174ギガントコボルトとブレない女性陣
6/29 レベル関係の数値の変更修正しました。
「畜っ生!!マジか!?」
「ビックリだね!こんなにデカイ奴がいるなんてねぇ…初めて見たよ…」
ビックリで済むか!!
「とは言っても、倒すしか選択肢が無いけどな…」
「だねぇ…でも…どうしようか?このギガント達が3頭も居るんだよ?」
そう、ここに一番近いギガントコボルトの他にもゴブリンとオークの縄張りにもそれぞれ一頭ずつ出やがった…
「まずは動きを見よう。他の奴等と同じように攻めてこないなら、謁見の後に倒したって良いんだからさ」
「と言うより、是非とも謁見の後に余裕を持って倒したいね…経験値的に美味しそうだし…」
そりゃそうだけどね…
あっちが何を考えてるかわかんないからね。
さて、何故、セーフと2人で駄弁っているかと言うと、仲間達が狩りをする準備を昨日と同じように整えに来たからなんです。
危険だから、僕とセーフだけで、荷馬車保管用の建物と、解体と防御用の仮拠点を造りに来て、魔物の誕生する時間の8時に、準備万端整えて、昨日出店で適当に買ったお茶を入れて啜ってたんですよ。
啜りながら範囲観測で確認した途端に、原料不明のお茶を噴くことになったね…
最近現れてなかった特異種が、3体も同時に現れてたから…
種別は全てギガント、そしてそれが、オーク、コボルト、ゴブリンに一体ずつ出てくれたわけだ…
仲間達は8時に合わせてここに向かってるから、検討の時間はあまりない。
というか、もうすぐ到着する。
「ハッキリ言って倒すのは簡単に出来そうだなぁ」
そうつぶやくと、荷馬車をガードするように仲間達が到着した。
「生かしたまま担げそうかい?」
本気?
「殴って気絶させて、ここまで運んでこいと?」
「ご名答!!」
良い笑顔だなぁ…
信頼に胸が熱くなるぜ…
一応、あのコボルト、体長が20mはあるんだけどなぁ…
連○軍の秘密兵器より大きいはずですよ?
「あなた!!血を汲む容器も作ってくださらない?」
恵美さん…
範囲観測で索敵済みですか。
血を料理に活用する気満々ですね…
「残念ながら、それは却下です。コボルトはコイツの血でおびき寄せることにしますから!」
「えぇーっ、あの大きさなら、少し位抜いても十分ですよ?」
そうだけどさ…
仕方ないなぁ。
大地と炎の精霊よ…
「精霊達、ありがとう。ほら、この大瓶2つ分までですからね。集めたら、蓋をして僕に渡してくださいよ?すぐ仕舞いますから」
「わぁ、ありがとうございます!!そうしたら鮮度も完璧ですね。素晴らしいわ!!」
心底嬉しそうだ…
「美味しい料理を期待してますよ。まぁ、恵美さんの料理は、どれをとっても旨すぎる位に旨いんですけどね」
「こうやって協力してくれる貴方の力が合わさっての事ですよ…」
むぅ…
嬉しい事を言ってくれる!!
「ノロケはそれ位にしな!!動き出したよ!!中心地に向かってる!!レベルは一番低いはずだが…実力はロードより上か…」
うおっ!!
運んでくる距離が延びやがる!!
だけど…
「それなら、好都合だね…塔に近付かなけりゃ被害は出ないってことだ!!…ほかのギガントの状態も確認しといてね、セーフ。じゃ、あんまり離れる前に行ってくる!」
「「気を付けて!」」
声援を背に受けて、駆け出す。
発生したのは、コボルトの縄張りの縁辺部、ここからあまり離れていない場所…
従って、町への被害が一番怖かったが、真逆の方角に走っていくから、安心して狩るだけだね。
マザーのいる塔に向かって、地響きを立てて走っているギガントコボルトの斜め前方に到着して、機会をうかがう。
特に警戒もしていない様子なので、腹に向かってぶちかましとパンチを食らわす事にした。
「ふぅううーっ!!りゃ!」
走ってくる巨体に向かってのぶちかましは、問題なく成功した。
そのままの勢いを横方向に少し逃がす形で背中に飛び乗る。
不意を突かれたために、体を折って息を吐き尽くすコボルト。
その丸められた背中に乗っかったまま、背骨の隙間に向かって追い打ちの拳を降り下ろす!!
