146オーク10種とコボルト22種
「というわけで、メルーさん、御影を逃がさないで下さいね。恵美さんと綱芳さんは玲子さんとサリーさんのエピソードを話してください。知ってる限りで結構です」
「それって、過去の笑い話を兄貴としてればいいの?」
そうですね…
「えぇ、ただし玲子さんとサリーさんとの話に限っといてくださいね」
「私も話に加わっていいんですよね?」
メルーさん、勿論です。
「メルーさんは綱芳さんとの交流を深めて頂ければそれでいいので、勿論です。ただし、その御影の手は握っていて、逃がさないで下さいね」
「わかりました。でも、何の意味があるんですか?」
うん。
「あぁ。お仕置きなんです。御影への。因みに御影は会話への参加は禁止ね。聞くことに集中すること!!わかったな?」
「私の会話を止めるなど…笑止です。完膚なきまでに蹂躙し話の腰をぶち折りましょう…」
それじゃあ、仕置きにならねえなぁ…
「そっかぁ…大人しくする気がないかぁ…じゃあ、しょうがないなぁ。ホントはこんなことをしたい訳じゃないんだがなぁ…」
「なんですか…そのわざとらしい前振り…凄く嬉しそうに笑って…何する気ですか?痛いのは嫌ですよ!?」
安心していい…
痛くはないからな…
「大丈夫。痛くはない。水の精霊よ…御影の声を奪ってくれ…」
「えっ!!…!…!!」
水の精霊が現れて、御影の口元に水をまとわり着かせていく。
口の中に入り込むと、喉から口に向かって吹き出してくる空気を、強固に押し留める。
従って全ての空気は鼻から抜けて、言葉は意味をなさない。
「ありがとな、水の精霊よ。解除するまでよろしくな。御影…苦しくも痛くもないだろ?君は今から大人しく聞いてなかった場合に、お仕置きが第2段階に移ることを自覚するべきだよ」
「んー。瑞木ー、また後でねー」
ん。
「ふー、ふー。ふー」
諦めたらしい…
「さて、ちと、狩りに行くかな…みんな、3分ほど待っててね?」
「瑞木さん…やっぱり連れていっては頂けませんか?」
リーフさん…
「さっきも伝えましたよね?僕は今から人智を超えた速度で狩りに行きますから、着いてくるのは無理ですし、下手に高速で動けるうちの面子が狩り場にいたら危ないんですよ」
「残念です…いつも一緒に居たいと思っていたのに…」
だから…
すぐ帰ってきますよ?
「大丈夫です。もう積み込みも終わったのですから、待たせたくないんで、すぐ帰ってきますから!!」
そう、既にゴブリンの積み込みは済ませた。
後はここに、足すべきものを足すだけだ!!
すっかり忘れていた件を併せて片付けとこう。
「はいっ!!」
可愛く返事してもダメです。
連れていけません!!
