表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第4日目 アールの集いを運営するものの気概とは
196/503

180ギガントタイプの特異体の討伐依頼とリーフの斜め上の主張

「なぁ美孝よ。ゴブリンを完全に殲滅したと言う話だが…範囲観測で確かめた話ということで間違いないか?」

ん?

ちょっと答え難いな…

僕の範囲観測のレベルは伏せたいしね。

リーフを抱き締めながら返答を口にする。


「お答えする前に何を求めての発言なのか…お聞きしたいです」


「南東を陣取るゴブリンが制圧できたなら、我が国の東に位置するローザクラフトの里との交易を再開したいのだよ…交易再開は現在の第一目標でな…」

昨日の宴で、色々と聞いたので位置関係は頭に入っている。


「確かに、ローザクラフトの里への街道でしたら、北西のオークの縄張りからも離れてますから、かなり安全になっていそうですね…」


「そうか…それでは…」「お待ちください」


「どうした?」

悪いんだが…

手順は踏んで貰おう…


「仲間達と一緒にかなり広範囲に、索敵をしましたから、昨日の時点では、ゴブリンを殲滅したと考えていいと思います!!しかし、今日は魔物の誕生日です。特異体が発生しているようなので…調べてからの方が良いでしょう」


「その特異体に関する情報を聞いても?」

んーっ…


「話すことは吝かではないですが…僕達は冒険者を生業にしてましてね」


「おぅ!!これは失念しておった!!すまんな!!特異体の討伐褒賞金の半額を、その情報料として払おう!!」

合計1・5倍の褒賞金ですね?

ありがたい!!


「ありがとうございます。ギガントタイプの特異体が、それぞれの種別で出ました。計3体ですから交易再開は慎重な検討が必要ではないでしょうか?」


「なにっ!?寄りによってギガントタイプだとぉ…では勇者の到着を待つしかないな…情報を感謝する!危なかったな」

いや、僕が倒し終わったら再開はしようよ?


「待ってください…現れた途端にタワーの方向に走っていきましたから、マザーの近くにいると思いますよ!?一応、安全確認を諜報部にして貰えば、交易の再開には支障がないですよね?」


「美孝よ、相手はいくつもの国を蹂躙したというギガントタイプだ…勇者に討伐を依頼できた今、無理をすることはなかろうが?」

だって…


「いや、発生の件の情報を求められたので、まだ、話していませんでしたが…ギガントコボルトは、登城前に倒してから来ました。だから、今日中に残りのギガントも倒せるつもりでいるんですよ…」


「っ…は?」

顎が外れそうな程開ききった口から、それだけの言葉が漏れ出した…


「実はギガントコボルトは黒いゴブリンよりも、数段落ちる実力しか無かったのです。だから、ギガントゴブリンとギガントオークについても、今日中に倒せると考えてるんです…」


「しょ…証拠はある、のか?討伐の…」

セーフに目配せすると、やれ、と言ってくる…

僕も交易再開は、一番の目的だからな。


「討伐証明を出しましょう…右耳だけですが、かなりデカイので、この廊下一杯になると思います…気を付けて下さいね?」


「う、うむ!!わかった。了承しよう」

緊張の面持ちだ…


「いきますよ!!」

バサァっという音と共に廊下ギリギリまで広がるギガントコボルトの右耳。


「でかいな!!」

当たり前だ!


「身長20mの巨体ですからね…これだけでも、暖かい毛布として使えそうですよね?」


「そうだな…少し血の臭いがする位で全く臭くないな?普通は犬臭いんだが…冗談抜きで毛布にピッタリな逸品だ!!」

あっ…

収納で保管したからなぁ…

完全クリーニングが完了してました…


「仕舞いますよ?証拠としては問題ないですよね?」


「あぁ…申し分ない!!では、討伐依頼を受けてくれるか?」

仕舞いながら、疑問に思う…


「何の討伐依頼ですか?」


「もちろん、ギガントタイプの特異体3体に決まっている!!」

はぁ?


「しかし、コボルトは既に狩ってますし…他のも狩る予定ですよ?」


「わかっておるよ…つまり、だ。ギルドを通さずに、直接我に渡して欲しいと頼んでおるのだよ!!」

なぜ、そんな面倒な事をすんのさ?


「もちろん吝かでは無いですが、わざわざ、そうする意味が全くわかりません!!」


「ラードのためだ…というより、ラードの風評被害をこれ以上悪化させないためだな!!」

ふぅん…


「安全の名声は地に落ちたとはいえ、街道の安全を確保すれば、ラードは立ち直る。しかし、そこに、ギガントタイプの特異体が現れたとなれば、すぐに討ち取ったとしても、止めの一撃になりかねないと!?」


「まさにそのとおりだ。実は黒いゴブリンよりも、風評に与える影響はでかい!!勇者への依頼も、その辺りを考慮する予定なんだが…先になんとか出来るなら、それに越したことはない!!一頭当たり最低1000万ラードの褒賞金のギガントの特異体を楽々殺せるというのなら、ランクPを認定しても問題ないな」

あぁ…


「昨日の時点でランクはPですよ…だから、褒賞額は…」


「うむ、2倍だな。その勢いのランクアップは、新種発見か…実に効果的な行動をとっているようだな…リーダーの力か?」

偶然ね…


「いえ、僕が単に力が必要だと思ったので金を集めてるだけです」


「まぁ、コボルトには2千に情報料を足して3千、素材費と毛皮代を足して5千万ラードだな…あと、収納ポケットでの運搬費を足すと6千万ラードか…ゴブリンはこの数字に8がけ、オークはこの数字の2倍だな!!しめて、2億2千8百万ラードか!!受けてくれるか?」

