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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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149ラード王国の政策とブチキレたリーフ

「しかし…これで、褒賞金は倍額になったわけですね…」


「そうね。単に税金で引かれてた分が無くなるだけで、2倍って凄いわよね…」

因みに、1頭あたり、ゴブリンは800ラード、コボルトは2000ラード、オークは4000ラードになったわけだ。


「でも、大きな声では言えませんし、冒険者にとっては良い事だらけなんですが…この税金分って、本来、存在しない経費ですよね?」

さやかさんと顔を寄せあって話をする。


「どういう意味?」

ふわりと素敵な香りが鼻腔をくすぐる。


「簡単に言うと、ラード王国が負担して褒賞金が支払われますが、ギルドからその税金分って払われてるんですか?」


「え?えぇ。ただし、実際の貨幣で支払うのは大変だからと…計算上の支払いですね…結局税金として国庫に納められますから」

ふむ。


「そして、ギルドには税金分を含めた額で計算された何らかの報酬が支払われてますよね?」


「え?ええ…何でわかるのよ?」

まぁ、ありがたい話なのでね…


「構造的に国は冒険者とギルドに優遇措置をとっているなぁって話ですよ…」


「税金分が元々10割もあるのに?」

そこは勘違いだね…


「普通、税金って支払われた報酬から差っ引かれるのが普通なんですよね」


「支払われる前に差っ引かれてるじゃない」

そう見えるね。


「そういうことになってますね…でもさ、その事を知ってる冒険者ってどれ位います?」


「ラードではほとんど居ないかな…みんなランクE以下ばかりだもの…」

だよね…


「つまり、税金の事を知らずに過ごす。しかも、税金がひかれた後の褒賞金の額自体も、かなり優遇されてて、頑張ればかなり楽に生活が成り立つ額になってる…つまり、税率100%というのは方便で、ランクCからは補助金が入るって考えるとわかるかな?」


「なんのメリットが……あぁ高レベルの冒険者を引き留めるためね…」

そうだね…


「しかも、ギルドにも、報酬を多く渡して組織強化も図れるますしね。後は一般人の白い目回避の効果もあるかな…例えば一般人が素行の良くない冒険者の話で怒鳴り込んできたとしても、これ位の税金をはらってますよって逃げれますよね」


「まぁ、そうかもしれないけど、犯罪を起こすような奴をかばう価値はないと思うわ」

そりゃね。


「あくまで素行不良程度まででしょうね…僕もかばう価値があるとも思えませんし…」


「でも、いきなり何?この話の終着点は何処かしら?」


「いつから、こういう状態なのかは知りませんが…ラードという国は、構造的に変えよう又は変わろうとしてたみたいです。それについて話したいだけですよ」


「構造的?随分大きいこというのね…」

単に仕組みの話だから大したことではないな…


「つまり、この政策の意味するところは、騎士団に代わる強力な戦力の確保と、その安定的な維持を希望してるはずですね…」


「それは、瑞木くんにとっては、どう影響するの?」

渡りに船かな…


「僕もこのままラードに居つきたいので、この話はプラスなんです。しかし、結局のところ、ラードでは変化が起きてないんですよ」


「つまり?」

簡単さ…


「高レベルの冒険者が全く居ついてませんよね?いつからこの優遇措置があるか調べてもらえませんか?」


「そうよね…ちょっと待って……始まったのは…20年も前だわ!!」

やっぱな…


「と、言うことは…原因は3つかな、宣伝不足と需要の不一致と高レベル化への条件が厳しいんでしょうね」


「でも…宣伝は…ランクDに到達してからっていう決まりがあるのよ?」

予想通りかぁ…


「わかりますよ…ギルド側で制限する話ではないですから…国側からの指示でしょう?予想してました。つまり、国の運用が下手何ですよ」


「うん、その通りね…他の2つはどういう意味?」

貴女は悪くない…


「そもそも、宣伝を国内外にしっかりして、冒険者を募れば良いんですよ!!他の国にもいるんだから!それをラード生え抜きでやろうとするからそうなるんです。そんなことは人材が増えてから考えれば良い事なんですよ!!」


