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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第4日目 アールの集いを運営するものの気概とは
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178ラード王国国王との戦い

H27/7/3 王の怒りと瑞木の気持ちの部分を加筆。

「約束は、今回得る話をもとにして、非人道的な事を行わないという簡単なものですよ?」


「…ふっはは…簡単か…確かに言葉じりは簡単だな…内容も正当性が高く感じるだろう…だが!!簡単に理解できることと、実行が容易かどうかは一致しない!!」

まぁ、気付くよね…

この王様が元々持つはずの思考能力なら当然とすら言える。

さっきまでがアホすぎただけだ。


「あれ?そう…なんですか?」

すみません!

リーフが僕をのぞきこむ様が可愛くて仕方ありません!!

しかも、王様の方も振り向いて心配する仕草も加わって最高です!!

っていうか…

おっちゃんも気付いてデレッとした…

まぁ、不可抗力だ、ゆるしてやろう。

でも、この可愛いお姉さんは僕の奥さんだから、あげないからな!!


「しかも、この文言の最大の問題点は、誰が非人道的な事なのかを判断するか明言していない点だ…」

だよね…


「卑怯だと…お考えですか?」


「さすがにこのままでは、受け入れられん。誰がなのか明言して貰うぞ!」

さらにその先も望むんだろうからな…


「判断は僕が下します。具体的な内容は、最低限、僕や僕の仲間に命の危険を及ぼさない事ですが、努力事項として、その他のレストに生きる全ての生き物を、不利な状況に追い込まないようにするってのはどうでしょう?」


「おい!努力規定が、事実上際限がないってどう言うことだ!!守れるわけなかろう!!」

やっぱりそう思う?


「実はそれくらい使い方によっては強い影響を及ぼしちゃうんですよ…」


「現状を鑑みるに、その強すぎる力を1個人が自由に使えるという事なるのだが?しかもラード王国の危機を危惧せねばならんのだよな?」

そうですね…


「なので、条件を変えましょうか。僕が説明する話を他の誰にも伝えない。もし伝えた場合は、リーフに関する幸せな記憶のみ、あなたが失うという約束でどうです?」


「それは…聞くだけ聞いて何も出来んという意味だな…せめて、条件付きで運用できるようにしないか?そうでなければ、リーフの記憶を人質に差し出す対価にはとても見あわん!!」

王の判断としてはそうだよな…

父としても…


「運用できる可能性を残しましょうか…僕または僕の後継者と運用について交渉できると言うことでどうです?なお、暗殺という手段を用いた時点で、この条件は破棄されます」


「ふむ、わかった…その条件を飲もう…」

平然としてるな…


「後悔しませんね?一応言っておきますが、さっきの条件提示によって、約束が破られた場合には自動的かつ強制的にペナルティを対価として持ち去りますよ?」


「自動的かつ強制的にだと?」

信用してないな…


「信じないなら…後悔なさることになりますね。特に僕の仲間に危害が加わったら…ラード王国が無くなっても文句を言われる筋合いは無いですからね」


「どういう意味だ?」

あぁん?


「この城が全て更地になるでしょうね…約束を破られ、事そこに至った段階で…この城の中の人間を考慮する必要が僕にあると思いますか?」


「皆殺し…か?」

さぁ?


「それだけの力はあると、さっき伝えましたよね?そして、それをしたくない。と!!守る気がない約束なんてしないで下さいよ?」


「約束を守る気はあったがな…国と引き換えとまでは考えていなかった…瑞木君にはそこまでの覚悟があるのだな…」

覚悟が温いね…


「で?覚悟は整いましたか?」


「良かろう!!約束するぞ!!」

いつもの契約書が現れ、署名がなされた。

これでもう、後にはひけないからね。


「はい、約束が結ばれました。この約束が永久に守られることを願います」


「うむ。で、質問とは何かな?」

ここからは、僕の自己満足…

答えは予想がついてるからな…


「1つは、なぜ餓死者に対して、甦り以外の救済措置をとらないのか?です。もう1つは、死者の運搬にあんなクズ野郎を雇っていた理由はなんですか?」


「ラードは王国だが法治国家だ…法に則って国家を安寧に導くのが、王の責務!!法を無視すれば、国家全体の存亡に関わるからだ!!だから、救済措置は行っていない!」

歯を食いしばり、辛そうにいう、ラード王の瞳は葛藤に揺れていた…


「詳しくなくて申し訳ないですが、法にはなんと?」


「ラード王国国民には、半年間の食料を蓄える義務があり、非常事態宣言の時に、それで生命を維持しなければならん!!」

やはり…


「非常事態宣言を半年前に出したんですね?」


「そうだ!従って、昨日までの半年間に飢えて死んだものは、その法を守っていない!!そして、死ねばその分、食料を消費する口が減るのだ!!それを保護し餓死する定めの者を救ってしまえば、ラード王国そのものの維持に影響がでる…」

予想通りか…


「法を遵守する国民に多大な影響が…ですね」


「…その、とおりだ…だから、今日から炊き出しを開始する。やっと、手を差し伸べられるのだ!!もう、法の上での規制は存在しないからな!!」

このタイミングか!!


「理解できました。しかし、成人前の子供にそれを求めるのは酷でしょう?無理があります!!」


「我もそう思う!だから、基金を作り、対応したのだ。家の無い子供らを、瑞木君に売っておらん元騎士団寮に集めて面倒を見ておるぞ?」

はぁ?