3頭でこの金額かよ…

危険度が良くわかるってもんだよな…


「わかりました。狩ってきます。ただ…収納ポケットのことを何故?」


「さっきから収納ポケットから、黒いゴブリンを出したりしておったであろう!我はスキルに関する情報を調査していたのだ…容易だに答えにたどりつけるさ…鑑定に引き続いて伝説のスキルだろうとな…」

逆に伝説になる程のスキルを忘れるわけないよな…


「当然と言えば当然ですね…」


「そう、収納ポケットを使うなら、他人にギガントタイプの事を見られる心配もないと言うことで、今回の話には渡りに船だからな。狩ったら飯田のところに持っていくが良い。今日の午後以降なら話をつけておく…」


「わかりました…」


「あとな…我の願いを1つ聞いて欲しいのだ!これも当然の願いだと思うのだがな…」

アレだよね…


「まずは聞きましょう…」


「うむ、範囲観測の事だ…はっきり言って、マズ過ぎる…国家機密には色々と危険なものもあるのだ…なんとかならんか?」

うん、当然のやつがきた!

しかも、断ったらアカンやつや!!


「僕も何とかしないとマズイと思ってましたよ…夜の生活の心の安寧のためにも…」


「やあ、それは奇遇だな…美孝よ!!」

お父さん、笑顔が黒いですよ?


「夜の生活って…どういう意味ですか?」

リーフ…


「美孝よ…まさか…リーフとは…まだ?」

点目のまま聞かないで!?

そんなにおかしいか?

あっ…

セーフが来て耳打ちを始めた…

みるみる耳まで真っ赤に染まる。


「まだですよ!!」


「何か…理由でも?」

理由…

理由ね…


「夫婦間の問題です。説明する必要はないでしょう?」

約束破ったから、初夜を延期したとは言い難いよな…


「そうか…大変だな!」

あっ!!

これは、逆方向での同情だよな…

違いますよーっ!!

僕が断ったんですからねーっ!!

はぁ…

虚しい心の叫びはこれ位にしよう!


「では、僕以外には話せない方向で調整しときますよ…」


「うむ、要は広まらねば良いのだ…多少の悪用なら目をつむろう…」

は?


「悪用ってなんですか?」


「ん?例えばだが…国の制服をどこかに発注するのが知られたとすると…大量に生地が必要になる。そこで、必要な生地を大量に仕入れられて高止まりされると困るわけだな」

でも、それって…


「別の生地を使って作れば解決ですよね?」


「そのとおり、リスクの割りに、利益は少ない。うちの国は、公正明大にやってないと死刑に結構なるから、不正も少ないしな!カッカッカ!」

じゃあ…


「…夜の生活の方ですか?」


「あっ…うん、その、なんだ…特殊な性癖は受け入れにくいものだろう?」

何をやってるんだ!

何を!?


「程々にしましょうよ?」


「いつ頃までノーマルでないと不味いのだ?」

おいっ!


「今日中には何とかしたいですが…明日の夜まで猶予を下さい…」


「そうか…今日は普通か…楽しみだな…」

えっ?

いつもは?


「あの…長引かせた方が幸せなんですか?」


「いやいや、我が奥さんにストレスが溜まるのは好ましくない…こういうのは、たまに違うことをするのが新鮮なのだ…」

知らんっての!!


「まだ、新婚なんで…そんな深淵を覗く気はありません!!」


「そうだな…まずは、リーフとの初めての夜が先だな」

うっさいわ!!

ん?

リーフがつつつっと近寄ってきた。

耳元で小声で話し始める。

何だろう?


「あの…覗いてる子達に、一杯自慢させてくださいね…」

斜め上のスイッチが入りおったぁーっ!!

というか、元からおんなじ様なこと言ってたっけ…

どちらにしろ、アウトだっ!!


瑞木美孝18才

レベル252(91)

体力値39万(900)=3億

魔力値39万(900)=3億

力39万(900)=3億

知力39万(900)=3億

俊敏さ39万(900)=3億

器用さ39万(900)=3億

幸運値39万(900)=3億

魅力390万(900)=35億

風5万(900)=4560万

水4万(900)=3850万

火3万(900)=2760万

土4万(900)=3940万

光2万(900)=2030万

称号

貧乳も大好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、探求者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術蕩涎級

精霊魔法心酔級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法中級

回復・風・火魔法・馬術初級

武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃50、短剣570

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(1884)さやか(2797)恵美(4672)武司(692)玲子(55)朱音(6001)メルー(2453)道緒(1531)直(1786)メアリー(1709)燕(1562)レモン(1522)流々(1501)里乃(1672)リーフ(11,6)奈美枝(203)御影(3105)ユリア(2062)枩李花(1602)霞(1705)ミサ(2355)岬(2070)潤(1421)雨音(1609)他42名(平均1277)

天河(1826)春臣(1431)君里(1500)秋虎(1466)アーサー(453)太陽(79)七海(71)エース(1499)朋久(893)他23名平均(1251)

精霊:風(23,0)水(24,6)火(15,8)土(27,6)光(10,1)闇(15,9)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