165誘惑と結婚指輪
「美孝さん…私、私は…馬鹿な娘です。でも…美孝さんの事がいとおしくて堪らないんです…許してくださいますか?」
兜を取り出して直ぐに、リーフが呟いた。
モードが戻ったのかなぁ?
でも、僕の右側に引っ付いたままだ…
右肩と右頬には丸っこいものが押し付けられてる。
「大丈夫…気にしなくていいよ…リーフ。あんなに残念可愛いリーフを見れた僕は幸せものだよ!」
「はぅ!!」
顔を伏せて、僕の頭を抱き寄せるのは止して欲しい。
具体的には、首が痛い。
でも、全体的に柔らかいリーフの体に食い込むように押し付けられるわけだから、幸せでもあるんだけどね…
「リーフ、痛いよ…放しておくれよ…」
「ひゃん!!」
と、手が放され、伏せから復帰した顔には涙がいっぱい溜められた瞳が潤んでいる!
「怒ってない、怒ってないから。泣かないで!まずは座ろうか…クリエイション」
3人分の椅子を造り出す。
「ん…さっきの…さっきの椅子が良いです…」
さっきのって…
あの羞恥心を抉られる奴ですか?
まぁ…
ここにはセーフしかいないし、いいか…
「大地の精霊…ありがとな…手直しもよろしく」
「委細承知」
2つの椅子が1つになっていく。
すまんね。
「出来ましたよ?座りましょうか」
「はい!!」
と元気よく座られた。
膝の上に…
と言うか、腰の上に!
向かい合って!!
「もしもし?リーフ?これは一体どういうことかな?目の前がリーフの胸で覆い尽くされてるんだけど!!」
「はい。覆い尽くしていますから!!元気さも感じられて、至福の時です!!最高です!!このまま意識が途切れちゃいそうです!!」
待て!!
その元気さって、なんかニュアンスが特殊だよね?
色々ヤバい発言だよね!?
っつーか、寝るな!!
さっきみたいに、取り外し不可になるだろうが!!
「待て!!こうじゃないでしょ?せめて、さっきみたいに座りなさい!!仕事が出来ませんから!」
「えぇーっ!?」
何故そこで疑問形?
しかも、元気さを確かめるように動かさないで欲しいんだ…
十分元気だって知ってるでしょう?
「いい加減にしないと怒りますよ?」
これは本気だ。
名残惜しいけど、ダメなものはダメだし…
「ここまでしてもダメなんですね…奪っては頂けないんですね…」
何言ってるのさ?
「初夜は…明日ですよね?」
「はい、だから婚前交渉ですね」
さらっと凄いこと言い出すね!
「リーフ…あなたも処女なんですから…もう少し慎みというものを持って下さいよ…」
「その要請は却下します!!」
真っ向から拒否されただとぉ!?
さっきまでのしおらしさはいずこへ?
「何故?」
「私は既に美孝さんのものです。でも、肉体的にはまだ、清い関係です。そこに私の心は違和感を感じざるをえないんです…私を抱かないのは、美孝さんの自由ですが、精一杯あなたを誘惑するのは、私の自由だと思います!!」
フンスッて鼻息を漏らしながら、不可思議な宣誓をしないで欲しい…
「わかりました…僕が手を出さなきゃ関係ないって言いたいんですね?出しません…退いてください。あくまで、手を出すのは初夜ってことでお願いします」
辛いっての!!
平静を保つのが一番キツいって!!
「残念です…」
と言いつつ、退くリーフ。
あぁヤバかった…
そして…
直ぐに背中側に座りおった…
むう…
柔らかい体が僕を包む。
パンツさん。
引き続きよろしく頼む!!
我慢と忍耐に期待する!!
「ん、よし。出来たみたいだ…」
さすがに蕩涎級は伊達ではないらしい。
始めて直ぐに表記が変わった…
超鑑定発動中。
『大地の全身鎧の兜:精霊……な色が特徴的。※呪術によって……。効果は、あくまで装備者に限られるが、装備した状態で効果を受けた場合は、体に触れていなくても効果を持続する。以下略』
「これなら、脱いだ服や各種体液などに振り回されることも無くなるはずだよね…」
「うん、そうだね。大丈夫だろうさ…」
さっきまでのやり取りを、青筋をたてて見ていたセーフに、変更内容を教えると…
静かに同意された…
ある意味怖いです…
リーフ?
