれるかもと喜んだところを、違うと言われ、尚且つ仲間だと言われて、オークの仲間の事をイメージして、悲しくなったという流れだ。

 そして、話は冒頭に戻る。


「でも、勝手につがいを選ぶ方法だと繁殖出来なくなっちゃわない?」


「大丈夫さ、1つのつがいで一気にリカバリー出来るからな…あと、俺みたいに頑丈ならまず無いけど、1ヶ月もつがいになれなかった女は、体力が尽きて死んじまうし」

サラッとキツい話が…

聞いた話だけ総合すると、美嶺の言う仲間はエロマンガで表現される性奴隷にしか聞こえない…

それを、僕一人に限定すれば、さっきの契約内容になるわな…

確かに、美嶺に確認されて僕が承諾の返答をしてるから、契約が成立しちゃうね…


「全く厳しい話だな…」


「その代わりにつがいになった奴等には、最大限の敬意と安全が提供されるぜ?」

だとしても、敬意と安全を提供されるところまで至るための過程が尋常ではありません。


「それは、適合者じゃないつがいでもか?」


「あぁ、つがいになるまでには、ちょっと高いハードルがあるけどな。具体的には実力による100頭抜きだ!!実は、他にも俺みたいにギガントオークだと、俺1人の実力で排除出来るけどな。普通はつがいになる2頭で背中合わせに戦うんだ。あと、つがいになった後もハードルがあるな。適合者以外のつがいでも子供は生まれるけど、出産までに8ヶ月位かかるんだ」

まぁ…


「ギガントオークをどうにかするのは、無理だよな。しかし、それって普通の夫婦みたいだな…出産までの期間も含めてさ」


「そうさ。ま、あくまでさっきまでの話だけどな。今なら、瑞木を背に100頭抜き位してやるぜ」

今は豚の獣人だからね。

満面の笑みが眩しいな。

うちの娘は最高です。

異論は認めません!!


「確かに、軽く100頭抜き位出来るけどね…しなくていいよ。もう、美嶺はオークじゃないんだから」


「え?どういう意味だ!?」

簡単さ。


「僕は美嶺を娘にするために引き取るんだからね…性奴隷にする気は、サラサラない。だから、美嶺に好きな男が出来たら、契約を解除して、結婚すればいいさ。僕たちの家族になるんだから、結婚しても仲良く出来たら良いね」

と口にした途端に、美嶺の顔色は曇り、蒼白になってしまった。

あれ?


「瑞木…」「美孝さん!」「あなた!!」「瑞木さん…」

奥さんみんなに、名前を呼ばれた。

こんな時はきっと良い意味じゃないんだよな…


「この朴念仁がぁ!!さっきの美嶺の覚悟の程を聞いて、良くそんな事が言えるねぇ…美嶺は瑞木に全てを捧げるつもりで、さっき仲間になるかっていう問いに、承諾したんだよ!!死ぬかもしれないオーク100頭抜きを1人でもする気でいたんだ!!それを、自分で簡単に出来ると言いながら、しないって言うってことは…」

あっ!!

それは、もしかしなくても!


「俺に対する完全な拒絶なんだよな…女として…全く魅力を感じないってことだよな。わかった…俺…俺。死ねば良いんだな…」

青を通り越して、白くなった顔色で、美嶺が呟いて、フラフラと歩き出す。

最後の部分は僕以外聞き取れないほど、かすれた小さな声だった。

まずい!!

瞬間的に美嶺の前に回り込んで、抱き止める。

さっきまでの軽い抱擁なんかではない!

全く身動きを封じる拘束だ!!


「待て、美嶺!!確かに僕の言い方が悪かった!」


「放せよ!!俺にはもう何もないんだ!!端から持ってるものなんて多くなかった!ギガントオークであるというそれだけ。それも瑞木に奪われた。非力そうな豚の獣人になった。でも、そんなもんは奪われる前に聞いた瑞木の言葉に、まぁ良いかと思ったんだ…」

すまない…


「意思も確かめずに、勝手に悪い事をした…」


「いいさ。しかも一旦は諦めたつがいで挑む戦いの夢まで見せてくれたんだ…こんな力の全てを無くした俺と、つがいになんてなりたい訳無いのにな…俺こそ悪かったよ…大丈夫さ、迷惑をかけないようにオークに食われて死ぬから…な、離してくれよ…」

待てよ!!


「勘違いで死なれたら、迷惑だ!!僕の心に風穴を空けて去るなんて許さない!!理不尽?知ったことか!!」


「勘違い?」

そうだ!!


「確かに僕も言い方が悪かっただろう。そこまで思い詰めてるって考えてなかったからね…でも、美嶺は魅力一杯だ!!ただし、僕にもこれ以上つがいのパートナーを増やさないという矜持がある。さらに言えば、保護した娘さんをお嫁さんにするのは非常に抵抗があるよ。倫理的にね。だから、思いがスレ違ったのさ!!それだけだよ」


「でも、好きなやつが出来たら、結婚しろって瑞木は言ったよな?」

うん!!


「そういう相手がいたら、お父さんに言いなさい。ちゃんと変な奴じゃないか調べてあげるから!!」


「俺が好きなのは、瑞木だ!!他に好きなやつが出来るわけないだろう!!お前以上の奴が現れるなんてあり得ない!!」

えーっと…


「そんなこと無いと思…」「「確かにありえない!!」」

そんな、満場一致で美嶺に同意しちゃうんですか?


「瑞木…諦めろ!!」「教育は任せてください」「大丈夫」「素直な良い子ですから」

はっ…

ははっ!!


「嫁さんに満場一致ですすめられたら、僕には逃げ場がないですがな!!」


「なんだよ…俺の話なのか?」

そうさ…


「嫁さん全員が美嶺とつがいになれとさ…」


「なる!!」


瑞木美孝18才

レベル421(92)

体力値89万(910)=8億

魔力値89万(910)=8億

力89万(910)=8億

知力89万(910)=8億

俊敏さ89万(910)=8億

器用さ89万(910)=8億

幸運値89万(910)=8億

魅力890万(910)=81億

風8万(910)=8070万

水7万(910)=6810万

火5万(910)=4730万

土7万(910)=7010万

光4万(910)=3540万

称号

貧乳も大好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、探求者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法中級

回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2364)さやか(2797)恵美(6187)武司(692)玲子(55)朱音(7157)メルー(2999)道緒(2033)直(2255)メアリー(2162)燕(2093)レモン(2003)流々(2010)里乃(2106)リーフ(14,3)奈美枝(203)御影(4823)ユリア(2531)枩李花(2050)霞(2163)ミサ(2813)岬(2671)潤(1861)雨音(2134)美嶺(1855)他42名(平均1667)

天河(2372)春臣(1431)君里(1889)秋虎(1860)アーサー(487)太陽(79)七海(71)エース(1931)朋久(1003)他23名平均(1610)

精霊:風(23,4)水(24,9)火(16,4)土(31,9)光(13,2)闇(15,9)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音・美嶺他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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