「瑞木くん、いきなり怒ってどうしたの?……えっと、いやね、あまりそういう姿を見ないから…」

結構、言いたいこと言ってるけどね…


「失われた人の命を考えると…どうしても力が入っちゃいますね…」


「そういう事……気にしないで…」

ありがとう。


「因みに需要の不一致ですが…さやかさんがラードでランクAになったとして、何がしたかったですか?」


「私?私はそうねぇ…お金を貯めて、ずっと遠く、見た事もない何処かへ冒険に行きたいなぁ…」

行きたいか…

ありがたいね…


「そう!!若い普通の冒険者なら、冒険に旅立ちたいんですよ!!そんな人達に優遇措置を説いたところで、居着かないですよね?募集するなら中堅でくたびれた人達に老後の生活の安定を提供する勢いでなきゃ!!」


「えっと…数少ない居着いてくれた人は全否定なの?貴方を含めて?」

ふぅ…


「僕は特殊事例ですから…熱くなってしまい、お見苦しいところを見せてしまいましたね…余りにも国の担当者がアホに思えてきましたから…」


「そうねぇ。確かにやるなら瑞木くんが言った方向なら頷けるけど、やってないからこそ現状があるんでしょうね…」

そうですよ…


「何も考えずに仕事をしてやがる!!ふぅ、因みにうちの面子全員にランクの効力がありますよね?」


「えっ?あぁ…大丈夫よ?仲良くラードを救う会に所属する限りは…だけどね…パーティーを抜ける場合はそのランクに相応しいかテストがあるのよ…具体的には討伐なんだけど…ランクPのテスト討伐なんてラードじゃ無理だから…他の町に行くしかないわね…」

まぁ妥当か…


「テストを受けない場合は?」


「その場合はランクを2つ下げて貰うわね…とは言っても、貴方達はランクPだからランクS+からスタートになるわ」

それでも十分に破格だね…

良かった上げといて…


「じゃあ…」「美孝さん!!いつまで、内緒話を続けるおつもりですか?ここにいる全員が内容を把握してますので…別に良いですが!!さやかさんに近付きすぎです!!いい加減にして下さい!私、切なくなってきました…」

リーフさんが泣きそうだ…

話の内容がわかったのは、範囲観測の効果か!


「今切り上げるところだったんですよ。リーフさん、ごめんなさい」


「許しません!責任をとって貰います!!」

と言いながら、上半身の鎧を外すと、僕を背中側から抱き締める…


「えっと…リーフさん?」

丸いのが両肩に乗ったまま、耳に向かって押し潰されてますよ?

胸で挟まれて変顔になってるよね、これ!


「この状態で、査定は受けますので…悪しからず!!」

さやかさんへの宣言だった…

僕が止めて欲しいんですが…


瑞木美孝18才

レベル247(87)

体力値38万(860)=3億

魔力値38万(860)=3億

力38万(860)=3億

知力38万(860)=3億

俊敏さ38万(860)=3億

器用さ38万(860)=3億

幸運値38万(860)=3億

魅力380万(860)=32億

風5万(860)=4210万

水4万(860)=3560万

火3万(860)=2560万

土4万(860)=3640万

光2万(860)=1880万

称号

貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人、探求者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法心酔級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風・火魔法・馬術初級

武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(1268)さやか(2226)恵美(2694)武司(670)玲子(55)朱音(4397)メルー(1321)道緒(899)直(1180)メアリー(1007)燕(921)レモン(932)流々(960)里乃(1063)リーフ(7058)奈美枝(203)御影(1633)ユリア(1211)枩李花(1006)霞(1113)他42名(平均902)

天河(1023)春臣(1272)君里(906)秋虎(923)アーサー(403)太陽(79)七海(71)エース(947)他23名平均(740)

精霊:風(22,7)水(21,4)火(13,9)土(23,5)光(9,6)闇(15,3)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他42人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

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楽しんで頂ければ幸いです。

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