「行けえ!!」
オリハルコン級の強度を持った小手は、背骨を砕き、中の神経を破壊した。
「ぐるるぁあああ!!」
痛みに叫ぶコボルトの声が痛々しい。
既に背骨を砕いたため、立ち上がることも出来なくなっている…
さっさと運んでいって止めを刺してやろう…
「動くなよっと…」
口と腕を大地の精霊特注のチェーンで拘束してから、持ち上げる。
ハンパない重さのくせに軽々と持ち上がった。
我ながら超人だな…
「直進して帰ると、木が折れて道みたいになっちゃうな…血抜き用の池は広さも確保してつくってあるし、ジャンプかな?」
結論…
みんなに怒られました。
こんな巨体を持ったまま帰ったので、着地の衝撃で地震発生です。
自分自身がビックリしました。
ごめんなさい。
「さて、止めと血抜きだね…さっさとやりな!!」
はーい。
「みんな集まってね!特に新人さん達は一番前に陣取ってね?」
大剣を心臓へと慈悲もなく突き刺し、巨体の瞳から命の火が消え去った。
飛び散らないように気を付けて心臓から背中へと大剣を突き入れ、血を流しやすくする。
最後に恵美がセットした大瓶に血が流れ落ちるように、首の頸動脈を切り裂いて血抜きの開始である。
本当なら、心臓を動かしたまま処理をする方が肉は美味くなるだろうが、僕はそこまで非情になれないな。
長く苦しむ必要はないと思う…
「はい、新鮮なうちに仕舞ってくださいね」
恵美さんが笑顔で持ってきた2つの大瓶を、頷いてから収納にしまう。
ギガントコボルトの体からは、続々と血液が血抜き用の池に流れ込んで、周囲に濃厚な血生臭い空気を生産し出した。
「さて、朱音さん防衛戦の始まりですね…お願いしますよ?」
「うん、この血の臭いにひかれた奴等を全滅させておくよ!!だから瑞木さんは安心して、リーフ様と一緒に王様に盛大な喧嘩を売ってきてよ!!」
おいおい!
「不穏当な発言は控えて下さいよ。あと、投擲用の武器は、あそこに山積みにしたから、仲良く使って下さいね」
「はーい…」
喧嘩を売らないことに不満そうですね。
「あなた!!少しだけ待って下さい!!」
恵美さんが呼んでる。
「何ですか?」
「血抜きが終わりましたから、収納に入れちゃって下さい」
右耳を切られて、皮まで剥がれたギガントコボルトさんがいました。
恵美さんは、帰り血も浴びていない。
「相変わらずの早業ですね…わかりました。みんなを頼みますよ?」
収納に仕舞いながら呟いた。
「はいっ!!」
「じゃあみんな、僕はリーフと王城まで行ってくるよ…なるべく早く帰ってくるから、それまでは朱音さんを中心に狩りをして、無理しないで頑張ってね!!」
「「「気を付けて!!」」」
「さて、大一番だ…リーフ、行こうか」
「大丈夫ですよ…固くならない方が良いですよ?」
のほほんと返されました…
うちの女性陣は全員平常運転みたいですね。
瑞木美孝18才
レベル252(91)
体力値39万(900)=3億
魔力値39万(900)=3億
力39万(900)=3億
知力39万(900)=3億
俊敏さ39万(900)=3億
器用さ39万(900)=3億
幸運値39万(900)=3億
魅力390万(900)=35億
風5万(900)=4560万
水4万(900)=3850万
火3万(900)=2760万
土4万(900)=3940万
光2万(900)=2030万
称号
貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、探求者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術蕩涎級
精霊魔法心酔級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術初級
武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃50、短剣570
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(1884)さやか(2797)恵美(4672)武司(692)玲子(55)朱音(6001)メルー(2453)道緒(1531)直(1786)メアリー(1709)燕(1562)レモン(1522)流々(1501)里乃(1672)リーフ(10,4)奈美枝(203)御影(3105)ユリア(2062)枩李花(1602)霞(1705)ミサ(2355)岬(2070)潤(1421)雨音(1609)他42名(平均1277)
天河(1826)春臣(1431)君里(1500)秋虎(1466)アーサー(453)太陽(79)七海(71)エース(1499)他23名平均(1151)
精霊:風(23,0)水(24,6)火(15,8)土(27,6)光(10,1)闇(15,9)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音他44人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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