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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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153青あざと潤の決心

「あむあむ…それで?私達をどうしようって言うん?」

お代わりの最後の肉を口に放り込んで潤ちゃんが口を開いた。

お腹が満足したらしい。

今日は…

特に考えてないな…


「今日はこの後、宴を開くから、良ければ参加するかい?仲間にはなってもらうけどね」


「宴?」


「あぁ、こいつを討ち取ったんだよ…このラードを食料危機に追い込んだ元凶で、今日も4000頭の部下を引き連れて攻め込もうとしていた。まぁ恐ろしい奴さ…」

収納から黒いゴブリンを少し見せる…


「はぁ?ここって…やっぱりラードなん?私の町でも交易が滅茶苦茶になったんよ、随分物価が上がって大変なんよ!!商人の皆も一大チャンスとか言って、ラードを目指したんやけど、帰ってこんか、大怪我して戻ってきてたんやけど…」

んー。


「これが元凶だね。もういないけど、騎士団の狩りが出来なかった間にオークやコボルトも増えちゃってね…それを明日も狩るんだよ…」


「まさか…その狩りに…参加しろとか言うん?」


「端的に言えばそうなるかな…心配しないで…同じように塚本さんていう一家も加わるから…君達2人を併せた9人は実力がほとんど変わらないよ…皆が着けてる全身鎧も着けて行けば、安心だしね…」


「私は素人なんよ?雨音は更に7歳なんよ?」

ふむ…


「その素人の君達が比較的安全に、自立するための手助けをするという話さ」


「私、怖いんよ!!うちに帰りたいんよ…」

そうだろうね…


「でも、じゃあ…雨音ちゃんの事は見捨てるのかい?こんなことを言いたい訳じゃないけど…雨音ちゃんの体を見てみなよ…青あざが所々にあるし、怪我の痕だって酷いよ?悪いけど君のお母さんに雨音ちゃんを渡すのは僕は嫌だよ…」

言いながら回復魔法で青あざを消す。

傷痕は…

消えなかった…


「うっ…したら、父ちゃんのとこで、養って貰うんは?」

あのね…


「それを僕に聞く時点で、無理だってわかってるよね?君も既に庇護を受けてないに等しくなってるところに雨音ちゃんを連れていったら…不幸な結論しか見えないよ?」


「じゃあ…どうしろって言うん?私達をどうしたいん?奴隷として売り飛ばしたいん?」

いいや?


「錯乱しないで…言ったろ?助けたいんだよ…短期的にじゃなくて!!オーク位は狩って生き抜く力を持って貰いたいんだよ!!」


「はーっはっは。オークって…あのオークなん?笑えるんよ!!素人の私達に倒せるわけないんよ…」

大丈夫…


「あのね…潤お姉ちゃん?私はもう倒せるよ?」

うん。


「冗談もいい加減にするんよ!?岬ちゃんは雨音と変わらないんよ!!無理に決まってるん!!」

心外だなぁ…


「お姉ちゃん…このギルドカード見てよ」

岬ちゃんがカードを見せる。


「嘘!?レベルが200超えてる!!」

嘘じゃないさ…


「瑞木お兄ちゃん。実力を見せていい?私が抱き締めてジャンプするの」

んー。

岬ちゃん、怒ってるね…


「岬ちゃん。それは危険すぎて許可できないので…1人で軽く飛んでみよう…あくまで軽くだ!!思いっきりは駄目だよ?下手したら宇宙行きだからね!」


「わかった…お姉ちゃん、しっかり見ててね!!」


「はいはい、見てるんよ…」

もう…


「ほら、ちゃんと離れて。しっかり目で追うんだよ!」


「こんな小さな子…」

ダヒュン!!

