167酒盛りと休息
「ふぅ…一段落か…」
天河達が連れ去られたので、範囲観測で無事を確かめて、みんなに伝えると、安堵の顔が広がり、酒盛りを再開している。
「何してるんだい…」
セーフこそ…
と言っても何も食べれないし、飲めないんだったね…
「風に当たってるのさ…」
「大して飲んでないくせに…何言ってんだい…」
あのね…
「まだ、リーフのお父さんと食事しないといけないんだけど…忘れてんの?」
「ふん!そんなに心配しなくても、リーフの気持ちは固まってるし、どうとでもなるじゃないか…」
武司さんの時に思ったんだよね…
「僕は尊敬出来る人には敬意を持って接したいんだよ…ま、肩書きで判断を変えるつもりは無いけどね」
「当たり前だよ…バカにはバカの扱い方って奴があるんだ…最悪裏技だってあるんだしね!」
そこまでは言ってないよ?
っていうか、軍務長官がバカだったら、国の一大事じゃねえか…
「こんな隅っこで、何してるのよ?」
さやかさん…
「風に当たってるんですよ…この後に予定もありますし。約束は…覚えてますよね?」
「10杯の約束ね?覚えてるわよ…今、3杯目よ…ちびちび飲んでるわ…でも、ホントに20杯飲んでも大丈夫になったのよ?」
飲みすぎですよ…
「飲み過ぎは体の毒ですよ…それに…」
「それに?」
「すみませんね…可愛い貴女が限界まで飲んで酩酊していたら、全てのシガラミを忘れて、遥か彼方に連れ去って…閉じ込めて…獣欲のままに蹂躙してしまわない…という自信がありませんから…」
「あはははっ!!奥さんを3人も抱える人は言う事が違うわね!!聞かなかったことにしてあげるわ…ダメよ?そういう事を言ったら」
目が…
笑ってないなぁ…
当たり前か…
「出来ないと…お思いですか?」
「出来るでしょうね…でも、私の瑞木君はしない。と信じているわ…」
「ズルい人だ…そんな言い方をされたら、誰だって何も出来なくなりますよ」
「違うわ。私は貴方に言っているの…今ここにいる貴方にね…まぁ、そもそも私が瑞木君との約束を破る訳無いじゃない…」
「やっぱり、さやかさんには敵わないですね。完敗です」
「じゃあ空の杯に注がないとね」
朱音さん…
「未来の私たちの仲間との乾杯ですからね…」
リーフ。
「範囲観測で全て皆に聞かれてるのに…良くやりますね…」
恵美さん。
「私は飲めないし持てないからね…瑞木が2杯持っておくれよ…」
セーフ…
これで、僕のお嫁さん(予定含む)が一同に揃ったわけですね…
「僕も本気なんですよ…ここにいる全員に対してね。こそこそしてたら、逆に不誠実だと思いますよ…」
「格好の酒の肴を提供してると思うんだがね…まぁ瑞木が良いんなら良いさ」
ま、大幅にアウトな発言だと自覚してる…
酔ってるんだよなぁ…
「さて、瑞木さんの手にも2杯注げたことだし、乾杯しようよ!」
そうだね…
「音頭は朱音…貴女がとりなさい」
「私!?…わかったよ。ここに…瑞木さんの嫁として集まった5人と瑞木さん本人に幸多き未来の訪れを願って…乾杯!!」
「「乾杯!!」」
6人分の杯をぶつける。
「「乾杯!!」」
同時に、周りでも乾杯が続いた…
その数だけ、聞いてたメンバーがいるんだよなぁ…
まぁ、全員に知られてると考えておこう…
「美孝さん…私の再三の誘惑には、全く屈しないのに…さやかさんにはあんなこと言うんですね?」
涙目ですね…
「リーフ、僕は追われるより追う方が好きかな…」
「な…私の努力は…逆方向…だったんですか…」
あっ、燃え尽きた…
「えっと…何でリーフさんが燃え尽きてるの?私何かしたっけ?」
えっと…
「さやかさん、リーフは僕に色々アプローチしてくれたんですよ…だけど、結局効果的じゃなかったので沈んだんです。さやかさんには責任無いですね」
「あら、ご愁傷様…因みに瑞木君、あまり飲んでないじゃない…どうかしたの?」
「もう、この2杯で止めとく予定ですよ…このあと、リーフのお父さんがここに来て、食事を一緒にしますから…ほら、あそこの予約席で…」
「あれに?大胆ねぇ…」
「そう思うでしょ?」
「私はそろそろ、料理の追加に行くわ…」
「大したことないよ…」
「はい、恵美さんありがとう。…まぁ宴もそのままだし、失礼にあたらないといいなぁ…」
「まぁ怒り出すことはないと思うけど…なんで、ここに呼ぶのかしら?」
順序が逆ですけど…
「僕の仲間を、リーフの仲間を知って貰いたいからですよ…」
「瑞木さん…考えて場所の設定したんだね…忘れてるのかと思ってたよ!」
