162気絶したリーフと興味津々の3人
「もう!!ホントにホントに可愛いです!ねぇ美孝さん!ここに座ってください!ここ!!」
と言いつつ、椅子に座った自分の太股をパンパン叩いて、座ってアピールに余念がないリーフさんである…
っていうか、座れるか!!
「流石に男としての矜持がありますから!!それはお断りしますよ!?」
「えぇーっ!!」
えぇーっじゃないでしょうが!!
上半身の鎧を外して、なんか柔らかい部分を押し付ける気満々なのも、気になるし…
「確かに、年下ですし、リーフさんより、背も低いですが…僕ってもう、抱っこされる年齢ではないですよね?」
「そんなの関係ないです。私は美孝さんを抱き締めたいのです!愛しい美孝さんをギュってしたいんです!!後ろからこうして、ギューって!」
モーション付きで何を言い出すんだろう?
「いや…いくら言って頂いてもそこには座れないですよ?」
「えぇーっ?だって私にも甘えてくれるんでしょう?」
いや、そうだけど違う。
そうなんだけど、根本的に大きな間違いがある…
そう、いわゆるニュアンスに大きな違いが…
「リーフさん…違うんですよ。肉体的に甘えるんじゃなくて、精神的な部分で支えて貰いたいって話ですよね」
「もちろん、そちらも支えます!!でも、美孝さん自身も私は支えたいんです。物理的に!お嫌ですか?」
両手を広げ…
首をかしげ…
涙目で懇願って…
ズルいです!!
「嫌なわけないじゃないですか!!その気持ちそのものを嫌がってる訳じゃないです!!」
「だったら!!来てください!」
なんて、可愛い笑顔をするんだろう…
僕の奥さんは…
思わず立ち上がってしまった…
でもね。
「さすがにそれはお断りします!!」
「ちぇーっ…」
心底残念そうだ…
だけど、乗りきったぞ…
ふぅ。
「ですが…こういう椅子を作りましたから…後ろから抱きついてくる形なら受け入れましょう」
あっ…
何言ってるんだよ。
自分の言動が少し信じられない…
そこには、背もたれのない2人で座るのに調度良い椅子を作ってすすめる僕がいた…
「まぁ!この為だけに作って頂くなんて!!幸せです!」
と言いながら先に座って僕が座る場所を空けるリーフさんである。
脚を広げて、ちょっとあられもない姿になってしまってるので…
覚悟を決めろ、僕!!
「ありがとう、大地の精霊…じゃあ座りますよ…」
「はい!是非!!」
こうして、リーフさんの抱っこに関する攻防戦は、僕の羞恥心を投げ捨てる事で終わりを告げた。
上半身?
鎧なんて収納に入れたに決まってるだろ?
呪術は下半身の鎧に任せとけば良い!!
感触?
極上に決まってるだろ?
常識的に考えて!
範囲観測?
恥ずかしすぎて見れるわけないよね!!
「とりあえず、話をすすめてもいいですか?」
「良いけど…」
「まぁ…」
「どうぞ」
「いいよーっ」
「私との結婚ですか?」
うん、御影は黙れ…
「すすめますね。リーフさん!!寝ないで下さい!!大事な話ですよ!」
全体像は恥ずかしくて見れないけど…
リーフさんの顔は確認してる。
普通に幸せそうな寝顔を浮かべてたからね…
やっと起きた…
「実は、天河が問題を起こしました。理由は僕と同じ事です。具体的には裸になったら周囲の皆に性的に襲われました。幸い、その件については天河以外に被害は出てません」
「天河の奴、どんな被害を受けたんだろ?何があっても大体アッケラカンとしてるけどなぁ…」
朱音さん、良く見てますね…
「具体的には、恋の病に落ちました。相手に求婚しに行くそうです!多分無理ですけどね…」
「はぁ」「アイツが?」「なぜ無理なんですか?」
理由は…
「えぇ。百合趣味のお姉さんと致しまして、好きになったから結婚の申し込みをするそうですよ…」
「「ハードル高いっ!!」」
まぁ不可能ですよね…
なんか、リーフさんの抱き締めに強弱がつきだしました…
「天河には、盛大に散って貰うとして、問題と問題解決の糸口があります…」
「まぁ、天河は宴で慰めましょう…問題ってなんですか?」
リーフさんも無理だと思いますよね…
って…
なんで、そんなに嬉しそうなんですか?
声は真面目なので、不一致感が半端ない!!
「つまり、リーフさんや朱音さん、恵美さんも鎧を外すと同じことが起きるって問題です!!鎧を一部分でも着けていれば問題ないので!具足を着けていれば大丈夫です」
「「あぁ!!そうなの…」」
はい。
「特にリーフさんは、能力的にかなり凄いので気を付けてくださいね?」
「ふぁい…」
聞いてますか?