青空の先に岬ちゃんが消えていった…

一応、加減はしたみたい…

潤ちゃんと雨音ちゃんは目を見開いて、岬ちゃんが飛んでいった先を見ていた。


「どう?」


「どうって…なんか岬ちゃんが豆粒位にしか見えないんよ!?人間なん?あの子!!」

失礼な…


「僕や君と同じ人間さ。もちろんね…信じられないのはわかるけど、あまり酷いことを言うと怒るよ?真面目に努力した成果なんだからね!」


「仲間になれば、私達も同じ位に強くなれるん?」

真面目にやればね…


「当たり前さ!!悪いけどその時には岬ちゃんは更に強くなってるけどね…でも、オークに遅れをとらないのは理解できた?」


「うん…私にも雨音を守る事が出来るんかなぁ…」

違うね…


「守るんじゃないさ。一緒に強くなるんだよ…大丈夫。少しずつ真面目にやれば、出来るから!それに最初は見学からだしね」


「でも…私達何も持ってないよ?」

スタッと岬ちゃんが大地に降り立つ。


「ただいまっ!!なに言ってるのよ。私達なんて、朝までは路上で明日も知れない生活だったんだよ?貴女は違うんでしょ?」

歯痒いよね…


「ねぇねぇ!!姉ちゃん!もういいんよ。雨音が母ちゃんのとこに戻れば、いいんよ。叩かれるんは我慢できるんよ。お腹空くのは辛かったけど、この兄ちゃんのおかげで、見て、ぽんぽこりんなんよ。だから大丈夫なんよ?」

それは、大丈夫とは言えないよ…


「ゴメン、雨音!!姉ちゃんに勇気がなかっただけなんよ!雨音がそんな辛い中に戻るんは姉ちゃんも嫌なんよ!!一緒に姉ちゃんと頑張ろ!?」

雨音ちゃんを潤ちゃんが抱き締めた。

ふぅ…


「ん?姉ちゃんと一緒ならええよーっ!!」

あぁ。

良かった。

話がまとまりそうだ…


「岬ちゃん、ミサさん、詳しい契約の話を伝えて貰って良いですか?」


「あら…私で良いのかしら?直接ご主人様から伝えた方が良いんじゃない?」

残念ながら…


「実際契約してる貴女から伝えた方が衝撃が少ないでしょう?」


「まぁ形式上とはいえ、奴隷だしね…わかったわ…ここで良いの?」

助かる…


「話しやすいところでどうぞ…」


「ふふっ!!二言は無いわよね…」

なにさ?




「…というわけで、強くなるし、優しい仲間が増えるだけで、嫌な事なんて無いのよ…ご主人様なんて、ここまでしても襲ってこない堅物なんだから…」

はぁ…

勘弁してくれよ…


「ミサさん…ここまでする必要ないですよね?」

ここは仮拠点の上に作られた密室で…

ミサさんと潤ちゃんは裸である。

なおかつ、僕は鎧を着けてはいるが、ミサさんにしなだれかかられて、下半身が非常に元気だ…

あえて下半身の元気さが確認できるようにその部分の鎧は剥ぎ取られている。

つまり、精神力を削られてるんですよ!!


「あら、まかすって言ったじゃない。それに女にとって一番の心配はこれなんだから!証明しなきゃ…まぁ私は積極的に抱かれたいんだけど?」

言いながら、それを触るな!!

服の上からとはいえ、敏感なんだから止めろよ!!


「ミサさん、それはアウトです。止めないと怒りますよ?」


「あら残念ね…で?潤ちゃん、指の間から見てないで、さっさと同意しなさいよ…」


「あっ…はい、同意するんよ。奴隷で良いん。でも…私も瑞木さんに触っていいんよね?」

は?


「駄目だってば!!僕には嫁さんもいるし!君に手を出す気がないって証明したんでしょうが!」


「でも…苦しそう…」

アホかーっ!!


「付き合いきれん!!さっき奴隷契約は成立したから!!君はもう仲間だ!雨音ちゃんにも同意して貰うから服を着なよ!!」

さっさと鎧を付け直し、部屋を解体し始める。


「やん」「服まだ着てないーっ」

うっさいわ…

外で待ってた雨音ちゃんと目が合う。


「姉ちゃんと同じなら同意するんよ!!」

ふぅ…

契約完了。


「はい、宜しくね。雨音ちゃん。あと、ミサさん…潤ちゃんを連れて、雨音ちゃんを引き取る旨を一美さんに伝えて貰えますか?」

保護者としては、僕は不適格だからね…


「要らないわよ、そんなもん。その一美は厄介払いが出来たとしか思ってないわ…じゃなきゃ…雨音ちゃんにこんなに傷痕があるわけないから!!こっちには、潤もいるし…放っときゃ良いわよ。突っつくといらない火種が燃え盛るよ?」

