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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第2日目 初デートは頑張って楽しかったけれど…
20/503

17さやかの寝不足と原因の男

 さて、今日の業務も後6時間ね。


 さやかは朝日を浴びて伸びを一つすると、ギルドの中を見回す。

 今の時間は午前六時だ。


「カロッゾが出てきたら、とりあえず朝のご飯に行けるわね」

昨日は昼勤と夜勤で徹夜だった。


 昨夜は結局3回起こされた。

 昼夜など関係ない冒険者と言えど夜は基本寝る。

 したがって、夜勤は12時までは普通の業務だが、その後はガラスのショーケースのような、結界窓口に座りながら眠っていて良い。

 ちょっとした見世物気分だが睡眠欲に逆らえるものか。


 だが、あくまでも客が来なければ……だ。

 ギルドの夜勤には三つの仕事というか意味がある。


「一つは緊急事態の発生対応。凶悪なモンスター出現などに対応するため」

さやかはため息を付く。


「二つ目は夜間しか対応できない依頼の完了報告。吸血鬼の捕獲なんかが該当するわね」

ま、仕方ないわ。

このギルドでの実績はゼロだけどね。


「三つ目はついでの仕事ね。期限ギリギリの完了報告を受けること」

昨夜起こされたのは全てコレだった。


「ルーキーならともかく窓口職員に嫌われることを知ってるランクの奴等ばかり、3件も!!」

怒気があふれでた。

ショーケースをコンコン叩かれて、夜中に三回も無理矢理起こされて、機嫌が悪くならないわけがない。


「全部、瑞木君がらみなんだけどね」

しかも彼の責任ではない。


「僕がどうかしましたか?何かご迷惑なことでも?」

唐突に声をかけられて後ろを振り返る。


 そこには、柔和な微笑みを湛えた凄腕の青年が、立ってこちらを見ていた。


「いいえ。あなたの責任ではないわ。原因の一端ではあるけど。気にする類いの話では…ないわね」

びっくりし過ぎて事務口調が強くなってしまった


「詳しく聞いても差し支えないですか?」

悲しみの陰がさした顔、見たくないな。


「昨日のオーク肉を拾いに走った連中が、日中に依頼を達しきれなくて夜中になって現れた。それだけよ」


「それで夜勤のさやかさんに迷惑がかかったんですね」

沈んだ顔。


「あくまでもお馬鹿な連中のせい。貴方のせいじゃないわ。そんな顔しないで」

こっちまで悲しくなるわ。


「ありがとうございます。実はお願いがあってお邪魔したんですが、そんな状態では難しいですね」

まだ申し訳なさそうね。


「気にしないでと言ったでしょ。私に出来ることなら悪いようにはしないわ」

これ以上悲しそうな顔は見たくない。


「実はデート…」

えぇっ!!いきなり何を言ってるのこの子!!


寝不足でハングアップ気味の頭は、最初の言葉を聞いてパニックを起こした。


榊さやか22才

レベル21(1)

体力値245(1)=245

魔力値175(1)=175

力262(1)=262

知力175(1)=175

俊敏さ254(1)=254

器用さ166(1)=166

幸運値297(1)=297

魅力296(1)=296

称号

旅人の守護者、有能、元冒険者、剣豪

スキル

槍レベル12、剣レベル22、投擲レベル5、解体初級、短剣レベル4、回復魔法初級

相性

武司(183)玲子(232)綱芳(101)恵美(124)瑞木(122)

奴隷

なし

楽しんで頂けましたか?次回は明日の18時にまたお会い出来たら幸いです

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