「うちの面子は、かなりの数が成人前で、飢えてるところを仲間に引き込んだんですが?」


「…すまんな。ラードは広い。人も多いのでな。少数精鋭の諜報部では、多忙すぎて全員をカバー出来る人員を確保できなかったということだ…本当にすまん!!そして、子供たちを救ってくれたのだろう。感謝する!!ありがとう」

青筋を立てて、拳を握り締めるラード王を、これ以上責めるのは違う気がした。


「一つ目の質問についてはそれで結構です。もう1つですね…僕は大通りで亡くなった小さな子を、乱暴に死体を砕きながら運んで行ったクズ野郎を見たんです!なんとかならないんですか?」


「…それは…頭が取れて荷台で転がったまま運んだ件だな?」

あぁ…

知ってるわけね…


「その通りですよ?」


「…それを…見たのか…あのクズ野郎を!!はははっ。瑞木君には我の至らぬところばかりを知られておるな。笑うしかないとはこの事か…」

乾いた笑いが痛々しい。


「何か原因がありそうですね…」


「すまんな。特別な原因があるわけではない。雇った冒険者にクズが混ざっておった…それだけだ!!人手がまるで足りなかったからな…雇った全員に遺体を丁重に扱わなければ殺すと言い含めてあるのだが…」


「そのクズの耳には…いや、そのクズに聞く気がなかったんですね」


「だろうな…だが、伝えてあった通りの最後は受け入れさせた…新規の応募者の見せしめとなっている…なんの救いにもならんが…」

涙は流れていないが、その顔は泣いているようにしか見えなかった…


「ならば、故意に道具屋の娘の鈴華ちゃんを貶めるつもりがあっての事ではなく、事故だったんですね…」


「全くそのとおりだ……しかし、それは聞き捨てならんな!!なぜその名を口にした!?奴の被害者は、名前も確認できぬもの達ばかり…なぜ、被害者の名を知っているのだ?」

鑑定についてか…

あまり言いたくないな。

でも!!


「僕が鑑定のスキルを持ってるからです!!間違いなく彼女は鈴華ちゃんだった!!僕は彼女の最後の苦しそうな顔が頭から離れなくなったんですから!!」


「伝説のスキル。鑑定か!!流石としか、もはや言えんな…まぁいい…間違いではないとすれば!状況的に考えてあの女ぁ!!絶対に許してはおかん!!殺人罪で裁いてくれる!!飯田ぁああ!こぉおい!!」

叫びだした…

今までで一番怒り狂ってる…

飯田さんが、物凄く遠くからすごい勢いで走ってくる。

気を使って、話が聞こえないところで待機してくれていたからね…


「一番最初に自殺した道具屋夫婦の娘の、その後の足取りを追え!!彼女が餓死していることがわかったのだ!!犯人はぜったいあの叔母だ!言い逃れできないように徹底的に調査し、逮捕して罪にみあう罰をくれてやれ!!絶対に逃がすなよ?あの道具屋夫婦の気持ちを無下にしおって!!絶対に許さんぞぉおおおおおおおっ!!…あと、奴の財産は没収して、一時預かりだ。道具屋夫婦の甦りを待って返してやれ。本来の持ち主にな!!ハァ…ハァ…」

ハァハァ言ってる。

よっぽど怒りが強かったらしい…


「その叔母って奴はどうなるんですか?」


「一応徹底的に調査をするが、まず犯人は奴で決まりだ!!何の事はない、奴にも鈴華と同じ気持ちを味わって貰うだけだ…」

淡々と、目には怒りを宿されながら伝えられた。

確かに恐ろしいが…

乾いたあの子の事を思って怒っている…

国民の事をきちんと知り、覚え、親身になっているんだ…


「ありがとうございます。僕にはあなたが素晴らしい王だと再確認できました…」

飯田さんの気配も消え、捕まえに行ったとわかる。


「ふ…何を言っているのやら…さて、これくらいで良いか?」


「えぇ…貴方には、僕の真の目的の理解者になってもらいたいと思います」


「理解者に?まず、どうやって燈佳の秘密を知り得たか教える約束だろう?」

今度は、はぐらかしは無しだ。

そして、理解者になってくれたら僕の気が楽なんだけどな…

世界を変えるのは、僕だけではやはり無理だろうからね…


「はい……」


瑞木美孝18才

レベル252(91)

体力値39万(900)=3億

魔力値39万(900)=3億

力39万(900)=3億

知力39万(900)=3億

俊敏さ39万(900)=3億

器用さ39万(900)=3億

幸運値39万(900)=3億

魅力390万(900)=35億

風5万(900)=4560万

水4万(900)=3850万

火3万(900)=2760万

土4万(900)=3940万

光2万(900)=2030万

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、探求者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

呪術蕩涎級

精霊魔法心酔級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・催眠魔法中級

回復・風・火魔法・馬術初級

武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃50、短剣570

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(1884)さやか(2797)恵美(4672)武司(692)玲子(55)朱音(6001)メルー(2453)道緒(1531)直(1786)メアリー(1709)燕(1562)レモン(1522)流々(1501)里乃(1672)リーフ(10,8)奈美枝(203)御影(3105)ユリア(2062)枩李花(1602)霞(1705)ミサ(2355)岬(2070)潤(1421)雨音(1609)他42名(平均1277)

天河(1826)春臣(1431)君里(1500)秋虎(1466)アーサー(453)太陽(79)七海(71)エース(1499)朋久(345)他23名平均(1251)

精霊:風(23,0)水(24,6)火(15,8)土(27,6)光(10,1)闇(15,9)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音他44人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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楽しんで頂ければ幸いです。

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