151山分け金額とアルコール中毒
「ただいま帰りました!完了しましたよ。本日の仕事はこれで終了です!!」
「わぁーっ!」
歓声が仮拠点を包む。
「今の時間は…15時20分ですか…18時から飯と宴会の予定です…場所は料理屋榊、時間までは自由にして構いません」
「時間までに店に行けばいいんだよな?」
エース…
「そうだよ、エース。一応、僕は風呂に入りたいから時間前に入るつもりなんだ。他にも希望者がいれば挙手を…配慮しますよ?」
ほぼ全員から手が上がっている。
逆に手をあげていないのは、数名の女子のみだ…
「手を下ろして下さい…逆に手をあげなかった、直さん、メアリーさん、ユリアちゃんは本当に入らなくていいの?」
「だって…」「なぁ」「うん…」
何さ?
「何かまずい事でも?」
「「「奥さん達とのイチャイチャを邪魔しちゃわない?」」」
はぁ…
ありがたくて涙が出るね…
「ありがとう…気を使ってくれたんだね。まぁ手間はかかるけど、これだけの人数をさばくなら、あまり関係ないよ。だから全員で入ろう。」
「「「ホントに良いの?」」」
すまんな…
「明日にはみんなが住める寮が手に入る事になったからさ、今後はそっちにデカイ湯船を作って、精霊魔法を覚えて貰おうと思うけど…今日位はいいさ!」
「「おおっ!!」」
全員から歓声があがった。
「住む場所まで用意してくれるんですか?」
直さん?
「そりゃ、君達の主でもあるからね。因みに住む場所がある人は、手をあげて!所在地だけは知っときたいからね…」
「バカだね。そんなんがあれば、朝みたいな生活してないだろ?」
セーフに怒られつつ、一応の確認。
一応、朱音さんだけが手をあげてくれた。
他には居ないってことだね…
「では、解散する前に色々しようか?まずは、宿、あとは、今日の分の褒賞金を渡すから、服を買ってきてね…ただし、こんなに渡せるのは今だけだからキチンとお金も貯めること!!」
「あの…褒賞金って何?」
へ?
朱音さんから聞いたって言ってたじゃない?
「あれ?朱音さんから話を聞いてると思ってたけど違うの?ユリアちゃん」
「えっと…戦闘担当や索敵担当、解体担当などの担当ごとに計算して褒賞金や肉の売り払い代金の三割位を、私たちの給金に当てるって話ですか?夢物語だと思って、検算にも手をあげましたが…本当に?」
はは…
「もちろん本当さ!!必要経費は僕が持ってるから、7割位は頂いちゃうけど…悪くない話でしょ?」
「「聞いたこともない厚待遇です!!」」
みんな、そんなこたないでしょ?
「騎士団とかなら、もっと良かったんじゃないの?メルーさん…」
「恐れながら…あそこは定給ですので、大した金額は頂けませんよ?衣食住も用意されてますし…まぁさっきの話は奴隷の待遇としては全くありえませんけど…」
「そうなの?まぁいいさ…僕はラードを救った後もみんなが困らないようにしときたいだけだからね…というわけで、御影来てくれ!!」
水の精霊が、口に取りついた御影が泣きながら走ってくる。
「ふーっ!!」
喋れないからね…
「水の精霊ありがとう。もう解いていいよ」
「いいよー、じゃねーっ!!」
「瑞木さん酷い目に合いました!!私の憧れをあそこまで踏みにじって、何が楽しいんですか?このサディスト!!散々蹂躙された私の心を慰めることを要求します!!具体的には抱…」「はい、うるさい!!黙りなさい。前もって話したように、それは真実だ!諦めろ!!そして、話の内容など知らない僕になんの責任があるのかなあ…まぁアホな話は置いといて!計算を始めて貰おうか!!」
「えっ!!はい!!気合いを入れます!!」
頑張りな…
「資料はこの9枚。人数は80人と7人で場合分けをしてくれ!」
「というと、オーク50頭は7人と私の8人で山分けですか?」
違うだろ?