確かに。


「わかりました。さて、みんなのところに帰りますよ。服は着れましたか?」

と言った背後で矢のように抱きつこうとする影があったので…

雨音ちゃんを抱き上げて、その場から数メートル移動する。


「にゃっ」「やん」

ふぅ…

2人ともさっきまで僕がいた場所に重なり落ちた。


「雨音ちゃんと先に行きます。さっさと降りてこないと置いてきますよ!」




「さて、全員集まったので…大体の予定を話しますね?明日は、朝7時から寮を買いに行きますから、一緒に行きますよ!!場所はギルドのすぐそばですから朝食が済んだら、まったりしていて下さい」


「ご飯の配布はーっ?」

ユリアちゃん、元気良いな。


「今のところ、配るほど危ない状態じゃないらしいので明日は無しです。恵美さん…朝食の用意は?」


「7時の約束なら…6時から食べれるようにしときますね。最終は6時40分で!!あんたたち!!遅れたら飯抜きと思いなよ!!予定があるんだからね。当たり前の時間だろ!?」

うん、やっぱり素はこっちか。


「買い入れの後は寮に荷物を置いて、狩りに出発です。行き先はコボルトの縄張りなので、南西ですね。この仮拠点を朝の内にあちらに作っときます。朱音さん、付き合ってください。」


「一緒に行かないの?」

鋭いね…


「道緒さん、行きたいんですが、多分、時間がないかもしれないんです。9時から、ちょっと、王様に会ってきますので…」


「「王様に!!」」

唱和された…


「なるべく早く帰ってきて合流しますから…なので、明日は今日のように一気に狩りをするんじゃなく、血の臭いを嗅ぎ付けたコボルトを引き付けて倒してください。まだ、相性値が高くない子達も加わるので…あまり遠いと経験値が入らないですから。10m位かな。朱音さんの指示で動いてください。どうかな?セーフ」


「もれは無いんじゃないかい…まぁ、予定をそんなに細かく伝える意味があったかは知らんけどね…」

え?


「明日、いきなり僕が消えてたら不安になるかもしれないじゃない!!」


「「なる!!」」

唱和のあと、がやがや騒がしくなった。

みんな口々に捨てられたとか逃げられたとか話してる。


「結論として、そんなことしないって話ですからね。安心してください。さてギルドに戻りましょう。雨音ちゃんおいで、潤ちゃんはリーフさんと一緒に馬に乗ってね。綱芳さんは先行して馬を返したら、ギルドに来てくださいね」


「おう!!」「「はーい」」


「じゃあ皆さん先に行ってください。僕はこの拠点を片付けてから行きます」


「「承知しました…」」


「瑞木お兄ちゃん…ありがとうね…本当は私、怖かったんよ。姉ちゃんに会えなくなるんが嫌だったんよ…ありがとう…」

大地の精霊と僕にだけ聞こえる声で、雨音ちゃんが呟いた。


瑞木美孝18才

レベル247(89)

体力値38万(880)=3億

魔力値38万(880)=3億

力38万(880)=3億

知力38万(880)=3億

俊敏さ38万(880)=3億

器用さ38万(880)=3億

幸運値38万(880)=3億

魅力380万(880)=33億

風5万(880)=4360万

水4万(880)=3680万

火3万(880)=2640万

土4万(880)=3770万

光2万(880)=1940万

称号

貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人、探求者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法心酔級

範囲観測信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化中級

回復・催眠・風・火魔法・馬術初級

武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(1478)さやか(2426)恵美(3051)武司(670)玲子(55)朱音(4732)メルー(1935)道緒(1314)直(1531)メアリー(1474)燕(1325)レモン(1298)流々(1283)里乃(1411)リーフ(7677)奈美枝(203)御影(1956)ユリア(1813)枩李花(1367)霞(1452)ミサ(1989)岬(1866)潤(428)雨音(603)他40名(平均1120)

天河(1291)春臣(1272)君里(1289)秋虎(1264)アーサー(416)太陽(79)七海(71)エース(1256)他23名平均(951)

精霊:風(22,7)水(23,3)火(13,9)土(24,5)光(9,6)闇(15,3)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞・潤・雨音他42人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

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