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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第4日目 アールの集いを運営するものの気概とは
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189ギガントオークの嘆きと足200本分の肉

 馬鹿デカイハムのような物体は、放物線を描きながら、加速しつつ着陸台へと迫って来ていた。


「ほらほら、楓加、亜利砂見てみろよ。あのハムの上で手を振ってる2人の美人さんが、瑞木の奥さんだ…リーフと恵美。しかも、我がラードを仲良く救う会の二大巨乳でもある。でも、瑞木のやつ貧乳好きを公言して憚らないんだぜ…馬鹿だよな」

天河が、隣にいる2人に向かって呟く。


「あの大きさの乳を奥さんとして手にいれて貧乳好きって…私を奴の生け贄に捧げる気じゃないでしょうね?」

亜利砂の目が引き絞られていく。


「天河!!そんなに羨ましそうにして…わ、私の胸が小さいと言いたいのでしょう?ふん!瑞木に頼んでリーフでも、恵美でも勝手に揉んできたら良いじゃない!!私の胸なんかで我慢できないんでしょう?いっそ清々するわ!!寂しくなんかないんだからね!」

楓加が何故かキレ始める。


「あのな…亜利砂に楓加。単にありのままに事実を述べただけだ!!亜利砂の平らな胸を瑞木にやるつもりは欠片もないし、楓加の美しい美乳が俺は大好きだ!!今ここで証明が要るのか?昨日も散々証明したはずだよな?」

天河が2人を抱き締めながら言う。


「それは…」「私の…えへへっ」

亜利砂は昨夜の事を思い出して頬を染め、楓加は自分の世界に浸っている。


「さて、もう着くぜ。我らが瑞木の到着だ…」

オークの下を指差して呟く。


「ギガントゴブリンの時も思いましたけど…」「馬鹿ですよね…」

着陸台をたわませて現れた瑞木に辛辣な言葉を2人して吐いている。


「ただいま!!みんな、待たせたね!さっそくと言いたいところだけど、少し検証が必要だから待ってね!!あと、楓加さん!!来てくれる?」


「何事かしら…」「私も行きます」「俺も行くか」

3人でギガントオークに近付く。


「おう、天河。ありがとな。お二人さんもありがとう。実は、コイツの体を麻痺させたいんですが、そういう魔法ありますよね?」


「だから私なのね…わかったわ…でも、コイツに効くかはわからないわよ!!我らの側にありし英霊よ。彼のものを縛りし見えない鎖となりてその自由を拘束せよ!!スモークバインド」

楓加が唱えると、煙状の何かがギガントオークの口元に吸い込まれていく。


「おし!!取り敢えず麻痺化は成功だ!!ありがとう楓加!!」


「そ、そんな良い笑顔を見せたからって…瑞木になびく訳じゃないわ。私には愛する天河がいるんだから!」

なんだろうなぁ…

チョロイン臭ハンパないぞ?


「わかりましたから…因みに、痛覚を遮断する魔法も使えますか?」


「それなら、私が知ってるわ?でも、外法よ?正規の詠唱の範疇じゃないわ」

亜利砂が?


「あなたは攻撃魔法主体でしたよね?なぜ使えるんですか?」


「攻撃魔法の範疇だからよ!!やってあげるわ。英霊よ!!敵の痛覚を奪え、アビリティスティスティール!!」

おぉ!!

こっちも大丈夫。

ちゃんと効いた。


「亜利砂も助かったよ!!ありがとう!」


「うっ!!なんで、そんなに屈託なく笑えるのよ…さっきのやりとりが馬鹿みたいじゃない!!」

あぁ、僕に亜利砂を差し出すってやつか…


「僕には嫁さんが居るからね…愛の無いエッチはしないから、そう言う心配はしなくて良いよ。悪いけど2人とも一定期間を置いてかけ続けてね。実験するからさ!!」


「「実験?」」

そうさ。


「超回復の効果検証と浄化力の確認だね」


「どうやるんだ?」


「まず、蓋付きの瓶を用意して…足を切り落とします。そして、溢れ出る血を溢さないように、集めます。すると…勝手に足が再生しますので、この足の血を瓶に捨ててから浄化しますよ!」


「なんの意味があるんだ?」

簡単だ…

予測通りの効果が得られたからな…


「この足1本で馬鹿みたいな量の食料なんだよ!!活用したくないか?」


「ギガントオークを食うのかよ…まぁ良いけどほどほどにしろよ?」

何を言うか…


「ふふふっ!!程々なんぞで止めるわけがなかろう!!浄化さえしてしまえば、最上級の肉なんだぞ!?」


「良いけど…ラード王となんか約束してなかったか?」

約…

束?


「おいおい!ギガントオークも秘密裏に引き渡すんだろ?だから、その肉は俺達が消費するしかないだろ?」

うん…


「そうだね…でも、多目にあっても困らないでしょ!!」

そう言いつつ、ザクザク切っては再生を繰り返す。

ギガントオークの足の付け根は、切られた瞬間から再生を始めるために、ほとんど血は出ない。

切り離された太ももを含む足先からは血があふれ落ちるので、慣れると一滴の血もこぼすことなく集められた。

切り離した足から血を集め終わると、既に再生が終わっているほど再生が早い。

その作業の合間にリーフの精霊魔法で浄化を試し、収納に足を200本ほど格納した…


≪なぁ、いい加減にしろ…痛くはないが、俺の足が少しずつ違う何かになってる気がするんだ!!殺せよ!!殺してくれよ!!≫

ギガントオークさんに懇願されてしまいました。


「わかった。セーフが帰ってきたらな…」


「瑞木…なぁ…コイツに何か言われてるのか?」

天河たちには、ギガントオークの言葉が聞こえないらしい…

ある意味羨ましいな…

意志の疎通の出来る生き物を、殺さなきゃならない。

それを考えると、凄く…

凄く嫌な気持ちになる。

200本足を切ってみたけど…

やっぱり…

やっぱり慣れなかった。

でも、これは僕がしなければならないことだ!!

逃げ出すわけにはいかないな…


瑞木美孝18才

レベル421(91)

体力値89万(900)=8億

魔力値89万(900)=8億

力89万(900)=8億

知力89万(900)=8億

俊敏さ89万(900)=8億

器用さ89万(900)=8億

幸運値89万(900)=8億

魅力890万(900)=80億

風8万(900)=7980万

水7万(900)=6740万

火5万(900)=4670万

土7万(900)=6940万

光4万(900)=3500万

称号

貧乳も大好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、探求者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術・精霊魔法蕩涎級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法中級

回復・風・火魔法・馬術・思考圧縮初級

武装レベル:槍232、剣503、投擲493、打撃174、短剣725

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(2314)さやか(2797)恵美(5971)武司(692)玲子(55)朱音(6852)メルー(2939)道緒(1974)直(2205)メアリー(2111)燕(2042)レモン(1974)流々(1951)里乃(2076)リーフ(13,8)奈美枝(203)御影(4123)ユリア(2472)枩李花(1998)霞(2113)ミサ(2784)岬(2621)潤(1801)雨音(2082)他42名(平均1617)

天河(2322)春臣(1431)君里(1839)秋虎(1810)アーサー(479)太陽(79)七海(71)エース(1886)朋久(1003)他23名平均(1570)

精霊:風(23,4)水(24,9)火(16,4)土(31,9)光(11,9)闇(15,9)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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