「当然違うな!春臣さんを抜かすんじゃねえよ!計算方法は変則的だが御影が2%で戦闘担当が10%、運搬が5%、索敵が5%、解体が5%、料理が1%で、褒賞金受取人が1%で計算な!!」
「うわっ鼻血出そうです。凄い金額!!戦闘と索敵と解体は全員で頭割りですよね?運搬は私一人で考えて良いですか?」
まぁ良いか、運んだのは僕だけどな…
「よかろう」
「と、しますと…春ちゃんへ達への割当は2万ラードですね。恵美さんとリーフさんはそれぞれ9千ラード。私はなんと!8万ラードです!合ってますよね?」
興奮してるなぁ…
「良いと思うぞ?」
「とすれば、私の80人の方での金額は!!何と404万8172ラード!!わたしの前職の400ヶ月分の給料とほぼ同じです!!最高ですね!!」
鼻血を流しながら、目を血走らせるんじゃない!!
みんながザワっとしたじゃないか!!
「折角の美少女が台無しだろうが…鼻血を拭け!!」
収納から、ハンカチを出して血を拭う。
「あっ!?ありがとうございます。興奮しすぎました。なお、全員に渡す金額は1人辺り54万7050ラードで、恵美さんとリーフさんがそれぞれ175万0561ラードです」
中々だね
「さて、検算を希望する人には200ラードを進呈するよ?やる人いる?」
間違いを見つけたら御影と交替ってのが浸透しているので…
30人が名乗りをあげた。
「ねぇ、各担当の割合を教えて?」
そうだよね…
「了解。ちと待ってね?大地の精霊よ…クリエイション…」
土で割合と担当を書いたプレートを作成し、チェーンでつなげる。
カードにも穴が空いてるから、ついでに通せるようにしとくか…
全員分を…
余分も併せて100作っとくか…
「大地の精霊よありがとな。はいっ!!ついでにカードも通しといてね…」
因みに、焼き固めてないけど、全然壊れない不思議素材になった…
「ありがとう!!」
可愛いなぁ。
「さて、検算も終わったことだし、皆に今日の褒賞金をわけるよ?交代劇はなかったね。服は好きなのを買ってくるといい…」
皆にチェーンを渡しながらお金を渡す。
「ただし…これから名前を伝える、3人は酒を買ったり飲んだら駄目だからね?」
「「「へ?」」」
「うん、わかってるね遠山さん、井口さん、ミサさん。あなた達は、アルコール中毒なので、宴会も酒は駄目だからね…悪いけど、ここは奴隷の主人としての権利を使うことも辞さないから!!」
「なら!!契約で縛って!!そうしなきゃ手を出しそうなの!!」
ミサさん、やっぱ、わかってるのか…
「いいでしょう。他の2人も良いですね?」
「えぇ」「はい」
そういうことなら喜んで!!
じゃいくか。
「3人は、未来永劫、酒を自分の意思で飲まない事とします。破った場合は耐えがたい苦痛が、酒が体内に有る限り続きます。そもそも飲む意思を持った段階で酷い頭痛を感じます。同意しますね?」
「はい」「うっ…はい」「はぁ…はい」
「契約は成立しました。これでよっぽど大丈夫でしょう」
「美孝お兄ちゃん…ありがとう」
岬ちゃん…
「もう、優しいお母さんを無くしたくないもんなぁ…」
「うん、もう、あんなお母さんには会いたくない。やっとお金がなくなって優しくなったのにと思って凄く怖かったの…」
辛かったね…
「安心していいよ…もう大丈夫!!」
瑞木美孝18才
レベル247(87)
体力値38万(860)=3億
魔力値38万(860)=3億
力38万(860)=3億
知力38万(860)=3億
俊敏さ38万(860)=3億
器用さ38万(860)=3億
幸運値38万(860)=3億
魅力380万(860)=32億
風5万(860)=4210万
水4万(860)=3560万
火3万(860)=2560万
土4万(860)=3640万
光2万(860)=1880万
称号
貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人、探求者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
精霊魔法心酔級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・範囲観測中級
回復・催眠・風・火魔法・馬術初級
武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(1378)さやか(2426)恵美(2883)武司(670)玲子(55)朱音(4562)メルー(1632)道緒(1101)直(1356)メアリー(1286)燕(1056)レモン(1086)流々(1082)里乃(1199)リーフ(7455)奈美枝(203)御影(1888)ユリア(1623)枩李花(1150)霞(1269)他42名(平均1193)
天河(1176)春臣(1272)君里(1159)秋虎(1074)アーサー(406)太陽(79)七海(71)エース(1106)他23名平均(840)
精霊:風(22,7)水(23,3)火(13,9)土(23,8)光(9,6)闇(15,3)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他42人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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難産でした。
楽しんで頂ければ幸いです。