161情けない僕とお嫁さん達
「闇の精霊ニース、ここに現れたまえ。また、治療に必要な事柄を説明する際は11文字の制限を解除する!!」
もう、文字制限自体が要らないかもしれないけどな…
「こんにちは、お困りね」
いつもすまんな…
「よく来てくれたな…ありがとう…僕自身の魅力値のせいで、みんなの様子が酷い状態になってね…もうすぐ、青銅から元に戻るからさ…後遺症がないか見て欲しい」
「お安いご用です。大丈夫」
ありがたい…
「経緯を説明した方がいいかい?」
「不要です。体に聞きます」
そうか…
あっ、メタルスリープの効果が切れたな…
「あれ?」「ん?」「あっ!ない!!」「くぅ!」「はぁ」「戻った?」
六者六様の感想があるみたい…
でもメタルスリープにかかった2分前までの記憶が消えちゃうから…
ほとんど覚えてないはずだけどね…
「診察を開始します」
ニースが、みんなの周りを忙しなく動き回り始めた。
恵美さんだけにしか、見えてないはずだよね…
「みんな、おかえり。気分が悪かったりしない?まず、謝らせてください。ごめんなさい…あそこまで急激な状態変化が起こると予想してませんでした。本当にごめんなさい…」
「えっと…」「ねぇ」「「……」」
一様に困惑してるね…
「あの?みんな?」
「あの…あなた、一体何が起きたか説明して欲しいんです…取り敢えず苦しいところは無いですが…指輪の話をしていたら、記憶が途切れて…20分位過ぎてるので…何かが起きたのはわかりますが、何が起きたか全くわかりません」
恵美さんが呟くように話す。
あぁ!!
あの困惑は、事態を把握できていない事によるものか。
酷い状態になった途端にメタルスリープを発動させたからな…
記憶を消す効果で、かなり遡って記憶が消えてるわけか…
「実は……」
指輪を作る話から加護の話になり、その流れで魅力値の効果が少なすぎる点に気付いた事を伝えた。
そのあと、迷ったが…
無意識に呪術で魅力値の効果を押さえ込んでいた事と、僕の所有物が体から離れると、その所有物に魅力値が作用してしまう事、僕のシャツを使って、軽い気持ちで実験したら、起きてしまった事と、6人の恥態とも言える状況を伝えた。
「以上の事が起きてしまったので、シャツを引き離す必要がありました。なので、メタルスリープの魔法を使いましたから、みんなの記憶が1部消えているわけです。そして、一番最初のごめんなさいに繋がるわけです」
「そうなんですか…私、そんなに幸せそうだったんですね…確かに美孝さんの香りにまみれたら…恍惚としそうです…」
え?
リーフさん?
「そうだね!私もゴロゴロ転がっちゃいそうだよ!!」
もしもし?
朱音さん?
「まぁ…私も口に入れちゃうでしょうね…」
え!
恵美さんまで?
「すりすりして幸せになってるでしょうね…」
御影…
「良くわからないね…」「うん」
潤ちゃん達はそうだよね…
「なっ?何を言って…」「だからね…美孝さん。私達は平常運転であなたの事が大好きなんです!!だから!そんな不安そうな…今にも泣きそうな顔しなくて大丈夫なんですよ?」
泣きそうな…
顔?
範囲観測で自分の顔を見てみる…
なんて情けない顔してるんだ?
僕…
本当に今まさに泣きそうな顔じゃん!!
「はっ…あぁ!!見ないで…見ないで下さい!僕、なんて情けない顔してるんだよ!!いやだ!こんな顔!!」
「いいえ…隠さなくていいんです。私達は夫婦じゃないですか…」
「不安なんでしょ?」
「私達に嫌われたかもしれないと思って?」
「それとも…皆に酷い恥態をさせちゃう自分自身の魅力値の事ですか?」
「私や雨音に気を使ってかな?」
いや、それ全部気にしてるに決まってるじゃん!!
「全部ですよ!嫌われたくないし、魅力値の事も怖いし雨音ちゃん達の精神衛生上も良くないし、不安だらけの情けない男って思われるのも嫌です。だって…だって僕は…結局、彼女も作れないまま死んだ、あの時と変わってない事がわかっちゃうじゃないですか!!情けないままだって!!」
「ふふっ!嬉しいなぁ」
何言ってんですか?
「そうだね」「ええ」「可愛いです。これは私の魅力に陥落寸前ですね」「いい人に拾って貰えたね」「お兄ちゃん」
皆?
何言ってんですか?
「優しいあなたが真剣に悩んで、不安になって、私達を頼ってくれるんですよ?嬉しくないわけないじゃないですか!!しかも、私達に嫌われたらと不安になっていらっしゃる!!愛を感じないわけないじゃないですか!!愛しい美孝さん。私はあなたの妻ですよ?もっと頼っていいんです!不安な顔を見るのは寂しいですけど…同時に嬉しくもあるんですよ!!」
愛してくれてるんだよなぁ…
「嬉しい?」
「夫婦は一方に寄りかかるものではないでしょう?お互いに支え合うものですよね?私はあなたを支えることに喜びを感じます」
いいの?
「「もちろん私達もね!!」」
恵美さんと朱音さんも?
「ふふっ…弱った瑞木さんがこんなに可愛いとは!!」
御影…
方向違うよな…
「私達も力になりたいですよ」「手伝うよー」
ありがとう。
「ははっ…情けなくても良いって言ってくれるんですね…嬉しいなぁ。そうですね。僕は元々大したことが出来る人間じゃないんです。色々と手伝って貰えると嬉しいです…」
「「勿論手伝います」」
唱和された…
「ありがとう!!」
瑞木美孝18才
レベル247(89)
体力値38万(880)=3億
魔力値38万(880)=3億
力38万(880)=3億
知力38万(880)=3億
俊敏さ38万(880)=3億
器用さ38万(880)=3億
幸運値38万(880)=3億
魅力380万(880)=33億
風5万(880)=4360万
水4万(880)=3680万
火3万(880)=2640万
土4万(880)=3770万
光2万(880)=1940万
称号
貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人、探求者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
呪術蕩涎級
精霊魔法心酔級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・催眠魔法中級
回復・風・火魔法・馬術初級
武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(1498)さやか(2658)恵美(3805)武司(670)玲子(55)朱音(5389)メルー(1965)道緒(1334)直(1551)メアリー(1494)燕(1345)レモン(1318)流々(1303)里乃(1431)リーフ(8451)奈美枝(203)御影(2422)ユリア(1833)枩李花(1387)霞(1472)ミサ(2009)岬(1886)潤(1076)雨音(1301)他40名(平均1114)
天河(1532)春臣(1272)君里(1309)秋虎(1284)アーサー(429)太陽(79)七海(71)エース(1276)他23名平均(963)
精霊:風(22,7)水(23,6)火(13,9)土(25,1)光(9,6)闇(15,6)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音他42人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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