「じゃ、行ってきますよ!!セーフ!!索敵結果を教えてよ!」
「うん、結構まばらだよ…取り敢えず塔の位置を伝えるから、そこで探しておくれ…」
ふむ、なら逆に好都合か…
「了解…後から来るかい?」
「残念だが止めとくよ…空を飛んでも追い付けやしないからね!!気を付けて行ってきな…」
まぁね。
「すぐ戻る…」
言いながら…
大地を蹴り、北西へと移動を開始する…
常時、大地の精霊に足元に発射台を形成し、使用後に分解するという、面倒臭い方法によって、1蹴り毎に加速を手に入れている。
進行方向の確認は、範囲観測上級で行っている。
そう、真面目に使い始めたら、すぐに昇格し、観測出来る範囲も飛躍的に上昇した。
とは言っても、約1キロの半円だから、1蹴りで進む距離よりも、少し短いので、全然気を抜けないし、進行方向の木を避けるための微調整に、風の精霊の力を借りている。
「いたな!」
10秒ほどかかって、オークの塔に到着して、範囲を確認すると、オークロードばかりがいる…
進行方向にいる個体の首をかき切って、絶命させた。
命の火が消えたオークロードを収納に入れ込む。
「後、9種…」
ポーン、【範囲観測信頼級】を獲得。
このタイミングで、か…
如何に、今まで真面目に範囲観測を使ってなかったことがわかるなぁ…
一気に観測範囲が広がった…
ラード王国全体を余裕でカバー出来る広さがすっぽりと範囲観測の中に入り込んだ…
「はぁ…これをもっと早く手に入れてたら…色々わかってたことも多かったのになぁ…」
残りの、ジャイアント、キマイラ、ウッド、属性6種の居場所が手に取るように把握できた。
「ほぼ一直線に進めば、コンプリート出来そうだな…微調整すれば問題ないな…後は、収納だが…再度戻ってくれば、収納しながらここまで来れるな…」
独り言で状況を整理して、狩りの再開だ。
最大加速で、獲物の脇を通り抜けながら、首を切りながら突き進む…
頭を拾うのは面倒なので、頸動脈と気管まで達する傷を与えて、首をへし折って頸動脈から血を吹き出すように調整してやる。
9種、9頭が噴水のように血を吹き上げて、瞳から光を失ったのを観測してから、収納しつつ塔まで帰りついた。
「まぁ、ここからすぐにコボルトの塔に向かうんだけどね」
さっさと動かないと、気付き始めたオークロードに囲まれるしね…
コボルト22種を狩り獲れるルートを考えてと…
さあ、狩りの再開だ!!
わざわざ往復するのが、面倒なので首をかき切りながら、抱えつつ走ってみたんだけど…
酷いことになったわけですよ…
走ってきた道筋に血は飛び散って、赤い軌跡を描いてるし…
ジャイアントを引きずり始めた辺りから、木の枝とか、へし折りながら走ってるし、コボルトロードを倒した時には、暴れられちゃって…
血が随分かかった…
「ふぅ…取り敢えず収納して、と…水の精霊よ…清らかなる水で洗っておくれ」
血の汚れは早く落とさないと取れないからねぇ…
集まってきたコボルトロードをさばきながらの、行水は面倒臭いので、近寄ってきた奴は、すべからく命を奪っておく…
「6頭か…結構狩っちゃったな…まぁ良いか。帰ろう…」
収納して拠点に帰る…
「ただいま…風と大地の精霊、ありがとな」
2分で、終わったね。
「お帰りなさい…本当に速いんですね…私に追い付ける日が来るのでしょうか?」
リーフさん…
何忘れてるのかなぁ…
「あのね、リーフさんは、僕の9割の力を手に入れる予定ですよね?忘れないで下さいよ!!」
「そうですよね…明日の夜以降は…ご一緒出来ますものね!!やったー」
可愛らしい躍りが始まった。
…この躍りが見れただけで、まぁ許せるかな…
瑞木美孝18才
レベル247(87)
体力値38万(860)=3億
魔力値38万(860)=3億
力38万(860)=3億
知力38万(860)=3億
俊敏さ38万(860)=3億
器用さ38万(860)=3億
幸運値38万(860)=3億
魅力380万(860)=32億
風5万(860)=4210万
水4万(860)=3560万
火3万(860)=2560万
土4万(860)=3640万
光2万(860)=1880万
称号
貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
精霊魔法心酔級
範囲観測信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化中級
回復・催眠・風・火魔法・馬術初級
武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(1268)さやか(1984)恵美(2694)武司(520)玲子(55)朱音(4397)メルー(1321)道緒(899)直(1180)メアリー(1007)燕(921)レモン(932)流々(960)里乃(1063)リーフ(6798)奈美枝(203)御影(1633)ユリア(1211)枩李花(1006)霞(1113)他42名(平均889)
天河(1023)春臣(1272)君里(906)秋虎(923)アーサー(403)太陽(79)七海(71)エース(947)他23名平均(740)
精霊:風(22,7)水(20,9)火(13,9)土(23,5)光(9,6)闇(15,3)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他42人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人
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