ゆらゆら揺れ出した。
「危険ですから!!しっかりして下さい!!起きて!」
「瑞木!それ位にしときなさい…その子はお花畑の中にいるわ…今回の件に関係なく、ね。」
ニース…
あっ、リーフさんがとうとう僕の背中に突っ伏した。
「関係なくって事は…」
「単に瑞木に密着出来たことが幸せすぎて…脳が許容量を超えたのね…10分位放っておきなさい」
愛されてるなぁ、僕。
麻薬も無しで気絶するほどってある意味凄いよ、リーフさん…
あぁ…
よだれが!!
手を外そうとしてもがっちりホールドされてるから、胸を押し付けられたまま座ってるしかないな…
「リーフさんには起きてから話すとして…このままだと使いにくいですよね」
「エッチのときも鎧ってのはちょっと」「鎧つきじゃ抱き着くのも大変」「ふふふ…秘策がありますよ…」「えっ!」「エッチ?」
斜め上の答えが返ってきた!!
っていうか。
教育に悪すぎる発言ばかりなんだが…
「ここには、小さい子供がいるんだから!発言内容には気を付けてください!僕が想定してるのは寝る時や風呂の時ですよ!!幸い、僕が作ったあの風呂は、既に呪術で制限が加わってますが…寝る時に鎧を着たままでは、どう考えても休まらないですよね?」
「そうですね…」「初夜も辛いでしょうね…」「だから、秘策がありますよ」「「…」」
あぁ!!
黙っちゃったし!!
「教育的指導!!」
水をごく少量召喚して、高速で3人の額に命中させる。
痛くはないはずだけど、3人とも仰け反るくらいの衝撃波を発生させた。
「「「あたっ」」」
自重しなさい。
「自重してください。ここには小さい子供がいると言ったでしょうが!!」
3人とも額をさすってる…
痛かったかなぁ…
「なら…内緒話なら良いんですよね?または、瑞木さんと2人だけとか…」
なんだよ、御影…
「それならいいぞ?」
「じゃあ、ちょっと内緒話をしてきます…瑞木さんは範囲観測で聞いて良いですよ?」
はぁ…
「あんまり興味ないんだが?」
「ダメですよ!瑞木さんに協力して貰わないと出来ないんですから…」
「知らんがな!?っていうか、解決策を話す用意があるんだが?」
「それはそれです!!私の解決策を先に聞いて頂きます!!」
なんでそんなに力が入ってるんだよ?
フンスッって聞こえそうな位鼻息荒いし…
目を爛々と輝かせて、どんなアホな案を提示するつもりなんだよ…
「あぁ…あっち行って聞こえないように十分注意して話せよ?」
「はい!行きましょう。朱音さん、恵美さん!!」
3人とも、笑顔だけど…
なんかなぁ…
「はよ帰ってこいよ?」
「瑞木さんこそちゃんと聞いて下さいね!!」
確約できん!!
「知らんなぁ…」
「もうー!!」
と言いつつ話し始めた。
後ろから…とか。
ベッドに手をついて…とか聞こえてきたので、心を閉ざす事を決定した。
聞かなかった事にします!!
どうしてもしたいって話なら、手取り足取り教えて貰おうかなと…
ゲスい?
知るか!
童貞にそんな高難度のプレイを要求する方が悪い!!
「あの子…出来る…」
ニース、その感想はどうかと思うぞ?
瑞木美孝18才
レベル247(89)
体力値38万(880)=3億
魔力値38万(880)=3億
力38万(880)=3億
知力38万(880)=3億
俊敏さ38万(880)=3億
器用さ38万(880)=3億
幸運値38万(880)=3億
魅力380万(880)=33億
風5万(880)=4360万
水4万(880)=3680万
火3万(880)=2640万
土4万(880)=3770万
光2万(880)=1940万
称号
貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人、探求者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術蕩涎級
精霊魔法心酔級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術初級
武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(1498)さやか(2658)恵美(3865)武司(670)玲子(55)朱音(5352)メルー(1965)道緒(1334)直(1551)メアリー(1494)燕(1345)レモン(1318)流々(1303)里乃(1431)リーフ(8501)奈美枝(203)御影(2483)ユリア(1833)枩李花(1387)霞(1472)ミサ(2009)岬(1886)潤(1106)雨音(1331)他40名(平均1114)
天河(1532)春臣(1272)君里(1309)秋虎(1284)アーサー(429)太陽(79)七海(71)エース(1276)他23名平均(963)
精霊:風(22,7)水(23,6)火(13,9)土(25,4)光(9,6)闇(15,6)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音他42人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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楽しんで頂ければ幸いです。