僕の背中でよだれをたらしてるよ…
よほど、寝心地が最高らしいね。
僕の背中は…
「次は…精霊陶器か…加護の倍率変更をしうるかどうかだよな…」
「そうだねぇ…始める前に精霊にお願いしてみなよ…因みに何倍を考えてるんだい?」
もちろん。
「ん?等倍か…呪術の件がわかったから…ぶっちゃけて言えば、最大だろうが問題ないだろうけど…精霊陶器は物として残るからね…子孫に迷惑になるものを残したいとは思わないよ!!」
「真面目だねぇ…自分が死んだ後のことまで考えてるのかい?」
当たり前だろ?
「僕とセーフの子供や孫たちが悲しむなんて嫌だからね!!そうだろ?」
「えっ?あっ…いや、ね。うん…その、悪かったよ…考え無しだった」
反省したらしい…
色々想像して、恥ずかしかったらしい。
顔を赤くして背けながらの大変可愛い反省でした。
うーん、抱き締めたい。
「うんー。出来ると思うよー」
「可能でござる」
精霊達は快諾だった…
「ならさ…こんなのもお願いしたい!!」
と言いながら、別の倍率の武器も開発できました!!
精霊さまさまだね!!
因みに、指輪を作る行程の時に、リーフを起こしたら、その後は僕の隣で真剣に精霊達の起こす事象をつぶさに観察しながらしきりに感心していた。
「さて、指輪とアクセサリーが出来上がったね!!ついでに僕の黒の鎧も新調出来たし、嫁さん達の分の鎧も追加できたね…精霊達、本当にありがとう!!」
リーフにお揃いの鎧をねだられました…
因みに、新作武器は赤白色や緑白色だったりします。
あと、嫁さんに渡す指輪は黒色で、会員に渡す指輪は緑白色というこだわりよう…(主にリーフ主導)
もちろん、加護は1倍だし、呪術と聖別は付与済みだ。
「あぁ」「おめでとうございます」
「うん、ありがとう。リーフ、これを受け取って欲しい…結婚指輪だよ…遅くなってごめんね」
「結婚したのは今日の朝ですよ?全く遅くありません!凄く嬉しいです!!大切にしますね!!ん?この印は?」
リーフなので…
木の葉を模した印を刻んでみました…
「リーフの印を刻んでみたんだけど…どうかな…」
土で作ったときに刻んで焼きあげたんだけど…
ちょうど、印のところにサファイア状の青が入っている。
わかってますね、精霊さん!!
「嬉しいです!!美孝さんの指輪は?」
気になるよね…
「これは…私の木の葉とフライ返し?あと1つは…羽根かしら…」
そうです…
リーフは名前からだけど…
他の2人はイメージからとってみました!!
恵美さんとセーフです!
センスが乏しいのは、申し訳ない。
更にここに加わる、さやかさんと朱音さんの印が足された指輪も作成済みです。
「うん、お嫁さん達の印を僕のにもつけたんだ…」
「良かった…みんな仲良く出来ますね!!」
そうだね…
「ただ、セーフだけ指輪をはめられないからね。僕の右手につけることにしたんだ…」
「セーフさんだけズルいです!!」
洞窟の中にリーフの絶叫が響き渡った…
瑞木美孝18才
レベル247(89)
体力値38万(880)=3億
魔力値38万(880)=3億
力38万(880)=3億
知力38万(880)=3億
俊敏さ38万(880)=3億
器用さ38万(880)=3億
幸運値38万(880)=3億
魅力380万(880)=33億
風5万(880)=4360万
水4万(880)=3680万
火3万(880)=2640万
土4万(880)=3770万
光2万(880)=1940万
称号
貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、飛行者、探求者、
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術蕩涎級
精霊魔法心酔級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術初級
武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(1498)さやか(2658)恵美(3958)武司(673)玲子(55)朱音(5433)メルー(1965)道緒(1334)直(1551)メアリー(1494)燕(1345)レモン(1318)流々(1303)里乃(1431)リーフ(8932)奈美枝(203)御影(2538)ユリア(1833)枩李花(1387)霞(1472)ミサ(2009)岬(1886)潤(1203)雨音(1426)他40名(平均1114)
天河(1532)春臣(1272)君里(1309)秋虎(1284)アーサー(429)太陽(79)七海(71)エース(1276)他23名平均(963)
精霊:風(23,0)水(24,6)火(15,2)土(26,9)光(9,6)闇(15,9)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音他42人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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