えーっ…
「朱音さんの中の僕の評価って低いんですねぇ…」
「い…いや違うよ!瑞木さん忙しいから!!忘れてたのかなって!!」
そこまで慌てなくても…
「はいはい…ありがとうございます。ホントに口は悪いのに真面目ですねえ…」
「口が悪いは関係ないでしょ?」
赤くなって可愛いなぁ。
抱き寄せて、口付けをする。
更に赤くなって、黙ってしまった…
「楽しそうねぇ…」
さやかさんが、手の中の杯を一瞬で空にして、視線を送ってくる…
「そうですね、まだまだ恋人になったばかりですからね…我ながら急激に増えすぎですけど…仲間も奥さんも…」
「おかわりを持ってくるわ…」
さやかさんが席をたつ…
テーブルの上の料理を食べながら、杯の酒を飲む、燃え尽きたリーフと朱音さんも、少しずつ動き出した。
「セーフ、僕さ…こういう、人が集まる席って苦手だったんだ…あまり、口が立つ方じゃないしね…」
「はぁ?本気かい?口が立たないって…あんたが立たないって言ったら、みんな泣くよ?」
は?
「苦手だよ?話すのは…やらなきゃいけないからしてるけど…前世の文化祭の打ち上げの飲み会じゃ。話し相手がいなかったからね…」
「信じがたいけどね…」
まぁ、こっちに来て少し変わった気もする。
「でも、この静寂は好きだな…リーフと朱音さんが無言でいても、ちっとも嫌じゃない…会話なんかなくても心地いい時間が過ぎてるなぁ…リーフ…おいでよ…」
リーフを膝の上に横向きに座らせる。
「美孝さん?嫌だったのでは?」
戸惑ってる様子が愛らしい…
「スキンシップは大好きだよ?時と場所を選べばね。宴なんだから少し位なら良いでしょ?あくまで少し位の範囲ならね…」
笑顔で答えてみた…
「嬉しいです…」
そのまま抱きつかれた。
窒息の危険があるなぁ…
主に胸のおかげで…
「軽くでお願いします」
「はーい…」
「私も…」
朱音さんも隣によってくる。
「幸せすぎるな」
呟いた途端、殺気を感じた気がする…
みんな、注目しすぎじゃないかなぁ。
新婚なんだから少しくらい放っておいてくれてもいいと思うんだけど…
さて、そろそろ時間か…
1台の馬車がこちらに向かってくる。
軍務長官でリーフの親父さんだ…
「飲み会の第2回戦だ」
「父ですか…」
そうだね…
瑞木美孝18才
レベル247(89)
体力値38万(880)=3億
魔力値38万(880)=3億
力38万(880)=3億
知力38万(880)=3億
俊敏さ38万(880)=3億
器用さ38万(880)=3億
幸運値38万(880)=3億
魅力380万(880)=33億
風5万(880)=4360万
水4万(880)=3680万
火3万(880)=2640万
土4万(880)=3770万
光2万(880)=1940万
称号
貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、探求者、
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術蕩涎級
精霊魔法心酔級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術初級
武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(1652)さやか(2763)恵美(4372)武司(692)玲子(55)朱音(5683)メルー(2115)道緒(1468)直(1703)メアリー(1632)燕(1487)レモン(1451)流々(1434)里乃(1599)リーフ(9382)奈美枝(203)御影(2781)ユリア(1994)枩李花(1531)霞(1618)ミサ(2145)岬(2032)潤(1339)雨音(1558)他40名(平均1246)
天河(1638)春臣(1401)君里(1429)秋虎(1382)アーサー(436)太陽(79)七海(71)エース(1403)他23名平均(1112)
精霊:風(23,0)水(24,6)火(15,2)土(26,9)光(10,1)闇(15,9)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音他42人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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